トヨタ シエンタのおすすめのグレードと装備の違いを比較

トヨタ シエンタ・シエンタハイブリッドのおすすめのグレードやオプション、装備の違いについて詳しくお伝えします。

実燃費や維持費の部分にも触れていますので、参考にしてみてください。

【この記事を書いた人】

キノさん
車のリセール・コスパを調べるのが趣味。買取の経験値から最もお得でおすすめなグレードを紹介します。

ーこんな人にお勧めです👍ー

 シエンタの購入を検討している

 ガソリン・ハイブリッドどちらを選ぶべき?

 必要な装備やオプションについて知りたい

①おすすめのグレードは”G” or “Gグランパー”
②筆者はハイブリッドよりガソリンがおすすめ

最後まで読んでいってください!(^o^)/

シエンタのグレード一覧

シエンタ:Gクエロ

シエンタのグレードは、基本的には3種類(X、G、Gクエロ)に特別仕様車の「Gグランパー」「Gセーフティエディション」を加えた5種類、全て1500ccのCVTです。

5人乗りと7人乗り(4WDは6人乗り)、ガソリンモデルとハイブリッドモデルにそれぞれ分かれます。

キノさん
シエンタでは5人乗りを「ファンベース」と言います!
メインとなる2WDについて具体的に見ていきます。

ガソリンモデル

ガソリンモデルの燃費(WLTCモード)や価格を紹介します。

グレード排気量・燃費(WLTC)価格
ファンベースX1500cc・17.0km/l1,809,500円
ファンベースG1500cc・17.0km/l2,057,000円
ファンベースGグランパー1500cc・17.0km/l2,028,400円
ファンベースGセーフティエディション1500cc・17.0km/l2,1153,00円
ファンベースGクエロ1500cc・17.0km/l2,173,000円
X(7人乗り)1500cc・17.0km/l1,850,200円
G(7人乗り)1500cc・17.0km/l2,098,000円
Gグランパー(7人乗り)1500cc・17.0km/l2,069,100円
Gセーフティエディション(7人乗り)1500cc・17.0km/l2,156,000円
Gクエロ(7人乗り)1500cc・17.0km/l2,214,000円
キノさん
7人乗りの方が少し高い!

ハイブリッドモデル

ハイブリッドモデルの燃費(WLTCモード)や価格を紹介します。

グレード排気量・燃費(WLTC)価格
ファンベースX1500cc・22.8km/l2,227,500円
ファンベースG1500cc・22.8km/l2,423,000円
ファンベースGグランパー1500cc・22.8km/l2,394,700円
ファンベースGセーフティエディション1500cc・22.8km/l2,481,600円
ファンベースGクエロ1500cc・22.8km/l2,539,000円
X(7人乗り)1500cc・22.8km/l2,268,200円
G(7人乗り)1500cc・22.8km/l2,464,000円
Gグランパー(7人乗り)1500cc・22.8km/l2,435,400円
Gセーフティエディション(7人乗り)1500cc・22.8km/l2,522,300円
Gクエロ(7人乗り)1500cc・22.8km/l2,580,000円
ガソリン(2WD):181万円〜221万円
ハイブリッド(2WD):223万円〜258万円
キノさん
シエンタはお手頃価格なミニバン

グレード毎の装備の違い

次にグレード毎の装備について見ていきます。

グレードは基本グレードである「X」「G」「Gグランパー」「Gセーフティエディション」「Gクエロ」の順で紹介します。

X

シエンタの中で最もベーシックなグレード。

【主な装備】

  • パワースライドドア(助手席側)
  • ハロゲンヘッドランプ
  • 15インチホイールキャップ
  • アナログメーター/モノクロドライブモニター
  • ウレタン製ステアリングホイール/ウレタン製シフトノブ
  • マニュアルエアコン
  • リモコンキー/イモビライザー
主要なオプション装備
・セーフティセンス(衝突回避支援パッケージ)(75,000円)
・インテリジェントクリアランスソナー付(101,000円)
・LEDランプパッケージ(108,000円)
・2トーン仕様(50,000円〜70,000円)
・パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ(53,000円)
・ナビレディパッケージ(33,000円)
・15インチアルミホイールタイヤ(50,000円)
・スマートエントリー/プッシュスタートシステム/電動オート格納ドアミラー(37,000円)

