日産・セレナのグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールが高い仕様を中古車査定士が解説します。
登録当年車、3年後、5年後、7年後、10年後の残価率をまとめたので、購入の材料にしてください。
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【経過年数とグレード別】セレナのリセールバリュー
セレナの登録当年、3年落ちから10年落ちまでの残価率と平均買取額を記載します。
経過年数/年式 モデル | 残価率/平均買取額 リセールランク |
---|---|
当年車/R4年 C27系後期 | 99%/330万円 ★★★★★ |
3年落ち/R1年 C27年後期 | 90%/286万円 ★★★★★ |
マイナーチェンジ(C27系前期→後期) | |
5年落ち/H29年 C27系前期 | 61%/180万円 ★★★★☆ |
フルモデルチェンジ(C26系→C27系) | |
7年落ち/H27年 C26系後期 | 33%/91万円 ★★☆☆☆ |
マイナーチェンジ(C26系前期→後期) | |
10年落ち/H24年 C26系前期 | 11%/31万円 ★☆☆☆☆ |
※残価率・買取額ともに全グレードの平均
- 現行モデルのリセールは高く、マイナーチェンジでのリセール落ちは小さい
- 【ガソリン】【eパワー】ともにグレードはハイウェイスターが高い
- 色はパールホワイト2トーンの、ナビ・安全パッケージ付がおすすめの仕様
- 当年車のリセール:残価率99%
- 3年後のリセール:残価率90%
- 5年後のリセール:残価率61%
- 7年後のリセール:残価率33%
- 10年後のリセール:残価率11%
ひとつずつ詳しく解説します。
当年車のリセール:残価率99%
登録当年車(28系)のリセールを算出。当年車の平均残価率(買取額)は99%(330万円)となりました。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 平均買取額 残価率 |
---|---|---|
ハイウェイスターV | 3,269,200円 0万km 8件 | 370万円 113% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
3年後のリセール:残価率90%
3年後のリセールはC27系後期モデルから算出。3年後の平均残価率(買取額)は90%(286万円)となりました。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 平均買取額 残価率 |
---|---|---|
XV | 2,687,040円 2.3万km 9件 | 235万円 87% |
ハイウェイスターV | 2,932,200円 2.7万km 44件 | 265万円 90% |
eパワーXV | 3,167,640円 2.7万km 2件 | 285万円 90% |
eパワーハイウェイスターV | 3,435,480円 2.7万km 62件 | 320万円 93% |
eパワーハイウェイスターG | 3,657,960円 2.5万km 11件 | 325万円 89% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
ガソリンモデルとeパワーモデルの両方が高リセールです。
最も人気かつリセールが高いのはエアロ系eパワーモデルの「eパワーハイウェイスターV」と言えます。
5年後のリセール:残価率61%
5年後のリセールはC27系前期モデルから算出。5年後の平均残価率(買取額)は61%(180万円)となりました。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 平均買取額 残価率 |
---|---|---|
S | 2,435,400円 7.4万km 34件 | 115万円 47% |
X | 2,489,400円 6.3万km 54件 | 140万円 56% |
ハイウェイスター | 2,678,400円 5.6万km 144件 | 195万円 73% |
G | 2,847,960円 5.1万km 10件 | 170万円 60% |
ハイウェイスタープロパイロットエディション | 2,916,000円 5.3万km 49件 | 205万円 70% |
ライダー | 2,949,480円 5.6万km 9件 | 180万円 61% |
ハイウェイスターG | 3,011,040円 5.4万km 41件 | 205万円 68% |
ライダープロパイロットエディション | 3,095,280円 3.4万km 4件 | 210万円 68% |
ハイウェイスターGプロパイロットエディション | 3,187,080円 9.4万km 5件 | 165万円 52% |
ライダーオーテック30thアニバーサリープロパイロット | 3,616,920円 5.0万km 5件 | 210万円 58% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
- リセールはハイウェイスター系が高い
- 走行距離のリセールへの影響は大きい
- ライダー・オーテックのリセールは低い
- ガソリン・eパワーどちらかのハイウェイスターがおすすめ
セレナはハイウェイスター系のグレードが人気・リセールも高い車です。
ライダーやオーテックなどの特別仕様車は意外とリセール・人気ともにそこまで高くありません。
7年後のリセール:残価率33%
