個人事業主の車代の経費処理と適した車の買い方を解説

個人事業主が車を持つ場合、経費処理において何か気を付けることはあるのでしょうか。

また個人事業主が車を購入する際の、適したおすすめの購入方法とはなんでしょうか。

今回は普段車業界に身を置き、近しい実体験を持つ筆者が、個人事業主の車の経費処理とおすすめの購入方法について紹介します。

これから独立を考えていたり、車の購入を考えている個人事業主の方、副業で車を使う方などはぜひ参考にしてみてください。

 

この記事を書いた人
キノサン
中古車査定士。車のリセールブログ「CPLUS web」の編集長。中古車オークションや輸出相場から車のリセールバリューをわかりやすく解説するのが得意です。
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個人事業主は車を経費にできる?

結論から言うと、できます。

ただし仕事で車を使っていることが条件となり、プライベートでのみ使用している車を経費で処理することはできません。

また仕事とプライベートで車を兼用している場合は、「家事按分」といって、車を仕事で使用している割合に応じて経費にできる分が変わります。

家事按分(かじあんぶん)とは

自宅で仕事している場合、生活費と事業費が混在している状態となります。 しかし、家賃や光熱費の一部は売上のために必要な経費であると考えることができます。 このように全体における経費のうち、事業にかかった経費を合理的な基準によって分けることを家事按分と言います。
参照元:マネーフォワード

例えば平日5日間は仕事で車を使用し、土日の2日間はプライベートで使用している場合は5/7を経費にできるといった考え方です。

どちらにしても家事按分の割合は数字等で根拠を持って説明できる方が、税務署の理解を得られやすくなるので覚えておきましょう。

家事按分は車の他、自宅と仕事場を兼用している場合の家賃などにも適用されます。

車関係で経費にできるもの

実際には車の購入・維持のためにかかる費用の大部分を経費に計上することができます。

具体的には車両購入費をはじめ、自動車税、重量税、消費税などの税金、自賠責保険や車検代、ガソリン代、駐車場もです。

とはいえ、経費としてまるっと一緒にせず、自動車税なら租税効果、駐車場代なら地代家賃と適した勘定科目に分類して処理することが重要です。

代表的な5つの勘定科目について説明します。

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勘定科目は取引の内容をわかりやすく分類する為に使われる簿記の科目のことです。
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ちなみに車購入時に支払うリサイクル料金は経費にはなりません。

租税公課

まずは「租税公課(そぜいこうか)」。

これは国や地方自治体に支払う税金を経費として処理するための勘定科目になります。

  • 自動車取得税
  • 自動車税
  • 重量税
  • 収入印紙代

の4つが該当。

因みに所得税や法人税等の車に関係ないものは租税公課として経費計上はできません。

また自動車税の「延滞税」「延滞金」なども租税公課の対象にはなりません。

損害保険料

車を購入した際に加入する「自賠責保険」「自動車保険」も「損害保険料」という勘定科目で経費計上できます。

自賠責保険は新車時は3年、車検更新毎に2年で加入しますが加入した年に全額を経費計上が可能。

自動車保険は複数年契約の場合、加入年数を分割して毎年計上する必要があります。(期間按分)

車両費

車の経費処理の中で便利なのが「車両費」です。

  • ガソリン代
  • ETC料金
  • 修繕費
  • 戦車代
  • 検査登録費用
  • 車庫証明手続代行費用
  • 車検費用

など車に関するほぼすべてのものは「車両費」で処理します。

地代家賃

「地代家賃(ちだいやちん)」は車の駐車場代を経費計上する勘定科目。

因みに毎日使う駐車場は地代家賃、コインパーキングなどは旅費交通費、たまにしか利用しない駐車場代は雑費での処理に変わります。

減価償却費

車の購入費用を経費にできるのが「減価償却費」という勘定科目。

よく聞く減価償却という言葉は、勘定科目の減価償却費からきていたんですね。

減価償却費は、購入にかかった費用を車の耐用年数(普通自動車6年、軽自動車4年)で分割して計上します。

つまり360万円の普通車の新車であれば、毎年60万円を6年間経費で処理できるという訳。

また減価償却費で処理する仕組みは現金で購入した場合もローンで購入した場合も同じです。

中古車は新車よりも早く償却できる為、早期に費用として計上したい場合は新車よりも中古車を選びましょう。

 

