プラドのリセールと残価率をマットブラックエディションまで解説

  • プラドのリセールってどうなの?
  • リセールの高いグレードやオプションは?

こんな疑問をお持ちではないでしょうか。

こんにちは、中古車査定士の@キノサンです。

今回はトヨタ/ランドクルーザープラドのグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールが高くなる仕様について詳しく解説します。

リセールが気になる方は参考にしてみてください。

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本記事はガソリンモデルがメインです。ディーゼルプラドは下記にて詳しく解説中。
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ディーゼルプラドのリセールはなぜ低い?ガソリンと比較してみた

【結論】プラドのリセールバリュー

ランドクルーザープラドのリセールバリュー

まず、プラド(ガソリンモデル)の経過年数別のリセールを記載します。

残価率とは買取価格/新車価格(%)で値持ちの良さを表します。
経過年数
モデル(ガソリン)
残価率/平均買取額
ランク
3年落ち(R1年)
150系後期
121%/469万円
★★★★★
5年落ち(H29年)
150系後期
114%/440万円
★★★★★
H29/9:150系後期にマイナーチェンジ
7年落ち(H27年)
150系中期
92%/349万円
★★★★★
H25/9:150系中期にマイナーチェンジ
10年落ち(H24年)
150系前期
58%/216万円

※買取額は全グレードの平均を記載

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3年後の残価率が121%とは、新車が1000万円の車の3年後の買取額が1210万円であることを意味します。
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大前提として、モデルチェンジはリセールに大きな影響を与えます。必ず意識する様にしましょう。
結論:プラドのリセール
  • 【総評】リセールバリューは極めて高い。世界的な車不足が強く相場を後押し
  • 【ポイント】このままいけばフルモデルチェンジギリギリまで高相場が続くか
  • 【仕様】モデル末期の為グレードは特別仕様車のみ。中古車でもまだ勝負可能
 総評

今極めてリセールバリューの高いランドクルーザープラド。これまでパキスタンへの輸出にはまる仕様が高かったですが、ここにきて変化あり。

5月のパキスタンの輸入禁止に加え、世界的な車不足からの中古車相場高騰で、様々な仕様が軒並み高くなっている状況です。

また、これまでは3年落ち〜5年落ちが最も高くなると考えられましたが、現在それに当てはまらないケースも散見されます。

キノサン
私もプラドを1台持っているので売り時期を考え中。

今プラドを保有していて今後の売り時期(乗換え時期)が気になるという方は、私が本記事とは別に書いているnoteがおすすめ。

毎月各グレードの売却相場のレポートや、最新のマットブラックエディションを購入するにあたっての見立てなどを詳しく解説しています。

note(ノート)

※2022年11月28日に【10月・11月分】を更新しました。本記事では、 ・中古車全体の買取相場 ・プラドの買取…

 ポイント
基本的にフルモデルチェンジ前は、新型の発売ですぐに価値が落ちる、損しやすい新車購入のタイミングでしたが、車不足の今は異なります。
プラドも即出しと言われる、新車購入後すぐに売却するケースも増えており、1年落ち程度であれば新車購入価格以上に高く売れる可能性が大。
つまりプラドはモデル末期ではあるものの、今の車不足の世界情勢を考えると、まだまだ新車でも勝負できる車と言えます。
 仕様

プラドのリセールで何より重要なのが仕様(オプション)。

なんでも付けていると費様が嵩むので、売る時にしっかり評価されるオプションだけを付けたいというのが本音ではないでしょうか。

特にプラドはオプションの他、定員やボディカラー、シート色まで細かくリセールに影響します。

そんなプラドの高く売れる仕様についてもnoteで詳しく解説をしています。

≫【note】プラドの高リセールを支えるオプション・仕様と最新相場を毎月解説

高く売れる仕様に加え、各グレードの今の最新相場を毎月レポートしています。今後どこかでプラドを売却する予定という方にもおすすめです。

 プラドは中古車もおすすめ!
プラドは全体的にリセールバリューが高い車で、新車ではなく中古車を買ってもリセールバリューで恩恵を受けることが可能。
現に私が保有しているプラドも中古で購入しました。(今は購入価格の50万円ぐらい上を買取相場が推移)
詳しくは本文にも出てきますが、今は2年落ちが若干安いので、2年落ちを買って3年落ちまたは4年落ちで売るという考え方はあり。