7年後のリセールはC26系後期モデルから算出。7年後の平均残価率(買取額)は33%(91万円)となりました。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 平均買取額 残価率 |
---|---|---|
20S | 2,246,400円 6.5万km 17件 | 65万円 29% |
20X ハイブリッド | 2,452,680円 10.1万km 16件 | 75万円 31% |
20XVセレクション+セーフティHV | 2,506,680円 8.1万km 31件 | 78万円 31% |
20G Sハイブリッド | 2,764,800円 7.7万km 11件 | 85万円 31% |
ハイウェイスターS-HV | 2,541,680円 12.0万km 16件 | 77万円 30% |
ハイウェイスターVセレクション | 2,721,600円 7.9万km 215件 | 105万円 39% |
ハイウェイスターVエアロモード | 2,761,560円 8.6万km 14件 | 105万円 38% |
ハイウェイスターG S-HV | 2,922,480円 8.5万km 6件 | 100万円 34% |
ライダー S-HV | 2,997,000円 9.6万km 8台 | 100万円 33% |
ライダーブラックラインZZ S-HV | 3,290,760円 7.0万km 16台 | 115万円 35% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
型落ちモデルということで7年落ちは大きく下がったリセールとなります。
10年後のリセール:残価率11%
10年後のリセールはC26系前期モデルから算出。10年後の平均残価率(買取額)は11%(31万円)となりました。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 平均買取額 残価率 |
---|---|---|
20S | 2,163,000円 11.3万km 40台 | 15万円 7% |
20X S-HV | 2,384,550円 10.7万km 117台 | 23万円 10% |
20G S-HV | 2,635,500円 9.6万km 59台 | 35万円 13% |
ハイウェイスター S-HV | 2,598,750円 11.3万km 207台 | 34万円 13% |
ハイウェイスター G-HV | 2,799,300円 10.3万km 59台 | 40万円 14% |
ハイウェイスター Vセレクション | 2,895,900円 10.8万km 435台 | 33万円 11% |
ライダー S-HV | 2,819,250円 13.7万km 19台 | 22万円 8% |
ライダーブラックライン S-HV | 2,924,250円 9.7万km 48台 | 40万円 14% |
ライダーパフォーマンススペック S-HV | 3,144,750円 11.9万km 11台 | 40万円 13% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
10年落ちの残価率は平均以下の数値です。
年式が古くなり走行距離も増えるとセレナの価値は際限なく落ちるので、価値があるうちに乗り換えてしまうのがおすすめです。
1年毎のリセールバリューの変化
リセールバリューが毎年どの様に落ちていくのかを「グレード:eパワーハイウェイスター」で調べた結果です。
経過年数/モデル (平均走行距離) | 平均買取額 (前年比) |
---|---|
当年もの/C27系後期 (0.1万km) | 355万円 |
1年落ち/C27系後期 (1.1万km) | 345万円 (−10万円) |
2年落ち/C27系後期 (2.7万km) | 310万円 (−35万円) |
3年落ち/C27系後期 (2.7万km) | 320万円 (+10万円) |
マイナーチェンジ(C27系前期→後期) | |
3年落ち/C27系前期 (4.1万km) | 287万円 (−33万円) |
4年落ち/C27系前期 ※eパワーHWSここまで (5.0万km) | 275万円 (−12万円) |
5年落ち/C27系前期 ※ここからガソリンHWS (5.7万km) | 200万円 (−75万円) |
6年落ち/C27系前期 (6.9万km) | 175万円 (−25万円) |
フルモデルチェンジ(C26系→C27系) | |
6年落ち/C26系後期 (7.6万km) | 115万円 (−60万円) |
7年落ち/C26系後期 (8.5万km) | 105万円 (−10万円) |
8年落ち/C26系後期 (9.7万km) | 80万円 (−25万円) |
マイナーチェンジ(C26系前期→後期) | |
9年落ち/C26系前期 (10.6万km) | 45万円 (−35万円) |
10年落ち/C26系前期 (10.9万km) | 33万円 (−12万円) |
大きく落ちているところを赤字で記しました。eパワーハイウェイスターの新車は358万円です。
C27系の後期モデルは300万円台で買取できる期間がしばらく続きます。
前期と後期の価格差は33万円しかなく、C27系の前期モデルもリセールはかなり高い車と言えるでしょう。
セレナのリセールのポイントは、輸出の下支えがなく、年数と距離の増加でコンスタントにリセールが落ちることになります。
平均して毎月2万円ずつ価値が落ちるので、フルモデルチェンジなどの大きなリセールの変わり目で乗換えるのがおすすめです。
【中古車査定士が解説】セレナを売るタイミングやおすすめ度は?
リセールの観点からセレナの売り時や車としてのおすすめ度を紹介します。
セレナはリセールバリュー的に何年後に売るのがベスト?
