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そもそも好きで乗っている車なんだから人からとやかく言われたくない!とは思いますが、そんな車の色についてのお話です。
車を買う時リセールを気にして色を選んでいる人ってどれぐらいいるでしょうか?
普通はあまりいないですね。
しかし実際には色の違いだけで、走行距離や装備・グレードが同じでも売れる金額は変わる、というのが一般的です。
ということで今回は「リセールに有利な色・不利な色」ということで詳しく解説していきます。
●できる限り車のリセールを高めたい
●色にこだわりはないから有利な色を買いたい
という方には必見の記事ですので是非最後まで読んでみてください。
まずは結論から。
- 鉄板は「黒」と「パールホワイト」
- 最近では若干「パールホワイト」の方が高い
- 二番手は濃いめの中間色、薄い中間色が1番弱い
となっています。
詳細は本文でも確認してみてください。

も是非確認しておきましょう!
「車の一括査定を利用したいけれど、慣れていないから注意点などがあれば知りたい!」「色んなサイトがあるのは知ってるけど、おすすめはどれ?」[caption id="attachment_5741" align="alignce[…]
なぜ色がリセールに影響するのか
基本的に新車を買う時は、「パールホワイト(白)」や特別色は有料オプションになっていますが、多くの色は無料で選択できますね。
中古車を買う場合は、車両代の中に既に含まれています。

なのにいざ売る時は色で価格が分かれるって不思議だと思いませんか?
理由は、新車はメーカーが車の価格を決めているのに対し、中古車は需要と供給のバランスによって価格が決まるという違いにあります。
欲しい人が多い車の価格は競り上がり、逆に少ない車の価格は値下げされる様に下がります。
同じ様に次の人が欲しがる色は需要が高く価格が上がり、そうでない色は下がると言えます。
その多くの人が欲しがる色が一般的には「黒とパールホワイト」です。
黒かパールホワイトが一番有利
シンプルイズベスト。
飽きがこない色が最も強いとも言えます。
黒とパールホワイトがリセールに強いことは全ての車種に言え、
次は濃いめの中間色
黒とパールホワイトの次は、
- 「濃い茶色」
- 「グレー」
- 「濃紺」
- 「濃い紫」
などの暗めの中間色が有利です。
有利というか最初にお話したように広い層から支持がある色ということになります。
黒は汚れが目立つとか、白は似合わないとかの場合は暗めの他の色を選ぶと良いと思います。
一番不利なのは薄い中間色
一般的に一番リセールに不利とされている色は、
- シルバー
- 黄緑
- クリーム
- 水色
などの薄い、明るい色です。
つまりは派手な色は一部の人から強烈な支持はあっても、大勢からは敬遠される色となります。
リセールに対する影響度合いはその車種によっても様々ですが、一応その様に覚えておいて間違いはないと思います。
本当の1番はパールホワイト
とは言うものの、黒でもパールホワイトでもどっちでも良いのだけど、
という場合は「パールホワイト」を3万円高くても選ぶべきです。
特に車格が上がる程パールホワイトの方が黒に比べて高いデータが多く、特にランドクルーザーやプラドにおいては顕著。
ちなみに軽自動車やコンパクトカーでは、「ホワイト」と「パールホワイト」の両方が選択できる場合があります。
その場合普通の白は逆にリセールを下げる要因になってしまいますので注意しましょう。

