ベンツ/AMG Gクラスのグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールの高い仕様について中古車査定士が詳しく解説します。
3年後、5年後、7年後、10年後の残価率をまとめたので、購入の材料にしてください。
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【結論】ベンツGクラスのリセール
Gクラスの経過年数別のリセールを記載します。
経過年数 モデル | 残価率/買取額 ベンツGクラス | 残価率/買取額 AMG Gクラス |
3年落ち/R1年 W463系:2代目 | 112%/1550万円 ★★★★★ | 98%/2150万円 ★★★★★ |
H30/6:2代目W463系にフルモデルチェンジ | ||
5年落ち/H29年 W463系:1代目 | 70%/875万円 ★★★★★ | 54%/1125万円 ★★★☆☆ |
7年落ち/H27年 W463系:1代目 | 61%/725万円 ★★★★★ | 43%/800万円 ★★★☆☆ |
10年落ち/H24 W463系:1代目 | 35%/470万円 ★★★★★ | ー |
※買取額は全グレードの平均を記載
装備は上で伝えた通り、AMGラインをはじめ、しっかりついたものの方が良く評価されています。
タマ数が少ないこともあり色でのリセール差はあまり見られませんが、直近ではグレー革シートの車両が高い傾向にあります。
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【経過年数とグレード別】GLBクラスのリセールバリュー
新車から3年・5年・7年・10年後のリセール(残価率)をグレード別に記載します。
・過去3ヵ月のオークションデータ
・装備と色は絞り込みなし
・事故歴なし車両状態良好として
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当年車のリセール:残価率140%
登録当年車(W463系)のリセールを調査。当年車の平均残価率(買取額)は
- ベンツGクラス:157%(2030万円)
- AMG Gクラス:122%(3025万円)
となりました。

グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 平均買取額 残価率 |
---|---|---|
【ベンツGクラス】 | ||
G400d | 12,890,000円 0.2万km 44件 | 2030万円 157% |
【AMG Gクラス】![]() | ||
G63 | 22,180,000円 1.7万km 15件 | 2850万円 128% |
G63 エディション55 | 27,500,000円 0.2万km 2件 | 3200万円 116% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
ベンツGクラスにおいては、AMGライン、ラグジュアリーパッケージがほぼ必須。Gマヌファクトゥーアプログラム付きが高く売れています。
AMG Gクラスではマヌファクトゥーアプログラムの装着率がより高くなります。
少し古い資料ですが、マヌファクトゥーアプログラムはメーカーオプションで、特に内装を好みの仕様に仕上げることができます。

3年後のリセール:残価率112%
3年前のW463系(2代目)より算出。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 平均買取額 残価率 |
G350d | 11,920,000円 2.2万km 31件 | 1500万円 126% |
G550 | 16,320,000円 2.5万km 13件 | 1600万円 98% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【3年後の残価率/平均買取額】
112%/1550万円 |
5年後のリセール:残価率70%
5年前のW463系(1代目)より算出。

グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 平均買取額 残価率 |
G350d | 10,700,000円 4.2万km 54件 | 900万円 84% |
G550 | 15,300,000円 7.4万km 2件 | 850万円 56% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【5年後の残価率/平均買取額】
70%/875万円 |
7年後のリセール:残価率61%
7年前のW463系(1代目)中期モデルより算出。

グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 平均買取額 残価率 |
G350ブルーテック | 10,180,000円 6.4万km 34件 | 700万 69% |
G550 | 14,160,000円 5.5万km 2件 | 750万円 53% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【7年後の残価率/平均買取額】
61%/725万円 |
10年後のリセール:残価率35%
10年前のW463系より算出。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 平均買取額 残価率 |
G550ロング | 13,400,000円 9.6万km 2件 | 470万円 35% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
10年落ちの車のリセールってどれくらい?10年乗っても高く車ってあるの?本記事はこんな疑問をお持ちの方におすすめです。こんにちは、中古車査定士の@キノサンです。今回は「車の10年後のリセー[…]
経過年数別のリセール【AMG G】
AMG Gクラスのリセールを解説。
3年後のリセール:残価率98%
3年前のW463系(FMC後)より算出。
グレード | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
G63 | 20,760,000円 2.5万km 35件 | 2100万円 101% |
G63 エディションマットブラック | 23,200,000円 3.1万km 8件 | 2200万円 95% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【3年後の残価率/平均買取額】
98%/2150万円 |
5年後のリセール:残価率54%
5年前のW463系(FMC前)より算出。

グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 平均買取額 残価率 |
G63 | 19,710,000円 5.9万km 9件 | 1100万円 56% |
G63 50thアニバーサリーエディション | 22,200,000円 6.7万km 2件 | 1150万円 52% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【5年後の残価率/平均買取額】
54%/1125万円 |
7年後のリセール:残価率43%
7年前のW463系(FMC前)より算出。
グレード | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
G63 | 18,670,000円 2.8~8.4万km 11件 | 700~950万円 800万円 43% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【7年後の残価率/平均買取額】
43%/800万円 |
リセールが落ちやすいタイミング
ここまではグレード別のリセールバリューの紹介でした。ここからは1年毎のリセールの変化を代表グレードで見ていきます。
グレードは今でいうG400d、G350dにて。
ここの目的は、
- リセール(残価率)は毎年均一に落ちる訳ではない
- 価値が落ちやすいところを知り、それを避ける形で売却(乗換え)した方が有利
だからです。
少し上級編にはなりますが、ここを押さえればどんな車も可能な限り損失を抑えて乗ることが可能になり、一気にカーライフの質が上がります。
モデル (平均走行距離) | 平均買取額 (前年比) |
当年もの (G350d、G400d) | 1760万円 (137%) |
1年落ち (G350d、G400d) | 1540万円 (−220万円)※① |
2年落ち(FMC後) (G350d) | 1350万円 (−190万円)※② |
3年落ち(FMC前) (G350d) | 900万円 (−450万円)※③ |
4年落ち (G350d) | 800万円 (−100万円) |
5年落ち (G350d) | 750万円 (−50万円) |
6年落ち (G350) | 700万円 (−50万円) |
7年落ち (G350) | 630万円 (−70万円) |
大きく動いているポイントとなるところを紹介します。
①当年ものが高いのはG400dマヌの影響が大
当年もの(令和3年式)からの1年で大きく落ちています。
令和3年式で高いのはG400dマヌファクトゥーアエディションですが、令和2年式はまだG350dマヌしかなく、その差が価格差になっています。
G400dのマヌやストロンガーザンタイムはこの先もかなりリセールが高く維持されそうです。
②2年落ちの落ちが大きいのは特別グレードがない為
2年落ちが1年落ちに比べ平均190万円落ちていますが、こちらもG350dマヌやストロンガーがないことが影響しています。
2年落ちはG350dAMGラインなどが殆ど。
この様に細かなグレードやパッケージが価格差となって現れている為、同一グレード、パッケージにおける値落ちはそれほどないでしょう。
③フルモデルチェンジの影響は大きい
フルモデルチェンジを挟んで約450万円の価格差ができています。
さすがにフルモデルチェンジを保持したまま超えるのは価値の目減りが大きいですね。
リセールバリューのポイント
リセールバリューを意識した、Gクラス購入のポイントについて紹介します。
新車を購入する場合
Gクラスの新車購入タイミングとしてはあり。
フルモデルチェンジしてまだ3年、Gクラスは中々フルモデルチェンジしないのでこの先も暫く安泰です。
問題はタイミングではなく買えるかどうかになります。
みんカラさんでは下記の様な書き込みもあり、あるのか売る人を厳選しているのか、といった感じ。

