- アウディQ2のリセールってどうなの?
- リセールの高い仕様やオプションは?
こんな疑問をお持ちではないでしょうか?
こんにちは、中古車査定士の@キノサンです。
今回は、アウディQ2/SQ2のグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールの高い仕様について詳しく解説します。
この記事を読めば、
- アウディQ2/SQ2の具体的なリセール(残価率)
- リセールの高いグレードや仕様
を理解することができます。
ぜひ参考にしてみてください。
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【結論】アウディQ2/SQ2のリセール
まずQ2/SQ2の3年・5年落ちのリセール(残価率)を記載します。
経過年数 モデル | 残価率/買取額 Q2 | 残価率/買取額 SQ2 |
現行モデル GA系後期 | 98%/420万円 ★★★★★ | 70%/420万円 ★★★☆☆ |
ー | R3/5:マイナーチェンジ | R4/2:マイナーチェンジ |
3年落ち GA系前期 | 63%/241万円 ★★★☆☆ | 未発売 |
5年落ち GA系前期 | 51%/190万円 ★★★☆☆ | 未発売 |
※買取額は全グレードの平均
≫【関連記事】リセールバリューの高い車を全車種の中からランキングで紹介(2022年最新版)
- リセールは平均的なレベル。ただし後期モデル(R3/5~)は高い
- ベースグレードに近い方がリセールが高くおすすめは「35TDI Sライン」
- モデルチェンジでの落差は大きく、保有は当年モデル内に留めるのがおすすめ
Q2のリセールはこれまでのデータだと、ベースグレードのSラインパッケージが最も残価率が高くなっています。
そこから考えると今のモデルでは「35TDI Sライン」が最もおすすめのグレードです。
色はシロかクロがおすすめで、パッケージオプションやサンルーフもあった方が有利と言えるでしょう。
輸入車の特徴でもある、モデルチェンジでの落差が大きく、現行モデルでなくなると100万円以上価値が落ちます。
保有するならモデルチェンジを跨がずに乗り換える、というのがおすすめの乗り方です。
Q2を検討している方は、モデル出始めの後期モデルを新車で狙う他、リセールが落ちた中古の前期モデルもお得感がありおすすめ。
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***
経過年数/グレード別のリセール
新車から3年・5年後のリセールをグレード別に紹介します。
・過去3ヵ月のオークションデータ
・装備と色は絞り込みなし
・事故歴なし車両状態良好として
▼関連記事
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現行型のリセール:残価率98%
後期モデルである現行型のリセールを解説。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
35TFSI Sライン | 4,300,000円 0.3万km 1件 | 420万円 98% |
3年後のリセール:残価率63%
3年後のリセールは、3年落ちのGA系前期モデルから算出。
グレード | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
1.0TFSI | 2,990,000円 1.8万km 1件 | 200万円 67% |
1.0TFSIスポーツ | 3,640,000円 1.8万km 7件 | 240万円 66% |
30TFSI | 2,990,000円 2.7万km 1件 | 200万円 67% |
30TFSIスポーツ | 3,700,000円 2.3万km 43件 | 170~305万円 240万円 65% |
35TFSIシリンダーオンデマンドスポーツ | 4,110,000円 1.2万km 3件 | 250~260万円 255万円 62% |
ハッシュタグブラックスタイリング | 4,510,000円 2.1万km 4件 | 260~290万円 275万円 61% |
ハッシュタグブラックエレガンス | 4,460,000円 3.1万km 2件 | 250万円 56% |
ハッシュタグパッション | 4,620,000円 1.8万km 4件 | 220~300万円 265万円 57% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【3年後の残価率/平均買取額】
