- リセールバリューの高い外車は?
- 売り値を考えて外車を検討したい!
輸入車は国産車に比べリセールバリューが悪いと言われがちです。しかし、選び方次第でリセールが高い輸入車もたくさんあります。
外車の残価率をランキングで紹介
まずは外車の経過年数別のリセールバリュー(残価率)をランキングで紹介します。

3年後の残価率ランキングTOP10
3年後は1度目の車検タイミング。
ここでの残価率のランキングTOP10です。
順位 | 車種 | 残価率 |
---|---|---|
🥇1位 | ベンツGクラス | 105% |
🥈2位 | ジープラングラー | 90% |
🥉3位 | ポルシェケイマン | 74% |
4位 | ポルシェ911 | 73% |
5位 | ジープレネゲード | 71% |
6位 | ポルシェボクスター | 68% |
7位 | ポルシェマカン | 67% |
8位 | プジョー5008 | 66% |
9位 | プジョー3008 | 64% |
10位 | ポルシェパナメーラ | 60% |
※各車種のリンクから個別ページへ飛べます。
全体的にはやはりSUV、クーペ、オープンタイプの車種が中心となります。
ベンツでランクインはGクラスのみ、BMWやアウディなどのメジャーブランドは10位には入ってきません。
5年後の残価率ランキングTOP10
5年後の残価率TOP10になります。
過去のデータから調査している為、5年前のモデルが型落ちの場合は一気にリセールが低くなる圏外で飛びます。
順位 | 車種 | 残価率 |
---|---|---|
🥇1位 | ジープラングラー | 76% |
🥈2位 | ポルシェケイマン | 70% |
🥉3位 | ポルシェボクスター | 66% |
4位 | ベンツGクラス | 60% |
5位 | ポルシェ911 | 60% |
6位 | ジープレネゲード | 59% |
7位 | ポルシェマカン | 57% |
8位 | ミニクロスオーバー | 43% |
9位 | ベンツGLA | 41% |
10位 | ベンツCLA | 41% |
下位は車種が入れ替わっていますが、上位は3年落ちとさほど変わりません。
TOP10でも5年で50%を切ってきますので、やはり国産車と比較した場合輸入車のリセールは低いと言わざるを得ません。
7年後の残価率ランキングTOP10
7年後のTOP10です。
基本的に7年も経てばモデルチェンジが入るのでリセール的には損です。
同一モデルが長く続きやすい車種などは長期で持っても目減りが少ないと言えます。
順位 | 車種 | 残価率 |
---|---|---|
🥇1位 | ポルシェボクスター | 64% |
🥈2位 | ジープラングラー | 62% |
🥉3位 | ポルシェケイマン | 59% |
4位 | ポルシェマカン | 54% |
5位 | ベンツGクラス | 51% |
6位 | ポルシェ911 | 51% |
7位 | ジープコンパス | 34% |
8位 | ポルシェパナメーラ | 32% |
9位 | ベンツCLA | 31% |
10位 | ベンツGLE | 29% |
7年で残価率50%を超えている様な車種は本当に強いので、覚えておいた方が良いでしょう。
全体からしたら数えるほどしかないと思います。
車種別に総合的にランク付け
筆者の解説も交えながら総合的にリセールの高い外車を紹介していきます!
1位:ジープラングラー
【リセールバリュー(残価率)】
経過年数 | ラングラー | ラングラーアンリミテッド |
---|---|---|
3年落ち H30年 | 89% ★★★★★ | 91% ★★★★★ |
H30/11:JL系にフルモデルチェンジ | ||
5年落ち H28年 | 79% ★★★★★ | 72% ★★★★★ |
7年落ち H26年 | 54% ★★★★☆ | 70% ★★★★★ |
外車のリセール一押しはアメリカ「クライスラー・ジープ」のラングラー。
強烈な見た目もさることながらフルモデルチェンジしても崩れない絶妙な需給バランスがリセールを支えています。
3ドアのラングラーと5ドアのラングラーアンリミテッドがあり、5ドアの方が人気でリセールも高いです。
ジープ/ラングラー(アンリミテッド)のグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールが高くなる仕様について中古車査定士が詳しく解説します。登録当年、3年後、5年後、7年後、10年後の残価率をまとめたので、購入の材料にしてください。[…]
2位:ベンツGクラス
【リセールバリュー(残価率)】
経過年数 | ベンツGクラス | AMG Gクラス |
---|---|---|
現行型/H30以降 | 113% | 97% |
H30/6 フルモデルチェンジ | ||
3年落ち/H30年式 | 70% ★★★★☆ | 61% ★★★☆☆ |
5年落ち/H28年式 | 61% ★★★★☆ | 53% ★★★☆☆ |
7年落ち/H26年式 | 51% ★★★★☆ | 43% ★★★☆☆ |
10年落ち/H23年式 | 37% | ー |
ベンツの中でもGクラスは別格。
なんせベンツは「メスセデス」「AMG」「Gクラス」「EQ(電気自動車)」とブランド分けするぐらいGクラスをブランドとして捉えています。
そんなGクラスのリセールは現行モデルがとにかく別次元。
モデルチェンジがあった際の落差はそれなりに大きいですが、それでも全然平均よりは上。
価格は2000万円近いですが、買える人は買って損のない車両間違いなしでしょう。
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3位:ポルシェボクスター
ミッドシップロードスターである「ボクスター」。
平成28年モデルより718ボクスターという名称で販売されています。(それ以前はボクスター)
ポルシェの中では新車価格は抑え目ながらリセールは鉄板の厚さがあります。
ロードスターということでどうしてもセカンドカー等になりますが、他車種に比べるとリセールが良いのは間違いなし。
4位:ポルシェケイマン
ボクスターに対し、ミッドエンジンスポーツクーペモデルがこのケイマン。
こちらもポルシェの中では1000万円を切っている値段で、911に比べるとかなり安くなります。
ポルシェは911だけではなくケイマンもクーペではおすすめ。
【ポルシェ】 ケイマン/ボクスターのグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールの高い仕様について中古車査定士が詳しく解説します。3年後、5年後、7年後、10年後の残価率をまとめたので、購入の材料にしてください。[…]
5位:ポルシェ911
911はボクスター、ケイマンには若干リセールは劣るものの、ほぼ遜色ないリセールがあると言える車。
グレードとしては911カレラの最もベースがリセール面ではおすすめ、その他タルガもタマが少ない分非常に引き合いが強いです。
GT3とか行くとほとんどオークション市場とかには出てきませんね。
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査定士お薦め‼︎車を高く売る方法
リセールバリューを大事にする上で重要なことは、その車をしっかり高値で売却することです。
ここでは中古車査定士の筆者が自分の車を売る際にも使うおすすめの買取サービスを紹介します。
査定は無料なので、色々試してみて車を売る(高く売る)ことに慣れていきましょう。
【競り上がれば価格は青天井】手間がかからない
「オークション形式」
「オークション形式」での売却は、今増えている試してみる価値のある売却方法です。
「オークション形式」とは、最初に1度の査定をして、そのデータに対し複数の業者がWeb上でオークションの様に入札してくる方式のことです。
現在このサービスが利用できるのは、楽天Carオークションと
ユーカーパックの2社のみ。
もしオークションの結果が満足いく価格に達しなかった場合は無料でキャンセルもできます。
メリットは買取額が高いこと、デメリットはエリアが限定されること(地方は一部不可)、早めに車を手放さなければいけないことになります。

