- アルファードのリセールってどうなの?
- リセールが高くなる為のポイントは?
- タイプゴールドのリセールは今後どうなる?
こんな疑問をお持ちではありませんか?
こんにちは、中古車査定士の@キノサンです。
今回はトヨタ/アルファード(ハイブリッド含む)のリセールバリュー(残価率)やリセールの高い仕様について解説していきます。
- アルファードの購入を検討している
- 今後の売却タイミングを見計らっている
という方は参考にしてみてください。
【結論】アルファードのリセール
まず、現在のアルファードの経過年数別のリセール(残価率)を記載します。
経過年数 モデル | 残価率/買取額 (ガソリン) | 残価率/買取額 (HV) |
3年落ち/R1年 30系後期 | 95%/455万円 ★★★★★ | 81%/457万円 ★★★★★ |
H30/1:30系後期にマイナーチェンジ | ||
5年落ち/H29年 (30系前期) | 74%/311万円 ★★★★★ | 61%/321万円 ★★★★☆ |
7年落ち/H27年 (30系前期) | 62%/263万円 ★★★★★ | 55%/286万円 ★★★★☆ |
H27/1:30系前期にフルモデルチェンジ | ||
10年落ち/H24 (20系後期) | 29%/111万円 | 28%/133万円 |
※平均買取額は全グレード平均にて
≫【関連記事】リセールバリューの高い車を全車種の中からランキングで紹介(2022年最新版)
- 全体的に高く特にガソリンモデルが高い
- グレードはSCパッケージが突出。外装色でパールとクロの差はあまりない
- リセールが落ちるタイミングはモデルチェンジと、5年落ちと6年落ちの間
アルファードのリセールは現在上昇しています。(2022年4月現在)
特に30系後期と言われる現行モデルと、前期モデルでもSCパッケージは買取額で400万円を超えておりかなり高い状態。
現状最もリセールが高いのはガソリンの「2.5S Cパッケージ」ですが特別仕様の「タイプゴールド」も今のところリセールは順調です。
現在の中古車需要の高まりとマレーシアへの輸出環境が関係していると思われ、新型の発売までこのまま高相場が続く可能性すらあります。
いつ下がるかですが、早ければ新型発売前後、遅くとも新型発売後の1年以内には大きく下がることが予想されます。雪崩に注意されたし。
ハイブリッドは決してリセールが悪い訳ではないですが、ガソリンと比較した場合、多少見劣りするという印象です。
ガソリンとハイブリッド間での燃費差は約5km/L(ガソリン9.9km/L、HV14.8km/L)なので、1万kmあたりの燃料代は、
- ガソリン:171,212円
- ハイブリッド:114,527円
※レギュラーガソリン169.5円/Lで計算
となり、1万kmあたりの燃料代差は約5万7千円。
ガソリン/ハイブリッド間のリセール差は、例えば3年落ちでは50~60万円の差となる為、燃料代で差を埋める為には約10万kmの走行が必要になります。
保有期間が長いほどハイブリッドが有利となりますが、それでも燃料代で差を埋めるとした場合、相応の走行距離が必要になります。
その点からも今回のアルファードはガソリンモデルの方が多くの人にとって有利、コストパフォーマンスが高いということが言えるでしょう。
- 【新車】グレードと装備選び、売却タイミングが重要
- 【中古車】タマ数は多いので買いやすい。装備をしっかり抑えること
アルファードのリセールは絶賛上昇中なので、新車を今から買ってもリセールは期待できます。
しかし新型(フルモデルチェンジ)が出た場合、どこかで必ずリセールは落ちるので、手放すタイミングは意識しておきましょう。
アルファードのリセールに必要なオプションや、高く売れているアルファードの仕様と価格については私のnoteに記載しています。
※最終更新:2022年5月16日毎月月初に、 ・直近の相場状況 ・過去1ヵ月で高く売れた車両情報 を更新しています…
一度購入して頂くと毎月更新分を見ることができ、疑問点はコメントも可能、今後の状況を把握できるので相場が気になる人にはおすすめです。
アルファードの中古車を購入する場合は、モデルチェンジの他、5年落ちと6年落ちの間でもリセール差ができるのでそれを避けることも重要。
将来的に売却も考えている場合は、リセールに必要な装備を押さえた中古車を選んだ方があとあと有利です。
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次は経過年数とグレード別のリセールバリュー(残価率)を解説します。
経過年数/グレード別のリセール
新車から3年・5年・7年・10年後のリセールをグレード別に紹介します。(2WDメイン)
・過去3ヵ月のオークションデータ
・装備と色は絞り込みなし
・事故歴なし車両状態良好として
