ポルシェ/911(クーペ・タルガ・カブリオレ)のグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールの高い仕様について中古車査定士が詳しく解説します。
3年後、5年後、7年後、10年後、旧型の残価率をまとめたので、購入の材料にしてください。
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【結論】911のリセールバリュー
結論として、現在の911の経過年数別のリセールは下記の内容です。
経過年数 モデル | 残価率/買取額 (クーペ) | 残価率/買取額 (カブリオレ) |
3年落ち 992型(現行) | 104%/1900万円 | 110%/2200万円 |
R1/7:992型にフルモデルチェンジ↑ | ||
5年落ち 991型後期 | 75%/1352万円 | 61%/1100万円 |
7年落ち 991型前期 | 62%/917万円 | 63%/1275万円 |
10年落ち 991型前期 | 57%/717万円 | 47%/710万円 |
H23/11:991型にフルモデルチェンジ↑ | ||
997型 H16~H23年式 | 42%/646万円 | 31%/553万円 |
996型 H10~H16年式 | 30%/474万円 | 17%/223万円 |
993型(空冷) H7~H10年式 | 92%/1170万円 | 41%/500万円 |
964型(空冷) H3~H7年式 | 72%/850万円 | 64%/850万円 |
※買取額は全グレード平均にて調査
≫【関連記事】ポルシェ各車種のリセールバリューをランキングで紹介します
- 991・992型は高残価率。グレードはベース・GTS・タルガが高め
- 997・996型はMT車が高い。長期保有でリセールが上がるのはMT+左ハンドル
- 993・964型の空冷エンジンも高リセール。特にマニュアル+低走行車は青天井
カブリオレ(オープン)モデルは、全体の台数が少なく、そこまで正確に調査できていません。
992・991型ではクーペと変わらないリセールがありますが、997型以下ではATの仕様が多く、リセールはそこまで高くない印象です。
クーペの特徴としては、992型から996型まで段々と落ちていき、993・964型の空冷エンジンのところでリセールが上昇します。
この辺は25年落ち前後でアメリカに輸出できることも影響していると思われますが、とにかくマニュアルの左ハンドル車が高くなっています。
911のリセールのポイントを一言でいうと走行距離です。
色々つけている走行距離が多めの車より、ノーマルでも程度が良く距離が抑えられた車の方がよっぽど評価されます。
そんなに走る車ではないですが、高く売る為には距離を1番に抑えましょう。
ある程度低年式911のリセールを分けるポイントはAT・MTだったりしますが、高年式911はほぼPDK(AT)です。
そんな中でリセールが高めのグレードは、
- ベースグレード(カレラ)
- GTS
- タルガ
だと言えます。
特に古いモデルではターボのMTがとても高かったりしますが、991・992型ではターボの残価率は低めなので、グレード選びにも気を配りましょう。
この様に911は何でもリセールが高い訳ではなく、モデルに応じた残価率の高い・低いがあるので、まずはその辺を知ることも重要です。
中古車を買う場合は、リセールを残したいのか、買いやすさを重視したいのかを考えて、購入するモデルを決めていくのも良いでしょう!
