ヴェルファイアのリセールと残価率を解説!今後のリセールはどうなる?

  • ヴェルファイアのリセールって良いの?悪いの?
  • リセールが高くなるためのポイントとは?
  • 今後の買取相場はどうなりそう?

こんな疑問をお持ちではありませんか?

こんにちは、中古車査定士の@キノサンです。

今回はトヨタ/ヴェルファイア(ハイブリッド含む)のリセールバリュー(残価率)やリセールの高い仕様について解説していきます。

  • ヴェルファイアの購入を検討している
  • ヴェルファイアの売却タイミングを検討中

という方はぜひ参考にしてみてください!

※本記事は2022年5月の中古車オークション相場を元に作成しています。

【結論】ヴェルファイアのリセール

ヴェルファイアのリセール

それではまず、現在のヴェルファイアの経過年数別のリセール(残価率)を記載します。

残価率とは買取価格/新車価格(%)で値持ちの良さを表します。
経過年数
モデル
残価率/買取額
(ガソリン)
残価率/買取額
(HV)
3年落ち/R1年
30系後期
87%/414万円
★★★★★
74%/419万円
★★★★☆
H30/1:30系後期にマイナーチェンジ
5年落ち/H29年
30系前期
71%/284万円
★★★★★
59%/309万円
★★★☆☆
7年落ち/H27年
30系前期
56%/238万円
★★★★★
53%/280万円
★★★★★
H27/1:30系前期にフルモデルチェンジ
10年落ち/H24
20系後期
24%/93万円28%/134万円

※平均買取額は全グレード平均にて

キノサン
ヴェルファイアのリセールは全体的に高いです。特にガソリンの方が高いと言えるでしょう☆
アシスタント
サポート
兄弟車のアルファードと比べた時、大体30~40万円ヴェルファイアの方が低く、それもポイントです。

≫【関連記事】リセールバリューの高い車を全車種の中からランキングで紹介(2022年最新版)

≫【関連記事】アルファードのリセールと残価率を詳しく解説

結論:ヴェルファイアのリセールは?
  • 全体的に高く特にガソリンモデルが高い
  • グレードはZGエディションが最も高い。外装色はパールホワイトかクロが良い
  • リセールが落ちるタイミングはモデルチェンジと、5年落ちと6年落ちの境目

ヴェルファイアのリセールは全体的に高く、特に直近においては上昇中。(2022年5月現在)

特に30系後期と言われる現行モデルと、前期モデルでも買取額で400万円を超えている車もありかなり高い状態です。

現在最もリセールが高いのはガソリンの「2.5Z Gエディション」ですが特別仕様の「ゴールデンアイズ」も今のところリセールは順調。

これは今の中古車需要の高まりとマレーシアへの輸出環境が関係していると思われ、新型の発売までこのまま高相場が続く可能性もあるでしょう。

新型発売に際し、どこかで30系のリセールも落ちますが、売り時を逃さない為には注意深く見守っていくことが必要です。

 

ハイブリッドは決してリセールが悪い訳ではないですが、ガソリンと比較した場合、多少見劣りするという印象です。

ガソリンとハイブリッド間での燃費差は約5km/L(ガソリン9.9km/L、HV14.8km/L)なので、1万kmあたりの燃料代は、

  • ガソリン:171,212円
  • ハイブリッド:114,527円

※レギュラーガソリン169.5円/Lで計算

となり、1万kmあたりの燃料代差は約5万7千円。

ガソリン/ハイブリッド間のリセール差は、3年落ちでは約50~60万円の差となる為、燃料代で差を埋める為には約10万kmの走行が必要になります。

こういった点からも今回のヴェルファイアはガソリンモデルの方が多くの人にとってコスパが良い選択と言うことができます。

ただし乗り潰すつもりで買う場合はリセールの差もなくなり、維持費のメリットがある分ハイブリッドの方が有利だと言えるでしょう。

 