また新車や中古でも後期型は高いという方は、5年落ちか6年落ちの中期型を買って、7年落ちの年に売るというのがかなりおすすめになります。

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経過年数/グレード別のリセール

参照元:グーネット

新車から3年・5年・7年・10年後のリセール(残価率)をグレード別に記載します。

【調査条件・環境】
・過去3ヵ月のオークションデータ
・装備と色は絞り込みなし
・事故歴なし車両状態良好として

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3年後のリセール:残価率121%

3年落ちの150系後期モデルから算出。

グレード新車価格
平均走行距離
データ数
平均買取額
残価率
TX(5人)3,538,080円
3.2万km
53件
420万円
119%
TX(7人)3,692,520円
2.6万km
62件
440万円
119%
TX Lパッケージ(5人)4,047,840円
2.9万km
48件
495万円
122%
TX Lパッケージ(7人)4,202,280円
2.8万km
154件
520万円
124%

※残価率=買取相場/新車価格(%)

【3年後の残価率/平均買取額】

121%/469万円 ★★★★★

 

5年後のリセール:残価率105%

5年落ちの150系後期モデルから算出。

グレード新車価格
平均走行距離
データ数
平均買取額
残価率
TX(5人)3,538,080円
3.4万km
14件
410万円
116%
TX(7人)3,692,520円
4.9万km
32件
420万円
114%
TX Lパッケージ(5人)4,047,840円
4.1万km
12件
450万円
111%
TX Lパッケージ(7人)4,202,280円
3.8万km
50件
480万円
114%

※残価率=買取相場/新車価格(%)

【5年後の残価率/平均買取額】

114%/440万円 ★★★★★

 

7年後のリセール:残価率92%

7年落ちの150系中期モデルから算出。

プラド150系中期モデル
グレード新車価格
平均走行距離
データ数
平均買取額
残価率
TX(5人)3,270,857円
7.6万km
26件
300万円
92%
TX(7人)3,425,143円
6.6万km
30件
330万
96%
TX Lパッケージ(5人)3,723,429円
6.8万km
17件
330万円
89%
TX Lパッケージ(7人)3,877,714円
6.0万km
34件
395万円
102%
TXアルジェントクロス(5人)3,349,963円
5.9万km
21件
310万円
93%
TXアルジェントクロス(7人)3,505,091円
7.6万km
15件
350万円
100%
TZ(7人)4,371,429円
8.6万km
3件
350万円
80%
TZ-G(7人)5,040,000円
4.3万km
1件
430万円
85%
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【7年後の残価率/平均買取額】
92%/349万円 ★★★★★

 

10年後のリセール:残価率61%

10年落ちの150系前期モデルから算出。

150系前期【H21/9~H25/8】(参照元:グーネット)
グレード新車価格
走行距離
データ数
平均買取額
残価率
TX(5人)3,150,000円
9.5万km
38件
200万円
63%
TX(7人)3,300,000円
9.8万km
26件
210万円
64%
TX Lパッケージ(7人)3,740,000円
10.6万km
15件
220万円
59%
TZ(7人)4,100,000円
10.1万km
6件
210万円
51%
TZG(7人)4,750,000円
9.2万km
4件
240万円
51%
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【10年後の残価率/平均買取額】
58%/216万円
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車の10年後のリセールバリューってどんな感じ?詳しく調査してみた

 

70周年特別仕様車の残価率:123%

70周年特別仕様車

2021年6月から発売の70周年特別仕様車のリセールを記載します。

グレード新車価格
平均走行距離
データ数
平均買取額
残価率
TX Lパッケージ70周年記念(5人)4,290,000円
0.5万km
20件
520万円
121%
TX Lパッケージ70周年記念(7人)4,480,000円
0.4万km
79件
550万円
123%
※残価率=買取相場/新車価格(%)
【70周年記念車の残価率/平均買取額】
113%/495万円

 

1年毎のリセール(残価率)の変化

ここまではグレード別のリセールバリューの紹介になりましたが、ここからは1年毎のリセールの変化を代表グレードにて紹介します。

グレード:TX Lパッケージ(7人)

