ヴォクシーのリセールを解説【5年・7年後のリセールバリュー】

ヴォクシーのリセールバリューをグレード別に解説

本記事ではヴォクシー・ヴォクシーハイブリッドのリセールバリュー(残価率)をグレード別に詳しく解説します。(令和2年5月時点)

ヴォクシーの購入や売却を検討されている方はこの記事で、

  • 「いくらぐらいで売れるのか」
  • 「いつが売り時なのか」
  • 「ヴォクシーはリセール的に良い車なのか」
  • 「買うならどういうスペックが人気なのか」

について理解することができます。

キノさん
中古車査定士のキノさんです。
車買取で10年のキャリアと約2,500台を査定してきた経験から詳しく解説します。

 


—先に結論を言うと—

 ヴォクシーのリセールは平均的★★★☆☆

 W系の煌グレードの場合、リセールが高い傾向にある

 見た目のモデルチェンジよりも、経過年数に比例して全体的にリセールが下がっていく

 

—詳しくは記事内容へ—


 

1. ヴォクシーのリセールバリュー

 

リセールバリューとは
リセールバリューとは一度購入したものを販売する際の、再販価値のこと。中古車販売などの際に使われることが多い。なお、リセールバリューという言葉自体はガリバーの登録商標です。
参照元:Wikipedia
本記事では新車価格に対する買取相場(残価)の比率として用い、%で表します。

 

買取相場の算出方法

買取相場の算出方法

買取相場は自動車オークションでの落札予想額から、買取業者の粗利益(10万円〜20万円)を引いて算出します。

理由としては、買取車両の大部分はオークションにて売却されている為です。

株式会社矢野経済研究所の『中古車流通総覧2020年版』によると、買取台数90万台のうち10万台が直接ユーザーに再販され、80万台はオークションで売却されています。

キノさん
以前に比べるとユーザーへの直販が大分増えましたが、殆どの業者が仕入れ値(買取額)はオークションを元に算出しています。

 

 新車から3年落ち(平成29年式)

新車から1回目の車検を迎える、3年落ち(平成29年:マイナーチェンジ前後)について解説します。

【調査条件】

  • 平成29年式の2WDモデル。装備、色は混在
  • 走行距離3万km前後(年間1万kmとして)
  • 事故修復歴なし、内外装状態良好

【結果:マイナーチェンジ後】

30系ヴォクシー後期

参照元:グーネット

キノさん
2段積みのヘッドランプがシャープになっているのが後期モデルです。
グレード名新車価格
燃費
買取相場
残価率(RV)
ハイブリッドX301万円
23.8
176万円
58%
ハイブリッドV314万円
23.8
182万円
58%
ハイブリッドZS327万円
23.8
198万円
61%
ハイブリッドZS煌336万円
23.8
231万円
69%
X250万円
16.0
150万円
60%
ZS278万円
16.0
195万円
70%
V279万円
16.0
170万円
61%
ZS煌287万円
14.8
215万円
75%

【結果:マイナーチェンジ前】

参照元:グーネット

キノさん
2段積みヘッドランプの間が並行なのが前期です。
グレード名新車価格
燃費
買取相場
残価率(RV)
ハイブリッドX300万円
23.8
143万円
48%
ハイブリッドV311万円
23.8
187万円
60%
ハイブリッドZS323万円
23.8
190万円
59%
ハイブリッドZS煌Ⅱ332万円
23.8
205万円
62%
X248万円
16.0
132万円
53%
ZS274万円
16.0
160万円
58%
V273万円
16.0
132万円
48%
ZS煌282万円
14.8
171万円
61%
ZS煌Ⅱ283万円
16.0
182万円
64%

※残価率(RV)=買取相場/新車価格(%)
※買取相場=直近1ヶ月のオークションデータより算出

3年落ち(平成29年式)・3万km前後の
平均残価率と平均買取相場
(MC後)ハイブリッド 80G系58%・179万円
(MC後)ハイブリッド 80W系65%・215万円
(MC後)ガソリン 80G系60%・160万円
(MC後)ガソリン 80W系73%・205万円
(MC前)ハイブリッド 80G系54%・165万円
(MC前)ハイブリッド 80W系61%・198万円
(MC前)ガソリン 80G系51%・132万円
(MC前)ガソリン 80W系61%・171万円
※MC=マイナーチェンジ
80G系と80W系の違いは型式の違いのことです。
Gがノーマル仕様に対しWはエアロパーツ等が装備されたカスタム仕様となっています。

・最もリセールが良いグレードは「ガソリン・ZS煌」

・「80G系」よりも「80系W」がオススメ!

