・ライズのリセールバリューをプロの中古車査定士が詳しく解説!
・発売から2年経過現在の残価率や下取り・買取相場の目安がわかります!
・リセールの高いグレードや色・装備、査定の時に差がつくポイントも紹介!
「ライズの○年後の下取り目安ってどれくらい?」
「ライズのリセールバリューっていいの?悪いの?」
車を購入する時はそのリセールバリューも気になりますよね。
高い買い物なので、どうせなら手放す時に高く買い取ってくれる車種やグレードを選んでおきたいと思います。
そこで今回は「ライズのリセールバリュー」について中古車査定士の筆者が詳しく解説していきます。
●ライズを買うならどのグレードがいい?
●将来的な価値はどうなっていく?
などの疑問が解決できる内容になっています。
是非一緒にライズについて知っていきましょう。
早速ですが、まずは結論から。
2年経過時現在のリセールは新車価格の80%ぐらい
人気グレードは2WDのZ。2WDも4WDもZがおすすめ
ナビはDA、色はパールホワイト。基本的な装備はそれぐらいでOK
●経過年数毎の残価率↓
※残価率=平均買取額/新車価格(%)
経過年数 | ライズ |
2年落ち R1年 | 81% |
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にポイントをまとめています!
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リセールバリューについて
参照元:Wikipedia

算出方法
その買取相場は自動車オークションの落札予想額から、買取業者の粗利益(10万円〜20万円)を引いて算出します。
理由としては買取車両の大部分はオークションにて売却されている為です。
株式会社矢野経済研究所の『中古車流通総覧2020年版』によると、買取台数90万台のうち10万台が直接ユーザーに再販され、80万台はオークションで売却されているとのこと。
それでは具合的なリセールバリューについて見ていきましょう。
この記事は2021年3月時点の情報です。最新の買取相場は都度確認ください。
経過年数/グレード別のリセール

2年後の残価率:81%
2年落ちのライズについて見ていきます。

【調査条件】
- 過去3ヶ月のオークションデータを参照
- 令和1年式・装備と色は絞り込みなし
- 事故歴なし、状態良好(評価点4点以上)
グレード | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
X(2WD) | 1,679,000円 0.7万km 1件 | 132万円 79% |
X(4WD) | 1,918,800円 | データなし |
XS(2WD) | 1,745,000円 0.5~1.0万km 5件 | 122~150万円 138万円 79% |
XS(4WD) | 1,984,800円 1.0万km 1件 | 160万円 81% |
G(2WD) | 1,895,000円 0.6~3.0万km 3件 | 150~165万円 155万円 82% |
G(4WD) | 2,133,700円 0.6~0.7万km 2件 | 166万円 78% |
Z(2WD) | 2,060,000円 0.5~3.8万km 29件 | 155~200万円 177万円 86% |
Z(4WD) | 2,282,200円 0.5~1.9万km 10件 | 160~220万円 185万円 81% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
※走行距離=0.5~5万km

【2年後の平均リセール】
81% |
全体的にまだリセールは高めです。
3年落ちで70%台、5年落ちで50~60%台、5年で50%以上はほぼ確定ライン。
人気のグレードは2WDのZ、出品台数が圧倒的。
4WDもZが最も多いので、グレードはZでほぼ決まりと言えるでしょう!
リセールバリューの高い車を探している方はこちらの記事も是非ご覧ください。
「リセールバリューの高い車に乗りたいけれど、どの車が何年後にどのくらいリセールがあるのかわからない。。」そう思うことってありませんか?こんにちは、中古車査定士の@キノサンです。今回は私が書いている車のリセールバリュー[…]
リセールが高くなるオプションや装備
ここからはライズのリセールバリューに影響しそうなオプションや装備、色について見ていきます。
ナビはDOPよりDA
ライズのナビはディスプレイオーディオ(DA)がいいと思います。

ライズのナビは大きく分けて「ディスプレイオーディオ(DA)」と「ディーラーオプションナビ(DOP)」の2パターン。
DAは上図の通りざっくり10万円〜15万円。
DOPナビは10万円〜30万円(9インチ:下記図)に、ナビレディパッケージをセットでつける形となります。

