「リセールの高いミニバンを知りたい!」
「ミニバンの中で将来高く売れる車種はどれ?」
結婚や子供ができたりすると意識し始めるミニバン。
大きな車からコンパクトミニバンまでありますが、どうせなら売る時(乗り換える時)に高く売れる車がいいと思いませんか?
子供の教育費用やマイホームの購入資金など、ミニバン購入層は特にお金にはシビアにいきたいですよね。
年間400台買取している私が、ミニバンのリセールついて解説します。
この記事では、新車から3年・5年・7年後にリセールの良いミニバンをランキングで詳しく解説していきます。
その他車種別の総合的なランキングも紹介しますので、是非最後まで読んでもらえると嬉しいです。
それでは見ていきましょう。
「リセールバリューの高い車に乗りたいけれど、どの車が何年後にどのくらいリセールがあるのかわからない。。」そう思うことってありませんか?こんにちは、中古車査定士の@キノサンです。今回は私が書いている車のリセールバリュー[…]
リセールバリューとは
参照元:Wikipedia
買取相場の算出方法
買取相場は自動車オークションでの落札予想額から、買取業者の粗利益(10万円〜20万円)を引いて算出します。
理由としては、買取車両の大部分はオークションにて売却されている為です。
株式会社矢野経済研究所の『中古車流通総覧2020年版』によると、買取台数90万台のうち10万台が直接ユーザーに再販され、80万台はオークションで売却されています。
それでは実際のリセール/買取相場について見ていきます。
この記事は2020年12月時点の情報です。最新の買取相場は中古車買取店へお問い合わせください。
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3年後のランキングTOP20
新車から3年経過時(車検1回目)でのリセールが高いミニバンを20位まで紹介します。
中々3年で手放すことは少ないと思いますが、高く売れれば乗り換えるのも十分ありです。
しっかり確認しておきましょう。
順位 | 車種 | 残価率 |
🥇1位 | アルファード (ガソリン) | 76% |
🥇1位 | セレナ (e-POWER) | 76% |
🥉3位 | エスクァイア (ガソリン) | 74% |
4位 | ステップワゴンスパーダ | 73% |
4位 | ノア (ガソリン) | 73% |
4位 | ヴォクシー (ガソリン) | 73% |
4位 | ノア (ハイブリッド) | 73% |
4位 | エスクァイア (ハイブリッド) | 73% |
9位 | オデッセイ | 70% |
10位 | デリカD5 (ディーゼル) | 69% |
10位 | アルファード (ハイブリッド) | 69% |
12位 | フリード (ガソリン) | 68% |
12位 | セレナ (ガソリン) | 68% |
14位 | フリード (ハイブリッド) | 67% |
15位 | ヴェルファイア (ガソリン) | 66% |
15位 | フリード+ | 66% |
17位 | ヴォクシー (ハイブリッド) | 62% |
17位 | フリード+ (ハイブリッド) | 62% |
19位 | シエンタ (ガソリン) | 61% |
20位 | シエンタ (ハイブリッド) | 59% |
※残価率=買取額/新車価格(%)
5年後のランキングTOP20
新車から5年経過時(車検2回目)でのリセールが高いミニバンを紹介します。
順位 | 車種 | 残価率 |
🥇1位 | アルファード (ガソリン) | 67% |
🥈2位 | デリカD5 (ディーゼル) | 63% |
🥉3位 | アルファード (ハイブリッド) | 62% |
4位 | ヴェルファイア (ガソリン) | 61% |
5位 | エスクァイア (ガソリン) | 56% |
6位 | ステップワゴンスパーダ | 55% |
7位 | ノア (ハイブリッド) | 54% |
7位 | ヴォクシー (ガソリン) | 54% |
9位 | エスクァイア (ハイブリッド) | 52% |
9位 | オデッセイ | 52% |
9位 | ヴェルファイア (ハイブリッド) | 52% |
12位 | エルグランド | 51% |
13位 | シエンタ (ガソリン) | 50% |
13位 | ステップワゴン | 50% |
15位 | ノア (ガソリン) | 49% |
16位 | シエンタ (ハイブリッド) | 47% |
17位 | デリカD5 (ガソリン) | 46% |
18位 | ヴォクシー (ハイブリッド) | 43% |
19位 | フリード (ガソリン) | 41% |
19位 | フリード (ハイブリッド) | 41% |