・ハイブリッドよりもガソリンの方が少しリセールが良い

キノさん
ヴォクシーの良い所は、オプションにあまりお金がかからないことです。
ナビのグレードもそこまで差が出ないので、そういった意味でもコスパが良いです。
7人乗りと8人乗りの差
若干7人乗りのデータ多い(販売台数が多い)様に見えますが、定員によって価格に差は出ていません。状態や走行距離、装備の方が重要です。

 

新車から5年落ち(平成27年式)

新車から2回目の車検を迎える、5年落ち(平成27年式)について解説します。

参照元:グーネット

キノさん
29年式の前期モデルと見た目は同じです。

【調査条件】

  • 平成27年式。装備、色は混在
  • 走行距離5万km前後(年間1万kmとして)
  • 事故修復歴なし、内外装状態良好

【結果】

グレード名新車価格
燃費
買取相場
残価率(RV)
ハイブリッドX293万円
23.8
110万円
38%
ハイブリッドV305万円
23.8
143万円
47%
X247万円
16.0
110万円
40%
ZS267万円
16.0
138万円
52%
V267万円
16.0
116万円
43%
ZS煌275万円
16.0
155万円
56%
5年落ち(平成27年式)・5万km前後の
平均残価率と平均買取相場
(HV)43%・127万円(ガソリン)48%・159万円
・ガソリンのZS系のグレードのリセールが高い

装備が良く状態が良ければリセールは上がる

ヴォクシー5年落ち

上記は平成27年式の48,000kmです。

車両の傷が少なく、9インチナビがついているぐらいですが175万円で落札されています。

この場合の買取額は175万円前後が予想でき、リセールバリューは64%になります。

キノさん
装備がよく状態が良ければまだまだ高値が狙えるのが、ヴォクシーの長所です。

 

 

新車から7年落ち(平成25年式)

新車から3回目の車検を迎える、7年落ち(平成25年式)について解説します。

参照元:グーネット

キノさん
25年は70系で見た目が変わります。

【調査条件】

  • 平成25年式。装備、色は混在
  • 走行距離7万km前後(年間1万kmとして)
  • 事故修復歴なし、距離に準じた内外装状態

【結果】

グレード名新車価格
燃費
買取相場
残価率(RV)
X212万円
14.4
45万円
21%
X Lエディション230万円
14.4
45万円
20%
Z233万円
14.4
70万円
30%
ZS252万円
14.4
70万円
28%
V270万円
14.4
65万円
24%
ZS煌260万円
13.8
80万円
31%
ZS煌Ⅱ261万円
14.4
85万円
33%
ZS煌Ⅲ265万円
14.4
85万円
32%
ZS煌Z257万円
13.6
75万円
29%
7年落ち(平成25年式)・7万km前後の
平均残価率と平均買取相場
(70G系)22%・52万円(70W系)31%・78万円
キノさん
モデルが変わると大きくリセールが落ちています。
70W系が高リセールです。

70系でも距離が少なければ100万円に乗る可能性あり

70系ヴォクシー

平成25年式でも5万km台であれば上記の様に、100万円台で売買が成立しています。

内容が良ければまだまだ3桁が狙えそうですね。

 

廃車になる車齢、走行距離

ヴォクシーの再販価格が低く、廃車になる様な条件はどこなのか調べました。

  • 70系前期の走行距離が15万km以上
  • 60系

上記の条件では買取価格が0〜3万円になる可能性が高く、廃車業者に買い取ってもらった方が高くなると言えます。

廃車は排気量で買取額が決まる為、2000ccのヴォクシーは車両だけでも1万円〜2万円ぐらいの価値には最低でもなりますが、

車検が残っている場合は残期間に応じた自賠責保険と重量税の還付金までもらうことで、総額としては大きな金額で買い取ってもらえます。

廃車ひきとり110などの還付金も併せて買取りしてくれるところに依頼するのがオススメです。

廃車業者によっては、ユーザーに還付金を説明しないところもあるのでしっかり確認した方が良いです。

 

