BMW/X2のグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールが高くなる仕様について中古車査定士が詳しく解説します。
登録当年、3年後の残価率をまとめたので、購入の材料にしてください。
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【結論】X2のリセール
X2のリセールはそれほど高くありません。
▼車種全体のリセールが知りたい方はこちら
リセールバリューの高い車をランキングで紹介【全車種・最新版】
「リセールバリューの高い車に乗りたいけれど、どの車が何年後にどのくらいリセールがあるのかわからない。。」そう思うことってありませんか?こんにちは、中古車査定士の@キノサンです。今回は私が書いている車のリセールバリュー[…]
X2のグレード別のリセール(残価率)をまとめたのが下記になります。
グレード | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
sDrive18i MスポーツX | 4,810,000円 0.2~5.2万km 13件 | 220~275万円 243万円 51% |
xDrive20i | 4,740,000円 2.2~2.8万km 6件 | 200~265万円 240万円 51% |
xDrive20i MスポーツX | 5,150,000円 0.4~10.8万km 48件 | 210~310万円 255万円 50% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
どのグレードも3年後の平均残価率は約50%で新車価格の半分です。
そんなリセールが低めのX2ですが、ポイントを押さえればそれなりのリセールで乗ることも可能です。
ポイントは「走行距離」と「モデルチェンジ」。つまり走り過ぎない、モデルチェンジを跨がないということをまずは意識する様にしてください。
またリセールを重視するのであればズバリ、X2は中古車の方がおすすめです。
新車はどうやっても購入後の値下がりから逃げられない為、「走行距離」と「モデルチェンジ」を意識した上で中古車から入るのも手となります。
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それでは次に、X2の経過年数別・グレード別のリセールバリューを紹介します。
何年落ちでどれぐらいの残価率・買取相場なのかの参考にしてください。
経過年数/グレード別のリセール
車検のタイミングである新車から3年後のグレード別のリセールを紹介します。
・過去3ヵ月のオークションデータ
・装備と色は絞り込みなし
・事故歴なし車両状態良好として
3年後のリセール:残価率54%
3年落ちの相場を解説します。
3年落ちはF39系です。
グレード | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
sDrive18i MスポーツX | 4,810,000円 0.2~5.2万km 13件 | 220~275万円 243万円 51% |
xDrive20i | 4,740,000円 2.2~2.8万km 6件 | 200~265万円 240万円 51% |
xDrive20i MスポーツX | 5,150,000円 0.4~10.8万km 48件 | 210~310万円 255万円 50% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【3年後の平均残価率】
51% ★★☆☆☆ |
3年後の残価率はちょうど新車価格の半分ぐらい。
最近のディーゼルモデルもリセールは同じぐらいになると予想されます。
リセールはいつ・どう落ちる?
リセールバリューが毎年どの様に落ちていくのかを調べました。(オークション相場より)
グレードはディーゼルのMスポーツをメインとして。
モデル (平均走行距離) | 平均買取額/残価率 (前年比) |
当年もの/F39系 (0.5万km) | 395万円/73% |
1年落ち/F39系 (1.0万km) | 330万円/61% (−65万円) |
2年落ち/F39系 (2.5万km) | 300万円/56% (−30万円) |
3年落ち/F39系 (2.6万km) | 250万円/50% (−50万円) |
モデルチェンジはまだないにしてもリセールは毎年ガシガシ落ちています。
X2購入時のポイント
ここからはX2購入時のポイントやオプション、色の選び方などについて紹介します。
新車を購入する際のポイント
新車を購入する際は2022年に予定されているマイナーチェンジを待った方が賢明です。
毎年ある程度リセールは落ちていくのは説明しましたが、マイナーチェンジがあった場合、通常以上にリセールが落ちてしまいます。
乗り潰すならまだしも、何年かで乗換える可能性があるのであれば、新型発売に合わせて購入するのがおすすめです。
リセールバリューの高い色
車は色もリセールに影響します。
オークション相場から調べた色のリセール差は下記になります。
色 | 台数/走行距離 | 平均価格 |
シロ | 18台/2.6万km | 299万円 |
クロ | 9台/1.3万km | 315万円 |
オレンジ・ゴールド | 11台/2.4万km | 265万円 |
※xDrive18d Mスポーツにて n=38
最も人気の色はシロ、リセールの高い色はシロかクロとなります。
データ上はクロの方が高いですが、走行距離の違いがあるので実際はどちらも同じぐらいかなと予想しています。
その他の色ではがっつりリセールが下がるので注意しましょう。
車を高く売る方法を身につける
リセールを大事にする上で重要なことは、リセールバリューの高い車をきっちり高値で売却することになります。