19位 | セレナ (ガソリン) | 41% |
7年後のランキングTOP20
新車から7年経過時(車検回目)でのリセールが高いミニバンを紹介します。
7年ぐらいは乗り続ける方も多いので、最も現実的な指標かもしれません。
順位 | 車種 | 残価率 |
🥇1位 | デリカD5 (ディーゼル) | 53% |
🥈2位 | アルファード (ガソリン) | 40% |
🥈2位 | アルファード (ハイブリッド) | 40% |
4位 | ステップワゴンスパーダ | 37% |
5位 | オデッセイ | 36% |
6位 | ヴェルファイア | 35% |
6位 | ヴェルファイア (ハイブリッド) | 35% |
8位 | エルグランド | 32% |
8位 | ステップワゴン | 32% |
8位 | デリカD5 (ガソリン) | 32% |
11位 | ヴォクシー (ガソリン) | 31% |
12位 | ノア (ガソリン) | 29% |
12位 | フリード+ | 29% |
14位 | フリード (ハイブリッド) | 25% |
15位 | セレナ (ガソリン) | 22% |
16位 | フリード+ (ハイブリッド) | 20% |
17位 | シエンタ (ガソリン) | 16% |
17位 | フリード (ガソリン) | 16% |
19位 | データなし | |
20位 |
※7年前に発売されている車種が少ない為18位までを記載
車種別ランキング
ここからは車種別の総合ランキングをお伝えします。
1位 アルファード
アルファードはトヨタのフラッグシップミニバン。「大空間高級サルーン」をキーワードとして開発された車です。
新車価格:352~762万円(税込み)
燃費:10.6km/L(WLTCモード)
定員:7/8名
エンジン:
①2500cc・直列4気筒
②3500cc・V型6気筒
大きさ:4950×1850×1935
新車価格:455~775万円(税込み)
燃費:14.8km/L(WLTCモード)
定員:7/8名
エンジン:2500cc・直列4気筒+モーター
大きさ:4950×1850×1935
リセールバリュー(残価率):ガソリン | ||
3年後 | 5年後 | 7年後 |
76%(1位) ★★★★☆ | 67%(1位) ★★★★☆ | 40%(2位) ★★☆☆☆ |
リセールバリュー(残価率):ハイブリッド | ||
3年後 | 5年後 | 7年後 |
69%(10位) ★★★☆☆ | 62%(2位) ★★★★☆ | 40%(2位) ★★☆☆☆ |
ガソリンモデルがミニバンの中では圧倒的な存在感を放つアルファードが1位になります。
この価格帯でありながら、月に1万台(ミニバンでは1位)が売れている驚異的な車種。
個人のみならず、法人からの人気も高い車です。
そんなアルファードのリセールのポイントは、「ガソリンの2500cc」でS系のグレードを選ぶことです。
1番リセールが高いグレードは「2.5SCパッケージ」。
1番リセールが低いグレードは「ハイブリッドのエグゼクティブラウンジ」。
今のところアルファードは5年以内に手放すのがお勧めだと出ています。
モデルチェンジ(20型→30型)していることと、マレーシア向けの輸出が5年落ちまでということが関係しています。
またサンルーフ、エアロパーツ、メーカーオプションナビ等、装備がリセールに与える影響が大きいのもアルファードの特徴。
詳細は下記にて詳しく記載していますので、是非ご確認ください。
アルファード(ガソリン・HV)のグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールバリューの高い仕様を元中古車査定士が詳しく解説します。新車から3年〜10年後の買取額をまとめています。売れる価格は年式やグレードでも異なるので買うモデル[…]
2位 デリカD5
デリカD5は三菱を代表するミニバン。平成31年のマイナーチェンジを機にほぼディーゼルメインのラインナップになっています。
新車価格:391~447万円(税込み)
燃費:12.6km/L(WLTCモード)
定員:7/8名
エンジン:2300cc・直列4気筒DOHC16バルブICターボ
大きさ:4800×1795×1875
リセールバリュー(残価率):ディーゼル | ||
3年後 | 5年後 | 7年後 |
69%(10位) ★★★☆☆ | 63%(2位) ★★★★☆ | 53%(1位) ★★★★☆ |
リセールバリュー(残価率):ガソリン | ||
3年後 | 5年後 | 7年後 |
54%(22位) ★★☆☆☆ | 46%(17位) ★★☆☆☆ | 32%(8位) ★★☆☆☆ |
