10年落ちの車のリセールってどれくらい?
10年乗っても高く車ってあるの?
こんにちは、中古車査定士の@キノサンです。
今回は「車の10年後のリセールバリュー」というテーマで詳しく解説していきます。
発売から10年で今も販売中という車種自体が少ないですが、10年経ってもリセールが高い車などを紹介していきます。
比較的長く車に乗りたい!という方はぜひ参考にしてください。
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10年後の車のリセールは?
まず結論から言うと、10年後の車のリセール(残価率)平均は新車価格の10~20%ぐらいが平均と言えます。
つまり、新車カタログ値400万円の車であれば、10年後の買取相場は40万円〜80万円ぐらいということ。
そして10年後のリセールにおけるポイントは、中古車輸出の需要。
海外からの引き合いの多い車は10年後のリセールが高く、そうでない車種は低くなります。
その為海外でもブランドとして強い、トヨタ車が有利になることが多く、実際にこの後紹介するリセールランキングでも上位はトヨタ車が占めます。
とにかく、
- 10年後の残価率は大体20%が平均
- 輸出需要の高い車種の方が高い
ということを覚えておきましょう。
10年後の残価率ランキング
筆者が集計した10年落ちにおける残価率ランキングです。
10年前に発売されていない車種や、今現在発売されていない車種は対象外としています。
順位 | 車種 | 残価率 |
🥇1位 | トヨタ・ランクルプラド | 48% |
🥈2位 | トヨタ・ランドクルーザー | 42% |
🥉3位 | ベンツ・Gクラス | 37% |
4位 | スズキ・ジムニー | 33% |
5位 | スズキ・ジムニーシエラ | 31% |
6位 | トヨタ・アルファード | 28% |
7位 | トヨタ・ハリアー | 19% |
7位 | レクサス・RX | 19% |
7位 | レクサス・IS | 19% |
10位 | トヨタ・RAV4 | 17% |
10位 | トヨタ・ヴェルファイア | 17% |
と続きます。
ほぼトヨタ車ですね!
上位5車種は特にリセールに強い人気車種なので特殊ではあります。
全体的にリセールに対して燃費を犠牲にしている感があり、走行距離が多いユーザーにとっては不利ですが、SUVが全体的には強いと言えるでしょう。
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せっかくなので各車種を詳しく紹介します。
1位:トヨタ/ランクルプラド
10年後の残価率:48% |
10年後のリセールバリュー1位はトヨタのランドクルーザープラド。
「車のリセールと言えば!」というぐらいリセールは高く、どのリセールランキングも上位に入っている車種ですね。
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10年後のことを考えるとディーゼルの方が有利になりやすいですが、短期では圧倒的にガソリンの方が有利です。
更に細かなオプションなどもリセールに影響してくるので、何年間乗るかということを考えた上で、モデルを選ぶのがおすすめです。
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2位:トヨタ/ランドクルーザー
10年後の残価率:42% |
プラドより一回り大きいランドクルーザーも昔からあるトヨタ鉄板の高リセールSUVです。
100系→200系ときて今年300系がフルモデルチェンジして発売となりました。
200系は13年間続いたモデルの為、300系も息の長いモデルになることが予想されます。
こちらも今から10年を見越して入るならディーゼルモデルの方が有利かもしれません。
しかし5年前後の短期で見た場合、特にパキスタン向けの輸出としてガソリンモデルが活況なので、こちらも出口を見越してモデルを決める様にしましょう。
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3位:メルセデスベンツ/Gクラス
10年後の残価率:37% |
3位はベンツのリセールキング、Gクラスです。
現行モデル(2018~)のリセールなんてとんでもないことになっており、最早手に入れることが難しい。
そんなゲレンデなので、10年経ってもリセールは鉄板と言えるレベルで残っています。
また前モデルは24年間同一モデルが続いた為、現行のモデルもまだまだ続く今はまだ序章と言えるあたり。
手に入れるのは難しいですが、先々を見据えた場合持っていても損はない輸入車だと言えるでしょう。
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4位:スズキ/ジムニー
10年後の残価率:33% |
4位はスズキの鉄板車ジムニー。
新型発売から3年以上経過していますが、まだ需要に応えられていないのかよ、と言った感じで需給バランスが合っていない状況。
そのうちバランスが取れてくるとは思いますが、それにしても前モデルもまぁまぁのリセールがあるので、持ってても腐らない車の一つ。
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5位:スズキ/ジムニーシエラ
10年後の平均残価率:31% |
5位はジムニーが登録車になったジムニーシエラ。
初期投資額がジムニーに比べ上がるので若干リセールが落ちますが、それでも10年落ちでも高い残価率を持っています。
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6位:トヨタ/アルファード
10年後の平均残価率:28% |
トヨタの有名なミニバン・アルファードの10年後のリセールは、ガソリンよりもハイブリッドの方が有利。
共に輸出需要の高い車ではありますが、長期で乗るか短期で乗るかでモデル選択が変わってきたりします。
短期であれば俄然ガソリンモデルの方が有利。
またそろそろフルモデルチェンジの足音が聞こえてきており、新型のリセールバリューにも大注目です。
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7位:トヨタ/ハリアー
10年後の平均残価率:19% |
ハリアーもトヨタの中ではリセールが安定した高い車種です。
