マツダ・CX-8のグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールの高い仕様について中古車査定士が詳しく解説します。
登録当年、3年後、5年後の残価率をまとめたので、購入の材料にしてください。
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【経過年数とグレード別】CX-8のリセールバリュー
CX-8の登録当年・3年・5年落ちのリセール(残価率)を記載します。
経過年数/年式 モデル | 残価率/買取額 ディーゼル | 残価率/買取額 ガソリン |
---|---|---|
マイナーチェンジ:KG系前期→後期 | ||
登録当年/R4年 KG系前期 | 81%/344万円 ★★★★☆ | 96%/338万円 ★★★★★ |
3年落ち/R1年 KG系前期 | 71%/299万円 ★★★★☆ | 75%/279万円 ★★★★☆ |
5年落ち/H29年 KG系前期 | 59%/230万円 ★★★☆☆ | データなし |
※買取額は全グレードの平均
CX-8のリセールのポイント
- CX-8のリセールバリューは普通〜やや高め。ガソリンの方がリセールは良い
- ディーゼルの場合は4WDの方が少し高い。グレードは最上級までいく必要なし
- 色はパールホワイトやグレーが人気でリセールも高い。ガラスルーフは装着率は低いが付ける価値あり
- 当年車のリセール:残価率87%
- 3年後のリセール:残価率73%
- 5年後のリセール:残価率59%
ひとつずつ詳しく解説します。
当年車のリセール:残価率87%
登録当年車(KG系前期)のリセールを調査。当年車の平均残価率(買取額)は
- ディーゼルモデル:81%(344万円)
- ガソリンモデル:96%(338万円)
となりました。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 平均買取額 残価率 |
---|---|---|
【ディーゼルモデル】 | ||
XDスマートエディション(2WD) | 3,520,000円 0万km 1件 | 295万円 84% |
XDブラックトーンエディション(2WD) | 3,999,600円 0.3万km 3件 | 315万円 79% |
XDLパッケージ(2WD) | 4,382,400円 0.4万km 3件 | 315万円 72% |
XDエクスクルーシブモード(4WD) | 4,999,500円 0.6万km 3件 | 450万円 90% |
【ガソリンモデル】 | ||
25Sスマートエディション(2WD) | 3,137,200円 0.2万km 3件 | 300万円 96% |
25Sブラックトーンエディション(2WD) | 3,616,800円 0万km 1件 | 345万円 95% |
25Sブラックトーンエディション(4WD) | 3,853,300円 0.2万km 1件 | 370万円 96% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
登録当年のCX-8の平均残価率は87%。ディーゼルよりもガソリンの方がリセールは高いです。
リセール重視ならガソリンモデルが有利、ディーゼルは値下がりが大きいので、どちらを選択するかは、何年乗るか、その時の想定下取額はいくらかも含めて考えてみてください。
ちなみにCX-8を高く売りたい方は、最大20社に査定が依頼できて、車を見せるのは3社だけで済むMOTAの車査定が効率が良くおすすめです。
モデルチェンジで相場の変動が激しく、各会社によって見方が異なります。効率的にできるだけ多くの業者に見せて比較するのが得策と言えます。
3年後のリセール:残価率73%
3年後のリセールをKG系から算出。3年後の平均残価率(買取額)は
- ディーゼルモデル:71%(299万円)
- ガソリンモデル:75%(279万円)
となりました。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 平均買取額 残価率 |
---|---|---|
【ディーゼルモデル】 | ||
XD(4WD) | 3,674,000円 3.6万km 2件 | 270万円 73% |
XDプロアクティブ(2WD) | 3,762,000円 3.9万km 23件 | 255万円 68% |
XDプロアクティブ(4WD) | 3,998,500円 4.5万km 7件 | 265万円 66% |
XDLパッケージ(2WD) | 4,306,500円 4.1万km 36件 | 285万円 66% |
XDLパッケージ(4WD) | 4,543,000円 4.1万km 50件 | 335万円 74% |
XDエクスクルーシブモード(4WD) | 4,890,600円 2.2万km 3件 | 385万円 79% |
【ガソリンモデル】 | ||
25S(2WD) | 2,948,000円 2.6万km 8件 | 230万円 78% |
25Sプロアクティブ(2WD) | 3,316,500円 2.9万km 27件 | 250万円 75% |
25SLパッケージ(2WD) | 3,828,000円 2.7万km 18件 | 270万円 71% |
25TLパッケージ(2WD) | 4,352,700円 2.5万km 4件 | 300万円 69% |
25TLパッケージ(4WD) | 4,323,000円 3.1万km 19件 | 345万円 80% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
3年落ちの平均残価率は73%とそこまで高くはありません。
