セレナ・セレナ e-POWERの3年、5年、7年後のリセールバリューと下取り・買取相場について詳しくお伝えします。
モデルチェンジ前後におけるリセールの動き、買取相場から考える中古車価格の見方についてもお伝えしますので、是非参考にしてみてください。
【この記事を書いた人】
ーこんな人にお勧めです👍ー
セレナのリセールが気になっている
リセールが良いグレードやオプションを知りたい
適性な中古車価格を知りたい
リセールの高いグレードは「e-POWERハイウェイスター」
是非最後まで読んでみてくださいね(^^)/~~~
リセールバリューとは
買取相場の算出方法
買取相場は自動車オークションでの落札予想額から、買取業者の粗利益(10万円〜20万円)を引いて算出します。
理由としては、買取車両の大部分はオークションにて売却されている為です。
株式会社矢野経済研究所の『中古車流通総覧2020年版』によると、買取台数90万台のうち10万台が直接ユーザーに再販され、80万台はオークションで売却されています。
新車から2年後の買取相場

セレナe-POWERが発売された平成30年式(2年落ち)についてお伝えします。
【調査条件】
- 平成30年式(2WD)、装備と色は混在
- 事故修復歴なし、内外装の状態良好(オークション評価点4点以上)
グレード | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 平均相場 残価率 |
X | 2,504,520円 2.4万km 1台 | 145万円 58% |
X Vセレクション | 2,662,200円 0.6~4.0万km 23台 | 143~165 156万円 59% |
G | 2,853,360円 1.9万km 1台 | 181万円 63% |
ハイウェイスター | 2,683,800円 5台 | 165~220 185万円 69% |
ハイウェイスターVセレクション | 2,874,960円 0.6~4.0万km 74台 | 150~253 200万円 70% |
ハイウェイスターG | 3,016,440円 2.1~2.6万km 4台 | 205~240 220万円 73% |
オーテックVパッケージ | 3,111,480円 2.1万km 1台 | 231万円 74% |
オーテックセーフティパッケージ | 3,318,840円 3.3万km 1台 | 210万円 63% |
オーテックスポーツスペック | 3,567,240円 2.1~3.0万km 2台 | 245万円 69% |
ニスモ | 3,419,280円 0.5~3.4万km 14台 | 242~297 264万円 77% |
e-POWERXV | 3,128,760円 0.9~3.9万km 12台 | 190~220 215万円 69% |
e-POWERハイウェイスター | 3,178,440円 0.9~1.4万km 2台 | 231~275 253万円 80% |
e-POWERハイウェイスターV | 3,404,160円 0.5~3.6万km 49台 | 225~310 270万円 79% |
※買取相場=直近3ヶ月のオークションデータより
※残価率=平均買取相場/新車価格(%) 以下同
【3年落ちの買取相場と残価率の平均】
ノーマル系 | 161万円・60% |
ハイウェイスター系 | 202万円・71% |
オーテック・ニスモ | 238万円・71% |
e-POWER系 | 215万円・69% |
e-POWERハイウェイスター | 262万円・80% |
新車から5年後の買取相場
グレード | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 平均相場 残価率 |
20S | 2,246,400円 3.8~6.7万km 11台 | 35~93 60万円 27% |
20X ハイブリッド | 2,452,680円 3.0~6.8万km 22台 | 60~110 88万円 36% |
20XVセレクション+セーフティHV | 2,506,680円 3.0~7.0万km 12台 | 67~121 95万円 38% |
20G Sハイブリッド | 2,764,800円 3.0~5.6万km 4台 | 110~135 122万円 44% |
ハイウェイスターS-HV | 2,541,680円 3.0~5.6万km 22台 | 110~160 127万円 50% |
ハイウェイスターVセレクション | 2,721,600円 3.0~7.0万km 338台 | 80~144 125万円 46% |
ハイウェイスターVエアロモード | 2,761,560円 3.3~7.0万km 31台 | 100~160 125万円 45% |
ハイウェイスターG S-HV | 2,922,480円 3.3万km 5台 | 120~148 133万円 46% |
ハイウェイスターGエアロモード | 3,027,240円 4.6~5.4万km 3台 | 105~154 122万円 40% |
ライダー S-HV | 2,997,000円 3.2~6.4万km 11台 | 100~145 122万円 41% |