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≫車を高く売るなら『査定士はどこを見ている?車の評価が高くなる意外なポイント』をチェック
3年後のリセール:残価率88%
3年後のリセールを3年落ちを元に解説します。
3年落ちは現行モデルです。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
【ガソリン】 | ||
2.5X | 3,541,000円 4.0万km 58件 | 255~360万円 310万円 88% |
2.5S | 3,735,720円 2.9万km 87件 | 310~440万円 375万円 100% |
2.5S Aパッケージ | 3,905,280円 2.7万km 42件 | 345~450万円 385万円 99% |
2.5S Cパッケージ | 4,362,120円 2.7万km 912件 | 360~590万円 485万円 111% |
2.5G | 4,185,000円 3.2万km 9件 | 330~395万円 375万円 90% |
3.5SC | 4,947,480円 3.1万km 32件 | 395~560万円 475万円 96% |
3.5GF | 5,205,600円 2.7万km 3件 | 500~600万円 570万円 110% |
3.5エグゼクティブラウンジ | 7,034,040円 2.8万km 8件 | 440~600万円 540万円 77% |
3.5エグゼクティブラウンジS | 7,183,080円 2.7万km 23件 | 450~660万円 580万円 81% |
【ハイブリッド】 | ||
ハイブリッドX | 4,405,320円 5.1万km 17件 | 210~440万円 340万円 77% |
ハイブリッドS | 4,610,520円 2.2万km 3件 | 380~420万円 400万円 87% |
ハイブリッドG | 4,975,560円 4.7万km 8件 | 300~440万円 385万円 77% |
ハイブリッドSR | 5,120,280円 4.5万km 16件 | 330~450万円 430万円 84% |
ハイブリッドG Fパッケージ | 5,529,600円 2.5万km 6件 | 410~520万円 485万円 88% |
ハイブリッドSR Cパッケージ | 5,674,320円 3.1万km 29件 | 385~550万円 495万円 87% |
ハイブリッドエグゼクティブラウンジ | 7,358,040円 4.4万km 21件 | 520~585万円 540万円 73% |
ハイブリッドエグゼクティブラウンジS | 7,508,160円 4.0万km 23件 | 495~620万円 580万円 77% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【3年後の残価率/平均買取額】
ガソリン | 95%/455万円 |
ハイブリッド | 81%/457万円 |
ガソリンとハイブリッドの買取額差はほぼ変わりません。
それだけガソリンの全体的なリセールが高いということに。
タイプゴールドのリセール

一昨年と昨年に発売された特別仕様車である「タイプゴールド」グレードのリセールを紹介します。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
【ガソリン】 | ||
Sタイプゴールド(2) | 4,240,000円 1.0万km 217件 | 350~480万円 405万円 96% |
【ハイブリッド】 | ||
Sタイプゴールド(2) | 5,088,400円 1.5万km 19件 | 400~550万円 480万円 94% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
今現在はしっかりしたリセールが残っています。
ただしこれは1年落ち〜2年落ちで走行距離も少ない車な為、年数が経ち距離も増えた場合はもう少し落ちると考えておきましょう。
5年後のリセール:残価率68%

5年後のリセールを5年落ちから解説します。
5年落ちは30系前期モデル。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
【ガソリン】 | ||
2.5X | 3,197,782円 5.9万km 45件 | 150~300万円 255万円 80% |
2.5S | 3,578,727円 6.0万km 77件 | 165~360万円 275万円 77% |
2.5SAパッケージ(タイプブラック) | 3,926,291円 4.3万km 222件 | 300~390万円 340万円 87% |
2.5G | 3,995,018円 3.6万km 11件 | 250~330万円 290万円 73% |