3年落ちが既に型落ちの為、3年後のリセールは低く出たもののそれ以降が安定感抜群のデリカD5のディーゼル。
月の新車販売台数は1,000台前後(ミニバンでは11位)でそこまで人気の車種ではないのですが、リセールは超優秀ということで2位に入れました。
現行モデルでのリセール的にお勧めグレードは、「Gパワーパッケージ」。
「アーバンギア」は過去の「ローデスト」から考えると、そこまで人気にはならず、リセールも高くはないと予想します。
ただ「アクティブギア」の様なグレードが今後出ればリセール的にはアリなグレードになります。
これまでの傾向から行くと暫くはマイナー/フルモデルチェンジがないので、今後暫くはリセールが比較的高値安定するであろう車種です。
色や装備で大きなリセールの差は見られず、ほぼグレードでリセールの良し悪しが決まります。
詳しくは下記にて解説していますので、是非参考にしてみてください。
三菱/デリカD:5のグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールの高い仕様を中古車査定士が詳しく解説します。新車から3年後〜10年後までの各残価率と買取額をまとめました。車のリセールバリューやリセールの高い仕様を理解するのに役立[…]
3位 セレナ
セレナは日産の5ナンバーサイズのミディアムクラスミニバン。平成30年から人気のe-POWERグレードが設定されています。
新車価格:258~372万円(税込み)
燃費:13.2km/L(WLTCモード)
定員:8名
エンジン:2000cc・直列4気筒DOHC
大きさ:4770×1740×1865
新車価格:300~420万円(税込み)
燃費:18.0km/L(WLTCモード)
定員:7名
エンジン:1200cc・水冷直列3気筒DOHC+モーター
大きさ:4770×1740×1865
リセールバリュー(残価率):ガソリン | ||
3年後 | 5年後 | 7年後 |
68%(12位) ★★★☆☆ | 41%(19位) ★★☆☆☆ | 22%(15位) ★☆☆☆☆ |
リセールバリュー(残価率):e-POWER | ||
3年後 | 5年後 | 7年後 |
76%(1位) ★★★★☆ | データなし | データなし |
e-POWERの3年落ちリセールがアルファードと並ぶレベルで高く、今後の期待も込めてセレナを3位にしました。
月の新車販売台数は4000~4500台(ミニバン中6位)の安定した人気があるミニバン。
5年落ちデータはフルモデルチェンジ前の型落なので、リセールが大きく下がっています。
そう考えるとe-POWERもフルモデルチェンジを挟むとリセールが大きく下がる可能性は考えられます。
e-POWERにするかしないかで悩む方が多くいると思いますが、
リセール差の8ポイントは新車価格から考えると25~30万円に相当し、これに燃費性能やe-POWERのメリットを総合的に考え、新車価格差の50万円をどう捉えるかという話になります。
そもそもリセールが基本的に高いのでe-POWERを選ぶべきだと考えることもできますが。
e-POWERはトヨタやホンダのハイブリッドシステムとは異なり、「シリーズ方式」と呼ばれ、
ガソリンエンジンを搭載してはいるが発電専用で、走行には利用しません。
その為静音性やモーターの使用感は勝るものの、エンジンで発電する際の熱損失から燃費が少し他車に比べて劣るという特徴があります。
詳しくは、『日産ノートのハイブリッド、トヨタプリウスとは「別物」だった!』がわかりやすいと思います。
リセールに戻ると、最もリセールの高いグレードは「e-POWERハイウェイスター」です。
オーテックやニスモも悪くはありませんが、販売台数が少ないのと新車価格が高い分少しリセールが下がると覚えておきましょう。
詳しくは下記にて詳しく解説しているので参考にしてみてください。
日産・セレナのグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールが高い仕様を中古車査定士が解説します。登録当年車、3年後、5年後、7年後、10年後の残価率をまとめたので、購入の材料にしてください。@キノサンセレナは[…]
4位 エスクァイア
エスクァイアは5ナンバークラスミニバンにワンランク上の高級感が加わったトヨタのミニバン。
新車価格:296~333万円(税込み)
燃費:13.6km/L(WLTCモード)
定員:7/8名
エンジン:2000cc・直列4気筒
大きさ:4695×1695×1825
新車価格:338~346万円(税込み)
燃費:19.8km/L(WLTCモード)
定員:7名
エンジン:2000cc・直列4気筒+モーター
大きさ:4695×1695×1825
リセールバリュー(残価率):ハイブリッド | ||