算出したデータは平均より走行距離が多い為、その影響で少しリセールが低めに出ています。
それを差し引いてもガソリンの方が少しリセールが良く、また距離の影響は大きいということは意識しておきましょう。
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5年後のリセール:残価率59%
5年後のリセールをKG系から算出。5年後の平均残価率(買取額)は
- ディーゼルモデル:59%(230万円)
- ガソリンモデル:データなし
となりました。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 平均買取額 残価率 |
---|---|---|
【ディーゼルモデル】 | ||
XDプロアクティブ(2WD) | 3,537,000円 5.5万km 18件 | 210万円 59% |
XDプロアクティブ(4WD) | 3,769,200円 5.1万km 6件 | 205万円 54% |
XDLパッケージ(2WD) | 3,958,200円 6.0万km 12件 | 245万円 62% |
XDLパッケージ(4WD) | 4,190,400円 5.2万km 17件 | 260万円 62% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
5年落ちはCX-8発売の年にあたり、5年前のデータはディーゼルモデルしかありません。
3年落ちから比べると2年で70万円、1年だと約35万円(毎月約3万円)価値が落ちてきています。
リセールの落ち方としてはやや多めです。
1年毎のリセールバリューの変化
1年毎の買取額から、リセールバリューが毎年どのように落ちているのかを調べました。
※グレード:XD Lパッケージ(4WD)にて。
経過年数/モデル (平均走行距離) | 平均買取額 (前年比) |
---|---|
マイナーチェンジ:KG系前期→後期 | |
当年もの/KG系前期 (0.4万km) | 400万円 |
1年落ち/KG系前期 (2.3万km) | 365万円 (−35万円) |
2年落ち/KG系前期 (3.7万km) | 300万円 (−65万円) |
3年落ち/KG系前期 (4.1万km) | 335万円 (+35万円) |
4年落ち/KG系前期 (5.3万km) | 285万円 (−50万円) |
5年落ち/MR41系 (5.2万km) | 260万円 (−25万円) |
大きく落ちているところを赤字で記しました。XD Lパッケージ(4WD)の新車価格は462万円です。
1年毎の落ち幅としてはやや大きい方で、毎月3〜5万円は価値が落ちていく計算です。
リセール落ちが大きい車というのは、買って毎月価値を減らすよりも始めからカーリースの方が便利な場合があります。
下記はニコノリのカーリースの一例で、車検と税金が含まれてこの価格なので、使い方(距離・傷)次第ではリースの方がリスクが少ないです。
リセールバリューがそこまで高くない車は、わざわざ所有する必要はそこまでありません。
乗りたい車と所有するかどうかは切り離して考えてみるのも良いですね。
CX-8のリセールバリューを上げるポイント
- リセールバリューの高い色
- リセールの高いオプション
ひとつずつ詳しく解説します。
リセールバリューの高い色
外装色によるリセール差を中古車オークションから調べた結果です。
色 | 台数/走行距離 | 平均価格 |
---|---|---|
パールホワイト | 54台/4.1万km | 🥇320万円 |
クロ | 34台/7.1万km | 280万円 |
グレー | 71台/4.4万km | 🥈300万円 |
アカ | 20台/4.8万km | 275万円 |
アカ | 78台/4.4万km | 273万円 |
その他(コン、シルバー、ベージュ) | 16台/4.5万km | 🥉290万円 |
※n=195 XD Lパッケージ(4WD)より
リセールが高いのはパールホワイト、人気があるのはグレーという結果です。
CX-8は色のリセールへの影響が大きい車です。リセールを重視するなら色の選択は慎重に。
リセールの高いオプション
グレード:XD Lパッケージで見た場合、ガラスルーフの装着率は全体の約4%と少なめ。
しかしガラスルーフがある車はない車に比べて、10〜20万円は高く買取ができています。
現行モデルでガラスルーフを付ける場合、セットで33万円のメーカーオプションになりますが、個人的にはつけるのがおすすめです。
個人的にCX-8で検討すべきなのはこのセットオプションのみ。
サンルーフを含まないセットオプションはほぼリセールバリューには影響してきません。(多少のプラスにはなり得るが影響は小さい)
査定士おすすめのリセール仕様
CX-8を新車で購入する場合の、筆者のおすすめ仕様は下記になります。
- 【グレード】25Sブラックトーンエディション(2WD)
- 【色】ロジウムホワイトプレミアムメタリック(55,000円)
- 【OP】ガラスルーフ付きのセットオプション(330,000円)
リセール中心に考えた場合、ガソリンモデルの方がリセールが良いので、余程走行距離が増えない限りガソリンの方が選びやすいですね。
そしてガソリンのリセールが高いというのは、結局は輸出ということで、グレードはそこまで上げる必要もありません。
25Sスマートエディションでも良いぐらいで、センターディスプレイのサイズ差を考えるとブラックトーンエディションかなという結論です。
色は「プラチナクォーツ」も白っぽいですが、業界ではベージュと認識され、リセールは大きく違うので注意が必要です。
CX-8を売るタイミングや購入する際のポイントは?
