リセールの良い軽自動車といえばどれ?
やっぱり売れているNBOXが高いの?
こんにちは、中古車査定士の@キノサンです。
今回は「リセールバリューの良い軽自動車」、つまり将来下取りや売却する時に高く売れる軽自動車をランキングで紹介します。
通勤等で毎日使う人も多い軽自動車ですが、どうせなら価値が残りやすい、将来高く売れる車を選びたいですよね。
本記事では普段から中古車買取をしている筆者が実際に調べたデータから詳しくご紹介します。
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軽自動車の残価率をランキングで紹介
まずは軽自動車の経過年数別のリセールバリュー(残価率)をランキングで紹介します。
3年後の残価率ランキングTOP10
3年後は1回目の車検タイミング。
新車から3年後に価値が高い車はこれ!
順位 | 車種 | 残価率 |
🥇1位 | スズキ・ジムニー | 105% |
🥈2位 | スズキ・ハスラー | 74% |
🥈2位 | ホンダ・S660 | 74% |
4位 | ホンダ・NBOXカスタム | 69% |
5位 | ダイハツ・タントカスタム | 68% |
6位 | スズキ・スペーシアカスタムZ | 65% |
7位 | ホンダ・NBOX | 64% |
8位 | 日産・ルークス | 58% |
9位 | ダイハツ・タント | 57% |
10位 | スズキ・スペーシアカスタム | 50% |
※各車種のリンクから個別ページへ飛べます。
ジムニーはまだまだ生産が需要に追いついていない感があります。
モデルチェンジから3年が経っていますが、すごいことです。
売れ筋のスーパーハイトワゴン(NBOX・タント・スペーシア・ルークス・ekスペース)よりもハスラーやS660の方がリセールは高いと言えます。
5年後の残価率ランキングTOP10
5年後は2回目の車検。
意外と5年で乗り換える人も多いですね、モデルチェンジの周期(大体7年)を考えるとこの辺りで売るのが1番得かも。
順位 | 車種 | 残価率 |
🥇1位 | ホンダ・S660 | 63% |
🥈2位 | スズキ・ジムニー | 59% |
🥉3位 | スズキ・ハスラー | 57% |
4位 | ダイハツ・タントカスタム | 50% |
5位 | ホンダ・NBOXカスタム | 48% |
6位 | ホンダ・NBOX | 44% |
7位 | 日産・ルークス | 43% |
8位 | スズキ・スペーシアカスタム | 43% |
9位 | ダイハツ・タント | 42% |
10位 | スズキ・スペーシア | 40% |
上位の順位はあまり変わっていないと言えます。
5年後に残価率50%以上の車は、意外と少ないことがわかります。
軽自動車のリセールはそこまで高くなく、燃費・自動車税・車検代等の維持費を含めたトータルでコスパの良い車というのが正しい認識です。
7年後の残価率ランキングTOP10
7年後の残価率TOP10になります。
ここ数年で発売された車種もあり、7年前に存在していない車種は必然的にランク外としています。
とはいえ7年も経てば軽自動車もリセールはかなり低いので、総合的にどのタイミングで乗り換えるのが有利なのかを考えることが大切です。
順位 | 車種 | 残価率 |
🥇1位 | スズキ・ジムニー | 52% |
🥈2位 | ダイハツ・タントカスタム | 45% |
🥉3位 | ダイハツ・タント | 39% |
4位 | ホンダ・NBOXカスタム | 35% |
5位 | スズキ・スペーシアカスタム | 33% |
6位 | ホンダ・NBOX | 31% |
7位 | スズキ・スペーシア | 25% |
8位 | ー | % |
9位 | ー | % |
10位 | ー | % |
型落ちのジムニー7年落ちでも新車価格の半分の価値があり、そう考えるとジムニーブランドの凄さがわかりますね。
年式がある程度経てばNBOXよりタントカスタムのリセールがなぜかよくなったりします。
軽自動車はここに走行距離も大きく絡んできます。
あまりに走りすぎた場合、軽自動車と言えども廃車に近くなってしまう場合もあります。
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車種別の総合ランキング
ここからは筆者の解説も交えながら、総合的にリセールの高い軽自動車を紹介していきます!
