プジョー3008のリセールバリューをグレード別に細かく解説
リセールの高いグレードや仕様、人気のモデルも紹介
これから購入にあたっての注意点なども書いています
プジョーのミディアムクラスSUV「3008」。
2017年3月のフルモデルチェンジで人気を博し、今回(2021年1月)マイナーチェンジがあり後期モデルが発売されています。
そんな3008のリセールバリューってどれぐらいか知っていますか?
ということで!今回は「プジョー3008のリセールバリュー」について中古車査定士の筆者が詳しく解説していきます。
●3008のリセールバリューを細かく知りたい!
●リセールの良いグレードや仕様が知りたい!
という方には必見の記事だと思います、是非最後まで読んでみてくださいね。
まずは結論から。
- 現行モデルのリセールは比較的高い(3年落ちで残価率66%)
- ガソリンモデルの方が少しリセールは高いが大きな差はない
- GTブルーHDiが人気のグレードで、色やサンルーフによるリセールへの影響は少ない
次に経過年数毎の残価率。↓
※残価率=平均買取額/新車価格(%)
経過年数 | 5008 |
3年落ち/P8系 | 66% ★★★☆☆ |
H29/3フルモデルチェンジ→P8系発売 | |
5年落ち/T8系 | 16% ☆☆☆☆☆ |
7年落ち/T8系 | 2% ☆☆☆☆☆ |
ちなみに、
も是非確認しておきましょう!
「車の一括査定を利用したいけれど、慣れていないから注意点などがあれば知りたい!」「色んなサイトがあるのは知ってるけど、おすすめはどれ?」[caption id="attachment_5741" align="alignce[…]
リセールバリューについて
参照元:Wikipedia
算出方法
その買取相場は自動車オークションの落札予想額から、買取業者の粗利益(10万円〜20万円)を引いて算出します。
理由としては買取車両の大部分はオークションにて売却されている為です。
株式会社矢野経済研究所の『中古車流通総覧2020年版』によると、買取台数90万台のうち10万台が直接ユーザーに再販され、80万台はオークションで売却されているとのこと。
それでは具合的なリセールバリューについて見ていきましょう。
この記事は2021年2月時点の情報です。最新の買取相場は中古車買取店へお問い合わせください。
プジョー3008のリセール/買取相場
3年後の残価率66%:★★★☆☆
【調査条件】
- 過去3ヶ月以内の自動車オークション落札データから
- 平成30年式・装備と色は絞り込みなし
- 事故修復歴なし、内外装の状態良好(評価点4点以上)
グレード | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
アリュールLEDパッケージ | 3,750,000円 1.1~3.7万km 4件 | 243~260万円 250万円 67% |
GTライン | 3,990,000円 1.0~2.5万km 4件 | 270~305万円 287万円 72% |
クロスシティ | 4,050,000円 2.3万km 1件 | 260万円 64% |
ブルーHDiスペシャルエディション(ディーゼル) | 4,220,000円 1.0~4.5万km 6件 | 255~298万円 276万円 65% |
GTブルーHDi(ディーゼル) | 4,480,000円 1.5~4.9万km 17件 | 232~320万円 280万円 63% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
※新車価格=当時の価格
※走行距離=1~5万km
【3年後の平均リセール】
66% ★★★☆☆ |
輸入車のSUVとしては高めのリセールです。
少しガソリンモデルの方がリセールは高いですが、最も売れていそうなグレードは「GTブルーHDi」です。
ちなみに、リセールバリューの高い車ランキングは下記の記事でまとめています。
「リセールバリューの高い車に乗りたいけれど、どの車が何年後にどのくらいリセールがあるのかわからない。。」そう思うことってありませんか?こんにちは、中古車査定士の@キノサンです。今回は私が書いている車のリセールバリュー[…]
5年後の残価率16%:☆☆☆☆☆
【調査条件】
- 過去3ヶ月以内の自動車オークション落札データから
- 平成28年式・装備と色は絞り込みなし
- 事故修復歴なし、内外装の状態良好(評価点4点以上)
グレード | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
アリュール | 3,490,000円 | データなし |
