プジョー5008のリセールバリューをグレード別に細かく解説
リセールの高いグレード、売れ筋モデルも紹介
今後の購入にあたっての注意点などもわかります!
令和3年1月にマイナーチェンジして更にかっこよくなった、プジョーの3列シートSUV「5008」。
以前の5008とは見た目も人気も大幅に向上しましたが、そのリセールバリューはどうなのか気になりますよね。
ということで、今回は「プジョー5008のリセールバリュー」について中古車査定士の筆者が詳しく解説していきます。
●5008の将来的なリセールバリューが知りたい!
●リセールの良いグレードや今後の注意点などが知りたい!
という方には必見の記事だと思います、是非最後まで読んでみてください。
早速ですが、まずは結論から。
- 現行モデルのリセールは上々。今後のフルモデルチェンジでは大きく下がるので注意。
- ガソリンとディーゼルでリセールの差はない、人気はディーゼルの方が上
- 型落ちであるT8系5008のリセールはかなり低い為、中古車としてはおすすめ
次に経過年数毎の残価率。↓
※残価率=平均買取額/新車価格(%)
経過年数 | 5008 |
3年落ち/P8系 | 67% ★★★☆☆ |
H29/9フルモデルチェンジ→P8系発売 | |
5年落ち/T8系 | 19% ☆☆☆☆☆ |
7年落ち/T8系 | 8% ☆☆☆☆☆ |
ちなみに、
も是非確認しておきましょう!
「車の一括査定を利用したいけれど、慣れていないから注意点などがあれば知りたい!」「色んなサイトがあるのは知ってるけど、おすすめはどれ?」[caption id="attachment_5741" align="alignce[…]
リセールバリューとは
参照元:Wikipedia
買取相場の算出方法
買取相場は自動車オークションの落札予想額から、買取業者の粗利益(10万円〜20万円)を引いて算出しています。
理由は、買取車両の大部分はオークションにて売却されている為。
株式会社矢野経済研究所の『中古車流通総覧2020年版』によると、買取台数90万台のうち10万台が直接ユーザーに再販され、80万台はオークションで売却されています。
それでは具合的なリセール/買取相場について見ていきましょう。
この記事は2021年2月時点の情報です。最新の買取相場は中古車買取店へお問い合わせください。
プジョー5008のリセール/買取相場
3年後の残価率67%:★★★☆☆
3年落ちのリセールを見ていきます。
【調査条件】
- 過去3ヶ月以内の自動車オークション落札データから
- 平成30年式・装備と色は絞り込みなし
- 事故修復歴なし、内外装の状態良好(評価点4点以上)
グレード | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
アリュール | 4,040,000円 1.3~2.9万km 6件 | 232~320万円 265万円 66% |
GTブルーHDi(ディーゼル) | 4,730,000円 1.1~2.8万km 8件 | 290~345万円 315万円 67% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
※新車価格=当時の価格
※走行距離=1~5万km
67% ★★★☆☆ |
輸入車のSUVとしては比較的高いリセールでしょう。
尚兄弟車である3008も3年落ちは同様の残価率が出ています。
5年後の残価率19%:☆☆☆☆☆
【調査条件】
- 過去3ヶ月以内の自動車オークション落札データから
- 平成28年式・装備と色は絞り込みなし
- 事故修復歴なし、内外装の状態良好(評価点4点以上)
グレード | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
プレミアム | 3,305,000円 | データなし |
シエロ | 3,621,000円 3.9~6.6万km 5件 | 45~90万円 68万円 19% |
※新車価格=当時の価格
※走行距離=3~7万km
【5年後の平均リセール】
19% ☆☆☆☆☆ |
モデルチェンジがあった場合は5年落ちでもこれぐらいリセールが下がってしまいます。
ちなみに、『リセールバリューの高い車ランキング』は下記の記事でまとめていますので、こちらも参考にしてみてください。