経過年数/モデル
(平均走行距離)
平均買取額
(前年比)
当年もの/150系後期
(0.1万km)
550万円
1年落ち/150系後期
(1.1万km)
510万円
(−40万円)
2年落ち/150系後期
(1.9万km)
475万円
(−35万円)
3年落ち/150系後期
(2.8万km)
515万円
(+40万円)
4年落ち/150系後期
(3.7万km)
520万円
(+5万円)
5年落ち/150系後期
(4.3万km)
450万円
(−70万円)
マイナーチェンジ (150中期→後期)
5年落ち/150系中期
(4.9万km)
330万円
(−120万円)
6年落ち/150系中期
(6.1万km)
350万円
(+20万円)
7年落ち/150系中期
(6.4万km)
375万円
(+25万円)
8年落ち/150中期
(8.2万km)
290万円
(−85万円)
9年落ち/150中期
(7.7万km)
290万円
(±0円)
マイナーチェンジ(150前期→中期)
9年落ち/150前期
(8.1万km)
230万円
(−60万円)
10年落ち/150前期
(11.0万km)
220万円
(−10万円)

この様な形でリセールは動きます。

走行距離の増加分落ちるという考え方もありますが、プラドの場合は年式で落ちると考えた方が良いでしょう。

今の所中古車需要の高まりもあって登録当年と1年落ちはまだ高いです。新車で入ってもすぐに乗り換えればマイナスはないでしょう。

次の売り時は3〜4年落ち。ここで山が来ているのでこの年式を持っている方はここで売るべき。5年落ちは落ちます。

今の中期モデルは7年落ちが最も高くなっています。これにも輸出が絡んでいます。

ここはモデルチェンジ関係なく中期を持っている方は7年落ちまで持ち続けるという選択肢もありでしょう。

 

プラドの中古車輸出

輸出国を型式別に紹介します。

型式仕向国
TRJ150W
(ガソリン・4WD)
  • パキスタン
  • マレーシア
  • キプロス
  • パプアニューギニア
  • トリニダード・トバゴ
  • バングラデシュ
  • 東ティモール
  • ロシア
  • ケニア
  • UAE
  • タンザニア
  • ガイアナ
  • モンゴル
  • セントルシア

これまで高額で輸出されるガソリンプラドの行き先はパキスタンでしたが、同国の輸入規制によりその辺りが若干変わってきています。

パキスタン以外にもマレーシアやロシアなど高額で輸出されている国はあり、特にTXはほぼロシアに行っていると言われています。

輸出の受け入れ国が多いこともあって、行き先によって高く売れるトレンドは異なります。都度状況を見極めながら高額売却を目指しましょう。

プラドを売るならマレーシア向けも確認しておくべき

高く売れる仕様や行き先(国)がころころ変わる昨今、特に5年落ち以内のプラドを高く売りたいなら、マレーシア輸出専門で買取をしているENGにも値段を聞いておくのがおすすめ。

マレーシアは通常アルファードやヴェルファイアの輸出がメインの国ですが、実はプラドやランドクルーザーなども高く輸出されている有望国。

もしマレーシアに輸出されるとしたら、オークションに出品する買取業者より高く取ってくれることは間違いありません。

見積もりをとるだけならタダなので、高く売りたいなら色々な可能性を探りましょう。

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プラド購入時に役立つポイント

プラドの内装

ここからはプラドのリセールバリューの高い仕様、リセールが高くなる買い方について紹介します。

まずは色(ボディカラー)。

リセールバリューの高い色

車の色はリセールにも影響します。

オークション相場から調べた色によるリセール差が下記になります。

外装色台数/走行距離平均価格
パールホワイト464台/2.7万km416万円
クロ198台/2.9万km399万円
アカ・グレー20台/3.3万km399万円

※150系後期7人乗り・TX/TXLにて n=682

人気・リセールともにパールホワイトが高いです。

プラドはクロのイメージもありますが、実際は倍ぐらいパールホワイトがいます。

 

