レクサスブランドのクーペでLCと並ぶ兄弟車「RC」。
LCが下が1000万円台からなのに対し、RCは500万円台からありますので、レクサスのセカンドカーが欲しいという人には入りやすいモデルです。
今回はそんなレクサスRCのリセールバリューについて解説します。
この車種は平成26年10月発売モデルの為、3年落ち(平成29年式)と5年落ち(平成27年式)について解説します。
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ーこの記事でわかること(結論)ー
レクサスRCのリセールは3年で新車価格の50%
モデルチェンジがなければ5年までは大きくは落ちない
Fスポーツの赤革シートが高いリセール的にはオススメ
ー詳しくは記事内容へー
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リセールバリューとは
買取相場の算出方法
買取相場は自動車オークションでの落札予想額から、買取業者の粗利益(10万円〜20万円)を引いて算出します。
理由としては、買取車両の大部分はオークションにて売却されている為です。
株式会社矢野経済研究所の『中古車流通総覧2020年版』によると、買取台数90万台のうち10万台が直接ユーザーに再販され、80万台はオークションで売却されています。
3年後の買取相場
新車から1回目の車検である、3年落ち(平成29年式)の買取相場を調べます。
平成30年10月にビッグマイナーチェンジ(MC)があったので、型落ちということで現行モデルの3年落ちに比べ少しリセールが低くなっているかもしれません。
【調査条件】
- 平成29年式:装備と色は混在
- 走行距離3万km前後(年間1万kmで計算)
- 事故修復歴なし、内外装の状態良好
買取相場
グレード | 新車価格 | 買取相場 残価率 |
RC200t | 5210000円 | データなし |
RC200tFスポーツ | 5830000円 | 290万円 50% |
RC200tバージョンL | 5850000円 | 280万円 48% |
RC300h | 5650000円 | データなし |
RC300hFスポーツ | 6270000円 | データなし |
RC300hバージョンL | 6290000円 | データなし |
RC350 | 5992000円 | データなし |
RC350バージョンL | 6632000円 | データなし |
RC350Fスポーツ | 6812000円 | 330万円 48% |
3年落ちの平均買取相場と残価率 |
300万円・49% |
※買取相場=直近1ヶ月のオークションデータより算出
※残価率=買取相場/新車価格(%)
2019年のレクサスRCの年間販売台数は1684台、月平均では140台です。
レクサス11車種中8番目の販売実績で、RCはそこまで流通量が多い車種ではありません。その為オークションへの出品車両も少なく、FスポーツとバージョンL以外の取引データが直近ではありませんでした。
参考:レクサスの車種別年間販売台数
レクサスが目指す方向と身に付けるべき価値 業績過去最高も課題は山積 2019年世界での新車販売台数は76万台になったレク…
色の違いで50万円ぐらいの影響
Fスポーツの黒、56,000kmが268万円(税別)で落札されています。3年で56,000kmなのでかなり走っています。
こちらはバージョンLの赤、13,000kmが、230万円(税別)で落札されています。
FスポーツとバージョンLは新車価格は大きく変わりませんが、走行距離が40,000kmも違うにもかかわらず、売れる価格はFスポーツが38万円も高く売れています。
元々Fスポーツの方がリセールが高いという結果もありますが、ボディの色が大きく影響しています。
赤の距離が短い車よりも、黒の距離が多い車の方が市場では乗りたい人が多いということです。
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5年後の買取相場
新車から2回目の車検である、5年落ち(平成27年式)の買取相場を調べます。
RCは平成26年10月から発売されましたので、完全に発売当初のモデルです。
【調査条件】
- 平成27年式:装備と色は混在
- 走行距離5万km前後(年間1万kmで計算)
- 事故修復歴なし、内外装の状態良好
買取相場
グレード | 新車価格 | 買取相場 残価率 |
RC300h | 5650000円 | 245万円 43% |
RC300hFスポーツ | 6270000円 | 330万円 53% |
RC300hバージョンL | 6290000円 | 245万円 39% |
RC350 | 5960000円 | データなし |
RC350バージョンL | 6600000円 | 250万円 38% |
RC350Fスポーツ | 6780000円 | 300万円 44% |
5年落ちの平均買取相場と残価率 |
274万円・43% |
Fスポーツ・黒・赤革がオススメ
平成27年式のFスポーツ、47,000km、ボディ黒の赤革シートが330万円(税別)で落札されています。
5年落ちにしてはかなり高く売れている一例です。
一方こちらは、同じく平成27年式の57,000km、シルバーの黒革シートで落札額は250万円(税別)です。
細かい事を言うと車の状態がシルバーの方がやや悪いと言えますが、80万円ぐらいの差が開いてしまっています。
赤の革シートは、NXやISのリセールにおいても高いリセールが出ていました。
ここから新車でRCを買うなら、ボディは黒で赤革シートを選択することがリセールには良い影響を与えると言えそうです。
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レクサスRCのリセールまとめ
これまでをまとめると、
- レクサスRCは3年で新車価格の約半分の価値になる
- ただし3年→5年の間においてはそこまで落ちない(平均では50%→43%)
- 特にFスポーツを買っておけば、高いリセールが保てる
- 反対にバージョンLはリセールは低く出ているグレード
ということがわかりました。
レクサスは全車種を見た場合、リセールが3年で新車価格の半分というのは別に低い方ではありません。(セダンも同様の数値になります。)
なのでFスポーツや売れるスペックを選択すれば、コスパの良い車として見ることもできるかもしれませんね。
個人的には、新車で買うならFスポーツの人気色、中古で買うならバージョンLの中間色がお得かなあと思います。
是非参考にしてみてください。
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