ヴェゼルは熾烈を極めるコンパクトSUV市場でも人気でかつリセールバリューも高い、優れたクルマです。
今回はヴェゼル・ヴェゼルハイブリッドのおすすめのグレードや、装備の違いについて詳しく解説してきます。
ガソリンとハイブリッドの比較や、リセールバリュー、2WDと4WDの違いについても触れています。
是非参考にしてみてください。
【この記事を書いた人】
ーこんな人にお勧めです👍ー
ヴェゼルを検討している
ガソリンとハイブリッドってどっちがいいの?
必要な装備やオプションについて知りたい
ヴェゼルは全グレードにホンダセンシング標準装備。
ガソリンモデルが5グレードで一部4WDが選べる全7種類、ハイブリッドモデルも5グレードで一部4WDが選べる全9種類があります。
全て5人乗り、ガソリンがCVTでハイブリッドが7ATになります。
ヴェゼル(ガソリン)
グレード | 排気量・燃費(WLTC) | 価格 |
G(2WD) | 1500cc・18.4km/l | 2,113,426円 |
G(4WD) | 1500cc・17.0km/l | 2,333,426円 |
X(2WD) | 1500cc・18.4km/l | 2,205,093円 |
X(4WD) | 1500cc・17.0km/l | 2,425,093円 |
RS(2WD) | 1500cc・17.8km/l | 2,520,833円 |
ツーリング(2WD) | 1500cc・16.4km/l | 2,956,800円 |
ツーリング モデューロX(2WD) | 1500cc・16.4km/l | 3,528,800円 |
※ツーリング以上はターボ
ヴェゼルハイブリッド
グレード | 排気量・燃費(WLTC) | 価格 |
ハイブリッド(2WD) | 1500cc・21.0km/l | 2,505,555円 |
ハイブリッド(4WD) | 1500cc・19.6km/l | 2,725,555円 |
ハイブリッドX(2WD) | 1500cc・21.0km/l | 2,586,018円 |
ハイブリッドX(4WD) | 1500cc・19.4km/l | 2,806,018円 |
ハイブリッドZ(2WD) | 1500cc・19.6km/l | 2,760,186円 |
ハイブリッドZ(4WD) | 1500cc・18.4km/l | 2,980,186円 |
ハイブリッドRS(2WD) | 1500cc・19.8km/l | 2,862,037円 |
ハイブリッド モデューロX(2WD) | 1500cc・19.6km/l | 3,467,200円 |
ハイブリッド モデューロX(4WD) | 1500cc・18.4km/l | 3,617,900円 |
ヴェゼルハイブリッド:251万円〜362万円
グレード毎の装備の違い
ここからはヴェゼルのグレード毎の装備の違いについて解説します。
基本的に2WD⇄4WD、ガソリン⇄ハイブリッド間におけるグレードの装備は同じです。
大まかな違い
大まかな違いとしては次の様になります。
グレード(ガソリン) | 装備 |
G | NA+ウレタン製ステアリングホイール |
X | NA+革巻きステアリングホイール |
RS | NA+サムレスト付スムース革巻きステアリングホイール/パドルシフト |
ツーリング | ターボ |
ツーリング・モデューロX | ターボ+「ModuroX」ロゴ入りブラック合皮/ラックススエードコンビスポーツシート |
グレード(ハイブリッド) | 装備 |
ハイブリッド | ヒーテッドドアミラー無+ウレタン製スタリングホイール |
ハイブリッドX | ヒーテッドドアミラー無+革巻きスタリングホイール |
ハイブリッドZ | ヒーテッドドアミラー付+革/ファブリックコンビシートor革シート(70,000円) |
ハイブリッドRS | ヒーテッドドアミラー付+合皮/ウルトラスエードコンビシート |
ハイブリッド・モデューロX | 「ModuroX」ロゴ入りブラック合皮/ラックススエードコンビスポーツシート |
※NA→自然吸気エンジン(ノーマルアスピレーション)
※ヒーテッドドアミラー↓
基本的にガソリンのGとハイブリッド、ガソリンのXとハイブリッドX、ガソリンのRSとハイブリッドRSは同じ装備になります。
次に細かな装備の違いについて解説します。
G(211万円/2WD)
Gはガソリン対応の最もベーシックなエントリーグレードです。
※グレード毎に変わる部分を中心に記載
- フォグランプ無し
- 16インチタイヤ/ホイールキャップ
- ウレタン製ステアリングホイール/シフトノブ
- 4スピーカー
ベーシックグレードなので、ホンダセンシングは装備されていますが、フォグランプ無し、ホイールキャップなど質素な装備となっています。
X(221万円/2WD)
XはGの一つ上のグレードになります。(価格はG+91,667円)
※Gに下記赤字の装備が追加・変更
- ハロゲンフロントフォグランプ
- 16インチアルミホイール
- 革巻きステアリングホイール
- 6スピーカー
●ナビ装着用スペシャルパッケージ(40,000円)
●スタイリッシュパッケージ(80,000円)
●インターナビセット(210,000円)
●ブラック革/ウルトラスエードコンビシート/シーヒーター(運転席/助手席)(70,000円)
Gから約9万円アップになりますが、フォグランプ、アルミホイール、革巻きステアリングホイールと装備がそれなりに充実します。