ライダーブラックライン S-HV | 3,061,800円 3.2~6.9万km 24台 | 100~155 132万円 43% |
ライダーブラックラインZZ S-HV | 3,290,760円 3.7~5.9万km 3台 | 122~148 137万円 42% |
ライダーパフォーマンススペックブラックライン S-HV | 3382560円 3.0~6.2万km 3台 | 120~130 125万円 37% |
【5年落ちの買取相場と残価率の平均】
ノーマル系 | 91万円・36% |
ハイウェイスター系 | 126万円・45% |
ライダー | 129万円・41% |
新車から7年後の買取相場
グレード | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 平均相場 残価率 |
20S | 2,163,000円 6.1~6.7万km 2台 | 34~54 40万円 18% |
20X S-HV | 2,384,550円 5.8~9.7万km 21台 | 15~85 50万円 21% |
20G S-HV | 2,635,500円 8.2~10.0万km 8台 | 34~64 55万円 21% |
ハイウェイスター S-HV | 2,598,750円 5.1~9.8万km 73台 | 30~100 66万円 25% |
ハイウェイスター G-HV | 2,799,300円 5.1~10.0万km 14台 | 40~100 67万円 24% |
ハイウェイスター Vセレクション | 2,895,900円 5.1~10.0万km 75台 | 30~111 60万円 21% |
ライダー S-HV | 2,819,250円 6.3~9.8万km 7台 | 40~88 55万円 20% |
ライダーブラックライン S-HV | 2,924,250円 5.2~9.6万km 12台 | 35~111 78万円 27% |
ライダーパフォーマンススペック S-HV | 3,144,750円 5.7~9.5万km 3台 | 38~100 60万円 19% |
【7年落ちの買取相場と残価率の平均】
ノーマル系 | 48万円・20% |
ハイウェイスター系 | 64万円・23% |
ライダー | 64万円・22% |
セレナの特徴
全体を通してのセレナのリセールの特徴について。
ハイウェイスターが高い
どの年次もハイウェイスター系グレードがリセールが1番高い結果となっています。
2年落ちにおいてはe-POWERのハイウェイスターが最も高くなっています。
ここでのポイントは、e-POWERハイウェイスターが高いのであって、e-POWERが高い訳ではないということです。
ハイウェイスターの販売台数が多い
全て3ヶ月間で調べている為、データ数は下取りや買取の数に比例します。
どの年次も「ハイウェイスターVセレクション」「ハイウェイスターV」が最もデータ数が多いので売れていることがわかります。
オーテックやライダーはカスタムカーとしてリセールが高そうですが、そもそもの需要が少ないからかリセールはそれほど高くありません。
セレナの中古は輸出されず殆どが国内小売に回る為、リセールバリューと人気車種は比例することになります。
色の差は5万円
黒やパールホワイトの人気色とそれ以外の色の差は約5万円となっています。
【平成30年式:ハイウェイスターVで調査】
最もリセールが高そうな色はパールホワイト、最も低そうな色はシルバーです。
お得な中古車価格とは
中古車販売店の大体の仕入額を知ることで、適性な中古車価格を知ることができます。
買取価格をXとすると、
が大体の販売店の落札額となります。(1.1は消費税、10000はリサイクル料金)
例えば現行モデルのe-POWERハイウェイスターV(2年落ち)の平均買取額は270万円なので、上記の式に当てはめると落札額は2,865,000円となります。
ここに「落札手数料」「店舗までの陸送代」で約5万円が追加され2,915,000円、これが販売店の仕入れ原価となります。
この金額び販売に必要な経費や販売店の利益が乗せられて小売されます。

色は普通色(赤・青・シルバー・グレー他)が安く人気色(パールホワイト・黒)が高い傾向になるので、人気色で距離も少ないのに安い車があればお得な中古車ということが言えます。
またオークションで4点以上の車であればそのまま購入してもほぼ問題ないので、良い車を安く購入したい方はオークション落札代行で買うのがおすすめです。
セレナのリセールまとめ
7年落ち以降は同じ水準に収束していきそうですが、それまでの落ち方にグレード毎の差が出ると言えるでしょう。
またセレナのリセールは全体としては平均的といったところです。
e-POWERハイウェイスターが現時点では高く出ていますが、今後どう下がっていくかにも注目です。
Xなどのノーマル系は1番低い結果となりました。
是非セレナ購入の際の参考にしてみてください。
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