トヨタ・ハイラックスのグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールの高い仕様を中古車査定士が詳しく解説します。
登録当年、3年後、5年後、過去モデルの残価率をまとめたので、購入の材料にしてください。
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【経過年数とグレード別】ハイラックスのリセールバリュー
ハイラックスの登録当年・3年落ち・5年落ち・20年落ちの残価率と平均買取額を記載します。
経過年数/年式 モデル | 残価率/平均買取額 リセールランク |
---|---|
登録当年/R4年 120系後期 | 99%/405円 ★★★★★ |
マイナーチェンジ:120系前期→後期 | |
3年落ち/R1年 120系前期 | 85%/313円 ★★★★★ |
5年落ち/H29年 120系前期 | 83%/290円 ★★★★★ |
フルモデルチェンジ:120系前期モデル発売 | |
H9~H16年 170系 | 49%/120万円 ★★★★☆ |
※買取額は全グレードの平均を記載
- 即出しのリセールはそこまで高くない。その後は高いリセールバリューで推移
- グレードはZ GRスポーツがおすすめ。Zの場合は色や装備にも多少気を配ろう
- 3年と7年が売却の検討タイミング。モデルチェンジでのリセール落ちは小さい
- 当年車のリセール:残価率99%
- 3年後のリセール:残価率85%
- 5年後のリセール:残価率:83%
- 過去型のリセール:残価率:49%
ひとつずつ詳しく解説します。
当年車のリセール:残価率99%
登録当年車(120系後期モデル)のリセールを算出。当年車の平均残価率(買取額)は99%(405万円)となりました。

グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 平均買取額 残価率 |
---|---|---|
Z | 3,882,000円 0.3万km 63件 | 370万円 95% |
Z GRスポーツ | 4,312,000円 0.2万km 112件 | 440万円 102% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
3年後のリセール:残価率85%
3年後のリセールを120系前期モデルから算出。3年後の平均残価率(買取額)は85%(313万円)となりました。

グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 平均買取額 残価率 |
---|---|---|
X | 3,321,000円 5.4万km 5件 | 280万円 84% |
Z | 3,756,240円 4.2万km 18件 | 320万円 85% |
Z ブラックラリーエディション | 3,961,440円 3.4万km 63件 | 340万円 86% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
5年後のリセール:残価率83%
5年後のリセールを120系前記モデルから算出。5年後の平均残価率(買取額)は83%(290万円)となりました。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 平均買取額 残価率 |
---|---|---|
X | 3,267,000円 7.5万km 2件 | 275万円 84% |
Z | 3,742,200円 4.7万km 24件 | 305万円 82% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
過去型のリセール:残価率49%
過去型のリセールを170系(H9〜H16年に販売)から算出。過去モデルの平均残価率(買取額)は49%(120万円)となりました。

グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 平均買取額 残価率 |
---|---|---|
エクストラキャブワイドボディ | 2,444,400円 17万km 39件 | 120万円 49% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
1年毎のリセールバリューの変化
1年毎の買取額から、リセールバリューが毎年どのように落ちているのかを解説します。
オークションに最も出ている「Z」を代表グレードとして調査しました。
経過年数/モデル (平均走行距離) | 平均買取額 (前年比) |
---|---|
当年もの/120系後期 (0.3万km) | 370万円 |
1年落ち/120系後期 (1.3万km) | 360万円 (−10万円) |
2年落ち/120系後期 (2.0万km) | 350万円 (−10万円) |
マイナーチェンジ:120系前期→後期モデル | |
2年落ち/120系前期 (3.0万km) | 340万円 (−10万円) |
3年落ち/120系前期 (3.6万km) | 340万円 (±0) |
4年落ち/120系前期 (4.3万km) | 310万円 (−30万円) |
5年落ち/120系前期 (4.7万km) | 305万円 (−5万円) |
現行モデルである120系後期のリセールは出足こそ購入価格には届かないものの、その後のリセールの落ちは緩やか。
またマイナーチェンジがあったにも関わらず、前期モデルのリセールは全く落ちていません。
3年落ち→4年落ちのところではやや大きめに落ちているものの、マイーチェンジを通して毎年のリセール落ちは緩やかだと言えます。
ハイラックスのリセールバリューに関わるポイント
- リセールバリューの高い色
- リセールの高いオプション
ひとつずつ詳しく解説します。
リセールバリューの高い色
外装色によるリセール差を中古車オークションから調べた結果です。
【グレード:Z】
色 | 台数/走行距離 | 平均価格 |
---|---|---|
シロ | 56台/1.3万km | 348万円 |
クロ | 93台/1.4万km | 343万円 |
ミドリ | 62台/0.9万km | 354万円 |
その他(コン、シルバー) | 35台/1.5万km | 324万円 |
※120系後期にて n=246
リセールバリューが高い色は、オキサイドブロンズメタリック(ミドリ)、次がスーパーホワイト2(シロ)です。
人気が高いのはクロ、ミドリ、シロの3色で、逆に不人気なのはコンとシルバーになります。
ミドリ、クロ、シロの3色はそこまでリセールバリューは変わらないので、この3色の中であればそこまでデメリットはないでしょう。
【グレード:Z GRスポーツ】
色 | 台数/走行距離 | 平均価格 |
---|---|---|
シロ | 75台/0.2万km | 416万円 |
クロ | 50台/0.4万km | 417万円 |
※120系後期にて n=125
GRスポーツにおいては色によるリセールバリューの差はほぼありません。
どちらも同じぐらいの買取相場になります。
人気としてはシロの方が多いものの、クロでも全く問題はないでしょう。
リセールの高いオプション・装備
ハイラックスのリセールに影響するオプションや装備はほぼありません。そもそも選択できるものが少ないですね。
日常使いとしては、荷台のカバーであるソフトトノカバーと荷台の傷つき防止のベッドライナーはあった方が便利でしょう。