2.5SCパッケージ | 4,173,709円 4.8万km 171件 | 300~440万円 375万 90% |
3.5SA | 4,145,237円 1.8万km 1件 | 280万円 68% |
3.5SACパッケージ | 4,585,091円 5.0万km 12件 | 250~370万円 310万円 68% |
3.5GF | 4,842,327円 5.1万km 2件 | 310万円 64% |
3.5エグゼクティブラウンジ | 6,522,218円 4.6万km 4件 | 340~395万円 365万円 56% |
【ハイブリッド】 | ||
ハイブリッドX | 4,155,055円 8.3万km 38件 | 150~330万円 275万円 66% |
ハイブリッドG | 4,775,563円 3.8万km 12件 | 300~350万円 330万円 69% |
ハイブリッドSR | 4,919,891円 7.8万km 17件 | 240~370万円 305万円 62% |
ハイブリッドGFパッケージ | 5,356,800円 7.1万km 7件 | 220~400万円 310万円 58% |
ハイブリッドSRCパッケージ | 5,501,127円 7.3万km 17件 | 220~390万円 330万円 60% |
ハイブリッドエグゼクティブラウンジ | 7,036,691円 6.6万km 30件 | 300~470万円 375万円 53% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【5年後の残価率/平均買取額】
ガソリン | 74%/311万円 |
ハイブリッド | 61%/321万円 |
ここでもガソリンとハイブリッドの買取額はほぼ変わらず。
ハイブリッドはグレード間のブレはほぼなし。
ガソリンは残価率がグレードによって大きく異なります。
7年後のリセール:残価率59%
7年後のリセールを7年落ちから解説します。
7年落ちは同じく30系前期モデル。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
【ガソリン】 | ||
2.5X | 3,304,000円 5.8万km 17件 | 150~270万円 220万円 67% |
2.5S | 3,578,727円 7.8万km 33件 | 140~300万円 225万円 63% |
2.5S Aパッケージ | 3,754,473円 6.4万km 51件 | 160~320万円 260万円 69% |
2.5S Cパッケージ | 4,173,709円 5.9万km 48件 | 160~350万円 305万円 73% |
2.5G | 3,995,018円 5.2万km 16件 | 170~300万円 255万円 64% |
3.5SA | 4,145,237円 4.8万km 1件 | 250万円 60% |
3.5SA Cパッケージ | 4,585,091円 7.3万km 12件 | 260万円 57% |
3.5GF | 4,842,327円 10.9万km 2件 | 225万円 46% |
3.5エグゼクティブラウンジ | 6,522,218円 6.2万km 6件 | 365万円 56% |
【ハイブリッド】 | ||
ハイブリッドX | 4,155,055円 14.1万km 10件 | 150~290万円 240万円 58% |
ハイブリッドG | 4,775,563円 11.3万km 5件 | 130~270万円 230万円 48% |
ハイブリッドSR | 4,919,891円 7.2万km 23件 | 200~370万円 300万円 61% |
ハイブリッドG Fパッケージ | 5,356,800円 8.3万km 12件 | 240~370万円 305万円 57% |
ハイブリッドSR Cパッケージ | 5,501,127円 8.9万km 18件 | 230~390万円 310万円 56% |
ハイブリッドエグゼクティブラウンジ | 7,036,691円 9.8万km 27件 | 260~400万円 330万円 47% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【7年後の残価率/平均買取額】
ガソリン | 62%/263万円 |
ハイブリッド | 55%/286万円 |
30系ということで7年落ちですが、引き続き高いリセールがあります。
ハイブリッドもずっとそこそこのリセールで来ているので、ガソリンに比べると低いですが、全体の中では高い方ではあります。
10年後のリセール:残価率29%

10年後のリセールを10年落ちから解説します。
10年落ちは20系後期モデル。
グレード | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