入札業者数はユーカーパックが多い(8,000社)ですが、楽天はポイントが貯まったり引渡しに余裕が持てたりとそれぞれ特徴が違います。
(楽天の業者数は2,000社)
価格は期待できるので「1ヵ月以内に車が手放せる人」にはおすすめの売却方法です。
▼無料で簡単登録▼

【公式HP】https://auction.auto.rakuten.co.jp/
【売却時期が先なら】引渡し時期などの融通が利く
「カーセンサーの一括査定」
しかし実際には「すぐに車を引き渡せる人」ばかりではないですよね。
- 次の車の納車時期がはっきりしていない
- 次に買う車で迷っている
- 買取額を元にディーラーと商談したい
という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時は、引渡し時期など条件を業者と交渉できるカーセンサーの一括査定がおすすめです。
一括査定は多数の業者に見積もり依頼が出せる一方で、各業者の対応に手間がかかるというプラスとマイナスの両面を持ち合わせています。
手間がかかるというデメリットはあるものの、各業者が互いを意識してMAX額を出してくるので買取額としては良い金額が期待できます。
そんな一括査定のポイントは業者数です。
正直どの業者が1番高いかは毎回わかりません。その為最も多くの業者にまとめて依頼ができるカーセンサーの一括査定が効果的と言えるのです。
納車の時期まで車が使えたり、車は先に渡して代車を出してくれるなど買取店によって対応は様々なので、細かい条件は個別に確認をしましょう。

【公式HP】https://kaitori.carsensor.net/
カーセンサー公式HPを見る
※コロナの影響で今査定価格が高騰中!
【外車/輸入車を売却するなら】「輸入車買取専門店」に査定を依頼しよう
外車/輸入車を高く買取してもらおうと思ったら、輸入車買取専門店に査定を依頼するのが鉄則。
筆者のおすすめは全国対応可能な輸入車買取サービスである輸入車.com。
一般的な中古車買取店は、輸入車を買取りした後、業者オークションに出すのが普通の流れ。
その為買取額として提示できるのはオークションで利益が出る範囲内に限定されます。
しかし輸入車.comは直営販売店も持っており、そのまま店頭に並べることができる為、オークション相場を無視した高額提示が可能になります。
特に状態の良い車であるほどその差は大きくなります。大事に乗ってきた車だからこそ、しっかりと評価できるお店に見てもらうことが重要。
▼輸入車専門の車買取業者▼

【公式HP】https://www.yunyuusha.com/
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まとめ
以上、「外車/輸入車のリセールバリュー」についての解説でした。
少し特殊な車種のリセールが高い傾向がありますが、ベンツやBMW、アウディあたりのモデルも今後追加していく予定です。
ただやはり国産車に比べると輸入車のリセールは悪く、5年で残価率50%を上回る車は少ないというのが実情。
国産車と大きく違うのは「価格が高い」ことと「輸出に行かない」の2点です。
外車はそもそも海外が生産国ですから、わざわざ日本から中古車を輸入する必要もない訳ですね。
しかし中には今回の様なリセールの高い車種もあるので、ぜひ外車選びの参考にして頂ければ幸いです。
リセールを意識した車の乗換相談
本ブログはリセールを中心とした情報発信ですが、個別の乗換え相談も承ります。
次の車のリセールが高い仕様や下取り車の狙える買取最高額など、車の売買に関することをなんでもご相談頂けます。
回答は実際のデータを用いてわかりやすくお伝えしています。(過去例もあります)
効果的な車の乗り換えをしたいと思う方はぜひ色々ご相談ください。
※お届け日数は質問内容によります。初回の質問に対する回答は最短12時間以内〜最長2日の予定です。※お急ぎの方は事前にダイ…
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最後までお読み頂きありがとうございました。
良いカーライフを。