・ヤリスクロスのリセールバリューをプロの査定士が詳しく解説!
・当年登録車、1年落ち車両の残価率や下取り・買取相場の目安が把握できる!
・更にリセールの高いグレード、リセールに影響する装備や色についてもわかります!
「ヤリスクロスってリセールの良い車?」
コンパクトながらSUVではあるものの、まだ新し過ぎてリセールバリューが良いのか悪いのかわからない車、ヤリスクロス。
価格はそこまで高くはないのでリセールが高ければ、購入を検討してもという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「ヤリスクロスのリセールバリュー」について中古車査定士の筆者が詳しく解説していきます。
●ヤリスクロスに興味がある
●ヤリスクロスは転売で利益が出る車?
●ヤリスクロスは輸出に強い?
などの疑問が解決できる内容です。
是非最後まで読んでみてください。
早速ですが、まずは結論から。
1年落ちでも残価率は100%超えと高リセール。ただしオプション費用も多少入るので値引きが大きくないと現実的には100%を切る
グレードは2WDのZがおすすめ。ガソリンも人気だが、今のところ輸出の主だった情報がなく、走りも満足させたいならハイブリッド推し
色はパールホワイト2トーン(色コード:2KR)がリセールも高く大人気。メーカーオプションも多少はつけた方がバランスが良い
●経過年数毎の残価率↓
※残価率=平均買取額/新車価格(%)
経過年数 | ヤリスクロス |
当年登録車 | 100% |
1年落ち | 101% |
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にポイントをまとめています!
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リセールバリューについて
参照元:Wikipedia

算出方法
その買取相場は自動車オークションの落札予想額から、買取業者の粗利益(10万円〜20万円)を引いて算出します。
理由としては買取車両の大部分はオークションにて売却されている為です。
株式会社矢野経済研究所の『中古車流通総覧2020年版』によると、買取台数90万台のうち10万台が直接ユーザーに再販され、80万台はオークションで売却されているとのこと。
それでは具合的なリセールバリューについて見ていきましょう。
この記事は2021年3月時点の情報です。最新の買取相場は中古車買取店へお問い合わせください。
経過年数/グレード別のリセール

当年登録の残価率:100%
【調査条件】
- 過去3ヶ月以内の自動車オークション落札データから
- 令和3年式・装備と色は絞り込みなし
- 事故修復歴なし、内外装の状態良好(評価点4点以上)
グレード | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
ーガソリンモデルー | ||
XBパッケージ(2WD) | 1,798,000円 | データなし |
XBパッケージ(4WD) | 2,029,000円 | データなし |
X(2WD) | 1,896,000円 | データなし |
X(4WD) | 2,127,000円 | データなし |
G(2WD) | 2,020,000円 0km 2件 | 200万円 99% |
G(4WD) | 2,251,000円 | データなし |
Z(2WD) | 2,210,000円 0km 12件 | 220万円 99% |
Z(4WD) | 2,441,000円 | データなし |
ーハイブリッドモデルー | ||
ハイブリッドX(2WD) | 2,284,000円 | データなし |
ハイブリッドX(4WD) | 2,515,000円 | データなし |
ハイブリッドG(2WD) | 2,394,000円 | データなし |
ハイブリッドG(4WD) | 2,625,000円 0km 1件 | 255万円 97% |
ハイブリッドZ(2WD) | 2,584,000円 0~0.1万km 45件 | 240~300万円 265万円 103% |
ハイブリッドZ(4WD) | 2,815,000円 | データなし |
※残価率=買取相場/新車価格(%)