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次は経過年数とグレード別のリセールバリュー(残価率)を見ていきます。
経過年数・グレード別のリセール
現行モデル(992型)から旧モデルまでのリセールをグレード別に紹介します。
・過去3ヵ月のオークションデータ
・装備と色は絞り込みなし
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3年後のリセール:残価率106%
3年後のリセールを3年落ちの相場から解説。
3年落ちは現行モデルの992型です。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
911カレラS | 16,660,000円 0.9万km 7件 | 1500~1750万円 1650万円 99% |
911カレラ4S | 17,720,000円 1.3万km 5件 | 1600~2100万円 1850万円 104% |
【カブリオレ】 | ||
911カレラ4Sカブリオレ | 19,970,000円 0.2万km 1件 | 2200万円 110% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【3年落ちの残価率/平均買取額】
クーペ | 104%/1900万円 |
カブリオレ | 110%/2200万円 |
992型は新しすぎて、まだ中古車市場にそこまでタマがありません。
その影響もあって、タマが出れば買取はどれも新車価格ラインを超えており、残価率としては100%を超えています。
5年後のリセール:残価率68%
5年後のリセールを5年落ちの相場から解説。
5年落ちは991型後期です。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
911カレラ(AT・RH) | 13,091,000円 1.9万km 8件 | 850~1050万円 1000万 76% |
911カレラ(AT・LH) | 12,440,000円 1.5万km 1件 | 1050万 84% |
911カレラ4(AT・RH) | 14,371,000円 3.8万km 2件 | 950万 66% |
911カレラS(AT・RH) | 15,841,000円 2.5万km 4件 | 1000~1100万円 1050万円 66% |
911カレラ4S(AT・RH) | 17,121,000円 2.7万km 3件 | 1100万 64% |
911カレラGTS(AT・RH) | 17,880,000円 1.4万km 7件 | 1350~1500万円 1430万 80% |
911カレラ4GTS(AT・RH) | 18,880,000 0.9万km 2件 | 1530万円 81% |
911タルガ4S(AT・RH) | 19,130,000円 1.2万km 1件 | 1670万円 87% |
911GT3(AT・LH) | 21,150,000円 0.8万km 3件 | 1800万 85% |
911タルガ4GTS(AT・RH) | 21,540,000円 0.6万km 2件 | 1750万円 81% |
911ターボS(AT) | 26,300,000円 1.9万km 2件 | 1550万 59% |
【カブリオレ】 | ||
911カレラSカブリオレ | 18,130,000円 3.4万km 1件 | 1100万円 61% |
※残価率=買取相場/新車価格(%) RH=右ハンドル
【5年落ちの残価率/平均買取額】
クーペ | 75%/1352万円 |
カブリオレ | 61%/1100万円 |
992型がいることで、991型後期も型落ちと言えますが、それでも十分に高いリセールがあります。
中でもリセールが高いモデルは、
- カレラ(ベース)
- GTS
- タルガ
でどれも5年落ちで80%の以上の残価率。
その他のグレードも含めてこの辺は走行距離が少ないかが最大のポイントです。
グレードもそうですが、距離が多いか少ないかがリセールを大きく左右します。
7年後のリセール:残価率62%
7年後のリセールを7年落ちの相場から解説。
7年落ちは991型前期です。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
911カレラ(AT・LH) | 12,550,000円 1.8万km 1件 | 950万 76% |
911カレラ(AT・RH) | 12,550,000円 4.8万km 4件 | 600~900万円 750万円 60% |
911カレラS(AT・RH) | 15,330,000円 5.5万km 1件 | 700万円 46% |
911カレラブラックエディション(AT・RH) | 13,160,000円 1.4万km 1件 | 900万円 68% |
911カレラ4S(AT・LH) | 16,550,000円 2.6万km 1件 | 1000万円 60% |
911GT3(AT・LH) | 19,120,000円 2.8万km 2件 | 1200万円 63% |
911GT3 RS(LH) | 新車価格不明 3.0万km 3件 | 1600万円 |
【カブリオレ】 | ||
911カレラカブリオレ | 14,340,000円 1.1万km 1件 | 1050万円 73% |
911ターボSカブリオレ | 28,130,000円 2.0万km 1件 | 1500万円 53% |
※残価率=買取相場/新車価格(%) RH=右ハンドル
【7年落ちの残価率/平均買取額】