【ガソリン】 | ||
240X | 3,000,000円 11.0万km 33件 | 25~130万円 65万円 22% |
240S | 3,340,000円 10.2万km 74件 | 25~175万円 95万円 28% |
240Sタイプゴールド | 3,670,000円 8.3万km 11件 | 90~190万円 140万円 38% |
240G | 3,660,000円 9.2万km 19件 | 50~160万円 90万円 25% |
240S Cパッケージ | 3,880,000円 8.6万km 27件 | 70~220万円 135万円 35% |
350S | 3,770,000円 9.5万km 5件 | 50~150万円 95万円 25% |
350S Cパッケージ | 4,160,000円 9.9万km 11件 | 65~175万円 130万円 31% |
350G | 4,060,000円 12.8万km 4件 | 40~140万円 95万円 23% |
350S タイプゴールド | 4,050,000円 6.2万km 3件 | 140~170万円 155万円 38% |
【ハイブリッド】 | ||
ハイブリッドX | 3,950,000円 2.1~22.8万km 38件 | 65~190万円 110万円 28% |
ハイブリッドG | 4,400,000円 5.2~22.1万km 32件 | 60~177万円 111万円 25% |
ハイブリッドSR | 4,550,000円 1.3~30.5万km 39件 | 60~221万円 145万円 32% |
ハイブリッドG Lパッケージ | 5,500,000円 1.3~34.4万km 18件 | 75~240万円 145万円 26% |
ハイブリッドSR Cパッケージ | 5,650,000円 3.0~20.6万km 21件 | 85~245万円 155万円 27% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【10年後のリセール/平均残価率】
ガソリン | 29%/111万円 |
ハイブリッド | 28%/133万円 |
アルファードの10年落ちの残価率は20%台後半と、10年落ちのリセール全車平均は上回っている形です。
しかし30系から20系に変わったことにより大きく下げているので、フルモデルチェンジの影響は大きいと考えていいでしょう。
経過年数別リセールのまとめ
これまでのリセール(残価率)をまとめます。
経過年数 モデル | 残価率/買取額 (ガソリン) | 残価率/買取額 (HV) |
3年落ち/R1年 30系後期 | 95%/455万円 ★★★★★ | 81%/457万円 ★★★★★ |
H30/1:30系後期にマイナーチェンジ | ||
5年落ち/H29年 (30系前期) | 74%/311万円 ★★★★★ | 61%/321万円 ★★★★☆ |
7年落ち/H27年 (30系前期) | 62%/263万円 ★★★★★ | 55%/286万円 ★★★★☆ |
H27/1:30系前期にフルモデルチェンジ | ||
10年落ち/H24年 (20系後期) | 29%/111万円 | 28%/133万円 |
特に高年式では10%以上ガソリンモデルの方がリセールが良いと言えますね。
燃費や維持費なども考慮した上で、どちらが自分に合っているかを考える必要があるでしょう。
リセールが落ちるタイミング
リセールバリューが毎年どの様に落ちていくのかを最も人気と思われる「2.5S Cパッケージ(ガソリン)」で調査しました。
モデル (平均走行距離) | 平均買取額 (前年比) |
当年もの/30系後期 (0.1万km) | 520万円 |
1年落ち/30系後期 (0.9万km) | 495万円 (−25万円) |
2年落ち/30系後期 (1.6万km) | 485万円 (−10万円) |
3年落ち/30系後期 (2.7万km) | 485万円 (±0万円) |
4年落ち/30系後期 (3.5万km) | 485万円 (±0万円) |
マイナーチェンジ(30系前期→後期) | |
4年落ち/30系前期 (3.1万km) | 400万円 (−80万円) |
5年落ち/30系前期 (4.8万km) | 380万円 (−20万円) |
6年落ち/30系前期 (5.0万km) | 330万円 (−50万円) |
7年落ち/30系前期 (5.9万km) | 305万円 (−25万円) |
フルモデルチェンジ(20系→30系) | |
8年落ち/20系後期 (9.7万km) | 150万円 (−150万円) |
9年落ち/20系後期 (8.4万km) | 155万円 (+5万円) |
10年落ち/20系後期 (8.6万km) | 135万円 (−20万円) |