63%/241万円 |
Q2の3年後のリセールはそこまで高くなく、普通レベル。
最も人気かつリセールが高そうなグレードは「30TFSIスポーツのSラインパッケージ」、最新モデルでは「35TFSI Sライン」となります。
アウディにおいてはスポーツグレード(パッケージ)であるSラインが、見た目もよくリセールも高いグレードだと言えます。
5年後のリセール:残価率51%
5年後のリセールは、5年落ちのGA系前期モデルから算出。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
1.0TFSI | 2,990,000円 4.3万km 4件 | 150~230万円 195万円 65% |
1.0TFSIスポーツ | 3,640,000円 4.6万km 28件 | 140~245万円 185万円 51% |
1.4TFSIシリンダーオンデマンドスポーツ | 4,050,000円 6.0万km 4件 | 160~240万円 185万円 46% |
1stエディション | 4,900,000円 3.7万km 7件 | 160~235万円 195万円 40% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【5年後の残価率/平均買取額】
51%/190万円 |
3年後のリセールに比べやや下がっているものの、そこまで大きくは変わりません。
特に注目すべきは1.0TFSIのベースグレード。
走行距離がやや増えても殆ど200万円前後で買取ができる様に、あまり相場が下がらず残価率自体も変わりません。
輸出が絡んでいる可能性が高く、こういった数値だけを見るとベースグレードが最もコスパが高いです。
SQ2のリセール:残価率70%
Q2のスポーツ性能を大幅に高めたSQ2について解説します。
R4年2月にマイナーチェンジを行なっています。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
ベースグレード | 5,990,000円 1.2万km 6件 | 330~470万円 420万円 70% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
1~2年落ちの前期モデルとしては比較的高いリセール。
マイナーチェンジ後の後期モデルはこれより高い残価率になるので、80%台の残価率も期待できるでしょう。
***
以上が、経過年数別に見たグレード毎のリセール(残価率)です。
結果をまとめたのが下記になります。
経過年数別リセールのまとめ
経過年数別のリセールをまとめます。
経過年数 モデル | 残価率/買取額 Q2 | 残価率/買取額 SQ2 |
現行モデル GA系後期 | 98%/420万円 ★★★★★ | 70%/420万円 ★★★☆☆ |
ー | R3/5:マイナーチェンジ | R4/2:マイナーチェンジ |
3年落ち GA系前期 | 63%/241万円 ★★★☆☆ | 未発売 |
5年落ち GA系前期 | 51%/190万円 ★★★☆☆ | 未発売 |
★★★★☆(星4つ)→高い
★★★☆☆(星3つ)→普通
★★☆☆☆(星2つ)→低い
★☆☆☆☆(星1つ)→かなり低い
現行モデルはそこそこ高いものの、現行モデルが入ってガクッと落ちています。
ただし先程も説明した様にグレードによって残価率が高い低いの差があるので、グレード選びも重要な車種と言えます。
1年毎のリセールバリューの変化
リセールバリューが毎年どの様に落ちていくのかを「グレード:TFSIスポーツ」で調べた結果です。
モデル (平均走行距離) | 平均買取額 (前年比) |
当年もの/GA系後期 | データなし |
1年落ち/GA系後期 (0.3万km) | 420万円 |
R3/5:GA系後期にマイナーチェンジ | |
1年落ち/GA系前期 (0.5万km) | 310万円 (−110万円) |
2年落ち/GA系前期 (1.5万km) | 265万円 (−45万円) |
3年落ち/GA系前期 (2.3万km) | 240万円 (−25万円) |
4年落ち/GA系前期 (3.7万km) | 210万円 (−30万円) |
5年落ち/GA系前期 (4.5万km) | 188万円 (−22万円) |
赤字のところが特に大きく落ちているところです。
