【ベンツ/AMG】GLCワゴン・クーペのリセールと残価率を詳しく解説

メルセデスベンツ/AMG GLCクラスのグレード別のリセールバリュー（残価率）とリセールの高い仕様について中古車査定士が解説します。

登録から1年、3年、5年、7年後の残価率と買取価格をまとめています。下取り額の確認や購入時の参考情報として活用ください。

＜筆者よりひと言＞

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【経過年数とグレード別】GLCクラスのリセールバリュー

GLCクラスの1年落ち・3年落ち・5年落ち・7年落ちの残価率と買取額を見ていきます。

※残価率・買取額は全グレードの平均

ひとつずつ詳しく解説します。

1年後のリセール：残価率79%

1年後（X253系後期）のリセールを調査。当年車の平均残価率（買取額）は

• ベンツGLCクラス：79%（656万円）
• AMG GLCクラス：データ無し

となりました。

※残価率＝買取相場/新車価格（%）

GLCは1年落ちでも残価率が80%前後とやや低い結果となっています。

街で見ない日はない人気モデルですが、意外とリセールは高くありません。

3年後のリセール：残価率64%

3年後のリセールをX253系後期から算出。3年後の平均残価率（買取額）は

• ベンツGLCクラス：65%（505万円）
• AMG GLCクラス：62%（783万円）

となりました。

※残価率＝買取相場/新車価格（％）

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5年後のリセール：残価率50%

5年後のリセールをX253系前期から算出。5年後の平均残価率（買取額）は

• ベンツGLCクラス：52%（380万円）
• AMG GLCクラス：47%（497万円）

となりました。

※残価率＝買取相場/新車価格（％）

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7年後のリセール：残価率37%

7年後のリセールをX253系前期から算出。7年後の平均残価率（買取額）は

• ベンツGLCクラス：37%（263万円）
• AMG GLCクラス：36%（313万円）

となりました。

※残価率＝買取相場/新車価格（％）

1年毎のリセールバリューの変化

1年毎の買取額から、リセールバリューが毎年どのように落ちているのかを見ていきます。

※最も人気のあるGLC220d 4マチック（後期：AMGライン、前期：スポーツ）、7年落ちはGLC250 4マチックスポーツにて。

大きく落ちているところを赤字で記載。GLC220d4マチックAMGラインの新車価格は834万円です。

毎月3万円〜4万円以上価値が落ちる年が多く、車の価値は比較的大きめに落ち続けます。

中古車を買う場合は3年落ちぐらいを購入し、次のモデルチェンジ前に手放すのがリセールの落ちにくい買い方と言えるでしょう。

毎年どんどん価値が落ちるので、リセールの管理には注意が必要！

また残価の落ちやすいGLCは必ずしも購入がベストな選択肢とは言えず、車の管理やリセールに気を遣わなくても済むカーリースもおすすめです。

輸入車におすすめのカーリースは記事の後半で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

≫カーリースについてはこちら

GLCクラスのリセールに関わるポイント

ひとつずつ詳しく解説します。

リセールバリューの高い色

外装色によるリセール差を中古車オークションから調べた結果です。

※GLC220d 4マチック AMGラインより　n=29

意外とグレーが高い結果に。しかし走行距離や台数を見るとシロかクロが手堅い選択となってくるでしょう。

ちなみにシロは、

の2種類がありますが、リセール面ではあまり影響がなく無理して有償カラーにする必要はありません。

リセールの高いオプション

グレードを「GLC220d4マチック」とした際の、おすすめオプションは下記です。

◎：AMGラインパッケージ（600,000円）

◎：パノラミックスライディングルーフ（220,000円）

△：ドライバーズパッケージ（490,000円）

△：AMGレザーエクスクルーシブパッケージ（550,000円）

AMGラインとサンルーフは必須、ドライバーズとレザーエクスクルーシブは必須ではないおすすめオプション（△）となります。

後半の2つは評価に一定のプラスとはなるものの、前半の2つに比べると効果は低く、コストも嵩むので、私なら見送る可能性が高いです。

査定士おすすめのリセール仕様

GLCクラスを新車で購入する場合のおすすめ仕様は下記になります。

約100万円のオプションがかかりますが、総合的にはこれが最もコスパが高い判断です。

GLCクラスを売るタイミングや購入する際のポイントは？

リセールバリューの観点から、GLCクラスの売り時と購入時のポイントを解説します。

GLCクラスはリセールバリュー的に何年後に売るのがベスト？

売り時の考え方としては、モデルチェンジで乗り換える（売る）、これが最もおすすめです。

輸入車はほぼ全ての車が型落ちモデルになると大きく残価を落とします。

走行距離も増えていなく、傷がついた訳でもないのに価値が落ちる。それを防ぐ為にはモデルチェンジでの乗換えを意識することが重要です。

新車のGLCクラスをリセール前提で買う時のポイント

「査定士おすすめのリセール仕様」で記載した通りです。

新型のGLCクラスが発売されましたが、基本的な考え方は同じになります。

リセールのことを考えると購入価格はできるだけ下げておきたいところ。値引きはできるだけ取るように交渉することが重要です。

GLCクラスは購入以外にカーリースもおすすめな理由

リセールバリューがそこまで高くないGLCは必ずしも購入にこだわる必要はありません。

輸入車は車検やメンテナンス費用が高く、車の状態が悪いとすぐにリセールも下がるので初めからカーリースで乗るのもおすすめの方法。

カーリースで輸入車を扱えるところは多くない中で、損保ジャパンとDeNAが行っているSOMPOで乗ーるは国内最大級の輸入車の取扱いが可能。

競合商品と比較してもリース料は安く、期間は3年から9年、距離は月1,000km〜3,000kmから選べ、自分に合ったプランが作れます。