リセールが高くなるポイントとしては、

  • ボディカラー
  • グレード
  • 装備・オプション

をしっかりと抑えることが重要です。

色はパールホワイトかクロ、グレードはできれば「2.5ZGエディション」が有利ですが、ゴールデンアイズ等でも高い残価率は出ています。

細かなオプションについては別記事noteにて解説しているので、高く売れるヴェルファイアについて詳しく知りたい方はそちらもご確認ください。

note(ノート)

※2023年1月30日に1月分を更新済み本記事では、 ・中古車全体の買取相場 ・アルファードの買取相場 ・グレード…

総じて、ヴェルファイアはアルファードと同じく手出しが少なく乗れる高リセール車ですが、

  • 車の仕様(グレード・装備等)
  • 手放すタイミング

が非常に重要となりますので、その辺をしっかり理解すると良いと思います。

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経過年数/グレード別のリセール

ヴェルファイアの経過年数グレード別のリセール

新車から3年・5年・7年・10年後のリセールをグレード別に紹介します。(2WDメイン)

【調査条件・環境】
・過去3ヵ月のオークションデータ
・装備と色は絞り込みなし
・事故歴なし車両状態良好として

▼関連記事
≫車を高く売るなら『査定士はどこを見ている?車の評価が高くなる意外なポイント』をチェック

3年後のリセール:残価率81%

3年後のリセールを3年落ちから解説します。

3年落ちは現行モデル。

グレード新車価格
平均走行距離
データ数
買取値幅
平均買取額
残価率
【ガソリン】
2.5X3,541,000円
3.1万km
15件
290~340万円
320万円
90%
2.5Z3,735,720円
2.4万km
70件
275~400万円
360万円
96%
2.5Z Aエディション3,905,280円
2.8万km
59件
330~410万円
380万円
97%
2.5V4,220,000円
5.2万km
2件
310万円
73%
2.5Z Gエディション4,362,120円
2.7万km
491件
370~550万円
465万
107%
3.5ZG4,947,480円
2.6万km
15件
350~470万円
410万円
83%
3.5VL5,205,600円
0.8万km
2件
480万円
92%
3.5エグゼクティブラウンジ7,034,040円
2.3万km
3件
475万円
68%
3.5エグゼクティブラウンジZ7,183,080円
2.9万km
10件
500~580万円
525万円
73%
【ハイブリッド】
ハイブリッドX4,513,000円
3.1万km
6件
320~410万円
340万円
75%
ハイブリッドZ4,632,120円
10.7万km
17件
230~400万円
330万円
71%
ハイブリッドV4,997,160円
6.4万km
3件
300~410万円
350万円
70%
ハイブリッドZR5,141,880円
4.1万km
9件
310~460万円
420万円
82%
ハイブリッドV Lエディション5,551,200円
4.2万km
2件
420万円
76%
ハイブリッドZR Gエディション5,695,920円
2.7万km
14件
385~500万円
465万円
82%
ハイブリッドエグゼクティブランジ7,352,640円
4.7万km
5件
495~550万円
510万円
69%
ハイブリッドエグゼクティブラウンジZ7,502,760円
4.2万km
8件
470~570万円
520万円
69%

※残価率=買取相場/新車価格(%)

【3年後の残価率/平均買取額】

ガソリン87%/414万円
ハイブリッド74%/419万円

平均するとガソリンの方がリセールが高いですが、ハイブリッド車は走行距離がやや多い結果となっています。

平均でならすとガソリンとハイブリッドの買取額自体はほぼ変わらない結果に。

「2.5ZGエディション」に人気が集中しているのがわかります。

 

ゴールデンアイズのリセール

特別仕様車である「ゴールデンアイズ」グレードのリセールも紹介します。

グレード新車価格
平均走行距離
データ数
買取値幅
平均買取額
残価率
【ガソリン】
2.5Zゴールデンアイズ4,240,000円
1.4万km
21件
350~420万円
385万円
91%
【ハイブリッド】
ハイブリッドZゴールデンアイズ5,040,000円
0.6万km
3件
440~480万円
460万円
91%