クーペ | 62%/917万円 |
カブリオレ | 63%/1275万円 |
前期となっても走行距離次第では高い残価率が狙える結果です。
GT3系のグレードは7年落ちでありながら、買取は余裕で1000万円を超えてきそうなので凄いですね。
10年後のリセール:残価率52%
10年後のリセールを10年落ちの相場から解説。
10年落ちも991型前期モデルです。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
911カレラ(AT・LH) | 11,920,000円 4.3万km 7件 | 650~800万円 700万円 59% |
911カレラ(AT・RH) | 11,920,000円 5.8万km 1件 | 700万円 59% |
911カレラS(AT・LH) | 14,560,000円 7.8万km 6件 | 750万円 52% |
【カブリオレ】 | ||
911カレラカブリオレ | 13,610,000円 16.6万km 1件 | 550万円 40% |
911カレラSカブリオレ | 16,410,000円 3.9万km 1件 | 870万円 53% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【10年落ちの残価率/平均買取額】
クーペ | 57%/717万円 |
カブリオレ | 47%/710万円 |
7年落ちと10年落ちは同じ991型前期なのであまりリセールは変わっていません。
10年落ちの車のリセールバリューとしてはかなり高い水準であると言えます。
ちなみに古くなればなるほど輸出されやすいという理由で、左ハンドルが有利になります。
例えば10年落ち911カレラS(左ハンドル)の20万kmの買取相場は550~600万円です。
10年落ちで20万km走ってもこれぐらいの価値があるので、すごい車であることがわかります。
ここからはモデル別に解説します。
997型のリセール:残価率37%
平成16年から平成23年まで発売されたタイプ997型です。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
911カレラ(MT) | 10,860,000円 6.7万km 4件 | 380~550万円 500万円 46% |
911カレラ(AT) | 11,610,000円 6.5万km 36件 | 290~600万円 400万 34% |
911カレラ4(AT) | 12,740,000円 4.9万km 3件 | 500~600万円 550万円 43% |
911カレラS(MT) | 13,290,000円 7.2万km 4件 | 450~550万円 500万円 38% |
911カレラS(AT) | 14,040,000円 7.5万km 57件 | 250~670万円 400万円 28% |
911カレラ4S(AT) | 15,170,000円 8.3万km 7件 | 300~500万円 400万円 26% |
911カレラ4GTS(AT) | 16,070,000円 4.2万km 2件 | 880万円 55% |
911タルガ4(AT) | 13,450,000円 6.0万km 1件 | 490万円 36% |
911ターボ(MT) | 18,830,000円 4.6万km 2件 | 1100万円 58% |
911ターボ(AT) | 19,580,000円 5.7万km 20件 | 440~900万円 740万円 38% |
911GT3(MT) | 17,840,000円 3.8万km 2件 | 1150万円 64% |
【カブリオレ】 | ||
911カレラカブリオレ(AT) | 14,660,000円 7.2万km 3件 | 350~450万円 390万円 27% |
911カレラSカブリオレ(AT) | 17,150,000円 8.5万km 2件 | 420万円 24% |
911カレラ4カブリオレ(AT) | 15,610,000円 4.9万km 2件 | 550万円 35% |
911ターボカブリオレ(AT) | 22,950,000円 4.5万km 4件 | 850万円 37% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【997型の残価率/平均買取額】
クーペ | 42%/646万円 |
カブリオレ | 31%/553万円 |
この辺りから如実にMT車のリセールがATより高くなります。
逆にカブリオレも含めたAT車のリセールは止まることなく落ちていきます。
996型のリセール:残価率24%
平成10年から平成16年まで発売されたタイプ996型です。
前期・後期を総合して記載。
グレード | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
911カレラ(AT) | 11,235,000円 8.7万km 62件 | 100~330万円 200万円 18% |
911カレラ(MT) | 10,395,000円 8.7万km 15件 | 130~330万円 275万円 26% |
911カレラ4(AT) | 12,285,000円 10.0万km 14件 | 120~240万円 180万円 15% |
911カレラ4(MT) | 11,445,000円 13.4万km 3件 | 130~400万円 265万円 23% |
911タルガ(AT) | 12,495,000円 6.6万km 4件 | 280~450万円 330万円 26% |
911カレラ4S(AT) | 13,251,000円 7.2万km 19件 | 200~450万円 330万円 25% |
