「フェラーリのリセールってどうなの!?」
結構謎に包まれてますよね。
今回はこの知られざる高級車についての記事です。
どうも、リセールマニアの@キノサンです。
今回はフェラーリのリセールについて、オークション相場を元に詳しくお伝えします。
各モデルのリセール(残価率)や、コスパの良いモデル、仕様などがわかると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
【結論】フェラーリのリセール
まずは結論からいきます。
フェラーリのリセールはモデル次第ではかなり高く、必要なオプションは不明、売却難易度は比較的イージーです。
リセール | オプション | 売却難易度 |
○モデル次第 | ー不明 | ◎簡単 |
順に解説します。
【リセール:○】
後で出てきますが、10年落ちでも走行距離が少なければ新車価格同等の価値が残るモデルもあります。
インフレの影響もありますが、10年落ちでリセール100%弱というのはかなり希少な部類です。
しかし当然その逆もあるので、モデルや仕様を理解しておくことが重要でしょう。
1番のポイントはなんといっても走行距離、少なければ少ない程大きなメリットがあります。
そして基本はディーラーレフト(ディーラー車の左ハンドル)、セミオートマよりミッションの方が価値の高くなります。
逆に並行輸入車はディーラー車に比べるとリセールは低くなるので、購入時は注意しましょう。
【オプション:ー】
リセールに影響するオプション等はない、というかわかりません。
【売却難易度:◎】
何年落ちで売却するのが良いなどの、リセールを左右する売却タイミングはありません。
車のスペック次第で価値が決まります。
モデル別のリセール
次にモデル別のリセールバリューを紹介します。
812 Superfast(2018~現在)
現在新車で発売しているモデルで紹介できるのはこの「812 Superfast」のみ。(その他のモデルはオークションデータがありません)
800cvという大出力を発揮する812 Superfastは、ロードカーとして市場最速かつ最もパワフルなフェラーリになります。
フロントエンジンとリアに搭載したトランスミッションを繋ぐ高度に進化したトランスアクスル・アーキテクチャを採用しています。
新車価格:4128万円 | |
年式 走行距離 | 買取値幅 残価率 |
2018~2020年 0~0,4万km | 3500~4000万円 85%~97% |
走行距離4,000kmまでということですが、3年落ちでも新車価格の9割近くのリセールがあります。
ちなみにオープンタイプの「812GTS」が2019年より発売(4523万円)されていますが、そちらのデータは今のところありません。
カリフォルニア(2009~2012)
ここからは中古モデルの紹介です。
カリフォルニアはV8エンジンを搭載したグランツーリスモ。
リトラクタブル・ハードトップ(RHT)で4名乗車が可能な仕様です。
新車価格:2360万円 | |
年式 走行距離 | 買取値幅 残価率 |
2009~2012年 0.4~4.0万km | 1000~1200万円 42~51% |
カリフォルニアシリーズはそこまでリセールが高くありません。
走行距離が少なくてもせいぜい新車価格の半値といったところになります。
カリフォルニア30(2012~2014)
カリフォルニア30はカリフォルニアの後継モデル。
30は30馬力増加したことに由来しています。
新車価格:2458万円 | |
年式 走行距離 | 買取値幅 残価率 |
2012~2013年 1.3~5.1万km | 950~1250万円 39~51% |
こちらもリセールはそんなに高くなく。
カリフォルニアとそれほど大きくは変わりません。
カリフォルニアT(2014~2017)
カリフォルニアモデルの最終系がカリフォルニアT。
新型V8エンジンが搭載され、最高出力は560cv。
新車価格:2450万円 | |
年式 走行距離 | 買取値幅 残価率 |
2014~2017年 0.5~3.8万km | 1400~2000万円 57~82% |
これまでのカリフォルニアモデルの中では1番のリセールがあります。
色はシロが人気で、1万km以下はかなりリセールが高くなります。
F355(1994~1999)
ここからはV8エンジンをリアミッドシップマウントモデルの紹介です。
初代は308から始まり、328、348と来ますが、データがあるのが4代目のF355からになります。
355のネーミングは3.5Lの5バルブから。
クーペモデルのベルリネッタとオープンモデルのスパイダーがあります。
モデル | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 残価率 |
ベルリネッタ(F6) | 1680万円 2.4~4.6万km 4件 | 1500~1900万円 89~113% |
スパイダー | 1810万円 | データなし |
355は6速マニュアルミッションの「F355」とステアリングレバーによってシフトアップダウンを行うオートマチック6速の「355F1」があります。