やはりマイナーチェンジを挟んだところが最も落差が大きいと言えます。
その後の落ちは緩やかなものの、値動きにはやや神経質になった方が良いと言えるでしょう。
***
リセールバリューを上げるポイント
ここからはQ2を購入する際のリセールに関わるポイントを紹介します。
まずは色です。
リセールバリューの高い色
色によるリセール差を中古車オークションから調べた結果です。
色 | 台数/走行距離 | 平均価格 |
パールホワイト・シロ | 78台/3.1万km | 222万円 |
クロ | 25台/2.6万km | 228万円 |
シルバー・グレー | 23台/3.5万km | 211万円 |
アカ | 11台/2.8万km | 213万円 |
その他(アオ・キイロ・オレンジ) | 6台/3.3万km | 179万円 |
※GA系前期グレードTFSIにて n=143
1番人気はパールホワイトまたはシロ。
有償色のグレイシアホワイトメタリック(70,000円)でなくとも無料で選択できるアイビスホワイトで十分です。
リセールを重視した点ではクロも良いでしょう。
その他の色は売る際に10万円以上安く、特にアオやキイロ、オレンジは乗換えるつもりなら選ばない方が無難です。
リセールの高いオプション・仕様
新車を買う場合のおすすめのメーカーオプションは下記です。
コンビニエンス&アシスタンスパッケージ(210,000円)
- ハイビームアシスト
- シートヒーター(フロント)
- オートマチックテールゲート
- アダプティブクルーズコントロール
- サイドアシスト
- アウディプレセンスベーシック
ナビゲーションパッケージ(350,000円)
- MMIナビゲーションシステム
- バーチャルコックピット
- TVチューナー
- 6スピーカー
パノラマサンルーフ(140,000円)
以上の3点は必ず有利に働くのでおすすめです。
その分値引きを引く様、できるだけ頑張りましょう。
次のオプション候補としては、
- マトリクスLEDヘッドライト(120,000円)
- 18インチオプションアルミ(140,000円)
- SONOSサウンドシステム(120,000円)
が挙げられます。
しかしなくても大した支障はなく強くおすすめはしません。
リセールの高い中古車の選び方
Q2はリセールがそこまでリセールが高くないので、中古車から入るのもおすすめです。
輸入車なので買うなら走行距離が少なく、保証がある程度ついたものが安心。
年式としては3年〜5年落ちぐらいが安く変えてお買い得でしょう。
個人的にはSラインパッケージだったり、色が人気色のものをおすすめします。
【アウディQ2の中古車を探すなら】販売店の非公開在庫もチェックしよう!
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【中古車査定士が解説!】車を高く売る方法とおすすめの買取サービス
ディーラーの下取りと中古車買取サービスを比較した場合、90%以上の確率で10万円以上、中古車買取サービスの方が高い買取額が出ます。
しかしどこに査定を依頼すれば安心して、車が高く売れるのか、色々わからなかったり不安なことも多いのではないでしょうか。
そこで今回は中古車査定士の筆者が自分の車を売る際にも使う買取サービスを紹介するので、車の乗換えや売却の際の参考にしてみてください。
すぐに車を手放せる人向け:効率と価格を両取り「オークション形式」
車をすぐに手放せる人(1ヵ月以内に売却可能)は、手間をかけずに高値で売却できる「オークション形式」の売却がおすすめです。(無料)
「オークション形式」とは、最初に1度の査定をして、そのデータに対し複数の業者がWeb上でオークション形式で入札してくる方式のこと。
そんなオークション形式で車を売る際の筆者のおすすめはユーカーパックというサービスです。
ユーカーパックは、業界最大規模の約8,000店の中古車店が加盟しており、専門査定士による写真撮影等で車が高く売れるというのが特徴です。
サービスの流れを簡単に紹介します。
車の内容と連絡先を記載して査定を依頼する |
▼ |
査定担当者より査定日時の連絡がくる |
▼ |
自宅等で車の査定を受ける |
▼ |
査定結果を元にオークションの設定をする |
▼ |
Webオークションが開催(マイページより確認) |
▼ |
結果に対し売却する・しないを検討する(約3日) |
▼ |
売却する場合は10日以内に車を引き渡す 売却しない場合はサービス終了 |