グレードは550より400d、350dの方がリセール面で有利。
ハンドルは左でも右でもそこまで影響なさそ、要はタマが手に入るかどうかといったところ。
G400d(マヌ、ストロンガー)が難しくても、G350dAMGライン等でも十分なリセールは狙えるでしょう。
リセールの高い色
どうせなら少しでもリセールの高い色を検討したいですよね。
現行モデルのGクラスのデータから推察します。
色 | 台数(シェア) | 平均価格 |
パールホワイト(シロ含む) | 44台(40%) | 1545万円 |
クロ | 42台(39%) | 1464万円 |
グレー、シルバー | 10台(9%) | 1502万円 |
Lブルー、アカ、ミドリ、コン | 13台(12%) | 1527万円 |
※G350d、G400dにて n=109
意外と色による差はあまりありません。
台数として多いのはパールホワイト(シロ含む)とクロ、リセールが最も高そうなのはシロ系です。
クロはデータ数が十分ながらそこまでリセールが高くなく、シルバー系やその他の色でもリセールは十分取れます。
特に色でリセールが大きく下がるまで気にする必要はないでしょう。
リセールに影響するオプション
Gクラスのリセールに影響するオプションについて。
中古車を購入する場合
新車が中々買えないとなったら中古にいくしかないですよね。
実際当年ものでも結構な台数がオークションには出品されているので、それなりにタマはあるのだと思われます。(ただ高いだけ)
Gクラスの中古車は現行モデルも型落ちモデルもどちらもおすすめ。
現行モデルはこの先もフルモデルチェンジしない限り大きなリセールの落ちは考えられないので、落ちても緩やかに落ちるのみ。
型落ちモデルは既にフルモデルチェンジしてリセールは落ち止まっているので、ここから更に大きく落ちることは考えにくいでしょう。
しかし1年毎の残価率の落ちのところでも紹介したように、毎年少しずつリセールが落ちることは確実なので、その辺も考慮の上探すのがおすすめです。
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【中古車査定士が解説!】車を高く売る方法とおすすめの買取サービスを紹介
ディーラーの下取りと中古車買取サービスを比較した場合、90%以上の確率で10万円以上、中古車買取サービスの方が高い買取額が出ます。

しかしどこに査定を頼めば安心して、高く買取りしてもらえるのか、色々わからなかったり不安なことも多いですよね。
そこで今回は中古車査定士の筆者が車を売る時に使う(査定を依頼している)買取サービスを参考まで紹介します。
基本的に査定は無料です。筆者はオークション形式と一括査定の両方を使って、条件や価格を比較して、最終的にどこに売るかを決めています。
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「オークション形式」とは、最初に1度の査定をして、そのデータに対し複数の業者がWeb上でオークション形式で入札してくる方式のこと。
オークションの結果が安かった(売れない)場合は無料でキャンセルもできます。
おすすめは楽天が運営している楽天Car車買取です。
実際の流れは下記のようになります。
車の内容と連絡先を記載して |
▼ |
楽天より査定日時の連絡がくる |
▼ |
自宅等で車の査定をしてもらう |
▼ |
査定の結果からオークションの金額設定をする |
▼ |
査定の2日後にオークションが開催(webで確認) |
▼ |
結果に対し売却する・しないの判断をする |
▼ |
売却する場合は1ヵ月以内に車を引き渡す しない場合はそこでサービス終了 |
結果が出るまでかなりスピーディなのが特徴。
それでありながら、一括査定で5社以上と頑張って交渉した価格の上位1位〜3位レベルの価格が出るのでかなり効率の良い売却方法だと言えます。
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<楽天Car車買取の特徴>
車の一括査定 | 楽天Car車買取 | |
---|---|---|
入札業者数 | 多くて10社 | 2000社以上 |
手間 | (電話対応、査定対応、価格交渉)×業者数 | 楽天の査定担当者との調整のみ |
利用料 | 無料 | 無料 |
引き渡し | 業者との交渉 | 1ヵ月以内の引渡し |
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一般の一括査定 | MOTA車買取 | |
---|---|---|
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電話社数 | 10社 | 3社 |
Web上での概算査定額比較 | なし | あり |
利用料 | 無料 | 無料 |
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Gクラスのリセールまとめ
Gクラスのリセールは現在発売されている輸入車の中では間違いなくトップレベルです。
台数が限定されていることに加え、新車不足な状況が後押しし、その価値は上がり続けています。
その中にもリセールの高い仕様や、残価が落ちるタイミングというのはあるので、ポイントは押さえるようにしましょう。
本記事はここまで。
車のリセールバリューに興味がある方は、他の記事も参考にしてみてください。
良いカーライフを。
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