ボルボXC90のリセールバリューの高いグレードやオプション、下取り・買取価格について詳しくお伝えします。
平成30年3月に発売された為、まだ2年落ちまでのデータしたありませんが、他車種と比較することでリセールの良し悪しが判断できるかと思います。
・XC40のリセールバリュー
・リセールが高い傾向にあるグレード
それでは早速見ていきましょう。
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ー先にわかる結論ー
2年落ちの残価率は70%を超える。非常に高い
低グレードよりも高グレードの方がリセールが高い
中古車としての車両がまだ少なく、リセールは高めに出そう
ー詳しくは記事内容へー
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リセールバリューとは
買取相場の算出方法
買取相場は自動車オークションでの落札予想額から、買取業者の粗利益(10万円〜20万円)を引いて算出します。
理由としては、買取車両の大部分はオークションにて売却されている為です。
株式会社矢野経済研究所の『中古車流通総覧2020年版』によると、買取台数90万台のうち10万台が直接ユーザーに再販され、80万台はオークションで売却されています。
ボルボXC40の買取相場
発売当初の新車から2年後(平成30年式)について見ていきます。
【調査条件】
- 平成30年式:装備と色は混在
- 走行距離5000km〜2万km
- 事故修復歴なし、内外装の状態良好
参照元:グーネット
グレード | 新車価格 | 買取相場 残価率 |
T4 | 3,890,000円 | データなし |
T4 モメンタム | 4,390,000円 | 300万円 68% |
T4 AWD モメンタム | 4,590,000円 | 330万円 72% |
T4 AWD Rデザイン | 4,890,000円 | 360万円 74% |
T4 AWDインスクリプション | 4,990,000円 | データなし |
T5 AWD Rデザイン | 5,390,000円 | 400万円 74% |
T5 AWDインスクリプション | 5490000円 | 420万円 77% |
※買取相場=直近1ヶ月のオークションデータより算出
※残価率=買取相場/新車価格(%)
2年落ち(平成30年式)の買取相場と残価率の平均 |
362万円・73% |
中古車がまだ少なく比較的リセールは高め
2020年の4月以降の中古車オークションには調べる限り12台しか中古車として出品されていません。(下取り後の販売は含まれない。)
この様に中古車としての台数が少ない為、
- 今は比較的リセールが高め
- 装備等による影響が小さくなっている
ということが考えられます。
最も高い価格帯が410万円前後で落札されているゾーンになりますが、サンルーフの有無や車体色の違いに関係なく400万円前後で落札されているところを見ると、売れるスペックよりもタマ集めな状況であることがわかります。
リセールが高そうなグレード
データの結果からだと、グレードが高い程リセールも高くなる傾向がある様に見えます。
リセールだけを考えるなら2WDよりも4WDモデル、グレードは「Rデザイン」「インスクリプション」が良いでしょう。
残価率はポルシェのマカンと同等又は上
輸入車のコンパクトSUVカテゴリで競合する車種としては、同じボルボのXC60、フォルクスワーゲンのティグアン、BMWのX1、マツダのCX-5、レクサスUX、トヨタのハリアーなどの名前が上がります。
この中で車格は高くなりますが、ポルシェのコンパクトSUVとしてマカンがあります。(新車価格は遥かにマカンが高いですが。)
マカンで最もリセールの高いグレードは「GTS」というグレードです。
GTSのリセールが、3年で66%、5年で50~55%(GTSは発売されていない為他グレード)というデータがあります。
XC40の2年で70%というリセールはこれを超える、又は匹敵する数値です。
>>参考記事:『ポルシェで最も売れているマカンのリセールバリューを調べてみた』
まとめ
まだまだ中古車としての台数が少ない為やや加熱感のあるリセールと言えるのかもしれませんが、
2年落ちで新車価格の70%を超えるXC40の現在のリセールは非常に高いと言えます。
ボルボのSUVはXC60、XC70、XC90と、どれも非常に人気があります。。
XC40は輸入車のコンパクトSUVとして、お勧めできる1台と言えるでしょう。
正直リセールの高さに驚いています。ボルボのSUVはデザインが一新されかなりよくなりましたね。