車買取で10年のキャリアと約2,500台を査定した経験から解説します。
1. JPUCとは
JPUC(ジェイパック)とは、平成26年に設立された一般社団法人日本自動車購入協会の英語名(Japan Purchase Usedcar assoCiation)の略称です。
目的は、急激に拡大した自動車買取業界の永続的な発展の為とされています。
その活動は、「自動車買取業界の健全化を進め、〈一般消費者への安全・安心なサービスの提供〉を実現すること」とされてあります。
2. 一般消費者のメリット
ユーザーが、JPUCに加盟している買取業者に車を売却するメリットについて説明します。
車買取におけるトラブルを防ぐことができる
参照元:JPUC
一般的にトラブルというのは業者から発生するのが通常ですが、ユーザーではそれの内容が正当な話なのか判断ができません。
JPUCでは「車売却消費者相談室」というのを設置していて無料で相談することができます。
0120−93−4595 対応時間:平日9:00〜17:00
公式HPには、
”一括査定サイト運営事業者、車買取事業者とのやりとりにおいて困ったこと、お悩み事の相談を受け付けております”とあります。
JPUCに非加盟の業者間におけるトラブルも対応してくれますので、困ったことがあれば相談しましょう。
トラブル①:契約後のキャンセル
車買取で間違いなく最も多いトラブルは、契約後のキャンセルに関することです。
逆に言うと、契約書も締結済みで、車の引取(支払い)も終わっている場合は、キャンセルはできない可能性が高いと言えます。
その業者との話し合いの結果になりますが。
- JPUC車売却消費者相談室に電話をする
- →買取業者名、店舗名、担当者名、内容などを聞かれるので答える
- →JPUCから買取業者に連絡がされ、買取業者よりユーザーへ連絡が来る
という流れになります。(筆者もJPUCに連絡をした経験があります。)
JPUC加盟の場合は99%解決されるので、慌てずに対処しましょう。
トラブル②:引取後の再査定
キャンセルの次に多いトラブルは、車引取後の再査定による減額です。
一般的にはあり得ない話ですが、契約約款に記載内容による部分がありますので一概に判断できません。
再査定による減額の話が万が一きたらまずは、JPUC車売却消費者相談室に連絡して指示を仰いでください。
トラブル相談件数は月間約200件
JPUCに寄せられる相談件数(クレーム)は月平均200件と言われています。
全国各地で多くの業者がいるにしても、意外と多い数字ではないでしょうか。
別途「国民生活センターに寄せられる中古車トラブル」は月間約600件と言われています。
合計すると月に約800件の中古車におけるトラブルが起きていることになりますので、安心できる業者に売却する事がいかに重要かがわかります。
3. JPUC加盟の安心できる業者7選
詳しくはJPUCの会員一覧を確認してください。
ガリバー(株式会社IDOM)
東証一部上場の業界の最大手です。買取から始まり販売、リース等様々なサービスを展開しています。
≫ガリバー(公式HP)
ビッグモーター(株式会社ビッグモーター)
こちらも従業員数5,000名を抱える大手企業です。ラジオやCM広告の露出が多く認知度は高いと言えます。
≫ビッグモーター(公式HP)
アップル(アップルオートネットワーク株式会社)
1989年創業の老舗の大手、アップルです。全国に241店舗を持っていて各地への出張査定が可能です。
≫アップル(公式)
カーセブン(株式会社カーセブンディベロプメント)
JPUCの代表理事はカーセブンの井上社長です。自動車の流通事業だけでなく流通におけるシステムも自社開発しています。
≫カーセブン(公式HP)
カーチス(株式会社カーチス)
もともとはライブドアオートというライブドア系の会社でした。全国で買取と販売をしています。
≫カーチス(公式HP)
4. まとめ
今回紹介した加盟の業者でも、現場の担当者までは自覚をしておらず、ユーザーとトラブルになっていることは多々あります。
ユーザー自身が、買取業者との間で何かトラブルになりそうなことがあれば、車売却相談室に連絡をするという選択肢を持つ事が大事です。
個別に聞きたいことがあれば、問合せ頂ければメールでお答えします。