セレナの売り時はずばり「フルモデルチェンジのタイミング」です。
2023年にフルモデルチェンジが行われると、C27系は7年間続いたことになり、次のモデル初期で買えば最長7年間はリセールを維持しながら乗ることができます。
これまでのリセール推移から、マイナーチェンジの影響は小さく無視できる範囲なので、フルモデルチェンジだけを気にするのが良いでしょう。
セレナをリセール前提で購入するのはおすすめ?(新車/中古車)
現状の相場状況が続くと想定すると、次の新型をリセール前提で購入するのは全然ありです。
しかしセレナは輸出の下支えがないので、好調相場時は良いものの、下落相場では落ちやすいということも覚えておきましょう。
中古車の場合、次がフルモデルチェンジなので、今からの購入はあまりおすすめしません。
もし中古車を検討するなら、
- C27系前期(平成28年~平成31年)
- C26系後期(平成26年~平成28年)
の少し安めのモデルが将来のリセール落ちを抑えるという意味でおすすめです。
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セレナのリセールのポイント
- リセールバリューの高い色
- リセールの高いオプション
ひとつずつ詳しく解説します。
リセールバリューの高い色
色によるリセール差を中古車オークションから調べた結果です。
色 | 台数/走行距離 | 平均価格 |
---|---|---|
パール2トーン | 70台/3.4万km | 🥇296万円 |
パールホワイト | 243台/3.5万km | 🥈291万円 |
クロ | 101台/3.3万km | 284万円 |
アカ(2トーン含む) | 24台/3.5万km | 282万円 |
グレー(2トーン含む) | 31台/3.5万km | 275万円 |
コン・アオ | 26台/4.4万km | 261万円 |
その他(ベージュ・チャ・オレンジ) | 21台/2.9万km | 🥉287万円 |
※C27系eパワーHWSにて n=516
1番リセールが高いのはパール2トーン、人気なのはパールホワイトとクロです。
単色と2トーンの新車注文時の価格差である33,000円に対し、リセールではしっかり評価されるので色は2トーンの方がおすすめですね。
他の色は人気がほぼ分散していて、リセールは10万円から20万円ぐらい下がる傾向にあります。
クロはパールホワイトに比べると弱いので、おすすめ順序としては、
- パールホワイト2トーン(77,000円)
- パールホワイト(44,000円)
- クロ(44,000円)
となります。
リセールの高いオプション
ナビレコツインモニターパック(508,534円)とセーフティパックA(132,000円)を検討してください。
ナビコレツインモニターパックの目的は、純正ナビと後席モニターが手に入ることです。
なのでドラレコとETCは純正にこだわる必要は全くありません。
後席モニターも必須ではないものの、購買層はファミリーがメインなので、あるとやはりアピールしやすい装備です。
セーフティパックはレベルの高い安全装備がつくオプションです。
日産は安全装備が有名でもあるので、安全装備は強いセールスポイントとなります。
併せると結構なオプション費用になるので、値引きも含めてコストをいかに抑えるかがポイントとなります。
リセールバリューの高い乗換えをする為にやるべきこと
これまでセレナのリセールバリューについてご紹介してきました。
セレナを含め、車の購入を検討している方は今のうちから下記を行っておくのがおすすめです。
- リセールバリューの高い車(新車・中古車)を探す
- 今乗っている車の相場を調べておく(査定だけでOK)
ひとつずつ詳しく解説します。
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リセールの高い中古車の選び方
リセールの高いセレナの中古車を買うポイントは、
- グレード
- 装備(オプション)
- モデル
に気を配ることが重要です。
セレナの基本はハイウェイスター
「eパワー」であるかどうかよりも、ハイウェイスターかどうかの方が重要です。
セレナにおいてハイウェイスターかそうでないかは、想像以上に市場の評価が異なります。
まずはハイウェイスターを押さえるということを意識してください。
安全装備は充実していた方が良い
日産の特徴は安全装備にあります。
国産メーカーで最も安全装備が進んでいるのはスバルと日産と言われており、そのため日産の安全装備は強い武器になります。
古いモデルなら「プロパイロット」が付いているかどうかなどを気にする様にしましょう。
将来のリセール落ちを気にするなら古めのモデルを狙おう
フルモデルチェンジに備え、古めの価格を抑えた車の方がリセール落ちを防ぐことができます。
高額になればなるほどリセール落ちの落差も大きいので、今のタイミングであればある程度車体価格を抑えるのがおすすめです。
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セレナのリセールまとめ
セレナのリセールは中古車相場高騰の波に乗って、特に現行モデルのC27系が非常に高いことがわかりました。
しかし車種として輸出に弱いという側面もあるので、しっかりと下記のポイントを抑えた車選びを心掛けたいです。
- グレードはハイウェイスター系が高い!
- ニスモはありだが、オーテックやライダーは不人気
- パール2トーンのナビ+後席モニター+安全装備充実が良いスペック!
ぜひ今後のセレナ購入の際に役立ててみてください!
本記事は以上となります。
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良いカーライフを。