ガソリンもハイブリッドも輸出需要が多いので、走行距離が増えてもいつまでも比較的高く売れるイメージがあります。
しかし本当のハリアーの強みは7年落ちまでが本当に高く売れる(値段が下がらない)というところ。
誰しもが乗りやすく、人気もある万能型の車です。
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8位:レクサス/RX
10年後の平均残価率:19% |
RXもレクサスの中では歴史が古く、かつ現在も発売中のリセールが高い車。
SUVということで輸出需要が高く、走行距離が増えても意外とリセールが落ちにくい傾向があります。
ただし高額車故、モデルチェンジでのリセール落ちは激しいものがあるので、できればモデルチェンジを気にしながら乗り換えたいところです。
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9位:レクサス/IS
10年後の平均残価率:19% |
意外とISはレクサスの中でも昔からのモデルでかつ現役のミドルレンジ車種。
セダン故高年式時のリセールはそれほど高くありませんが、意外と年数が経っても廃車の様に値段が落ちることもありません。
RXと同じですが、モデルチェンジでの下げは大きいので、現行モデルをできれば乗り継ぐのがおすすめの方法だと言えます。
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10位:トヨタ/RAV4
10年後の平均残価率:17% |
RAV4は実は昔から輸出需要の高い車種。
この前のモデルチェンジで見た目もカッコよくなったので、リセールバリューは更に高まりました。
今から10年を考えるとまたフルモデルチェンジが入る可能性はありますが、それでも前モデルより高いリセールが期待できるでしょう。
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まとめ
ということで以上、「車の10年後のリセールバリューってどんな感じ?詳しく調査してみた」の内容になります。
10年後の車のリセールは高いものから当然低いものまでありますが、故障リスクや維持費、価値の減少を考えると、適度なところで乗り換えるのもおすすめです。
広く言えるのは現行モデル毎に乗り換えれば、メーカー保証も効くので安心で、かつ比較的高く売れる為手出しもそんなに必要でなかったりします。
長期を見越して車を愛用することも重要ですが、新しいメカニズムや新しい車に乗る楽しさも感じながら良いカーライフを送りましょう。
最後に筆者より、車が高く売れるおすすめの買取サービスと、個別の乗換え相談のご案内です。
査定士お薦め‼︎車を高く売る方法
リセールバリューを大事にする上で重要なことは、その車をしっかり高値で売却することです。
ここでは中古車査定士の筆者が自分の車を売る際にも使うおすすめの買取サービスを紹介します。
査定は無料なので、色々試してみて車を売る(高く売る)ことに慣れていきましょう。
【競り上がれば価格は青天井】手間がかからない「オークション形式」
「オークション形式」での売却は、今増えている試してみる価値のある売却方法です。
「オークション形式」とは、最初に1度の査定をして、そのデータに対し複数の業者がWeb上でオークションの様に入札してくる方式のことです。
現在このサービスが利用できるのは、楽天Carオークションとユーカーパックの2社のみ。
もしオークションの結果が満足いく価格に達しなかった場合は無料でキャンセルもできます。
メリットは買取額が高いこと、デメリットはエリアが限定されること(地方は一部不可)、早めに車を手放さなければいけないことになります。
入札業者数はユーカーパックが多い(8,000社)ですが、楽天はポイントが貯まったり引渡しに余裕が持てたりとそれぞれ特徴が違います。
(楽天の業者数は2,000社)
価格は期待できるので「1ヵ月以内に車が手放せる人」にはおすすめの売却方法です。
【売却時期が先なら】引渡し時期などの融通が利く「カーセンサーの一括査定」
しかし実際には「すぐに車を引き渡せる人」ばかりではないですよね。
- 次の車の納車時期がはっきりしていない
- 次に買う車で迷っている
- 買取額を元にディーラーと商談したい
という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時は、引渡し時期など条件を業者と交渉できるカーセンサーの一括査定がおすすめです。
一括査定は多数の業者に見積もり依頼が出せる一方で、各業者の対応に手間がかかるというプラスとマイナスの両面を持ち合わせています。
手間がかかるというデメリットはあるものの、各業者が互いを意識してMAX額を出してくるので買取額としては良い金額が期待できます。
そんな一括査定のポイントは業者数です。
正直どの業者が1番高いかは毎回わかりません。その為最も多くの業者にまとめて依頼ができるカーセンサーの一括査定が効果的と言えるのです。
納車の時期まで車が使えたり、車は先に渡して代車を出してくれるなど買取店によって対応は様々なので、細かい条件は個別に確認をしましょう。
【外車/輸入車を売却するなら】「輸入車買取の専門店」に査定を依頼しよう
外車/輸入車を売却する際は、輸入車買取専門の外車マスターか輸入車.comがおすすめです。
買取店にとって軽自動車と普通車は国産車として見方が同じですが、外車/輸入車は相場のブレやマーケットの違いなどやや勝手が異なります。
また普通の買取店は輸入車を買取りした場合、業者オークションに出すのが一般的。
その為買取額として提示できるのはオークションで利益が出る範囲内に限定される訳です。
しかし輸入車買取専門店では、そのまま商品車として並べられる為、オークションを通すコストの分だけ高額査定が出せるのです。
特に!高額になればなるほどその差は大きくなります。メンテナンスも買取も、基本的に輸入車は専門店に見てもらうのがおすすめ。
リセールを意識した車の乗換相談
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回答は実際のデータを用いてわかりやすくお伝えしています。(過去例もあります)
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