絶対的にコスパが良いSUV車4選【買取店の中の人が解説します】

SUVの車は全般的にコスパが良い(売る時に高い)と聞いたことがある方は多いと思いますが、
じゃあ具体的にはどう良いのか知っている方は少ないのではないでしょうか。

本記事ではSUV車の中から筆者が絶対的におすすめするコスパが良いSUV車両の、予想買取価格や燃費から最もコスパが良いと思われるSUV車を紹介していきます。

またそれぞれの車種におけるコスパが良い仕様や特徴、ポイントなども押さえていきますので、次の車にSUVを考えられている方は是非参考にしてみてくだい。

本記事では、下記の内容を解説します。

本記事の内容

  1. トヨタ ランドクルーザープラド
  2. トヨタ ハリアー
  3. ホンダ ヴェゼル
  4. スバル フォレスター

この記事を書いている私は、車の査定・買取の業界で10年の経験があります。
車の買取額はその内容の違いもあり一律ではありませんが、記事の信頼性担保には繋がると思います。

1. トヨタ ランドクルーザープラド

トヨタ ランドクルーザープラド
オフロード走破性だけでなく、オンロードでの快適な走行性能を追求したトヨタの本格的SUV「ランドクルーザープラド」。(略:プラド)

SUV・コスパの鉄板車。燃費さえ気にしなければコスパは抜群

国内・海外からも絶対的な支持を受けており、中古車の買い手が常にあふれています。
SUVではよくありますが車両自体が重い(2,100kg)為燃費の悪さがネックですが、ディーゼル(軽油)グレードも併せて解説していきます。
・残花率(=予想買取価格/新車買取価格×100(%))という指標を用いて解説します

プラドの残価率を高める組み合わせは決まっています
「7人乗り」「サンルーフ」「パールホワイト」「シート色はベージュ」
が高く売る為には鉄板の条件となります。これは過去のオークション相場の結果からも明らかになっており、国内向けというよりは輸出需要で人気のある組み合わせです。一般的には海外では、5人乗りよりも7人乗り、サンルーフ、というのが車種共通として人気の条件となっています。
グレードはTX Lパッケージ

 

まずプラドの場合、コスパを大きく左右する条件があります。それは「7人乗り設定」「サンルーフは付ける」「外装色はパールホワイト」「革シートの色はベージュ」ということです。
グレードは「TX Lパッケージ」がお勧めで、オプションで「寒冷地仕様」を付けているとよりベターな条件となります。

【H27年グレード TX Lパッケージ】 型式CBA-TRJ150W 2700cc 6AT 4WD 燃費9.0km/l 3,956,727円
5年後現在の買取価格 → 300万円〜340万円
モデリスタエアロ等エアロパーツ付きで → 350万円〜370万円 となります。
オプションを考慮してもかなりコスパが良い車と言えますね。是非購入を検討されている際は、参考にしてみてください。

ちなみに同じ条件でディーゼルモデルで調べた場合、、
【H27年グレード TX Lパッケージ】 型式LDA-GDJ150W 2800cc 6AT 4WD 燃費11.8km/l 4,696,037円
5年後現在の買取価格 → 280万円〜310万円
モデリスタエアロ等エアロパーツ付きで → 320万円〜340万円
となり、新車価格の差額から考えるとガソリンモデルの方がコスパが高いということが言えます。

2. トヨタ ハリアー

ハリアー

トヨタハリアー(HARRIER)は、高級ラグジュアリーSUVの元祖ともいえる代表モデル。
コスパが高いSUV車として既に有名ですが、その中身を見ていきます。
まず、

・色はパールホワイト又は黒がお勧め
・黒の場合220よりも202の黒が良い(220の黒→紺色っぽい黒)
・サンルーフは付けた方が良い
ということが言えます。

H27年当時のグレードをみていきます。
【エレガンス】型式DBA-ZSU60W 2000cc FF 燃費16.0km/l 2,880,000円
5年後現在の買取価格 → 200万円〜210万円
【プレミアム】型式DBA-ZSU60W 2000cc FF 燃費16.0km/l 3,137,143円
5年後現在の買取価格 → 180万円〜220万円
【プレミアムアドバンスドパッケージ】型式DBA-ZSU60W 2000cc FF 燃費16.0km/l 3,702,857円
5年後現在の買取価格 → 220万円〜240万円(エアロパーツ付きで〜260万円)

といった結果です。エレガンスとプレイアムアドバンスドパッケージの当時の価格差が約100万円あることを考えると、エレガンスグレードにサンルーフを付けて、パールホワイトか202の黒を乗っているのが、最もコスパの良い選択と言えます。

□1−3. ホンダ ヴェゼル
ヴェゼル

ジャンルの枠を超えた多面的な価値を高次元で融合させたSUV「ヴェゼル(VEZEL)」。
コンパクトSUVというカテゴリーになりますが、私の一押し車両です。この車は本当に凄い。
まずレギュラーモデルから見ていきます。

【H27年グレード S】 型式DBA-RU1 1500cc CVT FF 燃費19.2km/l 2,190,000円
5年後現在の買取価格 → 120万円〜130万円
走行距離が2万kmでも8万kmでもあまり価格が変わらない鉄板の輸出向き車両です。
新車価格もそこまで高くなく、5年使用して、走行距離が走っても100万円を超える価格で売れるのは正直数える程しかありません。
マイカーとしてももちろん、社用車として長距離を走る場合でも是非選択して損はない車種だと言えます。

一応ハイブリッドも見ていきましょう。

【H27年グレード ハイブリッドZ】 型式DAA-RU3 1500cc CVT 7AT 燃費24.2km/l 2,580,000円
5年後現在の買取価格 → 130万円〜160万円 
ガソリン車に比べ燃費が5km向上する点を考えると、ハイブリッドも十分コスパの良い車両と言えるのではないでしょうか。

※燃費がコスパに与える影響については別記事で紹介します。

□1−4. スバル フォレスター

スバル独創のシンメトリカルAWDを核に、走行性能、安全性能、環境性能といったクルマとしての基本性能を進化させた「フォレスター」。
私が思うあまり知られていないコスパの良いSUV車、それがフォレスターです。

【H27年グレード 2.0i-Lアイサイト】 型式DBA-SJ5 2000cc CVT 燃費15.2km/L 2,581,200円
5年後現在の買取価格 → 100万円〜130万円
ハリアーやヴェゼルには見劣りしますが、輸出の需要もあり、5年落ちまでは比較的値崩れがしにくい車種と言えます。
色はパールホワイトや黒以外でも高く売れている車両もありますが、やはり白黒のうちどちらかにするのかが安全ではあります。

□まとめ

いかがでしたでしょうか。
SUV車の中でもコスパが良いと思う車両を順に具体的な数字をつけて紹介しました。
各車両コスパを良くするためのグレードやオプション等のポイントがあるので、購入される際は是非押さえて検討されてみてください。