査定を依頼してから、結果が出るまでがかなりスピーディなのも特徴の一つ。
それでありながら、一括査定で10社以上と細かく交渉した価格の「上位1位〜3位レベル」の価格が出るので、かなり効率の良い売却方法です。
注意点として、売却する場合は10日以内に手放す必要があるので、車を手放せるタイミングを自分でコントロールして依頼するようにしましょう。
↓一括査定とユーカーパックを比較↓
一括査定 | ユーカーパック | |
---|---|---|
入札業者数 | 多くて10社 | 最大8,000社 |
手間 | (電話対応、査定対応、価格交渉)×業者数 | 査定担当者との打合せのみ |
利用料 | 無料 | 無料 |
引き渡し | 業者との交渉 | 売却決定から約10日以内 |
すぐに車を手放せない人向け:引渡しの融通等が利く「一括査定」
- 車の納車時期がはっきりしていない…
- 次に買う車が決まっていない…
- 買取額を元にディーラーと商談したい…
などのすぐに車を手放せる状態にない人は、買取店と個別に引渡し時期を交渉できる車の一括査定がおすすめです。
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その理由としては主に2つあり、1つ目は一度に依頼できる業者数が最も多いことです。
査定依頼ができる業者数は住んでいる場所によって異なり、例えば私のエリアだと7社と下記の様に申し込み前に表示がされます。
他の一括査定サービスだと、折角申し込んだのに査定に来れる業者が1社や2社と少なく、十分な比較ができない、ということも少なくありません。
そして2つ目は大手の買取業者がしっかり入っていることになります。
多くの業者に査定依頼ができても、それが名前も知らない、ホームページもない様な業者だと少し不安になったりしませんか?
カーセンサーの一括査定には上図にもある様に、CMやラジオでも聞いたことのある大手の買取業者がほぼ全て登録されているので安心。
大手が安心な理由としては、JPUCという買取業界の健全化を進める団体に加入している会社が多く、トラブルが起きにくいという事もあります。
車の売却は価格も大事ですが、最後まで安心して取引できることの方が重要。
各業者の対応や条件を見比べながら、納得のいく金額で安心して渡せる業者を見つけましょう。
大手の中でも特に安心なのはカーセブン
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同社は社長がJPUCの代表理事を務めており、消費者目線を重視した絶対安心の買取を行なっている企業で、基本的にここに車を売ってトラブルになるということはあり得ません。
もし自分の一括査定対象店舗の中にカーセブンが入っていなければ、ここだけ個別に申し込んでおくのも良いと思います。
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輸入車の売却の際は、下取りや大手の買取店から見積もりをとるのに加え、輸入車専門の買取店からも見積もりをとってみるのがおすすめです。
まとめ
以上、アウディQ2/SQ2のリセールバリューについてでした。
リセールは全体的にそこまで高くはないものの、各モデル、グレード、装備にそれぞれ特徴があり、組み合わせ方次第で結果は変わってきます。
後期モデルは出たばかりなので、暫くモデルチェンジの心配をする必要もありません。
Q2が気になっている方の参考になれば幸いです。
最後に個別の乗換え相談のお知らせです。
お知らせ(個別の乗換相談)
〈お知らせ〉
本ブログはリセールを中心とした発信ですが、個別の乗換え相談も承っています。
- 欲しい車の中で将来的なリセールを考えると、どれがおすすめ?
- 装備やオプション、乗り換え時期の考え方
- 下取り車が狙える現実的な買取額
などの質問対して、3000文字まで、画像付きでお答えしています。
1回と2回があるので、聞きたい内容や状況に応じて使い分けて頂ければと思います。
リセールを重視した乗り換えがしたいが、あまり詳しくなくプロのアドバイスが欲しい、という方におすすめです。
※お届け日数は質問内容によります。初回の質問に対する回答は最短12時間以内〜最長2日の予定です。※お急ぎの方は事前にダイ…
最後までお読み頂きありがとうございました。
良いカーライフを。
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