911カレラ4S(MT) | 12,411,000円 7.8万km 4件 | 265~570万円 440万円 35% |
911GT2(MT) | 24,720,000円 5.5万km 5件 | 1000~1800万円 1320万円 53% |
911GT3(MT) | 14,899,500円 5.4万km 3件 | 700~900万円 770万円 52% |
911ターボ(AT) | 18,480,000円 6.7万km 11件 | 400~550万円 500万円 27% |
911ターボ(MT) | 17,640,000円 9.0万km 5件 | 500~700万円 600万円 34% |
【カブリオレ】 | ||
911カレラカブリオレ(AT) | 12,915,000円 7.9万km 3件 | 160~200万円 170万円 13% |
911カレラ4カブリオレ(AT) | 13,965,000円 7.2万km 3件 | 140~350万円 275万円 20% |
911ターボSカブリオレ | 不明 2.6万km 1件 | 600万円 |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【996型の残価率/平均買取額】
クーペ | 30%/474万円 |
カブリオレ | 17%/223万円 |
ややMT車の方が高いことがわかります。
中でもGT2、GT3の残価率は高く、20年落ちでも残価率50%程度あるのがこの辺りのグレードです。
993型のリセール:残価率67%
平成7年から10年まで発売された第4世代目の911、空冷エンジンの最後993型です。
グレード | 新車価格 走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
911カレラ(MT) | 9,800,000円 9.4万km 8件 | 600~1150万円 850万円 87% |
911カレラ(AT) | 10,800,000円 6.9万km 31件 | 400~1150万円 700万円 65% |
911カレラ4S(MT) | 11,750,000円 6.8万km 3件 | 1100~1500万円 1300万円 111% |
911カレラタルガ(AT) | 11,700,000円 6.2万km 2件 | 650~930万円 800万円 68% |
911ターボ(MT) | 16,800,000円 4.4万km 6件 | 1400~2800万円 2200万円 131% |
911ターボS | 不明 2.5万km 1件 | 4000万円 |
【カブリオレ】 | ||
911カブリオレ | 12,150,000円 18.8万km 2件 | 500万円 41% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【993型の残価率/平均買取額】
クーペ | 92%/1170万円 |
カブリオレ | 41%/500万円 |
この辺の車はアメリカに輸出できることもあり、リセール爆上がりです。
全てのグレードで距離が空くなければ買取1000万円を超える可能性があり、911ターボは2000万円、ターボSは4000万円と別次元。
964型のリセール:残価率68%
追えるのはこれで最後。平成3年から7年まで発売された第3世代目の911である964型です。
グレード | 新車価格 平均走行距離 データ数 | 買取値幅 平均買取額 残価率 |
911カレラ2(AT) | 11,350,000円 8.6万km 35件 | 500~1200万円 700万円 62% |
911カレラ2(MT) | 10,350,000円 9.0万km 9件 | 650~1400万円 900万円 87% |
911カレラ2タルガ(AT) | 12,100,000円 9.0万km 1件 | 1050万円 87% |
911カレラ4(MT) | 12,100,000円 11.3万km 10件 | 750万円 62% |
【カブリオレ】 | ||
911カレラ2カブリオレ | 13,200,000円 9.0万km 3件 | 850万円 64% |
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【964型の残価率/平均買取額】
クーペ | 72%/850万円 |
カブリオレ | 64%/850万円 |
ここも距離さえ少なければ買取で1000万円を超えてきそうなモデルです。
ターボなどのグレードがなかった為、リセールはそれなりに安定しています。
経過年数別リセールのまとめ
これまでのリセール(残価率)をまとめます。
経過年数 モデル | 残価率/買取額 (クーペ) | 残価率/買取額 (カブリオレ) |
3年落ち 992型 | 104%/1900万円 | 110%/2200万円 |
R1/7:992型にフルモデルチェンジ | ||
5年落ち 991型後期 | 75%/1352万円 | 61%/1100万円 |
7年落ち 991型前期 | 62%/917万円 | 63%/1275万円 |
10年落ち 991型前期 | 57%/717万円 | 47%/710万円 |
H23/11:991型にフルモデルチェンジ | ||
997型 H16~H23年式 | 42%/646万円 | 31%/553万円 |
996型 H10~H16年式 | 30%/474万円 | 17%/223万円 |
993型(空冷) H7~H10年式 | 92%/1170万円 | 41%/500万円 |
