メルセデスベンツ/AMG GLEクラスのグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールの高い仕様について中古車査定士が詳しく解説します。
3年後、5年後、7年後の残価率と買取額をまとめました。将来の下取り相場の把握や、おすすめの仕様を理解しておくと購入時にも役立ちます。
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【経過年数とグレード別】GLEクラスのリセールバリュー
GLEクラスの3年後・5年後・7年後の残価率と買取額をまとめました。
経過年数/年式 モデル | 残価率/買取額 ベンツGLE | 残価率/買取額 AMG GLE |
---|---|---|
マイナーチェンジ:W167系前期→W167系後期 (R5/1発表、発売はR5年後半予定) | ||
3年後/R2年 W167系前期 | 71%/782万円 ★★★★☆ | 74%/1,013万円 ★★★★☆ |
フルモデルチェンジ:W166系→W167系 | ||
5年後/H30年 W166系 | 41%/389万円 ★★☆☆☆ | 41%/578万円 ★★☆☆☆ |
7年後/H28年 W166系 | 40%/368万円 ★★☆☆☆ | 36%/510万円 ★★☆☆☆ |
※残価率・買取額は全グレードの平均
- GLEクラスのリセールは高年式でもグレード選びがリセールに大きく影響
- 色はシロ、パノラミックスライディングルーフが高く売るための必須装備
- おすすめのモデルは「400d 4マチック スポーツ」
- 3年後のリセール:残価率73%
- 5年後のリセール:残価率41%
- 7年後のリセール:残価率38%
ひとつずつ詳しく解説します。
3年後のリセール:残価率73%
3年後のリセールをW167系前期から算出。3年後の平均残価率(買取額)は、
- ベンツGLEクラス:71%(782万円)
- AMG GLEクラス:74%(1,013万円)
となりました。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 平均買取額 残価率 |
---|---|---|
【ベンツGLEクラス】 | ||
GLE300d 4マチック | 9,540,000円 2.6万km 4件 | 729万円 76% |
GLE400d 4マチックスポーツ | 11,260,000円 3.4万km 16件 | 786万円 70% |
GLE450 4マチックスポーツ | 11,700,000円 4.2万km 8件 | 715万円 61% |
GLE400d 4マチック クーペスポーツ | 11,860,000円 2.9万km 10件 | 897万円 76% |
【AMG GLEクラス】 | ||
GLE53 4マチック+ | 13,320,000円 2.1万km 1件 | 985万円 74% |
GLE53 4マチック+クーペ | 14,210,000円 2.0万km 2件 | 1,041万円 73% |
GLE63S 4マチック+ | 19,580,000円 0件 | データ無し |
GLE63S 4マチック+クーペ | 19,980,000円 0件 | データ無し |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
- SUV、クーペの残価率はあまり差がない
- メルセデスベンツGLEはガソリンモデルのリセールが低い
GLEを高く売りたい時におすすめの買取サービスは、ユーカーパックとカーセンサーの一括査定です。
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どちらも筆者が自分の車を売る時には必ず使うサービス。相見積もりとしてでも利用してみることをおすすめします。
5年後のリセール:残価率41%
5年後のリセールをW166系から算出。5年後の平均残価率(買取額)は、
- ベンツGLEクラス:41%(389万円)
- AMG GLEクラス:41%(578万円)
となりました。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 平均買取額 残価率 |
---|---|---|
【ベンツGLEクラス】 | ||
GLE350d 4マチック | 8,780,000円 6.7万km 2件 | 326万円 37% |
GLE350d 4マチック クーペ | 9,000,000円 0件 | データ無し |
GLE350d 4マチックスポーツ | 9,750,000円 6.6万km 10件 | 361万円 37% |
GLE350d 4マチック クーペスポーツ | 9,910,000円 5.1万km 12件 | 479万円 48% |
【AMG GLEクラス】 | ||
GLE43 4マチック | 11,660,000円 4.7万km 3件 | 392万円 34% |
GLE43 4マチック クーペ | 12,160,000円 7.7万km 5件 | 530万円 44% |
GLE63S 4マチック | 17,590,000円 0件 | データ無し |
GLE63S 4マチック クーペ | 18,000,000円 1.4万km 1件 | 814万円 45% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
- GLEのリセールは5年で新車価格の半分以下
- AMGとベンツは差がなく、ワゴンよりクーペの方がリセールが高い
GLEクラスの中古車を探す際は、ガリバーの中古車無料お探しサービスを活用しながら、効率よく条件に合う車を探すのがおすすめです。
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7年後のリセール:残価率38%