RS(252万円/2WD)
RSはXの一つ上のグレードです。(価格はX+315,740円)
※Xに下記赤字の装備が追加・変更
- 7速CVT
- コンフォートビューパッケージ(親水/ヒーテッドドアミラー/フロントウインドウデフォッガー/)フロントドア撥水ガラス)
- ブラック塗装大型フロントアンダープロテクター
- LEDフロントフォグランプ
- シングルマフラーカッター
- 18インチアルミホイール
- サムレスト付スムース革巻きステアリングホイール/パドルシフト
- 革巻きシフトノブ
- ステンレス製ペダル
- ブラック合皮/ウルトラスエードコンビシート
- シートヒーター(運転席/助手席)
- ナビ装着用スペシャルパッケージ
●インターナビセット(170,000円)
めちゃくちゃ装備が増えます。
CVTが7速になり、大型アンダープロテクターやアルミが18インチになることで見た目も変わります。
内装は革巻きシフトノブにコンビシート、シートヒーター、ナビ装着用スペシャルパッケージが標準でついてきます。
Xとの差額は27万円なので、十分検討に値するグレードアップになります。
ツーリング(296万円/2WD)
ツーリングはRSをベースにNAからターボになったグレードです。(価格はRS+435,967円)
※RSに下記赤字の装備が追加・変更
- ターボ/7CVT
- ボディ同色リバース連動機能ドアミラー
- ルーフレール/デュアルマフラーカッター
- アジャイルハンドリングアシスト
- ブラウン合皮/ダークグレーウルトラスエードコンビシート/ヘッドレスト前後調節機能
●インターナビセット(170,000円)
●ブラックorブラウン革シート/パワーシート(運転席/助手席)(150,000円)
※アジャイルハンドリングアシスト↓
ターボとなり、コンビシートは変わりませんが内装の雰囲気が変わります。
アジャイルハンドリングシステムの走行性能に応じた装備が標準装備されます。
見た目は大きな変化はありませんが、価格が大幅に上がる点に注意が必要です。
ツーリング モデューロX(353万円/2WD)
モデューロXとは、ホンダアクセスが開発した専用のカスタマイズパーツを装着するコンプリートカーブランドです。
「ツーリング モデューロX」は、ツーリングに専用カスタマイズパーツを装着したコンプリートカーになります。(ツーリング+572,000円)
※ツーリングに下記赤字の装備が追加・変更
- シルバー塗装フロントアンダープロテクター
- ブラックサイドシルスポイラー
- 18インチブラック塗装アルミホイール
- 「ModuroX」ロゴ入りブラック合皮/ラックススエードコンビスポーツシート
ツーリングに比べ専用デザインでコンプリートされた装備になります。
見た目の色使いと、アルミホイールのデザイン、シートはスポーツシートになります。
ハイブリッド(251万円/2WD)
G(ガソリン)と同じ。
ハイブリッドX(259万円/2WD)
X(ガソリン)と同じ。
ハイブリッドZ(276万円/2WD)
ハイブリッドZはXとRSの中間の位置にあたるグレードになります。(ハイブリッドX+174,168円)
※ハイブリッドXに下記赤字の装備が追加・変更
- コンフォートビューパッケージ(親水/ヒーテッドドアミラー/フロントウインドウデフォッガー/フロントドア撥水ガラス)
- LEDフロントフォグランプ
- リバース連動機能ドアミラー
- ルーフレール
- 17インチブラック塗装アルミホイール
- サムレスト付スムース革巻きステアリングホイール
- ブラックorブラウン革/ブラックファブリックコンビシート
- シートヒーター(運転席/助手席)
●インターナビセット(170,000円)
●パワーシート(運転席/助手席)(80,000円)
●ブラック革シート(70,000円)
ハイブリッドRS(286万円/2WD)
RS(ガソリン)と同じ。
ハイブリッド モデューロX(347万円/2WD)
ツーリング モデューロXのターボがハイブリッドに変わった以外は同じ。
主要なオプションについて
主要なオプションについて解説します。
ナビ装着用スペシャルパッケージ
このパッケージは割とお得で人気な装備なようです。
中身は、
- リアワイドカメラ
- ナビ・オーディオリモートコントロールステアリングスイッチ
- ハンズフリーテレホンスイッチ
- USBジャック/HDMI入力端子
- ETC車載器
- デジタルTV用プリントアンテナ
- 専用ワイヤーハーネス
が40,000円で全てついてきます。
ホンダの純正ナビをつけるならあった方が便利と言えます。
インターナビセット
普通のカーナビでは把握できない状態情報、災害情報、安否情報など多彩な情報を受けられるHonda独自の「通信型ナビ」
- インターナビ対応SDナビ
- リンクアップフリー
- リアワイドカメラ
- 地デジTV
- DVD・CD再生機能
- HDMI/USB端子
- ステアリングスイッチ(オーディオ)
色々な内容がセットでついてくるので、お得とは言えます。
社外ナビの場合と比較するのが良いでしょう。
ガソリンとハイブリッド
ガソリンとハイブリッドではどちらを選ぶべきでしょうか。
私は「ハイブリッド」をオススメします。
理由は、
ガソリン代、減税額、リセールバリュー、動力性能の差が新車価格差である約34万円を上回る!