※残価率=買取相場/新車価格(%)

1~2年落ちですが、90%と残価率はまずまずと言えます。

リセールが最も良いグレードとは言えませんが、逆にリセールが極端に低くなる可能性も少ないと思われます。

 

5年後のリセール:残価率65%

5年後のリセールを5年落ちから解説します。

5年落ちは30系前期モデル。

参照元:グーネット
グレード新車価格
平均走行距離
データ数
買取値幅
平均買取額
残価率
【ガソリンモデル】
2.5X3,304,000円
6.2万km
30件
140~320万円
230万円
70%
2.5Z3,578,727円
5.6万km
101件
160~365万円
232万円
65%
2.5V3,995,018円
5.4万km
8件
190~340万円
255万円
64%
2.5Z Aエディション3,754,473円
4.6万km
50件
170~365万円
315万円
84%
2.5Z Aエディションゴールデンアイズ3,926,291円
4.5万km
323件
221~420万円
342万円
87%
2.5Z Gエディション4,173,709円
4.5万km
191件
195~450万円
365万円
87%
3.5ZA4,145,237円
3.5万km
1件
275万円
66%
3.5ZA Gエディション4,585,091円
5.4万km
12件
240~385万円
290万円
63%
3.5VL4,842,327円
7.1万km
1件
255万円
53%
【ハイブリッドモデル】
ハイブリッドX4,155,055円
8.7万km
14件
180~320万円
230万円
55%
ハイブリッドV4,775,563円
4.6万km
2件
287万円
60%
ハイブリッドZR4,919,891円
6.2万km
17件
230~375万円
310万円
63%
ハイブリッドV Lエディション5,356,800円
6.7万km
8件
265~275万円
320万円
60%
ハイブリッドZR Gエディション5,501,127円
7.0万km
18件
245~400万円
340万円
62%
ハイブリッドエグゼクティブラウンジ7,036,691円
6.0万km
14件
220~440万円
365万円
52%

※残価率=買取相場/新車価格(%)

【5年後の残価率/平均買取額】

ガソリン71%/284万円
ハイブリッド59%/309万円

特にガソリンモデルのZAエディション、ZAゴールデンアイズ、ZGエディション、このあたりは5年落ちで残価率80%台とかなり高め。

引き続きハイブリッドのリセールは低めの結果となっています。

 

7年後のリセール:残価率55%

7年後のリセールを7年落ちから解説します。

7年落ちは同じく30系前期モデル。

グレード新車価格
平均走行距離
データ数
買取値幅
平均買取額
残価率
【ガソリンモデル】
2.5X3,304,000円
7.4万km
25件
133~230万円
180万円
54%
2.5Z3,578,727円
5.6万km
54件
130~300万円
230万円
64%
2.5V3,995,018円
8.6万km
10件
140~255万円
205万円
51%
2.5Z Aエディション3,754,473円
6.4万km
69件
165~280万円
230万円
61%
2.5Z Gエディション4,173,709円
6.9万km
79件
170~375万円
265万円
63%
3.5ZA4,145,237円
6.0万km
10件
130~255万円
225万円
54%
3.5VL4,842,327円
7.8万km
3件
220~260万円
235万円
49%
3.5ZAGエディション4,585,091円
6.7万km
17件
200~320万円
265万円
58%
3.5エグゼクティブラウンジ6,522,218円
7.8万km
10件
220~360万円
305万円
47%
【ハイブリッドモデル】
ハイブリッドX4,188,000円
16.5万km
15件
130~300万円
220万円
53%
ハイブリッドV4,775,563円
6.9万km
9件
210~300万円
260万円
54%
ハイブリッドZR4,919,891円
8.4万km
39件
177~365万円
275万円
56%
ハイブリッドV Lエディション5,356,800円
7.5万km
13件
200~350万円
300万円
56%
ハイブリッドZR Gエディション5,501,127円
7.9万km
19件
210~360万円
305万円
55%
ハイブリッドエグゼクティブラウンジ7,036,691円
9.5万km
14件
210~375万円
320万円
45%