で、令和2年式の「Z・2WD・5000km以上」で調べたオークション相場がこちらです。
【結果】
ナビ・台数 | 落札額 |
DA・16台 | 174万円 |
DOPナビ・25台 | 179万円 |
ナビなし・4台 | 164万円 |
※N=45
台数としてはDOPナビの方が出てますが(意外!)、リセール差は約5万円と僅かなようです。
DAは9インチですが、DOPナビの9インチは上記の通り一番上のモデルで25~30万円。
すると費用はリセールで回収できないので、機能的に問題なければDAがベストとなります。
色はパールホワイトがおすすめ
色はパールホワイトか黒が良さそうです。
【オークションでの落札価格】
色・台数 | 落札額 |
パールホワイト・31台 | 178万円 |
黒・7台 | 178万円 |
その他・7台 | 165万円 |
※令和2年式「Z・2WD・5000km以上」
※N=45
断然人気はパールホワイト、リセールは黒も同じぐらいあります。
この2色が全体の8割を占めていおり、大体のライズがパールみたいですね。
「車の色って何色を選んだ方がいいの?」リセールを気にして車の色を選んでいる人はいますか?あまりいないですよね。(本人の自由だ!) しかし実際には、走行距離やグレードが同じでも色の違いで査定額が異なっ[…]
その他
その他つけられるメーカーオプション装備は、
- スペアタイヤ(11,000円)
- ブラインドスポットモニター+リヤクロストラフィックアラート(66,000円)
- 寒冷地仕様(24,000円)
があります。
これについては現状輸出で出ている確証がなく、必須装備もわからないので基本国内向けの再販だと考えるとそこまで必要ではないかもです。
エアロ装着車も少なく(全体の5%ぐらい)価格が跳ねている訳でもないので、エアロをつけてリセールを狙うのもおすすめはできません。
ディーラーに行く前に下取り車の相場を調べておいた方が断然有利
経験上、下取り車の買取査定は早め早めに動いている人が一番得をしている気がします。
理由は事前に相場を頭に入れておけば、ディーラーの下取りに惑わされず、値引き交渉や商談を有利に進めることができるから。
また買取店も査定後すぐに売ってもらえなくても、売ることが決まっていれば追いかけてくるので、都度最新の買取額を聞くことができます。
車の査定はカーセンサー簡単ネット査定が最も効率的でおすすめです。(私が色々調べた結果)
- 最も多くの買取店から提示を受けることができる(取捨選択できる幅が広い)
- 連絡をもらう時間帯やメールでの連絡希望が出せる(メールの方が手元に残る)
- 出張査定を希望するしないが選択できので、ある程度電話やメールで交渉できる
が他のサービスより優れているポイント。
一括査定を使う人が求める「効率的に買取相場を知る・最高額が出そうな業者のあたりをつける」ことが一番やりやすいサービスです。
1回の査定で高値売却を目指すなら「楽天Carオークション」
複数の会社対応をするのが面倒と言う人は、楽天Carオークションがおすすめです。
1回の査定データに対し、全国2000社以上の中古車販売店が入札してくるので相場以下で売れることはまずないでしょう。
ポイントは最低希望落札価格をいくらにするか。(ここが安すぎると売れても後悔が残るし、高すぎると売れない)
必勝パターンとしては、上記のカーセンサー簡単ネット査定などで掴んだ買取相場を最低希望落札価格に設定するのがおすすめ。
そうすれば「相場以上の高値が出れば売る」「出なければ売らない」という形にできるのでリスクはほぼ0です。
下記クチコミです。
今の古いクルマを売ります。楽天カーオークションで売ることにしました。検査担当の方が1時間ほど検査して相場を教えてくれて、最低価格を決めてオークションに出してもらう感じです。迅速で丁寧で分かりやすかったし、間接マージンがないので高く売れそうな予感。新しいクルマの購入資金に充てます。
— 森田裕@弁理士 (@Yutaka__Morita) November 27, 2020
オークションは90秒間。その短い間に全国の業者さんからWeb入札があるという仕組み。無事に希望価格以上(ほぼ相場と言われていた額)で落札されました。あとは業者さんにクルマを引き渡して終了。簡単に高額売却ができるという驚くべき仕組み。
— 森田裕@弁理士 (@Yutaka__Morita) December 1, 2020
3社見積もり0円(買取不可)と言われた車を楽天カーオークションで8万円で売れました。
ポイントサイトで、事前登録していたためそこからも2万円頂き
+10万円でした♪— じま🐶獣医師 (@sf5xx12) March 4, 2021
手数料1万だけでクルマが売られ、運輸業者も相手持ち、すぐ代金振り込まれ、なんか狐につままれた気分になりましたが(^_^;)おすすめです。ほんとに差額にびっくりです。
— 入江最強スジャータ (@BihYMTWcKqEKpzS) February 11, 2021
まとめ
ということで、ライズのリセールバリューについて解説しました。
最終的にDAとパールを選んだら約20万円オプション費用がかかるので、70%後半というのが本当のリアルなリセールだと思います。
これまで1000ccクラスで長期輸出に強かった車種が少ない(ヴィッツぐらい?)という理由で、3年以内はどこかで価格高騰が起きても、その後は順調に落ちるというのが私の今後の読み!
なお、私のブログでは車のリセールバリュー記事を豊富にかいています。気になる方は、ブログの検索バーで調べてみてください。
それでは今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました。