レクサスのEセグメントセダンとして、アメリカから逆輸入されたレクサスES。
実はこの発売されたレクサスESは現在7代目で、日本ではウインダムの車名で販売されていた歴史を持っています。
本記事ではそんな発売まもないレクサスESのリセールバリューについて解説していきます。
本記事を読むことで、ESが他のレクサスセダンに比べてリセールが良いのか等の、違いについて理解することができるでしょう。
ーこの記事でわかること(結論)ー
2年落ちということもあり、まだ新車価格の80%以上の価格で売れる
他のセダン系車種と同じでFスポーツがリセールが高い傾向
市場での台数がまだまだ少ないことから、暫くはリセールが高い傾向が続く
ー詳しくは記事内容へー
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リセールバリューとは
買取相場の算出方法
買取相場は自動車オークションでの落札予想額から、買取業者の粗利益(10万円〜20万円)を引いて算出します。
理由としては、買取車両の大部分はオークションにて売却されている為です。
株式会社矢野経済研究所の『中古車流通総覧2020年版』によると、買取台数90万台のうち10万台が直接ユーザーに再販され、80万台はオークションで売却されています。
現行ESのリセールバリュー
平成30年10月発売と、まだ3年経過していませんが出始めのESが今どのくらいで売れるのかを調べます。
【調査条件】
- 平成30年式:装備と色は混在
- 走行距離2万km前後(年間1万kmで計算)
- 事故修復歴なし、内外装の状態良好
買取相場
※平成30年式は少なく、平成31年式(令和元年色も混ざっています。)
グレード | 新車価格 | 買取相場 残価率 |
ES300h | 5,800,000円 | 473万円 82% |
ES300hFスポーツ | 6,290,000円 | 550万円 87% |
ES300hバージョンL | 6,980,000円 | 572万円 82% |
※買取相場=直近1ヶ月のオークションデータより算出
※残価率=買取相場/新車価格(%)
色の違いで100万円の影響も有りうる
こちらは、バージョンLの緑系のボディの車両です。
6,900kmで440万円(税別)でのオークションでの落札です。
実は走行距離が近い(6,000km)データでパールホワイトで557万円(税別)で落札されているデータがあり、
色の違い(緑とパールホワイト)で約100万円の買取相場に差が出る可能性があることを示唆しています。
Fスポーツが最もリセールが良さそう
他の車種でもそうですが、内装や装備を充実させたラグジュアリーコンセプトなバージョンLよりも、
スポーティがコンセプトのFスポーツの方がリセールが高いという傾向があります。
今回のESも例に漏れず、現在はFスポーツの方がリセールが高いという結果が出ています。
今のところLS・ISよりもリセールが高い
現行のLS500Fスポーツのリセールは57%、ISのリセールは51%というデータが出ています。
まだ市場に車が少ないという事情も絡みますが、暫くは他のセダンに比べ高いリセールを維持しそうです。
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レクサスESのリセールまとめ
発売間もないということもあり、レクサスESのリセールは新車価格に近い買取相場を維持しているということがわかりました。
現在もそうですが、この先においてもFスポーツが高く売れる状況が続くと思われます。
全長は4975mmと少し大きいですが、LSやISと比較されている方は是非参考にしてみてください。
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