※残価率=買取相場/新車価格(%)

【7年後の残価率/平均買取額】

ガソリン56%/238万円
ハイブリッド53%/280万円

7年落ちでも残価率が50%以上あるのがさすがのヴェルファイアです。

特にガソリンモデルの2.5ZGエディションは走行距離が少なければ7年落ちにして買取375万円と驚異的な数値。

 

10年後のリセール:残価率26%

10年後のリセールを10年落ちから解説します。

10年落ちは20系後期モデル。

参照元:goonet
グレード新車価格
平均走行距離
データ数
買取値幅
平均買取額
残価率
2.4X3,175,000円
10.2万km
27件
15~110万円
60万円
19%
2.4Z3,340,000円
9.2万km
200件
23~175万円
85万円
25%
2.4V3,600,000円
9.5万km
5件
45~130万円
75万円
21%
2.4ZGエディション3,880,000円
9.4万km
33件
35~185万円
110万円
28%
2.4Zゴールデンアイズ4,050,000円
8.2万km
20件
55~180万円
122万円
30%
3.5Z3,770,000円
10.1万km
5件
45~130万円
80万円
21%
3.5V4,146,000円
7.1万km
3件
70万円
17%
3.5ZGエディション4,280,000円
10.5万km
11件
65~180万円
125万円
29%
3.5VLエディション4,620,000円
10.3万km
1件
111万円
24%
【ハイブリッド】
ハイブリッドX4041,000円
11.9万km
13件
65~160万円
110万円
27%
ハイブリッドV4,400,000円
10.7万km
10件
60~170万円
122万円
28%
ハイブリッドZR4,550,000円
11.8万km
51件
50~210万円
130万円
29%
ハイブリッドVLエディション5,500,000円
11.0万km
7件
110~190万円
155万円
28%
ハイブリッドZRGエディション5,650,000円
11.4万km
19件
80~250万円
155万円
27%

※残価率=買取相場/新車価格(%)

【10年後の残価率/平均買取額】

ガソリン24%/93万円
ハイブリッド28%/134万円

10年落ちの残価率は20%台後半と、10年落ちのリセール全車平均は上回っている形。

しかし7年落ちからの下げは大きく、フルモデルチェンジの影響の大きさを物語っています。:

 

経過年数別リセールのまとめ

経過年数
モデル
残価率/買取額
(ガソリン)
残価率/買取額
(HV)
3年落ち/R1年
30系後期
87%/414万円
★★★★★
74%/419万円
★★★★☆
H30/1:30系後期にマイナーチェンジ
5年落ち/H29年
30系前期
71%/284万円
★★★★★
59%/309万円
★★★☆☆
7年落ち/H27年
30系前期
56%/238万円
★★★★★
53%/280万円
★★★★★
H27/1:30系前期にフルモデルチェンジ
10年落ち/H24
20系後期
24%/93万円28%/134万円

高年式においてはガソリンの方が高リセール。

しかし年数が経つにつれガソリンとハイブリッドの残価率の差が縮まっているのがわかります。

ハイブリッドは維持費がガソリンに比べ少なくて済むので、年数・距離を乗る人ほどリセールを含めてもハイブリッドが有利と言えるでしょう。

次に1年ごとのリセール(残価率)の違いを見ていきます。

 