リセール面でいうと圧倒的に6速マニュアルが有利。
ここから考えると、古いモデルになるにつれ価値は高いでしょう。
355F1は並行輸入車も多く、並行車はディーラー車に比べリセールが大きく下がります。
スパイダーは並行車しかデータがなかった為記載していませんが、ディーラー車で走行距離の少ない場合はかなり期待ができるでしょう。
360(1999~2005)
F355の後継モデルがこの360。
360はそのまま3.6Lを意味しています。
355と同じくモデナは6速トランスミッション、F1はステアリングのセミオートマチック6速になります。
モデル | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 残価率 |
モデナ | 17,587,500円 1.9~6.8万km 3件 | 800~1430万円 45~81% |
モデナF1 | 18,847,500円 1.8~7.5万km 11件 | 500~800万円 27~42% |
スパイダー | 19,740,000円 3.6~4.8万km 2件 | 1000~1300万円 51~66% |
スパイダーF1 | 21,000,000円 1.2~4.1万km 3件 | 660~700万円 31~33% |
355と傾向は同じです。
F1(セミオートマ)が俄然リセールが低く、6速マニュアルの走行距離が短い車両はかなり高いリセールが残っています。
走行距離が3万kmまでであれば、1000後半は狙えるでしょう。
ちなみにこの360モデナはフェラーリ史上最大の売れ行きを記録したそうだとか。
F430(2005~2010)
360の後継がF430。
市販車として世界で初めてエレクトロニック・ディファレンシャルとステアリングの走行モード選択スイッチ、マネッティーノが採用されたそう。(わからん)
とにかく速そうですね。
モデル | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 残価率 |
F1 | 25,470,000円 0.7~4.5万km 14件 | 900~1400万円 35~55% |
スパイダーF1 | 27,550,000円 1.9~4.7万km 10件 | 900~1350万円 33~49% |
セミオートマのF1しかオークション出品がなく、6速ミッションのリセールがわかりませんでした。
しかしこれまでの傾向からいくと、6速ミッションであればかなりのリセールが期待できます。
458イタリア(2010~2016)
F430の後継にあたるのがこの458イタリア。
458とは4.5LのV8エンジンが由来。
ミッドシップの2シーターベルリネッタ(クーペ)とスパイダー(オープン)を展開。
モデル | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 残価率 |
F1 | 29,200,000円 0.8~4.2万km 6件 | 1550~2400万円 53~82% |
スパイダー | 31,500,000円 1.0~3.3万km 9件 | 1900~3100万円 60~98% |
458は走行距離が少なく保てていれば、かなりリセールの高いモデルです。
言っても10年近く前のモデルになるので、ここまでのリセールが出るのはかなり貴重なモデルであることを表しています。
488(2015~2019)
458の後継となるのが488GTB。
これまでがNAだったことに対し、このモデルはV8ターボエンジンになっています。
これまで同様クーペとスパイダー(オープン)があります。
モデル | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 残価率 |
488GTB | 31,500,000円 0.6~3.0万km 3件 | 2300~2500万円 73~79% |
488スパイダー | 35,500,000円 0.4~1.9万km 13件 | 2700~3300万円 76~93% |
特にスパイダーの方が距離が少ない場合はリセールが高いです。
F8(2019~現在)
まとめ
以上、フェラーリのリセールバリューについてわかるところを紹介しました。
フロントミッドシップエンジン・4人乗りのカリフォルニア、V8ミッドシップのクーペ・オープンシリーズが主な内容となってしまいましたが。
他にもミッドフロントエンジンや4輪駆動×4人乗りなど色んなモデルがありますが、今回は省略させて頂きます。
知りたい方がいましたらコメント欄に書いておいてください。(わかれば返信しておきます)
〈お知らせ〉
当サイトは情報発信がメインですが、乗換えや購入・売却に関するご相談も承ります。
「次の車の車種や装備についての相談」
「今の車の買取相場や手放すタイミング」
など基本的に何を聞いて頂いても大丈夫です。
車の知識はリターンも大きいので費用対効果は高いと思います。ぜひご検討ください。
※お届け日数は質問内容によります。初回の質問に対する回答は最短12時間以内〜最長2日の予定です。※お急ぎの方は事前にダイ…
本記事は以上となります。
最後までお読み頂きありがとうございました。