7年後のリセールをW166系から算出。7年後の平均残価率(買取額)は、
- ベンツGLEクラス:40%(368万円)
- AMG GLEクラス:36%(510万円)
となりました。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 平均買取額 残価率 |
---|---|---|
【ベンツGLEクラス】 | ||
GLE350d 4マチック | 8,680,000円 4.8万km 4件 | 302万円 35% |
GLE350d 4マチックスポーツ | 9,640,000円 7.9万km 24件 | 324万円 34% |
GLE350d 4マチッククーペ | 8,900,000円 6.3万km 4件 | 402万円 45% |
GLE350d 4マチック クーペスポーツ | 9,800,000円 6.4万km 23件 | 444万円 45% |
【AMG GLEクラス】 | ||
GLE43 4マチック | 11,500,000円 7.5万km 6件 | 390万円 34% |
GLE43 4マチック クーペ | 12,000,000円 6.5万km 2件 | 544万円 45% |
GLE63S 4マチック | 17,400,000円 6.6万km 5件 | 509万円 29% |
GLE63S 4マチック クーペ | 17,800,000円 7.3万km 1件 | 600万円 34% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
- 輸入車のリセールは基本下がり続ける。5年を超えるとメーカー保証も切れてくるので注意
5年落ちと7年落ちはモデルが同じということもあり、買取相場は大きくは変わりません。
しかし年式がある程度経過した輸入車は故障等も増えてくるので、取扱いには注意が必要とも言えます。
1年毎のリセールバリューの変化
1年毎にどれぐらい車の価値は下がっていくのかを調べました。
※グレードはGLE400d 4マチックスポーツ、5年落ち以降はGLE350d 4マチックスポーツにて調査
経過年数/モデル (平均走行距離) | 平均買取額 (前年比) |
---|---|
当年もの/W167系後期 (0万km) | データ無し |
マイナーチェンジ:W167系前期→後期モデル | |
1年落ち/W167系前期 (1.0万km) | 968万円 |
2年落ち/W167系前期 (1.3万km) | 897万円 (−71万円) |
3年落ち/W167系前期 (3.4万km) | 786万円 (−111万円) |
4年落ち/W167系前期 (3.0万km) | 786万円 (−0万円) |
フルモデルチェンジ:W166系→W167系モデル | |
5年落ち/W166系 (6.6万km) | 361万円 (−425万円) |
6年落ち/W166系 (5.7万km) | 357万円 (−4万円) |
7年落ち/W166系 (7.9万km) | 324万円 (−33万円) |
大きく落ちているところを赤字で記載。GLE400d4マチックスポーツの新車価格は1,214万円です。
3年落ちまでは毎月5万円以上の価値が落ちているに等しく、車の価値はどんどん落ちます。モデルチェンジによる落差も強烈です。
中古車を買う場合は少し距離が増えた3年落ちぐらいを購入し、モデルチェンジ前に手放すのがリセールの落ちにくい買い方としておすすめ。
この様にリセールの落ちやすいGLEは購入のメリットは多くはなく、車の管理やリセールに気を遣わなくても済むカーリースもおすすめです。
輸入車におすすめのカーリースは記事の後半で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
GLEクラスのリセールに関わるポイント
- リセールバリューの高い色
- リセールの高いオプション
- おすすめのリセール仕様
ひとつずつ詳しく解説します。
リセールバリューの高い色
外装色によるリセール差を中古車オークションの結果から調べました。
色 | 台数/走行距離 | 平均落札価格 |
---|---|---|
シロ | 14台/2.4万km | 783万円 |
クロ | 18台/2.6万km | 766万円 |
シルバー | 2台/7.3万km | 575万円 |
グレー | 5台/2.2万km | 767万円 |
※GLE400d 4マチックスポーツより n=39
シロとクロが人気の高い結果に。GLEはシロかクロが手堅い選択となってくるでしょう。
ちなみにシロは、
- 無償カラーのポーラーホワイト(コード:149)
- 有償カラーのダイヤモンドホワイト(コード:799、220,000円)
の2種類がありますが、GLEクラスはほぼ100%の確率で有償カラーが選択されているので、リセール面でも有償カラーにしておくのが無難です。
リセールの高いオプション
グレードを「GLE400d4マチックスポーツ」とした際の、おすすめオプションは下記です。
◎:パノラミックスライディングルーフ(208,000円)
GLE400d 4マチックスポーツはオプションのバリエーションが少なく、ほとんどの装備は標準装備。パノラミックスライディングルーフを忘れずに選択しておけば問題ありません。
査定士おすすめのリセール仕様
GLEクラスを新車で購入する場合のおすすめ仕様は下記になります。
- 【グレード】GLE400d4マチックスポーツ
- 【色】ダイヤモンドホワイト(220,000円)
- 【OP】パノラミックスライディングルーフ(208,000円)
約50万円のオプションがかかりますが、総合的にはこれが最もコスパが高い判断です。
GLEクラスを売るタイミングや購入する際のポイントは?