964型(空冷) H3~H7年式 | 72%/850万円 | 64%/850万円 |
カブリオレ(オープン)は一見リセールが高そうですが、総じてMT車のリセールが高いことから、ATメインのカブリオレはそこまでと言えます。
現行の992型に匹敵する残価率が出ている993型が特に価値の高いモデルと言えそうです。
リセールが落ちるタイミング
リセールバリューが毎年どの様に落ちていくのかを「911カレラ(AT)」で調査しました。
モデル (平均走行距離) | 平均買取額 (前年比) |
当年もの/992型 | データなし |
1年落ち/992型 (0.3万km) | 1500万円 |
2年落ち/992型 (0.7万km) | 1450万円 (−50万円) |
3年落ち/992型 (0.4万km) | 1450万円 (±0) |
フルモデルチェンジ(991型→992型) | |
3年落ち/991型後期 (1.5万km) | 1050万円 (−400万円) |
4年落ち/991型後期 (1.4万km) | 1000万円 (−50万円) |
5年落ち/991型後期 (2.0万km) | 1000万円 (±0) |
6年落ち/991型後期 (2.8万km) | 900万円 (−100万円) |
マイナーチェンジ(991型前期→後期) | |
7年落ち/991型前期 (3.4万km) | 770万円 (−130万円) |
8年落ち/991型前期 (4.1万km) | 740万円 (−30万円) |
9年落ち/991型前期 (4.9万km) | 700万円 (−40万円) |
10年落ち/991型前期 (5.5万km) | 660万円 (−40万円) |
997型/平均15年落ち (6.7万km) | 400万円 (−260万円) |
996型/平均22年落ち (8.9万km) | 200万円 (−200万円) |
993型/平均27年落ち (6.9万km) | 700万円 (+500万円) |
964型/平均30年落ち (8.6万km) | 700万円 (±0) |
総じてリセールが大きく落ちているのはモデルチェンジになります。
特に991→997→996で平均200万円ずつ落ちており、ここで多くの残価率が失われています。
リセールを意識した購入時のポイント
911購入時のポイントについてお伝えします。
リセールバリューの高い色
オークション相場から買取額の高い色を調べた結果です。
色/平均年式 | 台数/走行距離 | 平均価格 |
シロ(パール含) H27年 | 92台/3.3万km | 853万円 |
クロ H27年 | 34台/2.7万km | 852万円 |
シルバー グレー H28年 | 30台/3.2万km | 845万円 |
その他(アオ/アカ/チャ等) H27年 | 14台/3.1万km | 888万円 |
※991型911カレラにて n=170
人気なのはシロ・パールホワイトで全体の半分以上。中でも大半はシロ(コード:C9A)。
パールだからといって安い高いはありません。
色の違いにおけるリセール差はあまりなく、比較的安定しています。
ただしアオやアカはかなり少数派なので、MTなどのセールスポイントがない限り売りづらくはなると思います。
リセールの高いオプション
911のオプション設定はかなり細かく、そこまで細かいものは追えていません。
その上で、スポーツクロノパッケージは基本的につけた方が良いオプションです。
装着率5割以上で、ない場合はやや見劣りするため価格にも影響します。
今回調べた170台のうちサンルーフを装着しているのは15台で、装着率は約9%。
装着率は低いですが、希少なだけにしっかり評価はされるので、もし余裕があればつけることをお勧めします。
その他BOSEサウンドやオートクルーズコントロール、アルミホイールなど、目立つオプションはそれなりに評価に入ります。
売却時は購入時の見積書等を保管しておき、つけたオプションをしっかり伝えられる様にすることが大切です。
中古車を購入する際のポイント
911の中古車購入時のポイントは、前半でもお伝えした様に、
- リセールが残りやすい仕様を知ること
- リセールを重視するのか、買いやすさ(価格)を重視するのか
になります。
また前オーナーの使い方や、メンテ歴を知ることも重要です。
基本的にはポルシェディーラーでメンテを通っているもの、ワンオーナーで程度の良いものを選ぶ様心がけましょう。
911の中古車を探すなら!業者の非公開在庫もチェックしよう
”中古車を探しているけど中々自分が欲しいスペックや予算の車が見つからない…”
そんな時はガリバーの中古車検索サービスを活用するのがおすすめです。
公開前の非公開在庫と中古車オークションから希望の車を探してくれるので、希望のスペックの車が早く、簡単に見つかります。(登録は無料)
車は約500台が毎日入れ替わり、今はなくても希望の車が今後入庫してくる可能性もある為、リクエストを出しておくだけでも価値は十分にあり。
車は10年保証で納車後の返品もOK、最短即日の連絡で専任担当者つき。「まだ探している段階」でも歓迎してくれるとても便利なサービスです。
【中古車査定士が解説!】車を高く売る方法とおすすめの買取サービス
ディーラーの下取りと中古車買取サービスを比較した場合、90%以上の確率で10万円以上、中古車買取サービスの方が高い買取額が出ます。
しかしどこに査定を依頼すれば安心して、車が高く売れるのか、色々わからなかったり不安なことも多いのではないでしょうか。
そこで今回は中古車査定士の筆者が自分の車を売る際にも使う買取サービスを紹介するので、車の乗換えや売却の際の参考にしてみてください。
すぐに車を手放せる人向け:効率と価格を両取り「オークション形式」