リセールはどこで最も落ちるのか

リセールバリューが毎年どの様に落ちていくのかを「2.5ZGエディション(ガソリン)」で調査しました。

モデル
(平均走行距離)
平均買取額
(前年比)
当年もの/30系後期データなし
1年落ち/30系後期
(0.9万km)
475万円
2年落ち/30系後期
(1.6万km)
470万円
(−5万円)
3年落ち/30系後期
(2.7万km)
465万円
(−5万円)
4年落ち/30系後期
(3.6万km)
463万円
(−2万円)
マイナーチェンジ(30系前期→後期)
4年落ち/30系前期
(4.7万km)
385万円
(−78万円)
5年落ち/30系前期
(4.5万km)
365万円
(−20万円)
6年落ち/30系前期
(5.7万km)
287万円
(−78万円)
7年落ち/30系前期
(6.9万km)
265万円
(−22万円)
フルモデルチェンジ(20系→30系)
8年落ち/20系後期
(6.2万km)
165万円
(−100万円)
9年落ち/20系後期
(7.9万km)
135万円
(−30万円)
10年落ち/20系後期
(9.4万km)
115万円
(−20万円)

大きく落ちているポイントを赤字にしましたが、

  1. モデルチェンジ(マイナー・フル)
  2. 5年落ち→6年落ちの境目

が重要ということがわかりますね。

特に次に来るのはフルモデルチェンジになり、売り時を逃すとマイナーチェンジの78万円では済まないの大きな価値のマイナスになります。

ヴェルファイアの相場が今どうなのか?相場はいつから落ち始めるのか?については私の別記事noteを毎月更新してお知らせしています。

相場の動きを詳しく知りたい方は、ぜひそちらもご確認ください。

そんなヴェルファイアのリセールに大きく関わっているのが中古車輸出、次はヴェルファイアの輸出国について見ていきます。

 

ヴェルファイアの中古車輸出

ヴェルファイアの型式別の輸出国は下記です。

型式仕向国
【30系】
【ガソリン】
AGH30W・35W
(2.5L・2WD/4WD)
GGH30W・35W
(3.5L・2WD/4WD)
  • マレーシア
    (59ヵ月落ちまで)
  • バングラデシュ
    (5年落ちまで)
  • ジャマイカ
    (6年落ちまで)
  • ロシア
    (7年落ちまで)
  • 香港
  • 英国
  • NZ
  • シンガポール
    (35ヵ月落ちまで)
【ハイブリッド】
AYH30W(2.5L・4WD)
  • ロシア
    (7年落ちまで)
  • 香港
【20系】
【ガソリン】
ANH20W・25W
(2.4L・2WD/4WD)
GGH20W・25W
(3.4L・2WD/4WD)
  • ジャマイカ
    (6年落ちまで)
  • ロシア
    (7年落ちまで)
  • ケニア
    (7年落ちまで)
  • スリナム
    (8年落ちまで)
  • UAE
  • タンザニア
  • 英国
  • 南アフリカ共和国
  • NZ
  • 香港
  • モザンビーク
【ハイブリッド】
ATH20W(2.4L・4WD)
  • ロシア
    (7年落ち)
  • NZ

この中で重要な国はマレーシアになり主に5年落ちまでが輸出対象です。(正確には59ヵ月落ちまでが入国可能)

アルファードと同じく高い価格で輸出されている車には特徴がありますが、まずは年式規制があるということが重要。

先ほど1年毎のリセール差を見た際、5年落ちと6年落ちの間で金額差(78万円)があったのは、この輸出できる・できないが関係しています。

マレーシア以外にも多くの国に輸出されてはいますが、特に高いリセールを狙うとなるとほぼ受け入れ国はマレーシアと考えて良いでしょう。

 

リセールバリューのポイント

ヴェルファイアのリセールのポイント

ここからはそんなヴェルファイアを購入する際に気をつけるべきリセールバリューのポイントについてより詳しく紹介します。

まずは色。

リセールバリューの高い色

色によるリセール差は下記の通りとなります。(オークション相場より調査)