1位:スズキ・ジムニー
≫【関連記事】ジムニーのリセールについて詳しく知りたいならこちら
【リセールバリュー(残価率)】
経過年数 | ジムニー |
3年落ち H30年 | 105% ★★★★★ |
H30/7:JB64系にフルモデルチェンジ | |
5年落ち H28年 | 59% ★★★☆☆ |
7年落ち H26年 | 52% ★★★★☆ |
10年落ち H23年 | 33% |
作っても作っても需要に追いつかない。
そんな状態が続いているジムニー。
発売から3年が経過している今も新車の在庫は即売れている状況なのですごいです。
フルモデルチェンジ前のリセールでも新車の半値程度はありますから、将来的にもリセールにおいては絶対安泰な車種だと言えます。
スズキ/ジムニーのグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールの高い仕様を中古車査定士が詳しく解説します。登録当年、3年後、5年後、7年後、10年後の残価率をまとめたので、購入の材料にしてください。@キノサン[…]
2位:ホンダ・S660
【リセールバリュー(残価率)】
経過年数 | 残価率 |
2022年3月で生産終了アナウンス→完売 | |
R2/1:JW系後期にマイナーチェンジ | |
3年落ち H30年式 | 74% ★★★★☆ |
5年落ち H28年式 | 63% ★★★★☆ |
S660の新車販売受付は既に終了しています。
S660においては新車終了によりリセールにプラスの影響があると予想されます。
特にモデューロXやバージョンZの限定車は今後価値が高まるでしょう。
この記事の内容・ホンダのミニスーパーカー「S660」のリセールを中古車査定士が解説!・3年/5年落ちのリセールバリューとリセールの高い仕様がわかる!・今後中古車を購入する際のポイントや、人気の色についても詳しく解説![…]
3位:ハスラー
スズキのハスラーはNBOX、タント、スペーシアを上回るリセールの高い軽自動車。
軽自動車クロスオーバーのポジションを確立しており、男性・女性両方の支持があるのが強いですね。
競合のタフトはハスラーに大きく遅れて発売されており、今後どこまでハスラーユーザーを捉えられるかといったところ。
ハスラーの様な車を買いたい人は、他に迷う選択肢が少ないことがハスラーの強さにも繋がっています。
スズキ/ハスラーのグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールの高い仕様について中古車査定士が詳しく解説します。登録当年、3年後、5年後、7年後の残価率をまとめたので、購入の材料にしてください。キノサン結論、[…]
4位:NBOX/NBOXカスタム
【リセールバリュー(残価率)】
経過年数 | NBOX | NBOXカスタム |
R2/12:JF3系後期にマイナーチェンジ | ||
3年落ち H30年 | 63% ★★★☆☆ | 71% ★★★★☆ |
H29/9:JF3系にフルモデルチェンジ | ||
5年落ち H28年 | 50% ★★★☆☆ | 53% ★★★☆☆ |
H27/2:JF1系後期にマイナーチェンジ | ||
7年落ち H26年 | 31% ★★☆☆☆ | 35% ★★☆☆☆ |
10年落ち H23年 | 20% |
日本で最も売れている軽自動車 、NBOXです。
当然NBOXノーマルよりカスタムの方がリセールは良くなります。
年数が新しければ新しいほどカスタムがリセールは有利ですが、年数の経過と距離の増加に比例して残価率の差は小さくなります。
いつまで乗るか、出口のことまで考えてモデルを選択するようにしましょう。
NBOX・NBOXカスタムのグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールの高い仕様について中古車査定士が詳しく解説します。登録当年、3年後、5年後、7年後、10年後の残価率をまとめたので、購入の材料にしてください。[…]
5位:タント/タントカスタム
スーパーハイトワゴンの中でNBOXに次ぐのは今のところダイハツのタントでしょう。
販売台数ではNBOXの方が上ですが、ある程度年数が経つと僅差ですがタントの方がリセールが良かったりもします。
正直NBOXとタントの良し悪しはかなり微妙なところだと思います。
リセール云々よりも実際に試乗などしてみてフィーリングが合った方を選ぶのが良いでしょう。
タント・タントカスタムのグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールの高い仕様について中古車査定士が詳しく解説します。登録当年、3年後、5年後、7年後、10年後の残価率をまとめたので、購入の材料にしてください。キ[…]
6位:スペーシア/カスタム/Z
スペーシアはスズキから販売されているスーパーハイトワゴン。
ノーマルタイプのスペーシア、カスタム系のスペーシアカスタム、更に上のスペーシアカスタムZがあります。
NBOXとタントに比べて「カスタム」と「Z」に分けたところが、販売台数もそうですが顧客を迷わせているのかなと感じたりもします。
リセールは当然「Z」>「カスタム」>「ノーマル」の順。
とはいえスズキの中ではハスラーに次ぐ、高リセール車種で軽自動車の中では高いリセールがあると言えます。
【中古車査定士が解説!】車を高く売る方法とおすすめの買取サービス