ということで車関係で経費にできるもの、その処理時の勘定科目について説明しました。

車に関係するものは経費にできるということがわかったところで、次は個人事業主に適した車の買い方について説明します。

乗る車や、月々のコスト、経費処理の仕方や、乗り方によっても購入方法が変わってくるのでよく理解しておきましょう。

個人事業主はローンかリースがお勧め

ローンかリースがおすすめ

個人事業主が車を買う場合は、現金購入ではなくローンかリースがおすすめです。

それは、キャッシュを手元に残せて事業への影響が小さい為

ビジネスにとって手元の資金は最重要ですよね。

特に個人事業主はそこまで大きな余裕がある状況は少ないと思うので、ローンかリースで毎月の支払いを抑えることが重要になります。

しかし注意点も理解しておきましょう。

  • 金融機関の審査がある
  • 金利や手数料分支払い総額は高くなる

特に独立間もない個人事業主の場合は金融機関の審査に落ちてしまう場面もあると思います。

会社勤めの間に審査に通っておいたり、比較的審査が緩いサービスを利用するなど、前もって対策を立てておくことも重要です。

どうしても審査に通らない場合は現金での購入を検討しましょう。

では自動車ローンとカーリース、個人事業主においてはどちらを選択するのがベストなのでしょうか。

それぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説します。

自動車ローンのメリットと特徴

自動車ローンは新車ディーラーをはじめ、中古車店、銀行でも利用することができ、サービス提供者が多いのが特徴です。

<自動車ローンの特徴>

  • 金利がオープンでわかりやすい
  • 支払い回数は大体3年・5年・7年
  • 国産・輸入車のほぼ全車種、中古車でも対応が可能

<自動車ローンのメリット>

  • 途中で一括精算ができる
  • 残価設定ローンにすれば月々の支払いを少なくすることができる
  • 銀行ローンは最長10年で組むことができ、月々の支払いを減らせる

<自動車ローンのデメリット>

  • 経費処理がややこしい(勘定科目の分類、減価償却の計算など)
  • 車のメンテナンスや経費(領収書)の管理をする必要がある
  • 償却期間がリースに比べて早い(考え方によってはメリット)

基本的に自動車ローンは中古車を買いたい人や、経費処理に慣れている経験者、早く減価償却(経費処理)したい人などに向いた買い方です。

リースに比べて手間はややかかりますが、途中で一括精算ができるので、予定が変わっても小回りが効きやすいという印象があります。

≫ 価格.comの自動車ローンランキングはこちら

カーリースのメリットや特徴

カーリースは残価設定ローンに似ていますが、各種税金や車検代が月々の支払いに含まれている為、とにかく手間がかからないのが特徴です。

<カーリースの特徴>

  • 各種税金、車検費用などが全て月々の支払いにコミコミになっている
  • 契約満了後は返却や買取などの複数の選択肢から選べる
  • 走行距離の制限があるものが多い

<カーリースのメリット>

  • 経費処理がローンに比べて楽(税金や車検代がリース料に込みの為)
  • 車の維持・管理に気を配る必要がない(リース会社が管理してくれる)
  • 毎年一定額を経費処理。国産車は全て選択が可能

<カーリースのデメリット>

  • 契約途中での解約は違約金を取られる場合がある(リース会社に確認が必要)
  • 月間走行距離やリース期間に制限があることが多い
  • 輸入車はリースできる会社がほぼディーラー系のみと限られる

カーリースは車の維持・管理、経費処理がローンに比べて大きく楽なのが特徴です。

そういった意味では個人事業主の中では初心者向けの車の買い方とも捉えることができます。

しかし中途解約がローンに比べて難しかったり、走行距離に制限があったりすること以外はほぼ自動車ローンと変わりません。

この様にローンとリースは細かな違いがある他、新車・中古車どちらが欲しいかなども含めて検討する様にしましょう。

≫リース料を重視するならニコニコカーリースのニコノリがおすすめ 

ローンとリースの使い分け方

筆者は下記の様にローンとリースを使い分ける様にしています。

  • 中古車に乗りたい場合は自動車ローン
  • 輸入車に乗りたい場合は自動車ローン
  • コストを優先するなら銀行の10年ローン
  • 新車の軽自動車に乗る場合はカーリース
  • 新車の国産車に乗る場合はカーリース
  • 手間より効率を優先するならカーリース

といった具合です。

どちらにしてもどんな車に乗りたいかを先に決めて、それに適した買い方・乗り方を選択するという順番で考えていきましょう。

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ちなみに余程特殊な車でない限りは、高級車も経費で落とせます。
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特殊な車とはレクサスLFAの様な希少かつ特殊なスポーツカーとか…