【ガソリン】

台数/走行距離平均価格
パールホワイト502台/2.8万km440万円
クロ421台/2.8万km433万円
グレー5台/2.7万km417万円
アカ9台/2.3万km440万円

n=937 30系後期ZGエディションにて

ひとまずヴェルファイアの大半(99%)はパールホワイトとクロということがわかりますね。

その中でどちらかと言うと、パールホワイトの方が少しリセールに有利です。

アカ(ワインレッド)の440万円はあまりにデータ母数が少ないので無視しましょう。

【ハイブリッド】

台数/走行距離平均価格
パールホワイト43台/5.4万km365万円
クロ36台/5.7万km353万円
グレー1台/7.3万km271万円
アカ1台/5.3万km345万円

n=81 30系ハイブリッドZRGエディションにて

ハイブリッドも同じ傾向で、パールとクロがほぼ全てで、少しパールが高い。

ただしそこまで大きな差はない(10万円以内)ので、色によるリセール差はその程度であると理解しましょう。

  • リセールを考えるならパールホワイトかクロ。それ以外は高リスク
  • 人気はパールホワイトでリセールも若干パールの方が高い

次に装備やオプションについて。

リセールの高いオプション

まずヴェルファイアのリセールに拘るならグレードはガソリンの「ZGエディション」が中心です。

これは先ほどのマレーシアへの輸出が絡んでおり、特にこのグレードだけが飛び抜けて高く取引されています

その中で高く売れる車とそうでない車を分けるのがオプションです。

大きいものでは、

  • ナビ(DAかMOPナビか)
  • リアエンターテインメントシステム
  • ツインムーンルーフ
  • エアロパーツ

小さいところでは、

  • デジタルインナーミラー
  • スペアタイヤ
  • 寒冷地仕様

が関係します。

どの仕様・組み合わせが最も高く売れており、またオプションの有無によるリセール差については別記事noteにて詳しく記載しています。

詳しく知りたい方はこちらも確認ください。

 

査定士お薦め‼︎車を高く売る方法

車のリセールバリューを気にすることと同じぐらい重要なのが、下取り車をしっかり高値で売ることです。

特に日本の中古車は販路が世界中にあり、再販マーケットがとても大きいことからディーラーの下取りより買取の方が高いことが多いです。

今回は中古車査定士である筆者が自分の車を売る際にも使うおすすめの買取サービスを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

【すぐ手放せるなら】価格が競り上がる「オークション形式」

価格だけを追い求める場合、車売却のトレンドとして「オークション形式」が増えています。(実際に価格も競り上がるので高い)

「オークション形式」とは、最初に1度の査定をして、そのデータに対し複数の業者がWeb上でオークションの様に入札してくる方式のこと。

オークションの結果が満足いく価格に達しなかった場合は無料でキャンセルもできます。

現在このサービスが利用できるのは、楽天Carオークションユーカーパックの2社のみ。

メリットは買取額が高いこと、デメリットはエリアが限定されること(地方は一部不可)、早めに車を手放さなければいけないことになります。

キノサン
ユーカーパックは落札後の入金確認から8日以内に車の引き渡し。
アシスタント
サポート
楽天は1ヵ月の猶予があるので、楽天の方が余裕を持てますね。

入札業者数はユーカーパックが多い(8,000社)ですが、楽天はポイントが貯まったり余裕を持てたりと一長一短です。(楽天の業者数は2,000社)

価格は期待できるので「すぐに手放せる人」にはおすすめです。※査定が一度だけなのも楽。

≫楽天Carオークション

≫ユーカーパック

 

【すぐに手放せないなら】引渡し時期などの融通が利く「カーセンサーの一括査定」

しかし実際には「すぐに車を引き渡せる人」ばかりではないですよね。

  • 次の車の納車時期がはっきりしていない
  • 次に買う車で迷っている
  • 買取額を元にディーラーと商談したい

という人もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな時は、引渡し時期など条件を各業者と交渉できる一括査定がおすすめです。