ここでは中古車査定士である筆者が一般の皆様でも使えるおすすめの買取サービスを紹介します。
車をしっかりと高く売る方法を理解し、車を本来の価値で売り切る、車の売却に慣れるということが重要なので意識してみてください。
【輸入車を売却するなら】輸入車買取専門の輸入車.com
売る車が輸入車(外車)の場合は輸入車買取専門の輸入車.com(ドットコム)がおすすめです。
通常の買取店は輸入車を買取しても店頭では売れない為、業者オークションに出すのが一般的。
その為買取額として提示できるのはオークションで利益が出せる範囲内に限定されます。
しかし輸入車専門店では特に状態の良い車の場合、そのまま商品車として並べられる為オークションを通すコストがかかりません。
その為買取額に余力があり、通常の買取店よりは高額査定が期待できます。
【すぐに手放せるなら】価格が競り上がる「オークション形式」
ここからは「輸入車」「国産車」「軽自動車」等関係なく使える売却方法になります。
価格だけを追い求める場合、車売却のトレンドとして「オークション形式」が増えてきています。(実際に価格も競り上がるので高い)
「オークション形式」とは、最初に1度の査定をして、そのデータに対し複数の業者がオークションの様に入札してくる方式のこと。
オークション結果が満足のいく価格に達しなかった場合は無料でキャンセルもできます。
現在このサービスが利用できるのは、楽天Carオークションとユーカーパックの2社のみ。
メリットは買取額が高いこと、デメリットはエリアが限定される(地方は一部不可)こと、すぐに車を手放さないといけないことになります。
入札業者数はユーカーパックが多い(8,000社)ですが、楽天はポイントが貯まったり余裕を持てたりと一長一短です。(楽天の業者数は2,000社)
価格は期待できるので「すぐに手放せる人」にはおすすめです。※査定も一度だけなので楽。
【すぐに手放せないなら】価格と融通のバランスがとりやすい一括査定
しかし実際には「すぐに車を引き渡せる人」ばかりではないですよね。
- 次の車の納車時期がはっきりしていない
- 次に買う車で迷っている
- 買取額を元にディーラーと商談したい
という人も多くいるのではないでしょうか。
そんな時は複数業者から見積りがとれ、引渡し時期も個別に交渉できる一括査定がおすすめです。
一括査定は一度に多数の業者に見積もり依頼が出せる一方で、各業者の対応に手間がかかるというプラスとマイナスの両面を持ち合わせています。
手間がかかるというデメリットはあるものの、各業者が相手を意識している為負けない様しっかりした値段を提示してきます。
一括査定ではとにかくできるだけ多くの業者に声をかけることが大事になりますが、それができるのがカーセンサーの一括査定です。(最大30社)
ポイントとしては、業者が多いので概算金額や対応面に納得ができ、安心して任せられそうな業者を厳選して実車査定をお願いしてください。
納車の時期まで車が使えたり、車は先に渡して代車を出しくれるなど会社によって対応は様々なので、細かいは条件は個別に確認をしましょう。
中古車を購入する際のポイント
X2の中古車を狙う場合は2年落ち(2019年式)の「xDrive18d MスポーツX」又はマイナーチェンジ後に同車を狙うのがおすすめです。
毎年ある程度のリセールが落ちているのでできるだけ古い2019年式を狙うのがポイントで、またモデルチェンジを待つ手もあります。
どちらにしても中古車を狙う場合はリセールが落ちやすいという点を上手く利用することがポイントになります。
【X2の中古車を探すなら】業者の非公開在庫を上手く活用しよう!
”中古車を探しているけど中々自分が欲しいスペックや予算の車が見つからない…”
そんな時はガリバーの中古車検索サービスを上手く活用しましょう。
一般市場に公開される前の「非公開在庫」から希望の車を探してくれるので、自分では見つけられない車に早くリーチできます。(登録は無料)
車は約500台が毎日入れ替わり、今はなくても希望の車が今後入庫してくる可能性もある為、リクエストを出しておくだけでも価値は十分にあり。
車は10年保証で納車後の返品もOK、最短即日の連絡で専任の担当者つき。「まだ探している段階」でも歓迎してくれるとても便利なサービスです。
リセールが高い仕様を紹介
筆者が新車を買う場合のX2のおすすめの仕様を紹介します。
それはズバリ!
- グレード:xDrive20d MスポーツX
- カラー:シロかクロ
- オプション:セレクトパッケージ
になります。
オプションはコンフォートとアドバンスド・アクティブ・セーフティパッケージが標準装備の為、追加は基本要りません。
つけるならセレクトパッケージで電動パノラマガラスサンルーフを付けましょう。(198,000円)
付けている車は少ないですが、もし何か付けるなら最もリセールへの影響が期待できるオプションと言えます。
レザーシートも有効ですが、サンルーフに比べるとリセールへの貢献度が小さいでしょう。
まとめ
以上、BMW X2のリセールバリューについての解説でした。
まとめると、
- X2のリセールは発売以降モデルチェンジがないにも関わらず低め
- 2022年のマイナーチェンジまでに売却、待っての購入がおすすめ
- グレードはディーゼルのMスポーツX、色はシロかクロ、オプションを付けるならサンルーフ
以上となります。
予定通り2022年にマイナーチェンジが入れば、今のモデルが更に買いやすくなるので、コンパクトプレミアムを探している人には良いですね。
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本記事は以上となります、最後までお読み頂きありがとうございました。
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