・マツダのクロスオーバー「CX-30」のリセールを中古車査定士が詳しく解説!
・人気のグレードやリセールの違いから、どのモデルを買えばいいのかがわかる!
・おすすめのオプションや人気のボディカラーについても詳しく解説!
「CX-30のリセールバリューってどうなの?」
CX-30について調べていると、そのリセールバリューも気になってきますよね。
昨年からハイブリッドモデルも追加され、今注目されている一台です。
歴史がまだ浅く「売却時のリセール」や「何年でどれくらい残価率になるのか」など知りたいことがたくさんあるのではないでしょうか。
今回は「CX-30のリセールバリュー」ということで中古車査定士の筆者が解説していきます。
・ディーゼルとガソリンはどっちがいい?
・どのグレードがおすすめ?
・オプションや色がは何がいい?
という疑問を解決できる内容です。
早速ですが、結論からいきましょう。
3年後のリセール(残価率)は約70%。これは他のマツダ車も共通でCX-30でも変わらない
グレード別に見るとリセールはほぼ横並び。比較すると中堅グレードが少しだけ高い(ツーリングセレクション)
オプションは悩む必要はなし。最低限のものだけ付けておけば、リセールは担保される
次に【経過年数における残価率の推移】です。
※残価率=平均買取額/新車価格(%)
経過年数 | 残価率 |
2年落ち 令和1年式 | 72% ★★★☆☆ |
中古車を探している人は非公開車両も見た方が早く見つかります
CX-30の中古車を探しているなら、ガリバーの中古車検索サービスを上手く活用しましょう。
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CX-30のリセールバリュー
では早速ですが、CX-30のリセールバリューについて見ていきます。
経過年数別に解説します。
2年後のリセール:残価率72%
2年落ち(発売年)リセールについて見ていきます。
【調査条件】
- 過去3ヶ月のオークションデータを参照
- 令和1年式・装備と色は絞り込みなし
- 事故歴なし、内外装状態良好として
グレード | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
【ディーゼルモデル】 | ||
XD プロアクティブ(2WD) | 2,887,500円 | データなし |
XD プロアクティブ(4WD) | 3,008,500円 | データなし |
XD プロアクティブツーリングセレクション(2WD) | 3,069,000円 0.4~2.4万km 5件 | 200~240万円 230万円 75% |
XD プロアクティブツーリングセレクション (4WD) | 3,124,000円 0.5~1.4万km 2件 | 200~230万円 215万円 69% |
XD Lパッケージ(2WD) | 3,245,000円 0.2~1.2万km 4件 | 210~230万円 220万円 68% |
XD Lパッケージ(4WD) | 3,305,500円 0~2.6万km 17件 | 210~255万円 235万円 71% |
【ガソリンモデル】 | ||
20S(2WD) | 2,392,500円 | データなし |
20S(4WD) | 2,629,000円 | データなし |
20S プロアクティブ(2WD) | 2,612,500円 | データなし |
20S プロアクティブ(4WD) | 2849000円 | データなし |
20S プロアクティブツーリングセレクション(2WD) | 2,733,500円 0.4~1.3万km 8件 | 190~235万円 210万円 77% |
20S プロアクティブツーリングセレクション(4WD) | 2,970,000円 0.3~1.6万km 3件 | 210~230万円 220万円 74% |
20S Lパッケージ(2WD) | 2,794,000円 0.5~3.0万km 5件 | 177~232万円 205万円 73% |
20S Lパッケージ(4WD) | 3,030,500円 1.2~2.2万km 2件 | 177~220万円 200万円 66% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【2年後の平均リセール】
ディーゼル | 71% ★★★☆☆ |
ガソリン | 73% ★★★☆☆ |
【結論】リセールはちょっと厳しめ。
発売から2年でこれだと、3年落ちで60%台、5年落ちで50%前後(もしかすると割る)が見えてきます。
最も売れていそうなグレードは「XD Lパッケージ」の4WDモデル!
やはりマツダはディーゼルモデルが人気です。
ちなみにCX-5とCX-8の3年落ちのリセールは、
【CX-5】
経過年数 | ディーゼル | ガソリン |
3年落ち | 66% ★★★☆☆ | 69% ★★★☆☆ |
【CX-8】
経過年数 | ディーゼル | ガソリン |
3年落ち | 70% ★★★★☆ | 71% ★★★★☆ |
と大体同じ数値になります。(ガソリンが少し高いのも同じ)
マツダ車は3年落ちで大体リセール70%と覚えておきましょう。
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リセールバリューの高いSUVについては下記のリンクから確認頂けます。
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リセールの高いグレード
リセールは概ね横ばい、中では「ツーリングセレクション」の中堅グレードが少し高い傾向があると言えます。
売れる金額がさほど変わらないので、新車価格が少しでも安い方がお得ですね。
人気のグレードは、
- XD Lパッケージ(4WD)
- 20S プロアクティブツーリングセレクション(2WD)
- XD プロアクティブツーリングセレクション(2WD)
の順で、「XD Lパッケージ」(4WD)が一番人気です。
4WDが2WDと同数、またはそれ以上売れているのが大きな特徴です。
とはいえディーゼルとガソリンの燃費差が約3km/Lと小さいこともあり、世界的な需要の動きからもガソリンモデルを選ぶのもありでしょう。
【お得情報】ディーラーに行く前に下取り相場を調べておいた方がお得
ディーラーに行くとオプションや納車の話もあり、ついついそのまま下取りに出してしまうというケースありませんか?
下取り額が適正又は高ければ問題ないのですが、基準がわかっていないと安いのか高いのかの判断がつかないですよね。
実はこういったケースでは額の大小はあれ、結果的に多くの人が損をしてしまいます。
車の乗換えで損しない為には、早い段階で下取車の買取相場を頭に入れておき、ディーラーでは新車の商談に集中と分業することが重要。
私はプライベートでカーセンサー簡単ネット車査定を使っていますが、効率的に多くの買取専門店とやりとりができるのでおすすめです。
実は数ある買取査定サービスの中でもメールでやりとりでき、連絡希望時間を指定できる(書ける)のはこのサービスだけ。
大手買取専門店すべてと提携もしているので、ディーラー下取り以外で査定を依頼するならカーセンサーに依頼しておけばまず間違いなしです。
中古車のリセールは高い?
CX-30はリセールが経過年数と走行距離に応じて下がっていく為、中古車を買っても高いリセールは期待できません。
しかしリセールが低い分、高年式でも新車に比べ安く手に入りやすく購入の選択肢としてはありな車種です。
オプションと車検がついたワンオーナー車が新車の2~3割落ちとかで買えるとお得ですよね。
ちなみに売却は、フルモデルチェンジで売るのがおすすめ。
今のところ輸出情報はなく、国内だけで中古車は回るので、型落ちとなるモデルチェンジの影響は大きいと思います。
【CX-30の中古車を探すなら】非公開車両もチェックしよう
CX-30の中古車を探すなら、ガリバーの中古車検索サービスも上手く活用しましょう。
一般市場に公開される前の「非公開車両」から希望の車を探してくれるので、自分では見つけられない車に誰よりも早くリーチできます。
車は約500台が毎日入れ替わるので、今はなくても急に希望の車が入庫してくる可能性もあり、リクエストを出しておく価値は十分にあります。
更に10年保証で納車後の返品OK、最短で即日の連絡、専任の担当者付き。「まだ探している段階」でも歓迎してくれるお得なサービスです。
年間20万台を買い取るガリバーから最新情報をもらいながら中古車探しができるので、自分で探すのと並行すれば効率的に進められます。
リセールに影響するオプションや仕様
ここからは、CX-30の「リセールに影響するオプションと仕様」ということで、より細かいところについて説明していきます。
オプションや色の選択次第でも車のリセールは大きく変わり、将来の売却益に直結します。
ポイントを是非押さえておきましょう。
リセールに影響するオプション
基本的にマツダ車は細々したオプションは必要としない設計になっています。
CX-30で検討すべき具体的オプション(メーカーオプション)は下記4つです。
- スーパーUVカットガラス〜地デジTVチューナーセット(49,500円)
- 360°セーフティパッケージ(86,880円)
- BOSEサウンドシステム+12スピーカー(77,000円)
- 電動スライドガラスサンルーフ(88,000円)
優先順位をつけると、
◎(あった方がいい) | ①② |
△(なくてもOK) | ③ |
▲(ほぼ不要) | ④ |
となります。
スーパーUVカットガラス〜地デジTVチューナーセット(49,500円)
紫外線カットガラスとCD/DVDプレーヤー、地デジTVチューナーのセットです。
社外でも代替できる装備にはなりますが、手間を考えた場合そのままメーカーオプションで付ける方が楽。
普段利便性が高いものばかりなのであった方が便利です。
360°セーフティパッケージ(86,880円)
360°ビューモニターとドライバーモニタリングのセットです。
機能の好き嫌いはあるかもしれませんが、高く売れている車には多くついているオプション。
リセールを考えるとあった方がいい装備です。
BOSEサウンドシステム+12スピーカー(77,000円)
音響です。
ついている車も多いですが、リセールに跳ね返って来るほどではないんですね。
車の音響オプションで元がとれるものは殆どありません。
性能重視で検討するようにしましょう。
電動スライドガラスサンルーフ(88,000円)
天井のスライド式サンルーフです。
CX-30の場合装着している車は少なく、不人気なオプションです。
当然リセールへの影響も少ないので、リセールではなく機能性を重視して検討する様にしましょう。
リセールの高い色
ボディカラーもリセールには重要。
ですが結果、CX-30の場合は特にリセールの高い色というのはありませんでした。
全ての色が満遍なく売れているという状況。
中ではグレー系が人気ですが、リセールはあまり高くない結果になっています。
カラー | 台数(シェア) | 平均落札相場 |
パールホワイト(25D) | 5台(8%) | 227万円 |
黒(41W) | 10台(17%) | 228万円 |
赤(46V) | 14台(23%) | 226万円 |
紺(42M) | 6台(10%) | 226万円 |
グレー | 21台(34%) | 215万円 |
シルバー(45P) | 5台(8%) | 227万円 |
※令和1年式のオークション相場より N=61
「車の色って何色を選んだ方がいいの?」リセールを気にして車の色を選んでいる人はいますか?あまりいないですよね。(本人の自由だ!) しかし実際には、走行距離やグレードが同じでも色の違いで査定額が異なっ[…]
まとめ
以上、CX-30のリセールバリューについての解説でした。
令和2年から新世代ガソリンエンジンとしてハイブリッドモデルが追加されましたね。
価格が上がる分、燃費性能や動力性能が向上しており今後主流になるとも思われます。
基本的なリセールは3年で残価率約70%というのは、今後役に立つので覚えておきましょう。
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それでは本記事は以上です。最後までお読み頂きありがとうございました。