為です。
細かく説明していきます。
燃費の差(ガソリン代)
WLTCモードにおけるカタログ燃費を比較すると、ガソリンモデルとハイブリッドモデルの燃費差は約2.5km/lです。
8月14日現在の全国のガソリン代平均価格は127円/Lで、年間10,000kmを走行した場合の燃料代の差を計算します。
ガソリン | 69,022円/年 |
ハイブリッド | 60,476円/年 |
差 | 8,546円/年 |
5年で42,730円、7年で59,822円の燃料代の差が出ます。
1年:8,546円 3年:25,638円
5年:42,730円 7年:59,822円
減税の差
ヴェゼルは環境性能割が1%減税の2%課税に対し、ヴェゼルハイブリッドは、
- 環境性能割非課税
- エコカー減税
- グリーン化特例
の対象車になります。
ヴェゼルRSの環境性能割負担額を45,833円と計算すると、減税額の差は約73,000円になります。
リセールバリューの差
ヴェゼルのリセールバリューについては『ヴェゼル・ヴェゼルハイブリッドのリセールバリューについて詳しく解説』にて詳しく調べています。
ガソリンとハイブリッドでは5年落ちの時点では4%ガソリンの方が良いという結果になっていますが、7年落ちになると差が1%になるので、ほぼ差はないと考えても良いと思います。
ホンダ・ヴェゼルのグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールの高い仕様を中古車査定士が詳しく解説します。登録当年、3年後、5年後、7年後の残価率をまとめたので、購入の材料にしてください。@キノサンヴェゼルの[…]
結論:ハイブリッドが良い
これまでの数字をまとめると、5年間(年間10,000km走行)乗る場合では、
経過年数 | ガソリン | ハイブリッド |
3年落ち | 289台 | 788台 |
5年落ち | 281台 | 1,321台 |
圧倒的にハイブリッドの方が多く出品されています。
2WDと4WD
基本的には価格や燃費の面を考慮しても2WDが良いと思います。
ただし雪道や、悪路を走ることが多い方は4WDの方が安全面が高いといえます。
参考までにオークションへの出品台数を見てみます。
経過年数 | 2WD | 4WD |
3年落ち | 691台 | 97台 |
5年落ち | 1,154台 | 167台 |
殆どの購入者が2WDを選んでいたのがわかります。
おすすめのグレードとポイント
ここまでで「ハイブリッド」の「2WD」がオススメという内容を説明しました。
最後にグレードを決める為に価格と違いをもう一度整理します。
グレード | 価格 | 装備 |
ハイブリッド | 251万円 | フォグランプ無、ホイールキャップ、ウレタン製ステアリング 他 |
▼+8万円 | ||
ハイブリッドX | 259万円 | ハロゲンフォグランプ、16インチアルミホイール、革巻きステアリング 他 |
▼+17万円 | ||
ハイブリッドZ | 276万円 | コンフォートビューPCK、17インチアルミ、革/ファブリックコンビシート 他 |
▼+10万円 | ||
ハイブリッドRS | 286万円 | 7速CVT、18インチアルミ、合皮/スエードコンビシート、ナビ用スペシャルPCK 他 |
▼+61万円 | ||
ハイブリッドモデューロX | 347万円 | 2 |
おすすめはハイブリッドRS
①:順位的にはRS→Z→X
各グレードの価格差は小さいですが、価格を少しでも抑えたい場合は、グレードを落としていきましょう。
ZもXも全然アリなグレードです。
ガソリンのツーリングはハイブリッドにはない新しいターボのグレードです。
ガソリンモデルはこれまでは比較的人気がありませんでしたが、面白いかもしれません。
②:標準装備で十分充実
ヴェゼルの場合は、そこまでオススメのオプションというのはありません。
ナビ装着用スペシャルパッケージとナビが入っていればそれなりにまとまります。
ナビも必ずしも高いインターナビがリセールバリューとしては良いとかいうこともありません。
③:おすすめの色
ある程度まとまっている印象のヴェゼルですが、色は多くの車と同じくパールホワイト又は黒がおすすめです。
ヴェゼルの場合は、「プラチナホワイト・パール」又は「クリスタルブラック・パール」です。
特にリセールバリューに関わってくるので、拘りがない場合はどちらかにしておきましょう。
まとめ
以上、ヴェゼルのおすすめグレードについてでした。
ヴェゼルは熾烈なコンパクトSUV市場でも売れているおすすめの車種です。
またガンガン走って走行距離が増えても海外に比較的高く輸出されるという素晴らしい特性があります。
是非参考にしてみてください。
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