車をすぐに手放せる人(1ヵ月以内に売却可能)は、手間をかけずに高値で売却できる「オークション形式」の売却がおすすめです。(無料)
「オークション形式」とは、最初に1度の査定をして、そのデータに対し複数の業者がWeb上でオークション形式で入札してくる方式のこと。
そんなオークション形式で車を売る際の筆者のおすすめはユーカーパックというサービスです。
ユーカーパックは、業界最大規模の約8,000店の中古車店が加盟しており、専門査定士による写真撮影等で車が高く売れるというのが特徴です。
サービスの流れを簡単に紹介します。
車の内容と連絡先を記載して査定を依頼する |
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査定担当者より査定日時の連絡がくる |
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自宅等で車の査定を受ける |
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査定結果を元にオークションの設定をする |
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Webオークションが開催(マイページより確認) |
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結果に対し売却する・しないを検討する(約3日) |
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売却する場合は10日以内に車を引き渡す 売却しない場合はサービス終了 |
査定を依頼してから、結果が出るまでがかなりスピーディなのも特徴の一つ。
それでありながら、一括査定で10社以上と細かく交渉した価格の「上位1位〜3位レベル」の価格が出るので、かなり効率の良い売却方法です。
注意点として、売却する場合は10日以内に手放す必要があるので、車を手放せるタイミングを自分でコントロールして依頼するようにしましょう。
↓一括査定とユーカーパックを比較↓
一括査定 | ユーカーパック | |
---|---|---|
入札業者数 | 多くて10社 | 最大8,000社 |
手間 | (電話対応、査定対応、価格交渉)×業者数 | 査定担当者との打合せのみ |
利用料 | 無料 | 無料 |
引き渡し | 業者との交渉 | 売却決定から約10日以内 |
すぐに車を手放せない人向け:引渡しの融通等が利く「一括査定」
- 車の納車時期がはっきりしていない…
- 次に買う車が決まっていない…
- 買取額を元にディーラーと商談したい…
などのすぐに車を手放せる状態にない人は、買取店と個別に引渡し時期を交渉できる車の一括査定がおすすめです。
一括査定には色んなサイトがありますが、私が最もおすすめなのはカーセンサーの一括査定です。
その理由としては主に2つあり、1つ目は一度に依頼できる業者数が最も多いことです。
査定依頼ができる業者数は住んでいる場所によって異なり、例えば私のエリアだと7社と下記の様に申し込み前に表示がされます。
他の一括査定サービスだと、折角申し込んだのに査定に来れる業者が1社や2社と少なく、十分な比較ができない、ということも少なくありません。
そして2つ目は大手の買取業者がしっかり入っていることになります。
多くの業者に査定依頼ができても、それが名前も知らない、ホームページもない様な業者だと少し不安になったりしませんか?
カーセンサーの一括査定には上図にもある様に、CMやラジオでも聞いたことのある大手の買取業者がほぼ全て登録されているので安心。
大手が安心な理由としては、JPUCという買取業界の健全化を進める団体に加入している会社が多く、トラブルが起きにくいという事もあります。
車の売却は価格も大事ですが、最後まで安心して取引できることの方が重要。
各業者の対応や条件を見比べながら、納得のいく金額で安心して渡せる業者を見つけましょう。
大手の中でも特に安心なのはカーセブン
査定業者の中でも、特に安心して車を売却できる業者を挙げるならカーセブンです。
同社は社長がJPUCの代表理事を務めており、消費者目線を重視した絶対安心の買取を行なっている企業で、基本的にここに車を売ってトラブルになるということはあり得ません。
もし自分の一括査定対象店舗の中にカーセブンが入っていなければ、ここだけ個別に申し込んでおくのも良いと思います。
911のリセールまとめ
以上、「ポルシェ911のリセールバリュー」についての解説でした。
特殊な車なので1から10まで説明するのは難しいですが、とにかく走行距離に気をつけて状態を綺麗に保っておけば大丈夫です。
- 991・992型は高残価率。グレードはベース・GTS・タルガが高め
- 997・996型はMT車が高い。長期保有でリセールが上がるのはMT+左ハンドル
- 993・964型の空冷エンジンも高リセール。特にマニュアル+低走行車は青天井
本記事はここまで。
車のリセールバリューに興味がある方は、他の記事も参考にしてみてください。
良いカーライフを。
≫【関連記事】リセールバリューの高い車を全車種の中からランキングで紹介(2022年最新版)
車を売るなら最大30社に一括査定依頼ができるカーセンサーの一括査定がおすすめ!
一括査定をするなら比較できる業者が多くないと意味がない!カーセンサーは大手を含め登録している買取業者数が最大規模。
車の売却は価格も大事だけど安心して取引できることも重要。大手業者を比較して安心して高く買取りできる業者を探そう!