ディーラーの下取りと中古車買取サービスを比較した場合、90%以上の確率で10万円以上、中古車買取サービスの方が高い買取額が出ます。
しかしどこに査定を依頼すれば安心して、車が高く売れるのか、色々わからなかったり不安なことも多いのではないでしょうか。
そこで今回は中古車査定士の筆者が自分の車を売る際にも使う買取サービスを紹介するので、車の乗換えや売却の際の参考にしてみてください。
すぐに車を手放せる人向け:効率と価格を両取り「オークション形式」
車をすぐに手放せる人(1ヵ月以内に売却可能)は、手間をかけずに高値で売却できる「オークション形式」の売却がおすすめです。(無料)
「オークション形式」とは、最初に1度の査定をして、そのデータに対し複数の業者がWeb上でオークション形式で入札してくる方式のこと。
そんなオークション形式で車を売る際の筆者のおすすめはユーカーパックというサービスです。
ユーカーパックは、業界最大規模の約8,000店の中古車店が加盟しており、専門査定士による写真撮影等で車が高く売れるというのが特徴です。
サービスの流れを簡単に紹介します。
車の内容と連絡先を記載して査定を依頼する |
▼ |
査定担当者より査定日時の連絡がくる |
▼ |
自宅等で車の査定を受ける |
▼ |
査定結果を元にオークションの設定をする |
▼ |
Webオークションが開催(マイページより確認) |
▼ |
結果に対し売却する・しないを検討する(約3日) |
▼ |
売却する場合は10日以内に車を引き渡す 売却しない場合はサービス終了 |
査定を依頼してから、結果が出るまでがかなりスピーディなのも特徴の一つ。
それでありながら、一括査定で10社以上と細かく交渉した価格の「上位1位〜3位レベル」の価格が出るので、かなり効率の良い売却方法です。
注意点として、売却する場合は10日以内に手放す必要があるので、車を手放せるタイミングを自分でコントロールして依頼するようにしましょう。
↓一括査定とユーカーパックを比較↓
一括査定 | ユーカーパック | |
---|---|---|
入札業者数 | 多くて10社 | 最大8,000社 |
手間 | (電話対応、査定対応、価格交渉)×業者数 | 査定担当者との打合せのみ |
利用料 | 無料 | 無料 |
引き渡し | 業者との交渉 | 売却決定から約10日以内 |
すぐに車を手放せない人向け:引渡しの融通等が利く「一括査定」
- 車の納車時期がはっきりしていない…
- 次に買う車が決まっていない…
- 買取額を元にディーラーと商談したい…
などのすぐに車を手放せる状態にない人は、買取店と個別に引渡し時期を交渉できる車の一括査定がおすすめです。
一括査定には色んなサイトがありますが、私が最もおすすめなのはカーセンサーの一括査定です。
その理由としては主に2つあり、1つ目は一度に依頼できる業者数が最も多いことです。
査定依頼ができる業者数は住んでいる場所によって異なり、例えば私のエリアだと7社と下記の様に申し込み前に表示がされます。
他の一括査定サービスだと、折角申し込んだのに査定に来れる業者が1社や2社と少なく、十分な比較ができない、ということも少なくありません。
そして2つ目は大手の買取業者がしっかり入っていることになります。
多くの業者に査定依頼ができても、それが名前も知らない、ホームページもない様な業者だと少し不安になったりしませんか?
カーセンサーの一括査定には上図にもある様に、CMやラジオでも聞いたことのある大手の買取業者がほぼ全て登録されているので安心。
大手が安心な理由としては、JPUCという買取業界の健全化を進める団体に加入している会社が多く、トラブルが起きにくいという事もあります。
車の売却は価格も大事ですが、最後まで安心して取引できることの方が重要。
各業者の対応や条件を見比べながら、納得のいく金額で安心して渡せる業者を見つけましょう。
大手の中でも特に安心なのはカーセブン
査定業者の中でも、特に安心して車を売却できる業者を挙げるならカーセブンです。
同社は社長がJPUCの代表理事を務めており、消費者目線を重視した絶対安心の買取を行なっている企業で、基本的にここに車を売ってトラブルになるということはあり得ません。
もし自分の一括査定対象店舗の中にカーセブンが入っていなければ、ここだけ個別に申し込んでおくのも良いと思います。
まとめ
以上、「軽自動車のリセールバリューをランキングで紹介!軽のおすすめはこれ」の解説でした。
やはり特徴のある車がリセール上位に来ると言えます。
そしてその次に売れ筋のスーパーハイトワゴンですね。
記事内でも説明していますが、軽自動車自体のリセールバリューは実はそんなに高くありません。
5年で残価率50%ある車種・モデルも限られているので、全然リセールは普通車の方が高いと言えます。
これには中古車輸出が絡んでいる訳ですが。
軽自動車は燃費の良さや、自動車税の安さ、車検費用の安さなど総合的な面でコストを低く押さえられる車です。
リセールに捉われすぎることなく、総合的にどの車が適しているのか、その中でリセールの良いモデルはどれなのか、という観点で見ていきましょう。
車を売るなら最大30社に一括査定依頼ができるカーセンサーの一括査定がおすすめ!
一括査定をするなら比較できる業者が多くないと意味がない!カーセンサーは大手を含め登録している買取業者数が最大規模。
車の売却は価格も大事だけど安心して取引できることも重要。大手業者を比較して安心して高く買取りできる業者を探そう!