【当年登録の平均リセール】
100% |
当年登録でオークションに出品されている車とは、0~1000km程度の新古車が殆ど。
展示車両や試乗車、登録間違いで売った場合でも新車価格の100%ぐらいでは売れますよ、ということですね。
オプションにもよりますがほぼ新車価格で売れるので、すぐに売っても損はしません。
しかし新車価格以上に大きく売れることもないので、転売で利益を出すとかは無理でしょう。
1年落ちの残価率:101%
【調査条件】
- 過去3ヶ月以内の自動車オークション落札データから
- 令和2年式・装備と色は絞り込みなし
- 事故修復歴なし、内外装の状態良好(評価点4点以上)
グレード | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
ーガソリンモデルー | ||
XBパッケージ(2WD) | 1,798,000円 | データなし |
XBパッケージ(4WD) | 2,029,000円 | データなし |
X(2WD) | 1,896,000円 | データなし |
X(4WD) | 2,127,000円 | データなし |
G(2WD) | 2,020,000円 0~0.2万km 2件 | 200万円 99% |
G(4WD) | 2,251,000円 | データなし |
Z(2WD) | 2,210,000円 0~0.8万km 23件 | 200~250万円 225万円 102% |
Z(4WD) | 2,441,000円 | データなし |
ーハイブリッドモデルー | ||
ハイブリッドX(2WD) | 2,284,000円 | データなし |
ハイブリッドX(4WD) | 2,515,000円 | データなし |
ハイブリッドG(2WD) | 2,394,000円 0.3~0.4万km 2件 | 243~265万円 255万円 107% |
ハイブリッドG(4WD) | 2,625,000円 0.1万km 1件 | 260万円 99% |
ハイブリッドZ(2WD) | 2,584,000円 0~0.6万km 21件 | 230~310万円 270万円 104% |
ハイブリッドZ(4WD) | 2,815,000円 0km 1件 | 270万円 96% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【1年落ちの平均リセール】
101% |
当年登録より残価率が高い、ですが誤差のうちですね。
令和2年式がガソリンとハイブリッド両方のデータがあるのに対し、令和3年式はハイブリッドが大半なのはガソリンを買うユーザーが減ったということ。
つまり輸出狙いのガソリンモデル買いがなくなった、ような気がします。
また1年落ちでも計算上のリセールは新車価格を超えていますが、
- ハンズフリーバックドア(77,000円)
- パノラミックビューモニター(33,000円)
- BSM+リヤクロストラフィックオートブレーキ(49,500円)
等を装着している車両が多く、オプション代を含めた場合、値引きが大きく入らないと100%を超えることはないと言えます。
ほぼ国内向けの再販でリセールが保たれているような気がします。
何より輸出向きであればもう少しオークションデータ(特に1年落ち)が多いはずが、思ったより少ないのが気になりますね。(意外と売れてないのか!?)
ちなみにヤリスクロスを含めたSUVのリセールバリューランキングはこちらの記事にまとめています。
この記事のまとめ・リセールバリューの高いSUVをプロの査定士がランキングにして紹介!・3年、5年、7年落ちに分けているので保有する年数に合わせた車種を知ることが可能・記事の後半で車種別の特徴を紹介。これであなたも[…]
全ての車種を含めたリセールバリューランキングはこちらです。
「リセールバリューの高い車に乗りたいけれど、どの車が何年後にどのくらいリセールがあるのかわからない。。」そう思うことってありませんか?こんにちは、中古車査定士の@キノサンです。今回は私が書いている車のリセールバリ[…]
リセールの高いグレード
ヤリスクロスを買うなら2WDのZがおすすめです。
これぐらいの価格帯車種は最上級グレードが人気になるのが鉄板ですね。
現在の相場を見る限り、リセールに関して海外需要は大きくなく国内再販がメイン。
そうなるとガソリンを選択する意味が小さいと言えるでしょう。
燃費差は9km/Lあり、これは1万km走行あたり24,400円の燃料代差が出ることを意味します。
※ガソリンが18.8km/L、ハイブリッドが27.8km/L(WLTCモード)
新車価格差37万円は10万km走っても取り返せませんが、直列3気筒1500ccエンジンはモーターがないと物足りないかもしれません。
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年間20万台を買い取るガリバーから最新情報を得ながら中古車探しができるので非常に効率的だと言えるでしょう。
リセールに影響する装備や色について
ここからはヤリスクロスのリセールバリューに影響しそうな装備や色について解説します。
ナビ
ナビは選択の余地がありません。
Xは7インチのディスプレイオーディオ(DA)、G以上のグレードは8インチのDAが標準装備となります。
このブログを読んでいる人はZにすると思うので自動的に8インチになりますね。
色
色は結構偏りが出ています。
結論から言うと、ブラックマイカ×ホワイトパールクリスタルシャイン(カラーコード:2KR)の黒×パールホワイトの2トーンがおすすめです。
下記はオークション落札金額の比較です。
色・台数 | 落札額 |
パールホワイト2トーン・25台 | 268万円 |
パールホワイト・20台 | 250万円 |
黒・12台 | 252万円 |
その他・10台 | 246万円 |
※R2~R3年式ハイブリッドZにて N=67
2トーンカラーオプションは77,000円ですが、それを考慮しても十分ペイできます。
パールホワイト2トーンが断トツでリセールが高く、更に人気です。
その他装備
ヤリスクロスにつけられる主だったメーカーオプション装備は下記です。
- ハンズフリーパワーバックドア(77,000円)
- ルーフレール(33,000円)
- アダプティブハイビーム(99,000円)
- BSM+リヤクロストラフィックオートブレーキ(49,500円)
- パノラミックビューモニター(33,000円)
今後輸出情報が入ってきたとしても、必要になりそうな装備はありません。
あえて言えばパノラミックビューモニターはあってもいいかもしれませんね。(個人的にはあまり使いませんが)
つけすぎてもリセールがあがる訳ではないので、つけすぎには注意が必要です。
まとめ
ということで、今回はヤリスクロスのリセールバリューについて解説してきました。
正直まだ2年しか経過していないので、あまり言えることがありません笑
ただ他メーカーの1年落ちなどと比べると、リセール100%の時点でかなり高リセールなコンパクトSUVであることは間違いないでしょう。
今後新たな情報が入ってきましたらツイッターなどでも流していくので、是非チェックしてみてください。
それでは今回はここまで。
最後に「プロの査定士も使う!実際に車が高く売れる買取サービス」を紹介していますので、車を高く売りたい方は是非チェックしてみてください。
【プロの査定士も使っている!】相場の最高値が出てくる買取サービスまとめ
車を売るときに求めることと言えば、「できるだけ手間をかけずに相場の高いところで売りたい」ではないでしょうか。
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覚えておいて損はないですよ。
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カーセンサー簡単ネット車査定はリクルート社が運営する車の一括査定サービスです。
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ヤフオクを始め個人間売買のような中間業者を排除した新しいサービスもありますが、トラブルや疑念が払拭されず未だに主流ではありません。
現状、車の売却方法として有効な手段は「ディーラー等の下取り」か「買取専門店による買取」のどちらかです。
カーセンサー簡単ネット車査定は筆者が色々な一括査定サービスを利用した結果、
- 最も多くの買取店から提示を受けることができる(取捨選択できる幅が広い)
- 連絡をもらう時間帯やメールでの連絡希望が出せる(メールの方が手元に残る)
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という点が使いやすいと感じました。
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— 森田裕@弁理士 (@Yutaka__Morita) December 1, 2020
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