リセールバリューまとめ

ヴォクシーリセールまとめ

  • モデルチェンジよりも年数に比例して全体的に下がる
  • W系のグレードがオススメ(特に「キラメキ」)
  • ハイブリッドよりもガソリンの方がリセールが高い
キノさん
ヴォクシーは特別仕様車である「キラメキ」系のグレードが大人気です。
中古車を買う場合は必ず「キラメキ」系を狙いましょう。

 

2. リセールを踏まえた売却/購入のポイント

 

売却のポイント

2021年にヴォクシーとエスクァイアがノアに統合されることが予想されています。

 

これまでリセールはどどちらかと言うと経過年数ベースで下がっています。

その為大きなインパクトはなさそうですが、70系→80系のチェンジでもしっかり落ちてはいるので、それまでに売却をするのも良いでしょう。

時期としては夏から秋にかけての時期が一番相場が安定しています。

査定は個人情報を買取業者に伝えることなく、最大5,000社の中から高い業者に売ることができる、ユーカーパックがオススメです。

まずは大体の金額が査定前に示されるので、高く売る方法を探している方は調べてみましょう。

>>1回の査定で最大5,000社があなたの車に金額提示!【UcarPAC】

 

購入のポイント

どうせならリセールが高くなる仕様で買う(新車)

これから購入するのであれば、ノアへの統合の流れを押さえましょう。

統合が確実視されていきそうなら、兄弟車であるノアの購入が賢明と言えます。

またこれまでのヴォクシーのリセール傾向から下記の条件がオススメです。

  • キラメキ系を選択(現行ノアではSi系)
  • ナビはディーラーオプションで良いので大きめのもの
  • サンルーフはなくてもOK(あまり評価対象になりません)
  • 後部座席上のフリップダウンモニターは高評価
  • 色はパールホワイト又は黒がオススメ

 

 色による価格差

【オークション落札相場】▼

ヴォクシー色の差

色の違いは約7万円ぐらいです。拘りがなければ黒かパールホワイトが良いですね。

※人気色:パールホワイト、黒
※普通色:グレー、シルバー、ワイン、紫など

 

 サンルーフの価格差

【オークション落札相場】▼

サンルーフの価格差

サンルーフの差は約4万円です。装備した代金を回収できるとは言えません。

 

 事故歴がある場合の価格差

【オークション落札相場】▼

ヴォクシー事故歴の差

事故歴ありになると大体30万円ぐらい評価が落ちています。

高年式であればあるほど価格差が大きいので気をつけましょう。

>>車の事故修復歴ってどこから⁉︎現役査定士がわかりやすく解説

 

値引きを比較させて出来る限り安く買う(新車)

新車へ乗換える場合は、値引き額を比較させれば少しでも安く購入することができます。

普通は県外のディーラーに行ったり他メーカーの競合車種と比較させますが、MOTAならWeb上で全国4,000のディーラーから見積りを取得したり値引きの交渉ができます。

購入するディーラーが決まっているとしても、値引き額が妥当なのかどうかを知る手段としても有効です。

>>MOTAで新車を見積もる

 

型落ちが市場にたくさん出てきてから買う(中古車)

中古車を狙う場合、新型が発売されて買取相場が下がり始めてからがオススメです。

実際に買取相場が下がるタイミングは、新車が納車され始めて下取り車が増えてきてからです。

タイミングを見計って購入する様にしましょう。

>>ヴォクシーの中古車を探す

 

3. まとめ

以上、ヴォクシー、ヴォクシーハイブリッドのリセールバリューについて解説しました。

ミニバンとしては人気の高い車種ですが、5年落ちで平均50%前後のリセールなので平均的なリセールの車ということがわかりました。

今後ノアへの車種統合などがリセールや中古車の値段にも影響を及ぼしそうです。

キノさん
最後までお読み頂きありがとうございました。
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