ハリアーのリセールを徹底解剖【3年後、5年後も詳しく解説します】

キノさん
キノさん
こんにちは。車査定士のキノさんです。今回は、
・新型ハリアーに興味を持っている
・ハリアーからハリアーに乗り換えを検討中
のような読者に対して解決する記事を書いています。是非最後まで読んでみてくださいね!
記事の信頼性
この記事を書いている私(キノさん)は、中古車査定士として10年間のキャリアと約2,500台の車の査定・買取経験があります。中古車の売り買いには精通していますので、記事の信頼性にも繋がると思います。

 

1. 新型ハリアーの詳細

新型ハリアーの詳細

2020年4月13日、4代目となる新型ハリアーが発表されました。発売は6月と予定されています

3代目ハリアースペックを比較

新型ハリアーと3代目ハリアーとの比較をしてみました。

新型ハリアー3代目ハリアー
全長×全幅×全高(mm)4740×1855×1660
一回り大きくクーペ仕様
4725×1835×1690
ホイールベース(mm)26902660
最低地上高(mm)195190
最高出力171ps/6,600rpm
RAV4と同じ
151ps/6100rpm
最大トルク207Nm/4,800rpm
RAV4と同じ
193Nm/3800rpm
価格350〜504万円
ぐらいの予想!?
300万円〜466万円
燃費(WLTCモード)HVで20〜21km/L前後か!?15.0km/L
20.0km/L(HV)
パワートレーン2.0L直4+CVT
2.5L直4+THSⅡ(HV)
ターボが廃止に
2.0L直4+CVT
2.0L直4ターボ+6AT
2.5L直4+THSⅡ(HV)
排気量(cc)2000・2500(HV)2000・2500(HV)

※HV=ハイブリッド
THSⅡ=トヨタハイブリッドシステム2の略称

 

走行安定性と乗り心地の向上

出典元:OCEANS

最新のTNGAプラットフォーム(GA-K)を採用

プラットフォームは、TNGAの考え方に基づいたGA-Kと呼ばれるタイプ。このプラットフォームはトヨタ自動車のDセグメント以上のFF車専用のプラットフォーム。RAV4とも共通で、セダンではカムリやレクサスESでも使用しているものです。従来型のハリアーに比べると、プラットフォームの刷新によりボディの剛性を向上させています。
※TNGA=Toyota New Global Architectureの頭文字の略称

サスペンションはRAV4と共有だがパーツは進化

ショックアブソーバーについては、足まわりの伸縮が微低速の領域でも、適切な減衰力を発生させるタイプが新たに採用されています。また急なカーブを曲がる時など、4輪のブレーキを自動的に独立制御して、旋回軌跡が外側へ膨らむのを抑えるアクディブコーナーリングアシストが採用されています。


 

2. ハリアーのリセールバリューを徹底解説

現在ハリアーに乗っている方、また新たにハリアーを購入されようとしている方に対して、リセールバリュー(売却した際の価格、値持ち)について解説します。

※2020年4月時点、新型コロナウイルスの影響で輸出向き車種の買取相場が大きく下がっています。その影響を受けている結果を示している為、今後回復する可能性はあります。

3年落ちの場合(車検1回目の年)

出典元:グーネット

3年落ちのハリアーは3代目のハリアーで、平成29年6月のマイナーチェンジ時よりターボグレードと、プログレス系のグレードが新設されています。

新車価格買取予想価格
残価率
エレガンス(ZSU60W)3,004,100円180万円前後
60%
プレミアム(ZSU60W)3,360,500円220万円前後
65%
プログレス(ZSU60W)3,850,000円258万円前後
67%
プレミアムメタルアンドレザーパッケージ(ZSU60W)4,206,400円253万円前後
60%
エレガンス(ASU60W)3,443,000円218万円前後
63%
プレミアム(ASU60W)3,584,900円210万円前後
58%
プログレス(ASU60W)4,125,000円231万円前後
56%
プレミアムメタルアンドレザーパッケージ(ASU60W)4,461,600円245万円前後
55%

※平成29年式後期、2WDモデルで算出(29/6/8〜)
※走行距離は2万km〜4万kmと過程
※装備(サンルーフやエアロの有無)、ボディカラー、車両状態に依って価格が変動
※残価率=買取予想価格/新車価格(%)

3年落ちでは大体残価率が60%前後でリセールバリューは比較的高いと言えます。傾向としては、ターボ付きグレード(型式がASU60W)よりもターボなしグレード(ZSU60W)の方が残価率が高くなる傾向にあります。

3年落ちはマレーシアに輸出される

ターボなしグレードの方が残価率が高いのは、マレーシアに多くの中古車が輸出される為と考えられます。マレーシアではターボの有り無しが価格にあまり反映されていないことが影響していると思われます。

そのような事情の為、マレーシアの経済情勢や関税の動きなどに買取相場が左右される傾向あります。

5年落ちの価格(車検2回目の年)

出典元:グーネット

5年落ちのハリアーも3代目のハリアーです。グレードが初期のグレード設定の為4種類で調べています。

新車価格買取予想価格
残価率
グランド(ZSU60W)2,797,714円154万円前後
55%
エレガンス(ZSU60W)2,880,000円154万円前後
53%
プレミアム(ZSU60W)3,137,143円165万円前後
53%
プレミアムアドバンスドパッケージ(ZSU60W)3,697,527円187万円前後
51%

※2WDモデルで算出
※走行距離は4万km〜6万kmと過程
※装備(サンルーフやエアロの有無)、ボディカラー、車両状態に依って価格が前後します
※残価率=買取予想価格/新車価格(%)