リセールバリューの観点から、GLEクラスの売り時と購入時のポイントを解説します。
GLEクラスはリセールバリュー的に何年後に売るのがベスト?
GLEクラスの売り時は、モデルチェンジで乗り換える(売る)のが最もおすすめの考え方です。
リセールをできるだけ保ちながら、長く乗りたければ、モデルチェンジ直後に買うというのが新車にも中古車にも共通して言えることです。
輸入車はほぼ全ての車が型落ちモデルになると大きく残価を落とします。これは国産車と大きく異なる点なので覚えておきましょう。
新車のGLEクラスをリセール前提で買う時のポイント
「査定士おすすめのリセール仕様」で記載した通りです。
- 【グレード】GLE400d4マチックスポーツ
- 【色】ダイヤモンドホワイト(220,000円)
- 【OP】パノラミックスライディングルーフ(208,000円)
GLEクラスのマイナーチェンジモデルが発売されましたが、基本的な考え方は同じになります。
リセールのことを考えると購入価格はできるだけ下げておきたいところです。値引きはできるだけ取るように交渉することが大切です。
新車のGLEクラスはカーリースで乗った方がリスクが低い
リセールバリューがそこまで高くないGLEは必ずしも購入にこだわる必要がありません。
輸入車は車検やメンテナンス費用が高く、車の状態が悪いとすぐにリセールも下がるので初めからカーリースで乗るのもおすすめの方法です。
GLEクラスをカーリースする際は、損保ジャパンとDeNAが行っているSOMPOで乗ーるが輸入車の取扱いも多くおすすめです。
SOMPOで乗ーるの最大の特徴は残価保証設定(毎月のリース料に+1,100円)ができることです。
輸入車のリセール相場は不安定なことからリース終了時に残価割れ(追い金を支払って精算する)もあり得る中、残価保証ができれば基本的にはその心配がありません。
この上なく輸入車のカーリースに向いている商品です。
中古車のGLEクラスをリセール前提で買う時のポイント
リセールを重視して中古車を買う時のポイントは、次のモデルチェンジのタイミングを踏まえた上で、どの仕様を買うかを考えることです。
モデルチェンジがあると既存モデルのリセールは大きく落ちることが予想されます。
「モデルチェンジから逆算して乗りたい期間車に乗れるかどうか」をしっかり考えておくようにしましょう。
またリセールバリューの高いグレードや仕様を買うということも重要です。
個人的には、『5年落ち以内ぐらいでディーラー保証のついた、走行距離の少ない装備の良い車』が狙うべきおすすめの車となります。
GLEクラスの中古車を探すなら!業者の非公開車両もチェックしよう
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そんな時はガリバーの中古車無料お探しサービスを活用するのがおすすめです。
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車は約500台が毎日入れ替わり、今はなくても希望の車が今後入庫してくる可能性もある為、リクエストを出しておくだけでも価値は十分にあり。
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【中古車査定士が解説!】車を高く売る方法とおすすめの買取サービス
車を売る際は、ディーラーの下取りよりも中古車買取サービスの方が、90%以上の確率で10万円以上高く買取りができるのでおすすめです。
今回は中古車査定士の筆者が、自分の車を売る際にも使っている買取サービスを紹介します。車を高く売りたい方は参考にしてみてください。
すぐに車を手放せる人向け:効率と価格を両取り「オークション形式」
車をすぐに手放せる人(1ヵ月以内に売却可能)は、手間をかけずに高値で売却できる「オークション形式」の売却がおすすめです。(無料)
「オークション形式」とは、最初に1度の査定をして、そのデータに対し複数の業者がWeb上でオークション形式で入札してくる方式のこと。
そんなオークション形式で車を売る際の筆者のおすすめはユーカーパックというサービスです。
ユーカーパックは、業界最大規模の約8,000店の中古車店が加盟しており、専門査定士による写真撮影等で車が高く売れるというのが特徴です。