プレミアム | 3,509,000円 4.1万km 2件 | 56~67万円 61万円 17% |
シエロ | 3,825,000円 4.3万km 1件 | 56万円 15% |
※新車価格=当時の価格
※走行距離=3~7万km
【5年後の平均リセール】
16% ★☆☆☆☆ |
型落ちモデルのリセールは一気に落ちます。
フルモデルチェンジのタイミングを見極めて買うことをおすすめします。
ちなみに兄弟車であるプジョー5008のリセールバリューは下記の記事で紹介しています。
プジョー5008のリセールバリューをグレード別に細かく解説 リセールの高いグレード、売れ筋モデルも紹介 今後の購入にあたっての注意点などもわかります!令和3年1月にマイナーチェンジして更にかっこよくなった、プジ[…]
7年後の残価率2%:☆☆☆☆☆
【調査条件】
- 過去3ヶ月以内の自動車オークション落札データから
- 平成26年式・装備と色は絞り込みなし
- 事故修復歴なし、内外装の状態良好(評価点4点以上)
グレード | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
スタイル | 3,220,000円 5.1万km 1件 | 3万円 1% |
プレミアム | 3,420,000円 5.6~7.5万km 2件 | 12~23万円 17万円 5% |
グリフ | 3,880,000円 8.4万km 1件 | 1万円 1% |
※新車価格=当時の価格
※走行距離=5~10万km
【7年後の平均リセール】
2% ☆☆☆☆☆ |
モデルチェンジ前の7年落ちはほぼリセールはありません。
走行距離や、グレードによっては廃車になるでしょう。
リセールのポイント・注意点
これまでのリセール結果をまとめます。
経過年数 | プジョー3008 |
3年落ち/P8系 | 66% ★★★☆☆ |
H29/3フルモデルチェンジ→P8系発売 | |
5年落ち/T8系 | 16% ☆☆☆☆☆ |
7年落ち/T8系 | 2% ☆☆☆☆☆ |
これまでのT8系と比較するとデザインが一新されたのもあり、今のP8系には高いリセールが期待できます。
ただし今後フルモデルチェンジがあると、これまで同様大きくリセールが下がるので注意しましょう。
ちなみにリセールで損しない買い方としては、
- モデルチェンジ後の新車を買う
- モデルチェンジ後の型落ち中古車を買う
がおすすめ。
理由は、発売直後に購入すれば次のモデルチェンジが暫く先になるので、高いリセールのまま比較的長く乗り続けられる為です。
リセールの高いグレードや人気の仕様
リセールの高いグレードとしては、今のところはガソリンモデルがやや優勢です。
ただし現在データ数が多くなく、その車の走行距離によっても左右されるので大きな違いはないと言えるでしょう。
色は何色が有利?
黒とパールホワイトが有利であることは間違いないですが、その差は約10万円です。
色 | 落札相場 | 差 |
黒・パールW | 271万円 | 10万円 |
グレー・緑・青 | 261万円 |
※GTブルーHDiのオークション落札額より集計 N=27
思った程差はないので、特に黒かパールホワイトにこだわる必要はないかもしれません。
「車の色って何色を選んだ方がいいの?」リセールを気にして車の色を選んでいる人はいますか?あまりいないですよね。(本人の自由だ!) しかし実際には、走行距離やグレードが同じでも色の違いで査定額が異なっ[…]
サンルーフは必要?
サンルーフはオプション設定ですが、全体の73%がつけていて意外と人気のようです。
ただしリセールへの影響は殆どないので、売る時の価格を期待してつけるのであれば辞めた方がいいと言えます。
売れているグレードはこれ!
現行のモデルで最も人気のグレードはどれでしょうか。
オークションの出品台数から人気のグレードを予想しました。
順位 | グレード | 台数 |
1位 | GTブルーHDi | 35台 |
2位 | ブルーHDiスペシャルエディション | 13台 |
3位 | GTライン | 13台 |
4位 | アリュール | 10台 |
※過去6ヵ月のオークション出品台数より
ということで、「GTブルーHDi」が最も人気のようです。
つまりは最上位グレードを買っている方が多いということですね。
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など、粗悪品を掴まない為の対策がされており、購入後のトラブルに巻き込まれるリスクを下げることができます。
まとめ
ということで今回はプジョー3008のリセールバリューについて解説しました。
今SUVブームの最盛期ということもあって、プジョーのSUVも人気が出ています。