・高く売れる色が具体的にわかる
・車の色についての総合的な知識が付く
—結論—
1番はパールホワイト(輸入車は白でも可)
次に黒>濃い中間色(グレー等)>薄い中間色の順(シルバー等)
色による評価の差は5万円〜50万円(車格により異なる)
—詳しくは記事内容へ—
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1. 高く売れる色は「白か黒」
2. 色についての5つのポイント
・白か黒で迷うなら白
・中間色は高く売れない
・車格によって価格差は異なる
・価格差の実例紹介
・内装の色も高く売れる売れないがある
3. まとめ
1. 高く売れる色は「白と黒」
高く売れる色は、「白と黒」です。
これは軽自動車、普通自動車、輸入車において共通です。
私達の中古車業界では白や黒を「人気色」、それ以外の色を「普通色」と呼んだりします。
「人気色」と「普通色」の差は、
・
・
・
ぐらいのイメージがあります。
白か黒を選んでおけばまず間違いがない、ということが言えます。
白はパールホワイトのこと
「白」には、いわゆる白とパールホワイトの2種類の白がある車もありますが、パールホワイトを指します。
本当の白は営業車などに多い白になり、自家用車の場合は逆に高く売れない色になりますので注意しましょう。
※「白」が選べる車種はある程度限られています。
またパールホワイトはサイトによっては「パール系」と呼ばれています。
輸入車においては「パールホワイト」の設定がない場合があり、その場合は白でOKとなります。(輸入車は白でもパールホワイトでも大差ありません。)
白の例で言うと、
例1:トヨタ アクア
パール系・・・ホワイトパールクリスタルシャイン
パール系・・・ブリリアントホワイトパール
2. 色についての5つのポイント

白か黒で迷うなら”白”を買え
もし”白と黒どっちでもいいなぁ”と思う場合は白(パールホワイト)を選びましょう。
特に「レクサスNX・RX」、「トヨタランドクルーザー・ランドクルーザープラド」などのトヨタの輸出系SUVは、十万円以上パールホワイトが高くなる場合があります。
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スリランカに多く輸出されていて人気の「トヨタ プレミオ」もパールホワイトが際立って人気です。(現在【2020年6月時点】は外貨不足でスリランカへの輸出は禁止されています。)
特に希望の色がない場合は、白(パールホワイト)を選択するのがベストです。
因みに白(パールホワイト)はロシア向けの輸出では雪に紛れて不人気という話がありますが、
現在ロシアには主に事故車や冠水車、低価格帯の車が輸出されていて、最近だと初代の日産リーフなどです。
その為高年式の車や軽自動車においては関係のない話といえるでしょう。
中間色は高く売れない
基本的に白(パールホワイト)と黒以外の中間色は高く評価されません。
中間色の中で順位をつけると、濃い中間色>薄い中間色の順です。
最近ではマツダの赤「ソウルレッド・プレミアム・メタリック」は、ブランドカラーとして市場に広く受け入れられており、そこまで悪くないという例外の色も存在しますが。
また、特別限定色も高く売れるかというと、そうではありません。
ざっくりとした色の評価順は次の通りです。(ざっくり)
↓
2位 ブラック(真っ黒)
↓
↓
3位 グレー・ガンメタ・紫・濃い茶(黒ではないけど濃い中間色)
↓
4位 シルバー・青・赤(中間色)
↓
5位 ゴールド・薄い青・緑・ピンク(薄い中間色)
※女性の人気の軽自動車(アルトラパンやミラココア)などはピンクでも評価が悪くないなどの例外もあります。
車格によって価格差は異なる
基本的な考え方としては、車両本体価格が高くなればなるほど、
の差は大きくなります。
例えば中古で100万円を切る様な軽自動車においては、
- パールホワイト
- 黒
- ガンメタ(濃いグレー)
- 紫
の色による差はあまりないこともあります。
ただし、
- シルバー
- ピンク
- ライトブルー
- ライトグリーン
などの薄い中間色はやはり評価が低くなりやすいので注意です。
また新車で500万円を超える国産車・輸入車においては、”白黒”と”その他の色”は大きな差が出ます。
大多数の人は、”高級”や”格式”と白・黒という色がリンクしているのです。
価格差の実例紹介
軽自動車(〜100万円)
自動車オークションの落札データです。
平成27年色のホンダN-BOXで、装備同じ、状態同じぐらい、走行距離同じぐらいで調べています。
青で囲ったところと赤で囲ったところの左端が色で、右端が落札価格です。
大体10万円ぐらいの差がありますね。
100万円以下の中古車でもこれぐらいの差が出る場合があります。
普通車(100万円〜300万円)
同じく落札データです。
平成29年式のマツダCX-5のものです。
大体15万円ぐらいグレーと黒・白だと違うのがわかりますね。
輸入車(300万円以上)
平成29年式のベンツSクラスクーペのデータです。
中々白黒以外のカラーが少なくなりますが、50万円ぐらい変わってもおかしくないデータになっていますね。
この様に車格があがればあがるほど色の影響は大きく、またその逆も然りということになります。
革シートの色でも少し差が出ます
車の色とは別に、車内の革シートの色でも高く売れる売れないの差が出る事があります。
※シートが革の車に限った話になります。
結論から言うと、”白・茶・赤”などの目立つ色が好まれ、黒の革シートはマイナスではないがプラスでもないという評価になります。
その為本人が嫌いでなければ、内装色は思い切って黒以外の色を選択するのがお勧めです。
3. まとめ
以上、車の高く売れる色についてお伝えしました。
結論、
- 高く売ることを考えるならパールホワイトを買おう(雪に紛れるとか関係ない)
- 次に黒でもgood、その次は濃い中間色(ガンメタや紫や茶色)
- 車格によるが色による売れる金額の差は、5万円〜50万円
でした。
是非高く売ろうとしている人は参考にしてみてください。
とはいえあくまでも車は個人の持ち物です。好きな車に乗ってストレスのないカーライフを送るのが1番です!
私は今の車が黒で、次はパールホワイトを買います!