大きく落ちているところとしては、
- 30系前期→後期のマイナーチェンジ(−80万円)
- 5年落ち→6年落ちのマレーシアへの輸出ライン(−50万円)
- 20系→30系のフルモデルチェンジ(−150万円)
となります。
次はフルモデルチェンジが控えていますので、30系でリセールを気にしているユーザーは気をつける様にしましょう。
アルファードの中古車輸出
アルファードの型式別輸出国は下記です。
型式 | 仕向国 |
【30系】 | |
【ガソリン】 AGH30W・35W (2.5L・2WD/4WD) GGH30W・35W (3.5L・2WD/4WD) |
|
【ハイブリッド】 AYH30W(2.5L・4WD) |
|
【20系】 | |
【ガソリン】 ANH20W・25W (2.4L・2WD/4WD) GGH20W・25W (3.4L・2WD/4WD) |
|
【ハイブリッド】 ATH20W(2.4L・4WD) |
|
【10系】 | |
【ガソリン】 ANH10W・15W (2.4L・2WD・4WD)MNH10W・15W (3.4L・2WD/4WD) |
|
【ハイブリッド】 ATH10W(2.4L・4WD) |
|
アルファードの相場に影響を与える輸出国はマレーシアです。
同国は登録から59ヵ月以内の車までが入国できる為、日本を出る時点ではそれ以内である必要があります。
その為アルファードを輸出目当てで売却する場合は、丸5年経つ前に売却する必要があると言えます。
リセールを意識した購入時のポイント
アルファード購入時のポイントについてお伝えします。
リセールバリューの高い色
オークション相場から買取額の高い色を調べました。
【ガソリン】
色 | 台数/走行距離 | 平均価格 |
パールホワイト | 2170台/1.8万km | 464万円 |
クロ | 1236台/2.1万km | 462万円 |
アカ(3Q3) | 11台/1.5万km | 474万円 |
グレー(4X7) | 20台/2.1万km | 462万円 |
n=3437 SCパッケージにて
色における差はありませんが、人気なのはパールホワイト、クロの順になります。
アカのリセールが高くなっていますが、データ数が少ない為一時的な数値と見て良いでしょう。
【ハイブリッド】
色 | 台数/走行距離 | 平均価格 |
パールホワイト | 77台/4.0万km | 453万円 |
クロ | 78台/4.0万km | 452万円 |
その他(アカ・アオ・グレー) | 7台/7.3万km | 366万円 |
※30系SR Cパッケージにて n=253
ハイブリッドもほぼ色による差はありません。
また販売台数も似ているのでパールとクロはほぼ変わらないと考えましょう。
その他の色は台数も走行距離も異なるので一律に言えませんが、リセールは弱くなると考えましょう。
リセールの高いオプション
まず前提としてアルファードのリセールに拘るならグレードはガソリンの「S Cパッケージ」一択となります。
これはマレーシアへの輸出が絡んでおり、特にこのグレードだけが飛び抜けて高く取引されているから。
その中で高く売れる車と売れない車を分けるのがオプションになります。
大きいものでは、
- ナビ(DAかMOPナビか)
- リアエンターテインメントシステム
- ツインムーンルーフ
- エアロパーツ
小さいところでは、
- デジタルインナーミラー
- スペアタイヤ
- 寒冷地仕様
などが関係します。
これからの売却を考えた場合、どの仕様・組み合わせが最もリセールが良いのかについてはnoteにて公開しています。
内容を理解すれば、不要な装備(コスト)をカットできる他、高リセールが仕様がわかる様になるので詳しく知りたい方にはおすすめ。
※最終更新:2022年5月16日毎月月初に、 ・直近の相場状況 ・過去1ヵ月で高く売れた車両情報 を更新しています…
査定士お薦め‼︎車を高く売る方法
車のリセールバリューを気にすることも大事ですが、同じぐらい重要なのが下取り車をしっかり高値で売ることです。
特に日本の中古車は販路が世界中にあり、再販マーケットがとても大きいことからディーラーの下取りより買取の方が高いことが殆ど。(経験談)
今回は中古車査定士である筆者が自分の車を売る際にも使うおすすめの買取サービスを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
【すぐ手放せるなら】価格が競り上がる
「オークション形式」
価格だけを追い求める場合、車売却のトレンドとして「オークション形式」が増えています。(実際に価格も競り上がるので高い)
「オークション形式」とは、最初に1度の査定をして、そのデータに対し複数の業者がWeb上でオークションの様に入札してくる方式のこと。
オークションの結果が満足いく価格に達しなかった場合は無料でキャンセルもできます。