リセールバリューの観点から、CX-8の売り時と車購入時のポイントを解説します。
CX-8はリセールバリュー的に何年後に売るのがベスト?
CX-8は基本モデルチェンジで売るのがおすすめです。
今後KG系の後期モデルが発売された影響で、KG系前期モデルのリセールが落ちていくことが予想されます。(納車され始めると落ちる)
またガソリンモデルはロシアへの輸出が考えられます。3年落ち、5年落ちの輸出の節目の年は乗り換えを検討してみても良いでしょう。
新車のCX-8をリセール前提で買う時のポイント
「査定士おすすめのリセール仕様」でも説明した通り、
- 【グレード】25Sブラックトーンエディション
- 【色】ロジウムホワイトプレミアムメタリック(55,000円)
- 【OP】ガラスルーフ付きのセットオプション(330,000円)
がリセールを中心に考えた仕様です。
ディーゼルに乗りたい場合は、
- 【グレード】XDブラックトーン(4WD)かグランドジャーニー(4WD)
- 【色】ロジウムホワイトプレミアムメタリック(55,000円)
- 【OP】ガラスルーフ付きのセットオプション(330,000円)
が代案になります。
ディーゼルのポイントは4WDモデルを選ぶということ。2WDよりも4WDの方が人気で、リセールも僅かながら良いです。
色がパールホワイト、ガラスルーフ付きというところは変わりません。
中古車のCX-8をリセール前提で買う時のポイント
中古車でリセールを中心に考えた場合、ディーゼルという選択はありません。
輸出需要の強い、ガソリンモデルの方が有望です。
個人的には2~3年落ちのガソリンモデルを買って、5年落ちの年で売るぐらいが最もコスパの良い乗り方になると思います。
グレードや装備、色はそこまで問われません。いかに購入金額を下げるかが中古車戦略の最大のポイントです。
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【中古車査定士が解説!】車を高く売る方法とおすすめの買取サービスを紹介
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---|---|---|
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---|---|---|
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CX-8のリセールまとめ
CX-8のリセールバリューはそこまで悪くはないものの、SUV全体が高いことを考えると普通レベルです。
また人気のディーゼルよりもガソリンの方が輸出の関係もありリセールが良く、維持費も含めて買う場合は良く考える必要があります。
CX-5にも共有することで、ガソリンモデルを短期で乗り継ぐ(5年以内では乗り換える)のが個人的にはおすすめです。
CX-8のリセールをおさらい
- CX-8のリセールバリューは普通〜やや高め。ガソリンの方がリセールは良い
- ディーゼルの場合は4WDの方が少し高い。グレードは1番上までいく必要なし
- 色はパールホワイトやグレーが人気でリセールも高い。ガラスルーフは不人気だが付ける価値あり
本記事はここまで。
車のリセールバリューに興味がある方は、他の記事も参考にしてみてください。
良いカーライフを。
≫【関連記事】リセールバリューの高い車を全車種の中からランキングで紹介(2022年最新版)
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