最も簡素な仕様。マニュアルエアコンというのが象徴的。

G

Xの一つ上のグレード。(価格は+247,000円。HVは+195,000円)

【主な装備・Xに赤字の装備が追加・変更】

  • セーフティセンス(衝突回避支援パッケージ)/先行車発信告知機能
  • パワースライドドア(運転席側/助手席側)
  • LEDヘッドランプ
  • ボディ同色ドアミラー(電動オート格納機能)
  • オプティトロンメーター(自発光式アナログメーター)/TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ
  • サテンメッキ加飾付革巻きステアリングホイール/ステアリングスイッチ
  • 革巻きシフトノブ/オートエアコン
  • スマートエントリー/プッシュスタートシステム
主要なオプション装備
・LEDランプパッケージ(48,000円)
・2トーン仕様(50,000円~70,000円)
・パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ(53,000円)
・ナビレディパッケージ(33,000円)
・インテリジェントクリアランスソナー(26,000円)
・16インチアルミホイール(76,000円)
・15インチアルミホイール(50,000円)
・シートヒーター/ステアリングヒーター(39,000円)
価格は上がりますが、装備がかなり充実!
キノさん
ミニバンには両側パワースライドドアがおすすめ

Gグランパー

Gの兄弟グレードになります。(価格はGー30,000円、HVは)

【主な装備・Gに赤字の装備が追加・変更】

  • バンパー開口部一体型漆黒メッキ加飾付台形フロントグリル
  • ブラックドアミラー/ブラックアウトサイドドアハンドル
  • ブラック塗装フルホイールキャップ
  • コハク/霜降りグレーツートンファブリックシート
主要なオプション装備
・LEDランプパッケージ(48,000円)
・2トーン仕様(50,000円~70,000円)
・パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ(53,000円)
・ナビレディパッケージ(33,000円)
・インテリジェントクリアランスソナー(26,000円)
・16インチアルミホイール(76,000円)
・15インチアルミホイール(50,000円)
・シートヒーター/ステアリングヒーター(39,000円)

重要な部分はGとほぼ変わらず。

Gよりも安いので、若干お得なグレード。

Gセーフティエディション

Gの兄弟グレードになります。(価格はG+58,300円)

【主な装備・Gに赤字の装備が追加・変更】

  • インテリジェントクリアランスソナー
  • ボディ同色ヒータードアミラー
  • ステアリングヒーター
  • シートヒーター(運転席/助手席)
  • 6スピーカー/パノラミックビューモニター
主要なオプション装備
・LEDランプパッケージ(48,000円)
・16インチアルミホイール(76,000円)
・15インチアルミホイール(50,000円)
・SRSエアバッグ(サイド/カーテン)(45,000円)

Gグレードに安全装備が追加されます。

差額が58,300円しかない点から、お得なグレードだと言えます。

Gクエロ

シエンタの最上級グレード。(価格はG+116,000円)

【主な装備・Gに赤字の装備が追加・変更】

  • インテリジェントクリアランスソナー
  • オートレベリング機能付きオートライト
  • LEDフロントフォグランプ
  • ブラック塗装フルホイールキャップ
  • ブラック合皮/ブラウンスエード調コンビシート
  • 6スピーカー
主要なオプション装備
・2トーン仕様(50,000円~70,000円)
・パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ(47,000円)
・ナビレディパッケージ(27,000円)
・インテリジェントクリアランスソナー(26,000円)
・16インチアルミホイール(71,000円)
・15インチアルミホイール(45,000円)
・シートヒーター/ステアリングヒーター(39,000円)
・寒冷地仕様(21,000円)
大きなところでは、シートが合皮とのコンビシートになります。
最上級グレードでもアルミホイールが標準装備されないのがシエンタの特徴です。

