本記事ではレクサスLXの買取相場とリセールバリュー(残価率)について詳しく解説します。(令和2年5月時点)
レクサスRXの購入や売却を検討されている方は、この記事を読むことで具体的な買取相場とリセールバリューについて理解することができます。
車買取で10年のキャリアと約2,500台を査定した経験から詳しく解説します。
1. レクサスLXのリセールバリューと買取相場を現役査定士が一挙公開
・買取相場の算出方法
・3年落ちのリセールバリュー
・5年落ちのリセールバリュー
・LXのリセールバリューまとめ
1. レクサスLXのリセールバリューと買取相場を現役査定士が一挙公開
買取相場の算出方法
買取相場は自動車オークションでの落札予想額から、買取業者の粗利益(10万円〜20万円)を引いて算出します。
理由としては、買取車両の大部分はオークションにて売却されている為です。
株式会社矢野経済研究所の『中古車流通総覧2020年版』によると、買取台数90万台のうち10万台が直接ユーザーに再販され、80万台はオークションで売却されています。
3年落ちのリセールバリュー
新車から1回目の車検を迎えるタイミングである、3年落ち(平成29年式)について解説します。
平成29年8月にマイナーチェンジがあり、同年の前期モデルを対象とします。
【調査条件】
- 平成29年式(前期モデル)
- 走行距離1万km~4万km
- 事故修復歴なし、内外装状態良好
【結果】
グレード名 | 新車価格 燃費(km/l) | 買取相場 残価率(RV) |
LX570 | 1100万円 6.5 | 682万円 62% |
※装備(サンルーフやエアロの有無)、ボディカラー、車両状態によって価格が変動
※残価率=買取相場/新車価格(%)
※買取相場=直近1ヶ月のオークション落札データより算出
過去6ヶ月の買取相場の推移
オークション落札額の過去半年の変化を見てみましょう。
・直近の中古車出品は少ないが、50万円以上はこの半年で下落している
・多くの車両がエアロ装備(後述)
5年落ちのリセールバリュー
新車から2回目の車検を迎えるタイミングである、5年落ち(平成27年式:発売開始モデル)について。
【調査条件】
- 平成27年式、主に2WDモデル
- 走行距離2万km~6万km
- 事故修復歴なし、内外装状態良好
【結果】
グレード名 | 新車価格 燃費(km/l) | 買取相場 残価率(RV) |
LX570 | 1100万円 6.5 | 680万円 62% |
※装備(サンルーフやエアロの有無)、ボディカラー、車両状態によって価格が変動
※残価率=買取相場/新車価格(%)
※買取相場=直近1ヶ月のオークション落札データより算出
LXのリセールバリューまとめ
経過年数 | 買取相場 | 残価率(RV) |
3年 | 682万円 | 62% |
5年 | 680万円 | 62% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
台数が少ないので輸出と絡めて需要が安定している可能性があります。
オークションの買取相場よりも高く売る方法
買取業者を間に挟まずに、オークションで仕入れる中古車販売店に直接売る仕組みがユーカーパックというサービスです。
流通形態における中抜きなので、単純計算で買取業者の利益である10万円〜20万円は高く売ることが可能になります。
ユーカーパックとは?
ユーカーパックはユーカーパックが窓口になり、中古車販売店を含む最大5,000社の中で最も高い業者に売ることができるサービスです。
・ユーザーがやりとりをするのはユーカーパックのみです。そのため負担が少なく、また希望額に達しない場合は売却を見送ることもできます。
私達の様な買取業者泣かせで、かなりユーザーに寄せた仕組みとなっています。
しかし1点デメリットがあり、査定は決められた店舗にユーザーが持ち込まなければいけません。
とはいえ全国各地に査定を受けられる店舗がありますので、大きな負担とはならないでしょう。
まずは30秒の入力で概算価格がわかるので比較してみるのも良いですよ。
2. 【応用編】事故歴や装備が与える影響
ここからは買取相場に影響を与える細かな条件について解説します。
事故修復歴の影響
事故修復歴がない車両とある車両のオークション落札額を比べてみます。
装備と色が与える影響
装備やボディの色の差について、オークション落札額の比較をします。
※人気色=黒又はパールホワイト、普通色=人気色以外
エアロパーツの影響は約20万円
エアロの装着率は全体の73%あります。
全体的にはパールホワイトが一番人気
過去のオークション落札データを高い順に並べたものです。
黒に比べてパールホワイトの方が高く売れていることがわかります。
新車を購入予定なら、見積もりを比較して値引き幅を最大化させよう
新車を購入予定の場合は、お近くのディーラーの見積もりに加え、MOTAでも見積もりをとれば値引きの交渉に使えます。
MOTAとは株式会社MOTAが運営する、全国4,000のディーラーからネット上で見積もりがとれる来店不要の新車見積もりサービスです。
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3. 【おまけ】下取りや買取りで損をしない方法
ここからは筆者が考える下取りや買取りで損をしない方法についてお伝えします。(本記事の趣旨とは関係ないのであくまでおまけとして。)
損をしないとは、安い価格で車を手放す事なく出来る限り本来の価値で不便なく手放す、という意味で使用しています。
【流れ】
- 購入店で下取り見積もりをとる(ディーラー、中古車販売店)
- 一括査定を受ける Ex.楽天の愛車一括査定!
- →”乗換タイミングで手放す”事を前提とした価格を各業者に提示してもらう(代車でもOK)
- 下取り含め、最も条件が良いところに売る
下取りの良さである乗換日まで車に乗れる条件で揃えてから、金額比較をした方がわかりやすいです。
JPUCとは簡単に言うと、車の買取において消費者を守ってくれる団体です。
大手のガリバーやビッグモーター等はもちろん加盟しています。
詳しくは別記事を参考にしてください。
本記事ではJPUC(一般社団法人日本自動車購入協会)について詳しく解説します。車の買取業界では参入企業が増えた結果、サービスの品質が会社毎に異なる状況が続いています。この記事を読む事で、JPUCに加盟している業者はどんなところか、J[…]
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