3年後 | 5年後 | 7年後 |
73%(4位) ★★★★☆ | 54%(9位) ★★★☆☆ | データなし |
リセールバリュー(残価率):ガソリン | ||
3年後 | 5年後 | 7年後 |
74%(3位) ★★★★☆ | 56%(5位) ★★★☆☆ | データなし |
※7年前は未発売の為、データは5年後まで。
「エスクァイアのリセールってどうなの?」そんな疑問にお答えします。トヨタの5ナンバーミニバンで最上位に位置するエスクァイア。ヴォクシー・ノアと広い意味で兄弟車になりますが、意外とリセールが高いという事実があります[…]
5位 ステップワゴン
ステップワゴンは現在で5代目モデルとなるホンダのミニバン。
新車価格:271~332万円(税込み)
燃費:13.6km/L(WLTCモード)
定員:7/8名
エンジン:1500cc・水冷直列4気筒DOHC16バルブターボ
大きさ:4760×1695×1840
新車価格:343~364万円(税込み)
燃費:20.0km/L(WLTCモード)
定員:7名
エンジン:2000cc・水冷直列4気筒DOHC16バルブ+モーター
大きさ:4760×1695×1840
リセールバリュー(残価率):スパーダ | ||
3年後 | 5年後 | 7年後 |
73%(4位) ★★★★☆ | 55%(6位) ★★★☆☆ | 37%(4位) ★★☆☆☆ |
リセールバリュー(残価率):ノーマル | ||
3年後 | 5年後 | 7年後 |
56%(22位) ★★☆☆☆ | 50%(13位) ★★☆☆☆ | 32%(8位) ★★☆☆☆ |
ステップワゴン/スパーダのグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールの高い仕様について中古車査定士が詳しく解説します。登録当年、3年後、5年後、7年後、10年後の残価率をまとめたので、購入の材料にしてください。[…]
6位 ノア
トヨタのミディアムクラスミニバン「ノア」。ヴォクシーとは兄弟車。
新車価格:256~331万円(税込み)
燃費:13.6km/L(WLTCモード)
定員:7/8名
エンジン:2000cc・直列4気筒
大きさ:4710×1735×1825
新車価格:306~344万円(税込み)
燃費:19.0km/L(WLTCモード)
定員:7名
エンジン:1500cc・直列4気筒+モーター
大きさ:4710×1735×1825
リセールバリュー(残価率):ガソリン | ||
3年後 | 5年後 | 7年後 |
73%(4位) ★★★★☆ | 49%(15位) ★★☆☆☆ | 29%(12位) ★☆☆☆☆ |
リセールバリュー(残価率):ハイブリッド | ||
3年後 | 5年後 | 7年後 |
73%(4位) ★★★★☆ | 54%(7位) ★★★☆☆ | データなし |
ノア(ガソリン・HV)のグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールの高い仕様を中古車査定士が詳しく解説します。新車から3年〜10年後の残価率と買取額をまとめています。年式毎、グレード毎のリセールバリューを理解して経済的に車を乗[…]
7位 ヴォクシー
トヨタのミディアムクラスミニバン「ヴォクシー」。ノアとは兄弟車ですがヴォクシーの方が売れています。
新車価格:256~331万円(税込み)
燃費:13.6km/L(WLTCモード)
定員:7/8名
エンジン:2000cc・直列4気筒
大きさ:4710×1735×1825
新車価格:306~344万円(税込み)
燃費:19.0km/L(WLTCモード)
定員:7名
エンジン:1500cc・直列4気筒+モーター
大きさ:4710×1735×1825
リセールバリュー(残価率):ガソリン | ||
3年後 | 5年後 | 7年後 |
73%(4位) ★★★★☆ | 54%(7位) ★★☆☆☆ | 31%(11位) ★☆☆☆☆ |
リセールバリュー(残価率):ハイブリッド | ||
3年後 | 5年後 | 7年後 |
62%(17位) ★★★☆☆ | 43%(18位) ★★☆☆☆ | データなし |
基本的にはノアと同じリセールになるはずが、こちらはガソリンの方がリセールが高く出ているヴォクシー。
また最新のデータに更新する際に変更になる予定です。
基本的にはヴォクシーを買うなら煌系グレード一択という感じです。
8位 オデッセイ
オデッセイは上質な室内空間と走行性能を両立したホンダの上級ミニバン。
新車価格:350~393万円(税込み)
燃費:12.8km/L(WLTCモード)
定員:7/8名
エンジン:2400cc・水冷直列4気筒DOHC16バルブ