一括査定は多数の業者に見積もり依頼が出せる一方で、各業者の対応に手間がかかるというプラスとマイナスの両面を持ち合わせています。

手間がかかるというデメリットはあるものの、各業者が互いを意識して良い価格を出してくるので買取額としては好条件が期待できます。

一括査定ではとにかくできるだけ多くの業者に声をかけることが大事になりますが、それができるのがカーセンサーの一括査定です。(最大30社)

納車の時期まで車が使えたり、車は先に渡して代車を出してくれるなど買取店によって対応は様々です。細かい条件は個別に確認をしましょう。

≫カーセンサーの一括査定

 

ヴェルファイアの高価買取専門店

ヴェルファイアのリセール(残価率)が高いのは、国内での二次流通価格以上に海外(特にマレーシア)に高値で売れているから

そんな海外輸出を自社で行い、特にヴェルファイアが人気のマレーシアに強いのが株式会社ENGヴェルファイアの売却にはかなりおすすめです。

大手の買取店は買い取った車をオークションに出品しますが、ENGは輸出するヴェルファイアをオークションで買い付けています。

個人が買取に持ち込めばオークションから仕入れるコストの分高く買取することができ、特に輸出仕様の場合はかなりの高額査定が期待できます。

輸出車に特化しており全ての車が強い訳ではありませんが、アルファード・ヴェルファイア・エスティマ・ハリアー・ランドクルーザー、このあたりを売るなら聞いておいて損はないですよ。

≫輸出車専門のENG

 

リセールの高い中古車の選び方

先ほど、リセールはどこで落ちるのかの部分でも説明した通り、リセールが大きく変わるところは、

  • モデルチェンジ(マイナー・フル)
  • 5年落ち→6年落ちの境目

となります。

なのでまず1番やってはいけないことは、

  • モデルチェンジ寸前で車を購入すること(モデルチェンジすればリセールが落ちる)
  • 5年落ちの車を購入すること(6年落ちになるとリセールが落ちる)

になります。

なのでまずはモデルチェンジ時期を正確に見定めることが重要です。

しかし最近は新車納車遅れで、新型が発売されても中々納車が進まず、旧型のリセールがすぐには落ちないという現象が続出中。

それを見越すと装備と年式だけ注意をすればまだ買い時だと言えるでしょう。

【ヴェルファイアの中古車を探すなら】販売店の非公開在庫もチェックしよう!

”中古車を探しているけど中々自分が欲しいスペックや予算の車が見つからない…”

そんな時はガリバーの中古車検索サービスを上手く活用しましょう。

一般市場に公開される前の「非公開在庫」から希望の車を探してくれるので、自分では見つけられない車に早くリーチできます。(登録は無料)

車は約500台が毎日入れ替わり、今はなくても希望の車が今後入庫してくる可能性もある為、リクエストを出しておくだけでも価値は十分にあり。

車は10年保証で納車後の返品もOK、最短即日の連絡で専任担当者つき。「まだ探している段階」でも歓迎してくれるとても便利なサービスです。

キノサン
いい車は早い者勝ち。欲しい車がある人は早めの登録がおすすめです!
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まとめ

以上、ヴェルファイアのリセールバリューについての解説でした。

アルファードには若干残価率が劣るものの、平均的にかなりリセールバリューの高い車だと言えます。

このまま新型発売まで高相場が維持される可能性もあります。

高く売る・売れるポイントを理解して、良いヴェルファイアライフを送りましょう。

お知らせ(個別の乗換相談)

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本ブログはリセールを中心とした情報発信ですが、個別の乗換え相談も承ります。

次の車のリセールが高い仕様や下取り車の狙える買取最高額など、車の売買に関することをなんでもご相談頂けます。

回答は実際のデータを用いてわかりやすくお伝えしています。(過去例も出しています)

効果的な車の乗り換えをしたいと思う方はぜひご利用ください。

ココナラ

※お届け日数は質問内容によります。初回の質問に対する回答は最短12時間以内〜最長2日の予定です。※お急ぎの方は事前にダイ…

本記事は以上となります。

最後までお読み頂きありがとうございました。

良いカーライフを。