ファンベースもHVも同じ

ファンベース(5人乗り仕様)とハイブリッドでも、

X→G→Gクエロとグレードアップしていきますが、基本的な装備の変化は同じです。

主要なオプション

シエンタの主要なオプションについて紹介します。

衝突回避支援パッケージ

X+75,000円
G標準装備
Gグランパー標準装備
Gセーフティエディション標準装備
Gクエロ標準装備

これはトヨタセーフティセンスの、

  • プリクラッシュセーフティシステム(レーザーレーダー+単眼カメラ方式)
  • レーンディパーチャーアラート(車線逸脱警報)
  • オートマチックハイビーム

の3点パッケージのことです。

最低限の安全装備なので必ずあった方が良いと言えます。

インテリジェントクリアランスソナー

X+26,000円
G+26,000円
Gグランパー+26,000円
Gセーフティエディション標準装備
Gクエロ標準装備

インテリジェントクリアランスソナー

クリアランスソナーの警報音にブレーキ機能が備わったもの。

普通はコーナーセンサーやクリアランスソナーで危険を回避できる人が殆どですが、ブレーキもかかると更に安心。

おすすめのオプション/装備

押さえておきたい装備について。

  1. 両側パワースライドドア
  2. ナビ
  3. アルミホイール

①両側パワースライドドア

ミニバンでは鉄板の必需装備。これがないとリセールが厳しい。

実際に仕様頻度も高く便利なので、ケチらずつけましょう。

G以上には標準装備となりますが、Xを選択する場合はオプションでつけるべし。

②ナビ

シエンタにはディスプレイオーディオ対応車種ではない為、ナビをつけないと不格好になります。

ディーラーオプションでは7インチと9インチが選択できますが、社外のナビでも差し支えないでしょう。

シエンタのナビを考える場合、純正かどうかではなく実用性が高いかで判断することが重要です。

純正9インチナビ
トヨタ純正9インチナビ
トヨタ純正7インチナビ

③アルミホイール(15/16インチ)

1番上のGクエロでもホイールキャップのシエンタ。

アルミホイールは見た目も格好よくなる上、リセールにも影響するので、あまり損をしないオプションです。

細かいオプションや安全装備を強化するよりも、アルミで目立たせる方が中古車となった時に評価されやすいと言えます。

もちろん最低限の安全装備は必須。

ガソリンとハイブリッド

ここからは、シエンタを選ぶならガソリンモデルが良いのかハイブリッドモデルが良いのかについて考えてみたいと思います。

先に結論を言うと”ガソリンモデル”の方が良いと感じました。

以下で細かく理由を説明します。

燃費の差(ガソリン代)

ガソリンとハイブリッドでは燃費の差が生じるのでガソリン代が変わります。

WLTCモードにおけるカタログ燃費の比較では、ガソリンとハイブリッドの差は約5.8km/l

8月25日現在の全国のガソリン代平均価格は128円/Lなので、年間10,000kmを走行した場合の燃料代の差は下記となります。

ガソリン75,294円/年
ハイブリッド56,140円/年
19,154円/年
ガソリン代の差
1年:19,154円 3年:57,462円
5年:95,770円 7年:134,078円
キノさん
ガソリンでも燃費が良い方(17km/l)なのであまり差が出ませんでした。

減税の差

次にハイブリッドモデルはガソリンモデルに比べ受けられる減税額が大きくなります。

【グレード:Gの場合】

ガソリンハイブリッド
環境性能割34,300円減税60,400円減税
エコカー減税(重量税)5,700円減税22,500円減税
グリーン化特例(自動車税)なし22,500円減税