大きさ:4855×1820×1695
新車価格:418~458万円(税込み)
燃費:19.8km/L(WLTCモード)
定員:7/8名
エンジン:2000cc・水冷直列4気筒DOHC16バルブ+モーター
大きさ:4855×1820×1695
リセールバリュー(残価率) | ||
3年後 | 5年後 | 7年後 |
70%(9位) ★★★☆☆ | 52%(9位) ★★★☆☆ | 36%(5位) ★★☆☆☆ |
オデッセイのリセールはそこまで高いとは言えませんが、
グレードとしてはアブソルートが高いと言えます。
またハイブリッドモデルは発売されて日が浅いですが、今のところガソリンとリセール差があまりありません。
燃費のことも含めるとハイブリッドモデルの方がお得だと言えます。
フルモデルチェンジの影響を大きく受けますので、モデルチェンジのタイミングで乗換た方が高く売れると言えるでしょう。
オデッセイの詳しいリセールについては下記記事にて記載していますので、参考にしてみてください。
「マイナーチェンジした新しいオデッセイが気になる!」「そう言えばオデッセイのリセールってどうなんだろう?」2020年11月にマイナーチェンジして見た目が新しくなった5代目オデッセイ。[caption id="" al[…]
9位 フリード
フリードはハイトコンパクトなホンダの5ナンバーミニバン。2列シートのフリード+(プラス)、3列シートのフリードにそれぞれガソリンとハイブリッドモデルがあります。
新車価格:200~297万円(税込み)
燃費:17.0km/L(WLTCモード)
定員:5/6/7名
エンジン:1500cc・水冷直列4気筒DOHC16バルブ
大きさ:4265×1695×1710
新車価格:256~328万円(税込み)
燃費:20.8km/L(WLTCモード)
定員:5/6/7名
エンジン:1500cc・水冷直列4気筒DOHC16バルブ+モーター
大きさ:4265×1695×1710
リセールバリュー(残価率):ガソリン | ||
3年後 | 5年後 | 7年後 |
67%(14位) ★★★☆☆ | 39%(19位) ★☆☆☆☆ | 23%(15位) ★☆☆☆☆ |
リセールバリュー(残価率):ハイブリッド | ||
3年後 | 5年後 | 7年後 |
65%(16位) ★★★☆☆ | 40%(18位) ★☆☆☆☆ | 23%(15位) ★☆☆☆☆ |
フリード・フリードハイブリッド・フリードプラスの新車から3年・5年・7年後のリセールバリュー(買取相場)をグレード別にお伝えします。リセールに関わるオプションや色、乗換タイミング、今後の買取相場や中古車価格についても記載しました[…]
10位 シエンタ
シエンタはコンパクトな5ナンバーサイズに7人乗り、両側スライドドアを持つトヨタのミニバン。フリードのライバル車種になります。
新車価格:181~236万円(税込み)
燃費:17.0km/L(WLTCモード)
定員:5/6/7名
エンジン:1500cc・直列4気筒DOHC
大きさ:4260×1695×1675
新車価格:223~258万円(税込み)
燃費:22.8km/L(WLTCモード)
定員:5/6/7名
エンジン:1500cc・直列4気筒DOHC
大きさ:4265×1695×1675
リセールバリュー(残価率):ガソリン | ||
3年後 | 5年後 | 7年後 |
61%(19位) ★★★☆☆ | 50%(13位) ★★☆☆☆ | 16%(17位) ★☆☆☆☆ |
リセールバリュー(残価率):ハイブリッド | ||
3年後 | 5年後 | 7年後 |
59%(20位) ★★☆☆☆ | 47%(16位) ★★☆☆☆ | データなし |
3年後を主として最もリセールが低いミニバンとなったのは、シエンタでした。
2列シートと3列シートではフリードと同じく3列シート仕様の方がリセールが高いと言えます。
リセールの高いグレードは「G」か「Gクエロ」となり基本上級グレードを選んだ方が良いでしょう。
フルモデルチェンジを挟んで大きくリセールが下がっていますので、2022年にフルモデルチェンジと言われている今後の動向には注目です。
参考記事:『次期型シエンタ全情報』
基本的な傾向はフリードと似ていますが、少しだけフリードの方がリセールには有利と覚えておけばいいかもしれません。
詳しくは下記に記載していますので参考にしてみてください。
シエンタ(ガソリン・HV)のグレード別のリセールバリュー(残価率)とリセールの高い仕様を中古車査定士が詳しく解説します。新車から3年〜10年後の残価率と買取額をまとめました。年式、グレード毎のリセールバリューを理解して経済的な乗換え[…]
まとめ
いかがでしたでしょうか。