また輸入車/外車の場合はパールホワイトがなく白しかない時がありますが、輸入車の場合は白でもOKです。
実際にどれぐらい変わるのか?
内装の色の違い

軽自動車
日本で最も売れている軽自動車:NBOXで調べてみました。
結果はこちら。
※人気色:パールホワイト・黒、普通色:その他の色で表記
人気色 | 普通色 | |
NBOX | 109万円 | 100万円 |
NBOXカスタム | 124万円 | 120万円 |
※3年落ちの走行距離1~5万kmでのオークション相場
黒やパールホワイトの方が高く売れそうですが、大きな差はありませんでした。
軽自動車においてはそこまで気にする必要がないかもしれません。
普通自動車(コンパクト)
普通自動車のコンパクトカー:アクアで調べてみました。
結果はこちら。
※人気色:パールホワイト・黒、普通色:その他の色で表記
人気色 | 普通色 | |
アクア | 95万円 | 85万円 |
コンパクトカーにおけるリセール差は10万円ぐらいです。
あると言えばありますが、そこまで大きな差ではないと言えます。
普通自動車(SUV)
ハリアーで調べてみました。
※人気色:パールホワイト・黒、普通色:その他の色で表記
人気色 | 普通色 | |
ハリアー | 237万円 | 224万円 |
ハリアーハイブリッド | 287万円 | 283万円 |
海外に輸出される可能性があることもあり、差はそこまで大きくありません。
普通自動車(ワゴン)
アルファードで調べてみました。
普通自動車(セダン)
中間色は高く売れない
基本的に白(パールホワイト)と黒以外の中間色は高く評価されません。
中間色の中で順位をつけると、濃い中間色>薄い中間色の順です。
最近ではマツダの赤「ソウルレッド・プレミアム・メタリック」は、ブランドカラーとして市場に広く受け入れられており、そこまで悪くないという例外の色も存在しますが。
また、特別限定色も高く売れるかというと、そうではありません。
ざっくりとした色の評価順は次の通りです。(ざっくり)
↓
2位 ブラック(真っ黒)
↓
↓
3位 グレー・ガンメタ・紫・濃い茶(黒ではないけど濃い中間色)
↓
4位 シルバー・青・赤(中間色)
↓
5位 ゴールド・薄い青・緑・ピンク(薄い中間色)
※女性の人気の軽自動車(アルトラパンやミラココア)などはピンクでも評価が悪くないなどの例外もあります。
車格によって価格差は異なる
基本的な考え方としては、車両本体価格が高くなればなるほど、
の差は大きくなります。
例えば中古で100万円を切る様な軽自動車においては、
- パールホワイト
- 黒
- ガンメタ(濃いグレー)
- 紫
の色による差はあまりないこともあります。
ただし、
- シルバー
- ピンク
- ライトブルー
- ライトグリーン
などの薄い中間色はやはり評価が低くなりやすいので注意です。
また新車で500万円を超える国産車・輸入車においては、”白黒”と”その他の色”は大きな差が出ます。
大多数の人は、”高級”や”格式”と白・黒という色がリンクしているのです。
価格差の実例紹介
軽自動車(〜100万円)
自動車オークションの落札データです。
平成27年色のホンダN-BOXで、装備同じ、状態同じぐらい、走行距離同じぐらいで調べています。
青で囲ったところと赤で囲ったところの左端が色で、右端が落札価格です。
大体10万円ぐらいの差がありますね。
100万円以下の中古車でもこれぐらいの差が出る場合があります。
普通車(100万円〜300万円)
同じく落札データです。
平成29年式のマツダCX-5のものです。
大体15万円ぐらいグレーと黒・白だと違うのがわかりますね。
輸入車(300万円以上)
平成29年式のベンツSクラスクーペのデータです。
中々白黒以外のカラーが少なくなりますが、50万円ぐらい変わってもおかしくないデータになっていますね。
この様に車格があがればあがるほど色の影響は大きく、またその逆も然りということになります。
革シートの色でも少し差が出ます
車の色とは別に、車内の革シートの色でも高く売れる売れないの差が出る事があります。
※シートが革の車に限った話になります。
結論から言うと、”白・茶・赤”などの目立つ色が好まれ、黒の革シートはマイナスではないがプラスでもないという評価になります。
その為本人が嫌いでなければ、内装色は思い切って黒以外の色を選択するのがお勧めです。
3. まとめ
以上、車の高く売れる色についてお伝えしました。
結論、
- 高く売ることを考えるならパールホワイトを買おう(雪に紛れるとか関係ない)
- 次に黒でもgood、その次は濃い中間色(ガンメタや紫や茶色)
- 車格によるが色による売れる金額の差は、5万円〜50万円
でした。
是非高く売ろうとしている人は参考にしてみてください。
とはいえあくまでも車は個人の持ち物です。好きな車に乗ってストレスのないカーライフを送るのが1番です!
私は今の車が黒で、次はパールホワイトを買います!