では次に筆者の視点からおすすめの自動車ローンとカーリースについて説明します。

自動車ローンは金利で比較しよう

自動車ローン
参照元:スタイルワゴンドレスアップナビ

細かなサービスの違いがあるカーリースとは異なり、自動車ローンは金利ぐらいしか差がありません。

その為金利のできるだけ低いところで借りるのがおすすめです。

≫新車ローンの金利・返済額ランキング

また個人事業主の場合は屋号付き口座等を開いている銀行があると思います。

今後の付き合い等を考えるとその様な銀行から借りるというのも一つの方法です。

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そこまで金利が変わらない場合は、付き合いのある銀行から借りて関係を深めた方が良いです。

自動車ローンには上記の様に、銀行から借りる「銀行ローン」とディーラーや中古車店で申し込みができる「ディーラー系ローン」があります。

それぞれの違いについて説明します。

ディーラー系ローンの特徴

  • 新車・中古車の購入と同時に申し込める
  • 所有権は返済完了まで信販会社にある
  • 比較的金利が高い
  • 審査が比較的早い

新車のディーラーローンの場合は「トヨタファイナンス」や「BMWジャパンファイナンス」などディーラー系の会社が担当します。

中古車店のローンの場合は、オリコやジャックス、アプラス、イオンクレジットが入っていることが多いでしょう。

どちらにしても上記の様な特徴があり、何より車の商談と同時に進められるというメリットがあります。

銀行の自動車ローンの特徴

  • 自動車購入と一緒に申込みができない
  • WEBから申し込みができる
  • 所有権は最初から自分にある
  • 比較的金利が低い
  • 使途がが広い(免許取得など)
  • 購入車種が決まってなくても申し込める
  • 審査期間が比較的長い

銀行の自動車ローンは車の購入と並行して自分で手続きを進めることが必要です。

その代わり金利が低かったり、使途が広いなどのメリットがあります。

最長10年で組めるのも銀行系ローンの特徴です。

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リセールバリューの高い車を10年ローンで月々の支払を抑え、売却時に完済するのが筆者がよくやる方法。
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事業収入がまだ安定していない時は、できるだけ月々の支払は抑えたいですよね。

カーリースは契約年数と支払額で比較

カーリース

カーリースを選ぶ際のポイントは、「何年で組むのか」「月々どのぐらい走行(km)するのか」「毎月の支払をいくらまでで抑えたいのか」です。

カーリースも様々な商品がありますが、それぞれ契約年数が違ったり、制限走行距離が異なったりと内容が様々です。

自分がどの様な車を、どう使いたいのかをイメージした上でサービスを選ぶことが重要です。

自動車業界に詳しい筆者がそれぞれの特徴を踏まえ、おすすめのカーリースを紹介します。

安さを重視するならニコノリ

ニコノリ

≫ ニコノリについて詳しく知りたい方はこちら

ニコノリは「ニコニコレンタカー」を運営する株式会社MICが運営する全国規模のカーリース。

ニコニコレンタカーを使ったことがある人ならわかりますが、とにかく安さを重視しており、コストを重視する人に向いています。

≪ニコノリの特徴≫

  1. 価格が比較的安い
  2. 中古車のリースも可能
  3. プランは5年リースか9年リースのみ
  4. 審査が比較的緩い(複数のリース会社と提携しており通過チャンスが多い)
  5. 5年リースは月間走行距離500kmまで、9年リースは走行距離無制限

ニコノリは安いですが、まず5年と9年でしかプランが組めないという特徴があります。

しかも5年リースの場合は月間走行距離が約500kmに制限される為、中々事業で使用するには厳しい面もあります。

とすると走行距離無制限の9年リースとなりますが、9年も使わない可能性がある場合は悩むポイントとなります。

途中での解約は下記の様に記載がありますので、しっかり検討する様にしましょう。

Q.途中解約は出来ますか?解約した時に違約金は発生しますか?

基本的に、途中解約はできません。
やむを得ない理由が発生した場合は、ご契約した店舗までご相談ください。 途中解約をされる場合、解約時の精算や違約金が発生します。解約時の精算や違約金の金額については、リースの条件やその時点での経過月数などによって変わります。

\ 9年リースでコスト重視なら1番 /
ニコノリについて詳しく見る

 

同じく金額重視なリースナブル

リースナブル

≫リースナブルを詳しく知りたい方はこちら

リースナブルな株式会社三和サービスが運営している全国規模のカーリース。

こちらも安さを1番の売りにしており、Web上でも大体の月々支払い額を確認することができます。

≪リースナブルの特徴≫

  1. 価格が比較的安い
  2. 全車種からは選べないが国産車の殆どをカバー
  3. 途中での解約も可能(HPに記載あり)
  4. 契約プランは3年と5年のみ
  5. 月間走行距離については確認が必要