残価保証の設定をすれば、リース満了時の追い金での精算や残価割れの心配をする必要がないので、特に輸入車にはおすすめのカーリースです。

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中古車のGLCクラスをリセール前提で買う時のポイント

輸入車の中古車の考え方として重要なのは、型落ちとなりリセールが下がり出したら止まらないということ。

つまり現行モデルの売れ筋仕様を買う、というのがベースの考え方です。

ということで、今狙うならGLC220d4マチックの売れ筋仕様を中心に考えるのがおすすめ。

中古車は定価がないので、その中で買値が安く、仕様が整っているものを探しましょう。

GLCクラスの中古車を探すなら！業者の非公開車両もチェックしよう

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【中古車査定士が解説！】車を高く売る方法とおすすめの買取サービス

ディーラーの下取りと中古車買取サービスを比較した場合、90%以上の確率で10万円以上、中古車買取サービスの方が高い買取額が出ます。

中には100万円以上差が出る場合もあり、下取りにお任せは非常にもったいないケースが多いですよ。

しかしどこに査定を依頼すれば安心して、車が高く売れるのか、色々わからなかったり不安なことも多いのではないでしょうか。

そこで今回は中古車査定士の筆者が自分の車を売る際にも使う買取サービスを紹介するので、車の乗換えや売却の際の参考にしてみてください。

すぐに車を手放せる人向け：効率と価格を両取り「オークション形式」

車をすぐに手放せる人（1ヵ月以内に売却可能）は、手間をかけずに高値で売却できる「オークション形式」の売却がおすすめです。（無料）

「オークション形式」とは、最初に1度の査定をして、そのデータに対し複数の業者がWeb上でオークション形式で入札してくる方式のこと。

そんなオークション形式で車を売る際の筆者のおすすめはユーカーパックというサービスです。

ユーカーパックは、業界最大規模の約8,000店の中古車店が加盟しており、専門査定士による写真撮影等で車が高く売れるというのが特徴です。

サービスの流れを簡単に紹介します。

車の内容と連絡先を記載して査定を依頼する

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査定担当者より査定日時の連絡がくる

▼

自宅等で車の査定を受ける

▼

査定結果を元にオークションの設定をする

▼

Webオークションが開催（マイページより確認）

▼

結果に対し売却する・しないを検討する（約3日）

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売却する場合は10日以内に車を引き渡す 売却しない場合はサービス終了

査定を依頼してから、結果が出るまでがかなりスピーディなのも特徴の一つ。

それでありながら、一括査定で10社以上と細かく交渉した価格の「上位1位〜3位レベル」の価格が出るので、かなり効率の良い売却方法です。

注意点として、売却する場合は10日以内に手放す必要があるので、車を手放せるタイミングを自分でコントロールして依頼するようにしましょう。

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すぐに車を手放せない人向け：引渡しの融通等が利く「一括査定」

などのすぐに車を手放せる状態にない人は、買取店と個別に引渡し時期を交渉できる車の一括査定がおすすめです。

一括査定には色んなサイトがありますが、私が最もおすすめなのはカーセンサーの一括査定です。

その理由としては主に2つあり、1つ目は一度に依頼できる業者数が最も多いことです。

査定依頼ができる業者数は住んでいる場所によって異なり、例えば私のエリアだと7社と下記の様に申し込み前に表示がされます。

他の一括査定サービスだと、折角申し込んだのに査定に来れる業者が1社や2社と少なく、十分な比較ができない、ということも少なくありません。

そして2つ目は大手の買取業者がしっかり入っていることになります。

多くの業者に査定依頼ができても、それが名前も知らない、ホームページもない様な業者だと少し不安になったりしませんか？

カーセンサーの一括査定には上図にもある様に、CMやラジオでも聞いたことのある大手の買取業者がほぼ全て登録されているので安心。

大手が安心な理由としては、JPUCという買取業界の健全化を進める団体に加入している会社が多く、トラブルが起きにくいという事もあります。

車の売却は価格も大事ですが、最後まで安心して取引できることの方が重要。

各業者の対応や条件を見比べながら、納得のいく金額で安心して渡せる業者を見つけましょう。

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大手の中でも特に安心なのはカーセブン

査定業者の中でも、特に安心して車を売却できる業者を挙げるならカーセブンです。

同社は社長がJPUCの代表理事を務めており、消費者目線を重視した絶対安心の買取を行なっている企業で、基本的にここに車を売ってトラブルになるということはあり得ません。

もし自分の一括査定対象店舗の中にカーセブンが入っていなければ、ここだけ個別に申し込んでおくのも良いと思います。

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GLCクラスのリセールまとめ

GLCクラスは2016年に発売された比較的歴史の浅いモデルです。

SUV、ベンツの中では丁度いいサイズ感のモデルであることなどが功を奏し、輸入車の中では高いリセールが発売当初から続いています。

モデルチェンジに気をつけて上手く乗り継げば、輸入車の中でも使い勝手の良い車として残っていくでしょう。

本記事はここまで。

車のリセールバリューに興味がある方は、他の記事も参考にしてみてください。

良いカーライフを。

≫【関連記事】リセールバリューの高い車を全車種の中からランキングで紹介（2022年最新版）

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