サービスの流れを簡単に紹介します。
車の内容と連絡先を記載して査定を依頼する |
▼ |
査定担当者より査定日時の連絡がくる |
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自宅等で車の査定を受ける |
▼ |
査定結果を元にオークションの設定をする |
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Webオークションが開催(マイページより確認) |
▼ |
結果に対し売却する・しないを検討する(約3日) |
▼ |
売却する場合は10日以内に車を引き渡す 売却しない場合はサービス終了 |
査定を依頼してから、結果が出るまでがかなりスピーディなのも特徴の一つ。
それでありながら、一括査定で10社以上と細かく交渉した価格の「上位1位〜3位レベル」の価格が出るので、かなり効率の良い売却方法です。
注意点として、売却する場合は10日以内に手放す必要があるので、車を手放せるタイミングを自分でコントロールして依頼するようにしましょう。
↓一括査定とユーカーパックを比較↓
一括査定 | ユーカーパック | |
---|---|---|
入札業者数 | 多くて10社 | 最大8,000社 |
手間 | (電話対応、査定対応、価格交渉)×業者数 | 査定担当者との打合せのみ |
利用料 | 無料 | 無料 |
引き渡し | 業者との交渉 | 売却決定から約10日以内 |
すぐに車を手放せない人向け:引渡しの融通等が利く「一括査定」
- 車の納車時期がはっきりしていない…
- 次に買う車が決まっていない…
- 買取額を元にディーラーと商談したい…
などのすぐに車を手放せる状態にない人は、買取店と個別に引渡し時期を交渉できる車の一括査定がおすすめです。
一括査定には色んなサイトがありますが、私が最もおすすめなのはカーセンサーの一括査定です。
その理由としては主に2つあり、1つ目は一度に依頼できる業者数が最も多いことです。
査定依頼ができる業者数は住んでいる場所によって異なり、例えば私のエリアだと7社と下記の様に申し込み前に表示がされます。
他の一括査定サービスだと、折角申し込んだのに査定に来れる業者が1社や2社と少なく、十分な比較ができない、ということも少なくありません。
そして2つ目は大手の買取業者がしっかり入っていることになります。
多くの業者に査定依頼ができても、それが名前も知らない、ホームページもない様な業者だと少し不安になったりしませんか?
カーセンサーの一括査定には上図にもある様に、CMやラジオでも聞いたことのある大手の買取業者がほぼ全て登録されているので安心。
大手が安心な理由としては、JPUCという買取業界の健全化を進める団体に加入している会社が多く、トラブルが起きにくいという事もあります。
車の売却は価格も大事ですが、最後まで安心して取引できることの方が重要。
各業者の対応や条件を見比べながら、納得のいく金額で安心して渡せる業者を見つけましょう。
大手の中でも特に安心なのはカーセブン
査定業者の中でも、特に安心して車を売却できる業者を挙げるならカーセブンです。
同社は社長がJPUCの代表理事を務めており、消費者目線を重視した絶対安心の買取を行なっている企業で、基本的にここに車を売ってトラブルになるということはあり得ません。
もし自分の一括査定対象店舗の中にカーセブンが入っていなければ、ここだけ個別に申し込んでおくのも良いと思います。
GLEクラスのリセールまとめ
GLEクラスは2015年に発売された比較的歴史の浅いモデルです。
SUV、ベンツの中では人気のモデルであることなどが功を奏し、輸入車の中では高いリセールが発売当初から続いています。
モデルチェンジに気をつけて上手く乗り継げば、輸入車の中でも比較的リセールの良い車として残っていくでしょう。
- GLEクラスのリセールは高年式でもグレード選びがリセールに大きく影響
- 色はシロ、パノラミックスライディングルーフが高く売るための必須装備
- おすすめのモデルは「400d 4マチック スポーツ」
本記事はここまで。
車のリセールバリューに興味がある方は、他の記事も参考にしてみてください。
良いカーライフを。