グレードZにはGR PARTSのオプションを組むことも可能です。
しかし費用対効果としてほぼ必ずリセールで返ってくるかというとそうではないので、付けるものは吟味して選びましょう。

トノカバーはGRPARTSからハードトノカバーが出ており、見た目もこちらの方が良いのでソフトよりもおすすめです。

査定士おすすめのリセール仕様
筆者がハイラックスを買う場合のおすすめ仕様としては、
- 【グレード】Z GRスポーツ
- 【色】クロ
- 【OP】ハードトノカバー
になります。
現行モデルのハイラックスではGRスポーツの方が高いものの、装備がディスプレイオーディオ標準などしっかりしており、リセールバリューも高いです。
またGRスポーツの場合はそもそもカスタムされた様な車なので、オプションで付けられるものが殆どなく、余分にお金もかかりにくいと言えます。
ハードトノカバーだけ付けておけば、ほぼ完成した仕様が完成します。
ハイラックスの購入する際、納車が遅くなる場合は、カーリースで乗るという選択肢もあります。
カーリースの場合、契約期間が満了すると車は返却するのが殆どなのに対し、ニコノリは5年後に車の買取りができる使いやすいカーリースです。

もちろん税金や車検費用がコミコミなので車に関する支出がわかりやすい他、リース会社が車両を調達するので納車までが早いのもメリット。
色やオプション、グレードも自由に選択できるので、ほぼ新車を購入するのと変わらない形で好きな車に乗ることが可能です。
満了後に車を買い取ることができれば高いリセールも無駄にならず、購入より早く納車されるとなればカーリースも検討してみる価値はあります。
ハイラックスを売るタイミングや購入する際のポイントは?
リセールバリューの観点から、ハイラックスの売り時と車購入時のポイントを解説します。
ハイラックスはリセールバリュー的に何年後に売るのがベスト?
ハイラックスの高いリセールの裏には輸出の下支えがあります。
ロシアが高年式ハイラックスの輸出先としては有力で、それを見越すと3年落ち(初回車検のタイミング)で一度売却を検討してみるのが良いでしょう。
それを超えると、ケニアなどに行ける7年落ちまではあまりリセールバリューが下がらないと予想します。
マイナーチェンジでもリセールが下がらないことはわかっているので、モデルよりも年式を意識しましょう。
新車のハイラックスをリセール前提で買う時のポイント
仕様としては「査定士おすすめのリセール仕様」でも説明した通り、
- 【グレード】Z GRスポーツ
- 【色】クロ
- 【OP】ハードトノカバー
がベースの考え方です。
Zの場合はボディカラーにも注意しながら、コスパの高い仕様を目指しましょう。
オプションのことをあまり考える必要がないので、かなり選びやすい車になります。
中古車のハイラックスをリセール前提で買う時のポイント

GRスポーツの方が残価率は高いので、タマ数は少ないもののGRスポーツを基本的には狙いましょう。
Zの場合は色や装備・オプションをしっかり見ることが重要です。
走行距離は、出口が輸出となるとあまり大きな影響を受けないので、距離の少ない高い中古車に手を出すのは得策ではありません。
年式を下げてでも購入価格を下げて、最終的な残価率を高める様にするのがポイントです。
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【中古車査定士が解説!】車を高く売る方法とおすすめの買取サービスを紹介
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ハイラックスのリセールまとめ
ハイラックスはピックアップトラックのイメージからもリセールが凄く高そうですが、登録直後の出足はそこまで高くありません。
しかしマイナーチェンジでもあまりリセールが落ちないことや、モデルチェンジの頻度が多くないことが魅力で息の長い車になるでしょう。
また装備やオプションであまり悩む必要もなく、多少ガシガシ使ってもリセールへの影響も少ないことから、楽に乗れる車としておすすめです。
- 即出しのリセールはそこまで高くない。その後は高いリセールバリューで推移
- グレードはZ GRスポーツがおすすめ。Zの場合は色や装備にも多少気を配ろう
- 3年と7年が売却の検討タイミング。モデルチェンジでのリセール落ちは小さい
本記事はここまで。
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良いカーライフを。
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