意外と三菱勢が良かったり、コンパクトミニバンのリセールがそれほどでもなかったりと調べてみないとわからないことが多かったですね。
また実際に車を売る際は、車が持つ価値も大事ですが高い買取額を提示してもらうスキルも重要になります。
基本的な部分も含まれますが、私が中古車買取をしていて感じる点は下記記事にまとめていますので、是非そちらも参考にしてみてください。
車(中古車)を売ろうとする時に、役立つ高く売る方法やコツについて詳しくお伝えしていきます。悲しいかな車を乗り換えや、不要で売る時というのは突然やってくる訳ですが、覚えておくと損はない情報をお伝えしていくので是非参考にしてみてください[…]
最後に筆者より、車が高く売れるおすすめの買取サービスと、個別の乗換え相談のご案内です。
査定士お薦め‼︎車を高く売る方法
リセールバリューを大事にする上で重要なことは、その車をしっかり高値で売却することです。
ここでは中古車査定士の筆者が自分の車を売る際にも使うおすすめの買取サービスを紹介します。
査定は無料なので、色々試してみて車を売る(高く売る)ことに慣れていきましょう。
【競り上がれば価格は青天井】手間がかからない「オークション形式」
「オークション形式」での売却は、今増えている試してみる価値のある売却方法です。
「オークション形式」とは、最初に1度の査定をして、そのデータに対し複数の業者がWeb上でオークションの様に入札してくる方式のことです。
現在このサービスが利用できるのは、楽天Carオークションとユーカーパックの2社のみ。
もしオークションの結果が満足いく価格に達しなかった場合は無料でキャンセルもできます。
メリットは買取額が高いこと、デメリットはエリアが限定されること(地方は一部不可)、早めに車を手放さなければいけないことになります。
入札業者数はユーカーパックが多い(8,000社)ですが、楽天はポイントが貯まったり引渡しに余裕が持てたりとそれぞれ特徴が違います。
(楽天の業者数は2,000社)
価格は期待できるので「1ヵ月以内に車が手放せる人」にはおすすめの売却方法です。
【売却時期が先なら】引渡し時期などの融通が利く「カーセンサーの一括査定」
しかし実際には「すぐに車を引き渡せる人」ばかりではないですよね。
- 次の車の納車時期がはっきりしていない
- 次に買う車で迷っている
- 買取額を元にディーラーと商談したい
という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時は、引渡し時期など条件を業者と交渉できるカーセンサーの一括査定がおすすめです。
一括査定は多数の業者に見積もり依頼が出せる一方で、各業者の対応に手間がかかるというプラスとマイナスの両面を持ち合わせています。
手間がかかるというデメリットはあるものの、各業者が互いを意識してMAX額を出してくるので買取額としては良い金額が期待できます。
そんな一括査定のポイントは業者数です。
正直どの業者が1番高いかは毎回わかりません。その為最も多くの業者にまとめて依頼ができるカーセンサーの一括査定が効果的と言えるのです。
納車の時期まで車が使えたり、車は先に渡して代車を出してくれるなど買取店によって対応は様々なので、細かい条件は個別に確認をしましょう。
【外車/輸入車を売却するなら】「輸入車買取の専門店」に査定を依頼しよう
外車/輸入車を売却する際は、輸入車買取専門の外車マスターか輸入車.comがおすすめです。
買取店にとって軽自動車と普通車は国産車として見方が同じですが、外車/輸入車は相場のブレやマーケットの違いなどやや勝手が異なります。
また普通の買取店は輸入車を買取りした場合、業者オークションに出すのが一般的。
その為買取額として提示できるのはオークションで利益が出る範囲内に限定される訳です。
しかし輸入車買取専門店では、そのまま商品車として並べられる為、オークションを通すコストの分だけ高額査定が出せるのです。
特に!高額になればなるほどその差は大きくなります。メンテナンスも買取も、基本的に輸入車は専門店に見てもらうのがおすすめ。
リセールを意識した車の乗換相談
本ブログはリセールを中心とした情報発信ですが、個別の乗換え相談も承ります。
次の車のリセールが高い仕様や下取り車の狙える買取最高額など、車の売買に関することをなんでもご相談頂けます。
回答は実際のデータを用いてわかりやすくお伝えしています。(過去例もあります)
効果的な車の乗り換えをしたいと思う方はぜひ色々ご相談ください。
※お届け日数は質問内容によります。初回の質問に対する回答は最短12時間以内〜最長2日の予定です。※お急ぎの方は事前にダイ…
本記事は以上となります。
最後までお読み頂きありがとうございました。
良いカーライフを。