合計した差額である、65,400円がハイブリッドがガソリンよりも受けられる減税額になります。

参考:シエンタ エコカー対象グレード

シエンタはエコカー対象車です。対象グレードと免税・減税で優遇される金額をご覧いただけます。…

リセールバリューの差

シエンタのリセールバリューについては、『シエンタのリセールバリューと下取り・買取相場をグレード別に解説』に詳しく記載しています。

結論から言うと、ガソリンの方が少しリセールバリューは高いです。

ただしその差は2~3%の為、200万円の新車価格で4万円~6万円、300万円で6万円~9万円とそこまで大きくはありません。

しかし確実に少しガソリンの方がリセールが高いということは事実です。

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シエンタのリセールバリューと下取り・買取相場をグレード別に解説

結論:ガソリンで十分!

7年間乗ると仮定した場合の、ガソリン代と減税差額を合計すると、

134,078円(ガソリン代)+65,400円(減税)=199,478円

約20万円はハイブリッドモデルを買っても後々返ってくる金額ということです。

勿論年間1万km走行、7年間使用で仮定しているので走行距離と使用年数によって数値は変わります。

車両本体のガソリンとハイブリッドの価格差は、366,000円(グレード:G)なので、

差し引くと166,000円が単純なガソリンとハイブリッドの差額となります。

ここに「リセールバリュー」、「静音性」、「モーターの動力性能」を加えて総合的に考えた結果私は、

”ハイブリッドは割高!ガソリンで十分!”という結論を出しました。

キノさん
とはいえ最終的には試乗して五感で感じてくださいね。

5人乗りと7人乗り

全車種共通で言えますが、5人乗りと7人乗りが選択できる場合は7人乗りが絶対的にオススメです。

余程高ければ考える必要がありますが、シートは倒しておけば荷室は広くなるので問題ありません。

リセールや中古車輸出においても7人乗りの方が人気なので、悩むぐらいなら7人乗りを買ってください。

2WDと4WD

基本的にはファミリーカーですので2WDモデルがメインとして売れる車種です。

雪道での使用や、悪路で使う事が特段に多いということでなければ2WDで問題ありません。

おすすめのグレードとポイント

これまでで、「ガソリン」「7人乗り」「2WD」がオススメということについて説明しました。

最後にグレードの価格差と装備の違いをもう一度整理します。

グレード価格装備
X185万円片側パワースライドドア、マニュアルエアコン、ウレタン製ステア他
▼+25万円
G210万円両側パワースライドドア、LEDヘッドランプ、オートエアコン 他
▼ー3万円
Gグランパー207万円ブラックドアミラー、ブラックホイールキャップ 他
▼+9万円
Gセーフティエディション216万円インテリジェントクリアランスソナー、ステアヒーター 他
▼+5万円
Gクエロ221万円インテリジェントクリアランスソナー、合皮コンビシート 他

※下4桁四捨五入

おすすめは「GまたはGグランパー」

おすすめのグレードは、「G」又は「Gグランパー」です。

理由は、価格と装備のバランスが最も良い為です。

余力あるならアルミホイールをオプションでつけましょう。

ナビも勿論何かあった方が良いです。

最もおすすめなグレードは「G又はGグランパー」
以下ポイントです。

①アルミホイールとナビはつけた方が良い

安全装備はトヨタセーフティセンスがついているので最低限は揃っています。

安全装備を追加するよりも、ナビとアルミホイールをつける方が得策です。

②後席ディスプレイもおすすめオプション

後席ディスプレイ

ミニバンの為、後席ディスプレイも人気のオプションです。

リセールにも多少プラスに影響します。

③おすすめの色

『シエンタのリセールバリュー』でも触れていますが、最もリセールが高くなりそうな色はパールホワイト、最も評価が低そうな色は赤です。

その他黒も人気で、普通色の中では茶色も人気です。

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まとめ

今回の結果から最もお勧めなグレード・仕様は、

ガソリンモデル・2WDのG又はGグランパー+アルミホイール
となりました。
是非シエンタ購入の参考にしてみてください。
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