現在このサービスが利用できるのは、楽天Carオークションと
ユーカーパックの2社のみ。
メリットは買取額が高いこと、デメリットはエリアが限定されること(地方は一部不可)、早めに車を手放さなければいけないことになります。

入札業者数はユーカーパックが多い(8,000社)ですが、楽天はポイントが貯まったり余裕を持てたりと一長一短です。(楽天の業者数は2,000社)
価格は期待できるので「すぐに手放せる人」にはおすすめです。※査定が一度だけなのも楽。
【すぐに手放せないなら】引渡し時期などの融通が利く
「カーセンサーの一括査定」
しかし実際には「すぐに車を引き渡せる人」ばかりではないですよね。
- 次の車の納車時期がはっきりしていない
- 次に買う車で迷っている
- 買取額を元にディーラーと商談したい
という人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時は、引渡し時期など条件を各業者と交渉できる一括査定がおすすめです。
一括査定は多数の業者に見積もり依頼が出せる一方で、各業者の対応に手間がかかるというプラスとマイナスの両面を持ち合わせています。
手間がかかるというデメリットはあるものの、各業者が互いを意識して良い価格を出してくるので買取額としては好条件が期待できます。
一括査定ではとにかくできるだけ多くの業者に声をかけることが大事になりますが、それができるのがカーセンサーの一括査定です。(最大30社)
納車の時期まで車が使えたり、車は先に渡して代車を出してくれるなど買取店によって対応は様々です。細かい条件は個別に確認をしましょう。
アルファードの高価買取専門店★
アルファードのリセール(残価率)が高いのは、国内での二次流通価格以上に海外(特にマレーシア)に高値で売れているから。
そんな海外輸出を自社で行い、特にアルファードが人気のマレーシアに強いのが株式会社ENGでアルファードの売却にはかなりおすすめです。
大手の買取店は買い取った車をオークションに出品しますが、ENGは輸出するアルファードをオークションで買い付けています。
個人が買取に持ち込めばオークションから仕入れるコストの分高く買取することができ、特に輸出仕様の場合はかなりの高額査定が期待できます。
輸出車に特化しており全ての車が強い訳ではありませんが、アルファード・ヴェルファイア・エスティマ・ハリアー・ランドクルーザー、このあたりを売るなら聞いておいて損はないですよ。
リセールの高い中古車の選び方
先ほど示したアルファードのリセールがどこで落ちているかを見てもわかる通り、
- モデルチェンジ(マイナー・フル)
- 5年落ち→6年落ちの間
が大きく落ちるポイントになります。
その為中古を狙う上で注意すべきことは、
- モデルチェンジをどう乗り越えるか
- 5年落ちまでに売る、又は6年落ち以降を買う
の2点になります。
順に説明します。
モデルチェンジをどう乗り越えるか
アルファードのモデルチェンジはこの先数年で確実に入ります。
アルファードの高残価率はマレーシアへの輸出で保たれているので、新型が輸出される様になったら下がります。
しかしマレーシアの輸入規制は、
- 港入国時点で登録から12ヵ月以上59ヵ月未満であること
と決まっています。
その為新型が出ても発売後1年間はマレーシアに入国できない為、旧型(30系後期)のリセールが保たれる可能性はあると言えるでしょう。
どちらにしても細かく相場を追っていくことが必要となり、そういった部分もnoteで更新していきますので参考にしてください。
5年落ちまでに売る又は6年落ち以降を買う
マレーシアへの輸出は港入国時点で登録から59ヵ月以内ということで、日本では56ヵ月前後がリミットと言われています。
それを超えると、マレーシアへの輸出対象外となり買取相場が少し下がります。(平均値ではこれだけで50万円落ちます)
その為、
- 新しい車を買って56ヵ月落ち前後で売る
- 始めからそれより古いモデルを買う
のどちらかということになります。
①の場合は30系後期、②の場合は30系前期となります。
どちらも探せば良い中古車はたくさんあるので、下記の様なサービスも利用しながら良い装備の車を探す様にしましょう。
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まとめ
以上、アルファードのリセールについての解説でした。
他の車種の相場が上下するなか一方的に相場が上昇しているアルファード。
このまま新型発売まで高相場が維持される可能性も高そうです。
高く売る・売れるポイントを理解して、良いアルファードライフを送りましょう。
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本記事は以上となります。
最後までお読み頂きありがとうございました。
良いカーライフを。