リセールの高いシート色

プラドは中のシート色もリセールに影響します。

外装色×シート色のリセール差をTXLパッケージにて比較しました。

外色×内色台数/走行距離平均価格
パール×ベージュ217台/2.5万km441万円
パール×クロ75台/2.6万km406万円
クロ×ベージュ36台/2.7万km445万円
クロ×クロ81台/3.0万km403万円
その他×ベージュ5台/3.9万km489万円
その他×クロ1台/2.4万km453万円

※150系後期7人乗りTXLパッケージにて n=472

その他×(ベージュ・クロ)はデータ数が少なく、装備も偏っている為あまり信頼性が高くありません。

それで見ると人気もありリセールも高い本命は、パールホワイト×ベージュ革シートとなります。

プラドの場合はシート色がとにかくベージュの方が強く、意外とクロ×ベージュもリセール的にはありな組み合わせと言えるでしょう。

 

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それにも関わらず日本では”ディーラー(下取り)でしか車を売った経験がない”という人が全体の約70%と言われており(矢野経済研究所より)

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特に状態の良い車であるほどその差は大きくなります。大事に乗ってきた車だからこそ、しっかりと評価できるお店に見てもらうことが重要。

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中古車を購入する際のポイント

一般的に中古車は、オークション仕入れした車に利益を乗せて売られる為、新車に比べリセールを取りにくい構造と言えます。

しかしプラドにおいては、リセールの動きが特別なことから意外と高リセールを確保できることもあります。

ポイントとしては、

(買い方)

  • 1・2・3年落ちを装備が良いのを買う(後期モデル)
  • 5・6年落ちを買う(中期モデル)

(売り方)

  • 4・5年落ちで売る(後期モデル)
  • 7年落ちで売る(中期モデル)

が鉄板の考え方です。

特に後期モデルはメーカーオプションがかなり売却時のリセールに重要なので、オプションができるだけ多い車を買うと良いでしょう。

 

意外と見つかるお得な中古車

例えばカーセンサーで見つけた下記の車両。

プラド中古車
この仕様(4年落ち)で340万円は割とお得

DOPナビ、サンルーフなしではありますが、これを1年乗って、エアロとルーフレールをつけて売れば割と良い値段で売れます。

この様に普通に売られている車両を少し乗って仕上げて売る、これだけでも上手くいけばプラスが出るのが面白いところです。

アシスタント
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リセールが複雑なので特に下取り車などは値付けを間違えやすいです。ギャップを探しましょう。

プラドは売れている車種なので探せば中古車は多くあります。下記の様なサービスを利用して良い車が入ったら教えてもらうのもありですよ。

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リセールが高いおすすめ仕様

筆者がこれからプラド(ガソリン)を買う場合の仕様は下記の様になります。

  • グレード:TX Lパッケージ(7人)
  • 色:パールホワイト
  • シート色:ベージュ
  • +オプション

この仕様を買って、早くて3年、遅くとも5年以内に手放す方向でいきます。

また、仮に程度の良い中古車が比較的安く手に入りそうであれば、それを買って5年落ちまでに売却する考え方もあり。

プラドのオプションの優先順位、組み合わせはやや複雑です。

オプションについて詳しく知りたい方は別記事にて公開していますので、参考にしてみてください。

▼プラドのオプションが知りたい方はこちら
プラドのリセールが高くなるオプション上級編〜どこまでが必要でどこからが不要なのか〜

note(ノート)

※2022年11月28日に【10月・11月分】を更新しました。本記事では、 ・中古車全体の買取相場 ・プラドの買取…

まとめ

ということで、ランドクルーザープラドのリセールバリューについて解説しました。

まとめとしては、

  1. リセールはかなり高い。しかし細かなルール・条件がありベストを目指すなら知識が必要
  2. モデルチェンジを見据えた購入戦略がやや重要。ランクル200系の相場推移を参考にしよう
  3. 色はパール×ベージュが最も強い。シートの色だけで数十万円のリセール差が発生

という内容です。

同じパキスタン輸出であるランドクルーザー・レクサスLXに比べると、価格的にも最も多くの購入層を抱える車種。

これからもプラドのファンがたくさん増えることを願っています。

それでは本記事は以上です。

良いカーライフを。

≫【関連記事】リセールバリュー・残価率の高い車ランキング