リースナブルも安いですがニコノリの同じく3年と5年でしか契約できないという縛りがあります。

しかしほぼ全ての国産車から選べること、途中での解約も可能など比較的バランスの良い内容になっています。

3年か5年リースして、そのあと買い取って売るという選択肢も取れるので、選ぶ車によっては使い勝手の良いサービスです。

\ 5年契約が使い勝手がいいかも /
リースナブルについて詳しく見る

 

万能型のコスモMyカーリース

コスモマイカーリース

≫コスモMyカーリースについて詳しく見る

コスモMyカーリースはCMでもお馴染みの、コスモ石油がスタンドで行なっているカーリース。

これまでのカーリースとは違い、3年・5年・7年・9年から選べ、月間走行距離は500・1,000・1,500と自由に組むことができます。

≪コスモMyカーリースの特徴≫

  1. 条件を自由に組み合わせやすい(万能型)
  2. コスモ石油のガソリン割引がある(最大10円/L)
  3. 国産車全車種から選択可能
  4. 契約終了後は車の買取もできる
  5. 中途解約金が発生するが、中途解約も可能

最も多くの方の要望に応えられるのが、コスモMyカーリースでしょう。

反面、安さを重視するカーリースと比べるとややリース料としては高くなる可能性もあるので、ネックとしてはリース料ぐらい。

何よりコスモ石油自体にブランドがあり、安心感もあり、至るところにステーションがあるので給油も便利です。

\ 契約期間と走行距離のバランスが1番 /
コスモMyカーリースを詳しく見る

 

若者には圧倒的有利なKINTO

KINTO

≫KINTOについて詳しく見る

KINTOはCMでお馴染みの、トヨタのサブスク。

リースという表現は使っていませんが、カーリースと内容はほぼ同じで、リース料と同じ要領で経費処理できます。

そんなKINTOの最大の特徴は他のリースと異なり自動車保険料が組み込まれているということ。

特に若い人は自動車保険が高額なので、リース料に加えて保険料も併せて考えた場合、KINTOの方がお得という場合があり得ます。

≪KINTOの特徴≫

  1. 選べるのはトヨタ・レクサス車のみ
  2. 自動車保険が込み(団体割引にて)
  3. 契約期間は3年・5年・7年
  4. 契約期間中の解約は中途解約金が必要
  5. トヨタディーラーで全てメンテナンスが受けられる
  6. クレジットカード払いができる

KINTOは自動車保険もディーラーでのメンテナンスも全て含まれているという割とリッチな車の乗り方だと言えます。

一般的にリースのメンテナンスはディーラーではなく、最寄りの自動車整備工場が指定されます。

そう考えると毎回トヨタディーラーでメンテナンスが受けられるのはリッチ感がありますね。

また、調べてみるとわかりますが若い間(20代)の自動車保険は本当に高額です。

その自動車保険が料金に含まれていると考えると、他のリースに比べて総額で安く乗れるということもあり得ます。

\自動車保険が高い若い人向け/
KINTOについて詳しく見る

 

1年後から解約が無料のピタクル

ピタクル

≫ピタクルについて詳しく見る

ピタクルはリース会社の中でも大御所、三菱オートリースが運営しているカーリースです。

特徴として契約後1年以上であれば特定の条件下において中途解約が無料で行えます。(KINTOもできる)

≪ピタクルの特徴≫

  1. 契約から1年以降、特定の条件下での中途解約が無料
  2. 国産車全メーカー取り扱い
  3. 走行距離は月間1,500kmまで
  4. 大手リース会社の直接運営なので安心
  5. 10万円のAmazonギフト券プレゼント

ピタクルは後発のカーリースの為、契約年数など細かいことはわかっていません。

中途解約が無料で行えるのも状況が限定されているので、自分のケースに当てはまるかどうかは確認しておきましょう。

中途解約できるケース

\途中で解約する可能性があるなら/
ピタクルについて詳しく見る

 

ローンかリースは車によって決めよう

個人事業主が車を購入する場合、初期費用の観点からローンかリースがおすすめではありますが、どちらが良いかは買う車によって変わります。

中古車であればリースできる会社が少ないのでローン、新車の場合は管理が楽なリースの方が良いかもしれません。

特に個人事業主は経費算入という特殊な事情がある為、手間やメリットも考えて慎重に検討したいですね。

 

またどんなジャンルの車であれ、リセールバリューの高い車と低い車が存在します。

どうせならリセールバリューの高い車に乗って、売却する時に高い価格で売れた方がお得なのは個人事業主も同じですよね。

経費にできる車のリセールバリューまでコントロールできれば、好きな車に乗りながら事業の利益のバランスをとることも可能になります。

「車のリセールバリューランキング」については別記事に記載していますので、興味がある人は参考にしてみてください。

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それでは本記事は以上になります。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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