「リセールバリューの高い車に乗りたいけれど、どの車が何年後にどのくらいリセールがあるのかわからない。。」そう思うことってありませんか?こんにちは、中古車査定士の@キノサンです。今回は私が書いている車のリセールバリュー[…]
7年後の残価率8%:☆☆☆☆☆
7年落ちのリセールを見ていきます。
【調査条件】
- 過去3ヶ月以内の自動車オークション落札データから
- 平成26年式・装備と色は絞り込みなし
- 事故修復歴なし、内外装の状態良好(評価点4点以上)
グレード | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
プレミアム | 3,240,000円 6.0万km 1件 | 30万円 9% |
シエロ | 3,550,000円 5.8~8.3万km 4件 | 12~45万円 23万円 6% |
※新車価格=当時の価格
※走行距離=5~10万km
【7年後の平均リセール】
8% ☆☆☆☆☆ |
T8系の5008という時点でリセールはかなり落ちていますので、年式の違いでは大差はありません。
走行距離が増えれば増える程リセールは廃車に近くなっていくと言えます。
リセールのポイント・注意点
これまでのリセール結果をまとめます。
経過年数 | プジョー5008 |
3年落ち/P8系 | 67% ★★★☆☆ |
H29/9フルモデルチェンジ→P8系発売 | |
5年落ち/T8系 | 19% ☆☆☆☆☆ |
7年落ち/T8系 | 8% ☆☆☆☆☆ |
これまでのT8系と比較するとデザインが一新されたのもあり、今のP8系には高いリセールが期待できます。
ただし今後フルモデルチェンジがあると、これまで同様大きくリセールが下がるので注意しましょう。
リセールで損しない買い方としては、
- モデルチェンジ後の新車を買う
- モデルチェンジ後の型落ち中古車を買う
がオススメです。
理由は、発売直後に購入すれば次のモデルチェンジが暫く先になるので、高いリセールのまま比較的長く乗り続けられる為です。
リセールの高いグレードや人気の仕様
プジョー5008はグレードの種類が少なく、現在のところガソリンとディーゼルのリセールは同じぐらいです。
現行モデルであればどのグレードもリセールは変わらないと覚えておきましょう。
色は何色が有利?
黒とパールホワイトが有利であることは間違いないですが、その差は約25万円です。
色 | 落札相場 | 差 |
黒・パールW | 323万円 | 25万円 |
グレー・緑・青 | 298万円 |
※GTブルーHDiのオークション落札額より集計 N=18
古くなればなる程その差は小さくなりますが、輸入車は全般的に色のリセール差が大きいと言えます。
「車の色って何色を選んだ方がいいの?」リセールを気にして車の色を選んでいる人はいますか?あまりいないですよね。(本人の自由だ!) しかし実際には、走行距離やグレードが同じでも色の違いで査定額が異なっ[…]
売れているグレードはこれ!
そんなモデルチェンジで大きく下がる5008ですが、現行モデルで最も売れていそうなグレードはどれでしょうか。
オークションの出品台数から人気のグレードを予想しました。
順位 | グレード | 台数 |
1位 | GTブルーHDi | 34台 |
2位 | アリュール | 23台 |
※過去6ヵ月のオークション出品台数より
ということで、ディーゼルの「GTブルーHDi」の方が人気だと言えるでしょう。
もしプジョー5008の中古車を探す場合ははガリバーがおすすめです。
自社ブランド全国500店舗が直に買取した車の為、車の背景がしっかりわかるのと、一部上場企業ということで対応面でも安心です。
また、
- 修復歴はチェック済み
- 最長10年の中古車保証
- 納車後100日以内なら返品できる
など、粗悪品を掴まない為の対策がされており、購入後のトラブルに巻き込まれるリスクを下げることができます。
まとめ
ということで、プジョー5008のリセールバリューについて見てきました。
今のモデルは気合いの入ったデザインになったので、以前に比べてグッと人気も上がっています。
特に現行モデルのリセールは発売から3年以上が経過していますが、3年落ちで60%以上をキープしており人気が伺えます。
輸入車のSUVとしては十分アリな車種だと思いますので、検討している方は是非参考にしてみてください。
それでは今回はこの辺で。
さようなら。