5年で残価率が50%を超えるのは非常に良い傾向にあります。残価率だけで考えると高グレードよりも低グレードの方が高い傾向にあります。

5年落ちはバングラデシュとガイアナに輸出されます

5年落ちまでであればバングラデシュ、8年落ちまではガイアナに輸出されています。低グレードの方がリセールバリューが比較的高めの傾向があるのは、海外では日本の販売時のグレードはあまり考慮されず、主には車種として見られているという事情が関係しています。

9年落ちの価格(車検4回目の年)

出典元:グーネット

7年落ちの年式はちょうどフルモデルチェンジ前の年式にあたり販売台数が非常に少ない為、9年落ちを見ていきます。9年落ちは、2代目のハリアーにあたり見た目もひと昔前のデザインです。

新車価格買取予想価格
残価率
240G(ACU30W)2,667,000円39万円前後
14%
240G・Lパッケージ
(ACU30W)
2,803,500円39万円前後
14%
240GプレミアムLパッケージ(
ACU30W)
3,003,000円70万円前後
23%

※2WDモデルで算出
※走行距離は8万km〜10万kmと過程
※装備(サンルーフやエアロの有無)、ボディカラー、車両状態に依って価格が前後します
※残価率=買取予想価格/新車価格(%)

9年落ちは、輸出される国も7年落ちまでとは異なり、買取価格も一段と低くなります。ただし海外情勢次第では、相場が多少回復する価格帯でもある為、その都度調べてみることが重要です。

1代目ハリアー(平成12年式〜平成15年式)

出典元:グーネット

初代のハリアーで走行距離が多くても、5万円〜10万円での買取ができる相場はあります。但し、排気量や、車両状態に依っては値段がつかない(0円)等になる場合もあります。そのような時は、廃車の専門業者に相談しましょう。

廃車の場合は、車両代(主に排気量に依って決まる)の他、自賠責保険の未経過分の還付、重量税の未経過分の還付を受けることができる為、車検が長く残っている車は高い買取額になる場合はあります。また自動車税を納付していれば抹消手続き以降分も手元に返ってきます。必ず廃車を依頼する業者に確認をして、還付があるものは受けとる様にしましょう。
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ハリアーは1代目は廃車に近い、2代目以降はリセールバリューが高め

以上の様に、ハリアーは1代目は廃車に近い価格になる可能性があります(とはいえ10万円前後までなら可能性あり)。2代目以降(平成15年式以降)は海外需要もある車種なので、リセールバリューは総じて高めだと言えます。売却の際は複数の業者に査定を依頼して、高い金額で売却できるようにしましょう。

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3. ハリアーのリセールバリューを上げるポイント

具体的にリセールバリューに関係するポイントを説明します。

ボディカラーの選び方

3代目ハリアーでは下記の色が選択できます。

ハリアーのボディカラー

この中でのリセールバリューにプラスの色の順は下記です。

1位 ホワイトパールクリスタルシャイン
1位 ブラック
3位 シルバーメタリック
4位 ダークレッドマイカメタリック
5位 スパークリングパールクリスタルシャイン
6位 ダークブルーマイカメタリック

具体的にどのくらいの価格差が生じるのか検証します。

ハリアー色別の価格差異

上記の図は、3年落ちと5年落ち(平成29年式と平成27年式)車両を人気色(パールホワイトと黒)と普通色(その他の色、シルバー、青、赤、グレーなど)に分けてオークションでの平均落札金額の差を調べたものです。一番右の部分が落札価格を示しています。価格差をまとめたものが下記です。

人気色と普通色の売却時の価格差
3年落ち約11万円
5年落ち約16万円

今回大多数の車がパールホワイト又は黒色であった為、普通色の車両のデータ数が少なく極端な差が出てしまっていますが、10万円以上の価格差が生じる実感が実際にあります。それぐらい色がリセールバリューに与える影響は大きいと思います。

普通色の中では、グレーやガンメタなどの黒に近い濃い色が上位に来ます。これは他の車種にも共通して言えます。

サンルーフの費用対効果について

次にサンルーフはあった方がいいのか、リセールバリューに関係するのか、そんな疑問にお応えします。

結論としては新車から7年以内に車を売る場合は、サンルーフはつけた方が良いと言えます。

実際に有り無しでどのくらいの価格差が生じるのか検証します。

ハリアーのサンルーフの有無の差

上図は、3年落ち(平成29年式)と5年落ち(平成27年式)車両のサンルーフの有無で分けたオークション落札金額の平均値を調べたデータです。直近3ヶ月で絞っています。(グレードはプレミアム)

【データの読み方・一番上】
「平成29年式、走行距離が23,900km、車検残が6.5ヶ月、サンルーフが100%装備、革シート装備率29%(ハーフレザーシートが標準装備なので無視)、ナビ装備率54%、評価点4.5点、落札価格233.27万円」という風に読みます。

この結果をまとめたのが下記です。

サンルーフの有り無しによる価格差
3年落ち約13万円
5年落ち約9万円

車の年数が経過するにつれ買取価格の絶対値が小さくなります。それに比例して装備品が影響を与える額も小さくなりますので、低年式(古い)な車になればなるほどサンルーフ等の装備品が与える査定の価格差は小さくなります。

7年以内に場合は売却額自体がまだ高額な為、オプションで+10万円かかったとしてもその分評価されると考えましょう。

査定を受ける際は、最低でも2社以上から査定を受ける事が価格の正当性を評価する上で大切です。ハリアーは中古車としてもニーズの高い車種なので業者によっては飛び抜けた査定額を出してくることも考えられます。大手業者でしっかり比較して高いところに売却するようにしましょう。
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